ある日、夢を見た
炎の海が眼下に広がる
悶え苦しんでいる『何か』に右手の銃を向け
引き金を引く
弾丸は銃から流れ落ちようとしている血を纏い
飛翔体となって空を駆ける
赤の弾丸
全ては、かつての復讐の為に
奴らに死を叩き込む。
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ふと、目が覚めた
理由は分からない、しかし、体に貼り付く服の汗の量が、それとなく何かを示していた。
ベタベタと貼り付く服を脱いで机の上に置く。
汗の臭いがこもった部屋の空気を入れ替えるために窓を開ける、すると、涼しい風が部屋を満たしていく。
今いるのは、久々の自宅
いつも寝泊まりしていたギルド本部は無くなってしまった為に、久々の帰宅となった。帰る前に損害確認や、他ギルドとの相談などで遅くなってしまったのだが。
深夜だったのもあって、皆寝ていたが、少女だけが起きていた。明日の朝にでも食べられるようにと、料理をしていたらしく、エプロンと三角巾を身につけて台所に立っていた。
音をたてないようにドアを閉めた、筈なのだが、少女の方に向き直るとこちらを見て微笑んでいた。表情は変えずにそのまま、お帰りなさいと言われたので、あなたはそれに応じて、
ただいま と、言った
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そのあと、作っていたスープを貰ってから、体の汚れを落とし、眠りについていたが、先程起きてしまった、と言う訳なのだが。
しばらく仕事をすることは出来なくなっていて、久々に牧場に行くことにした。
仕事が無いのだし、たまにはゆっくりするのも良いだろうと、近くの牧場に向かう。
こうして、『ごく普通の生活』をおくるのは、いつぶりだろう。
珍しく、武器の一つも持たずに出掛けた。
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時おり強い風が吹く、夏空のような青い空、それはあなたの体を撫でるように吹き、昨日の出来事を忘れるようだった。
長い坂道を上り、小屋へ入ると何体ものプチが小屋の中で過ごしていた。あなたはひとつの大きな桶に幾らかのご飯を放り込み、プチたちの前に差し出す。
すると、多くのプチが群がってきて、一斉にご飯を食べ始めた。それを見ている間にも、もう二つ程の桶にご飯を放り込み、同じようにプチの前に置いてあげる。
ふと、考えが頭をよぎった。あれだけの命を奪ったこの手で、生き物を育てていると言う違和感が。しかし、育てたプチたちも、最後には売り払うか肉にするかのどちらかぐらいのものだと気付くと、根っこの部分はやはり何も感じず殺すことのできる人でなしだと実感した。
そして、昨日侵略してきた彼等と自分の差違を考え、ただ侵略したか、されたかの違いしかないことに気付き、ふと、苦しくなったような気がした。
プチに餌をやった後、小屋の中に散乱している卵、乳、フンなどを掃除、回収していた。卵は料理として出し、乳は拒食症になった際の対策として取っておく。あなたが作業を終える頃には昼を過ぎており、最も太陽が高くなる時間を過ぎていた。
あなたは一食抜いたぐらいではなんともないが、少女からちゃんと食べるように厳命されているので、家に帰り、昼食を食べることにした。
長い坂道を、今度は下っていく。その最中、頭の中でふと感じたことがあった。それはまだ今ほど強くなかった頃の話。
────昔は、命のやり取りをしていない日の方が多かった、と
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その日、町へ向かうとそこには今までの町の面影は無くなっていた。
痛みによって呻き声を上げる負傷者
それをなんとか治療している医者、魔術師
邪魔になっている瓦礫をどかしたり
死者、負傷者を探している傭兵ギルドメンバー
足の速さを利用し、町の損害を確認
報告する盗賊ギルドメンバー
今まで見たことのないような光景がそこには広がっていた。
「…んっ?おい、アンタ!」
突然あなたは声をかけられ、声のする方を向く。
「アンタ、傭兵ギルドのリーダーだよな?よかった、来てほしい所があるんだ、ちょっと来てくれ」
あなたは、そのお願いに応え、後をついていく。
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あなたが連れられてきたのは、急造と思われる建物。近場の木を木材に加工して作られたのであろうその小屋は窓すらなく、中の様子を伺うことはできない。
「失礼します!傭兵ギルドのリーダー殿をお連れしました!」
「入れ」
ドアの前で、あなたを連れてきた人物は大きな声を出し、それに対して部屋の中から入室を促す声が聞こえると。ドアを開けて入るように促される。
「あぁ、久しぶりだな、昨日の活躍は伝聞だが伝わってきているよ。」
そこには、盗賊ギルド、魔術師ギルドのリーダーが居た。
《牧場》
なんらかの方法で捕まえてきたペットを繁殖させる施設。
プチ等の肉に効果のあるペットを繁殖させて、その肉を食べて主能力を鍛える事も出来る。バージョン、ヴァリアントによっては大型ブラシを使うことによって肉の質を良くしたり出来る。
長い時間をかけて育てられた者ほど、良い肉、皮などを落とし、その売却額は野良の比にはならない程の金額になる。