「あなた」気づくと一人きりで辺り一面真っ青な草原にいた。
自分の名前は覚えているが、自分がどこからきたのか、
そしてどこに行こうとしているのかはわからない。
「あなた」の傍らには意思を持ち、
言葉を発することのできる幌つき馬車と気難しい麒麟がいる。
馬車の中には地図が一枚おいてある。
「あなた」はこれからどうするべきか、馬車と麒麟に尋ねるだろう。
勿論、そんなことをせずに昼寝をしてしまうのもありだ。
風は心地よいし、草の匂いも芳しい。
それでも馬車は陽気に歌うのだ、「さあ、街へ!」と。
「きみ」は『街』の中に一人きりだ。
否、正確には「きみ」の隣には二人の人間がいる。
二人はとてもよく似た容姿をしており、その容姿は「きみ」の最愛の人のそれだ。
一人性格は穏やかで、一人の性格は男らしい。ふたりは言う。
「さあ、私たちと共にここで暮らしましょう」と。
「きみ」は『街』に一人きりだ。
さて、「きみ」はどうするだろうか。
『街』では幾つかの事件が同時多発的に起きている。
一つは誘拐事件。
一つは
一つは物に意思が宿り好き勝手を始める事件
一つは錯乱事件
物語のピースは全て揃っている。
「あなた」と「きみ」はこの街で出会えるだろうか。
「きみ」と「あなた」はこの『街』で何と出会うだろうか。
「あなた」と「きみ」はこの『街』で何を得るのだろうか。
「きみ」と「あなた」はこの『街』で何を想うだろうか。
「わたし」はこの『街』の管理者だ。
この『街』で起こる全てを知っている。
盤上の駒と指し手は、どのような物語を紡ぐだろうか。
「わたし」はただ黙って見守るだけだ。
◇ ◇ ◇
小説の書き方で書くことは、恐らく非常に難しい。
私もこれを小説や漫画にする気はない。
やるとするならTRPGのように誰かが中の人になって演じたりとかそういう風にしないと。
まぁ、小説や漫画にする方法が皆無とは言わないけれど、
その場合は相当に脚本作りの段階で頭を使わないと面白くない。
『街』で何が起きているのか、
それと人がどういう風に絡んでいくのか、
腕の見せどころではあるかもしれぬ。
あとがき?
え~っと、メモ書きの方で何か言っているようですが、
そもこれを小説でとかどうする気なんでしょうかね?
やるんならゲームブックっぽくするくらいしかないのではないかと思ったりします。