10 / 17
鏡花水月
それは鏡に映る花の様に
それは水に映る月の様に
たゆたいうつろいまどろむ
すなわち――――
月下に映える赤の髪
陽下に煌めく金の髪
二つの顔を持つ彼女は何を望む
月下を彷徨う蒼の影
陽下を漂う瑠璃の影
滲む心で彼は望みを歌にする
そして宴が始まる。
彼女の望みは彼と一緒に踊る事
彼の望みは天高らかに謡う事
演奏者は街に入りて全てを悟る。
「さて、奇術師は舞台に上がりました。
魔術師は仕掛けの全てを終えました。
錬金術師は望む限り最高の舞台を仕上げ、
残るは演者の到着を待つばかり」
これは己を望んだ者達の物語。
…まぁ、早い話が夢落ちの話です。
で、夢から醒めた後に夢とおんなじ女子が出て来て
さらには錬金術師と名乗る黒いロングコートを着た20代くらいの女性が現れ、魔術師と名乗る偏屈爺が現れ、
ヴァイオリンを携えた流浪の演奏者を名乗る少年が彼の家に住みつき、最後に奇術師を名乗る金髪黒目の幼馴染のヤンキーが「運命に出会った!」
とか言いながら少年にアルバイトの斡旋を要求し始めて…
っていう話です。
◇ ◇ ◇
短文詩を元に物語を組み上げる。まぁ、料理のしようによるでしょう。
後輩女子に見せた所、ぜひ続きを書けと言われた。
うーむ。
どうでしょうかね?