Fate/Another cross -境界ノ旅路-   作:璃燐

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知ってる人はお久しぶりです。知らない人は初めまして!
数年のスランプを経て、璃燐さん復活しました。
いやねぇ、何で今の今まで投降しなかったと言うと……
ネットの知り合いからウィルス飛んできてしまってね、それが私の小説の原稿データが入ってるHDを喰い漁って……あとはお察しして下さいな…
まぁそんなわけでスランプしてた訳なんですけどね…(スランプしてても原稿は色々作ったりしてたけども…)

取り合えず、更新はリアルの仕事やTRPGが忙しくない時に暇を見て投稿する予定ですから、やや不定期更新気味とも言えますが、気長に行きます。

では、今後とも私こと璃燐宜しくお願いします!



第一章
プロローグ:旅立ちの日


とある都市で開催された7組の陣営による『聖杯』と云う願望器を巡った戦争は、23日という約一ヶ月近い期間を経て漸く幕を降ろした……

 

勿論此処まで長引いてしまったのには理由がある。

それは聖杯を狙う8人の非正規乱入者の介入により、本来の7陣営のマスターとサーヴァントによる戦いが、かなり大規模な戦いに発展してしまった。

時には争い、時には他愛の無い会話で、本来敵同士で有りながら友情を育んだ事もあった……

しかし戦いが終盤に近づくと、脱落者が相次ぎ…そして正規と乱入者の戦いを収める為に監視者が提案で停戦と言う名の和平により、実質聖杯を所有しつつ実力が一番高い陣営を勝利者という形で決め、聖杯にくべられた英霊と乱入者が所持していた特殊な礼装を使い聖杯の許容量を増加させ願いを叶えて、この聖杯戦争は終了した……

 

そして、此処から先はその願いに依って受肉を果たした1人のサーヴァントと3人一組の元マスター達の物語である。

 

 

「さて、準備は整ったが…忘れ物は無いか、3人共?」

簡易のテントや比較的重い物と背負い鞄を持つ、銀髪の整った顔とスタイルの良い20代前半の女性が後ろを軽く見るとその後ろには、3人の子供が其々の体型に合ったリュックを背負っている…

傍から見れば確かに子供だ…2本の角と細長い尻尾を除けばだが……

「俺は問題ねぇぞ?というか俺とコーラルよりも、ミルリーフの方が心配だと思うけどな…」

「うん…僕とリュームは、お互いに確認したから問題は無い…と思う。多分…」

青っぽい髪をした竜人族の少年リュームと、後ろ髪の金髪を一本に束ねたコーラルが薄紅色の長髪を靡かせながら、銀髪の女性と手を繋いでいる竜人の少女事ミルリーフを見る。

「私もママに確認して貰ったから大丈夫だもん。ね、ママ!」

と、ミルリーフがまるで母親同然の様に女性に笑顔を向ける。

「ああ、所々忘れそうな部分は私が指摘しておいたから問題は無いぞ。(この母と呼ぶのは何とか為らないものか…)」

何故か会って直ぐに『ママ』と呼ばれ困惑していたが、適当に返事をしていれば会話は成立しているので比較的問題は無かった。

唯、それを否定すると泣いてしまうので、最初は泣き止ませるのにかなり苦労した模様……

「僕達は何時でも出発出来る…後はフォール次第…だよ…」

「ふむ…では、行くか。」

フォール…そう呼ばれた女性こそ、この都市で開催された大魔術儀式…聖杯戦争で3人が召喚し、最終的に受肉を果たした元サーヴァント…

その真名はカイン…かの旧約聖書に記された人類最初の殺人者なのだが、召喚時のバグで性別が反転し女性で呼び出されてしまったのだ。

本人も最初こそ戸惑ったが、直ぐに気に為らなくなったらしい……

「行き当たりばったりの果てのない旅かもしれないが…それでも、行ける所まで行ってみよう。」

そうして三人と共に、都市を後にする。

 

………………………………

 

………………

 

………

 

旅を続けて早1ヶ月。近場の集落を訪れては食糧の買い足し、路銀確保の為に依頼を解決したり、何だか冒険者の様な事をしつつ旅をしていると…

「ん、雲行きが怪しい…雨具を羽織った方が良いかもしれんな。3人共、雨が降る前に羽織るんだって、早いな…おい…」

フォールが天気の様子を見て指示しようと、後ろを向くと3人は既に雨具を羽織っていた。

「私もさっさと着るか…」

自分の雨具を羽織って暫らくすると、案の定雨粒がポツリポツリと降り注いで来たと思ったら雨の勢いが増し、激しい豪雨と強風が吹き荒れ始める。

「くっ!酷い嵐だな…」

「幾ら何でも唐突過ぎるだろ!山の中とかならまだ分かるけどさ!!」

「文句言っても…仕方ない!とりあえず…雨風凌げる所が、あれば良いけど!!……」

フォールはミルリーフの手を確りと握り、リュームとコーラルもフォールの身体を掴み飛ばされない様にしながらゆっくり歩みを進めている。

「ママ!あそこ洞穴に見えたけど違うかな?」

ミルリーフの云った先を見入ると、確かに小坂辺りに洞穴の様なのが見えた。

「3人共、今日はあの場所で雨風を凌ぐぞ!確り掴まっておけ、飛ばされるな!」

一歩ずつゆっくりと進み、如何にか洞穴に辿り着いた雨具を脱ぎ、野営の準備を始める。

「全く、酷い嵐だったな。朝には止んでいれば良いのだがなぁ……」

「とりあえず…雨風を凌げられる場所が確保出来ただけでも…良かった…」

「リュームは以前買った干し肉の一部を人数分に小分けして、コーラルは固形燃料と木炭を取り出して火を起こせ。」

「ミルリーフは私達の着替えと寝床の準備をしてくれ。」

「私は適当な布で入口を抑えてくる。」

各自の役割分担で作業を効率良く進める。1ヶ月近くも旅をしていれば、この様な作業は子供でも慣れると言うものだ。

軽めの食事で空腹を満たした後、他愛の無い会話をして小一時間程経った頃には子供達がウトウトと眠気に誘われていた。

「座って寝ては身体を痛めるぞ、幸い奥は広いから其処で横に為って寝るんだ。」

「ん…フォールは?」

「私は此処で火の番をしながら入口を警戒しておくさ。幸い仮眠を取ってでも気配くらいは察知できるし、見張りもして居るから安心して寝てこい。」

コーラルは「分かった…」と返事をしてそのまま奥に行き寝に行った……

「嫌な嵐だ。厄介事の前触れで無ければ良いが……まぁ、考えても仕方がない。」

入口に軽い棒を立て布で覆っている所を少し開いて、嵐が吹き荒れる外を軽く横目見ながらインスタントコーヒーを飲みつつ、見張りと火の番をする。

「深夜1時過ぎか…受肉する前は睡眠や食事等余り気にしなかったが…此れが生きていると言う証なのだろうか。」

手持ちの懐中時計を見ながら、徐々に瞼が重く為ってくるのを感じる…此処まで強く眠気は来たことが無いが、疲れが溜まっているのか今日はいつもより眠く感じた。

サーヴァントだった頃と真逆と言っても過言では無いが、別段悪くはなかった…人間だった頃の感覚が戻り掛けている証拠でもあった。

「(んぅ、本当に眠い…軽く…仮眠…を…)」

視界は徐々に霞み、少しずつ瞼が閉じていき意識が微睡の中に堕ちてゆく………

 

……………………

 

…………

 

……

 

「(ん…眩しい?)」

布で覆われている隙間から差し込む光で洞穴が照らされる。その光で目を覚ましたのかフォールは、辺りを見回すと火はすっかり燃え尽きていた。

子供達の寝息はまだ聞こえていたが、軽い仮眠の積りが随分と寝てしまった様だ。

「嵐は止んでいる様だな…」

嵐が止んでいたので、身体を伸ばしつつ此れからの事を考えようと外に出たが……辺りは森林が生茂っていた。

「何が如何なっている………」

「(幾ら嵐の中を進んでいたとは言え、木々やら何やら有ったら普通は気づくはずだ…だが、覚えている限りでは森の中では無かった…)」

一体全体何が起こったのか皆目見当も付かない状況で、思考を巡らせていると小腹の空いた音が鳴った…

「とりあえず、3人を起して朝食を食べてから考えるか…」

頭を掻き、お腹を片手で抑えながら洞穴に行って、起こす事にした。起きた時の3人がどんな表情をするか、若干楽しみだったりもするのは内緒である……

 

 

 

 

 

 

 




璃燐「さて、とりあえず後書きなわけだが…とりあえずフォールさん呼んでみた」

フォールさん「とりあえずで呼び出されても困るんだがな…(==;」

璃燐「とりあえずさ、何話か進んだら君、可愛らしい恰好する事に為るかもしれんから、そこんとこと良しく~」

フォール「待ってくれ…なぜ私なんだ?それならミルリーフが居るだろう…(==;」

璃燐「それだとつまらないもん。せっかく女性に為ったんだからオシャレ感覚で楽しめば良いじゃない~」

フォール「因みにシャツとジーンズの恰「ダメに決まってるでしょ?そんな色気が無い物なんて却下です」不幸だ…orz」

璃燐「あと、この作品は私の自己満足で書いてるので、評価に流されることはないです。感想などはいっぱい欲しいですがね!」

璃燐「では次の更新までお待ちくださいませー」

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