雨夏side
「討伐任務とか物騒だな」
現在俺はリアス先輩達が、何かしらの討伐の任務を受けた為に、オカルト研究部のメンバーとして廃墟に来ている。
「血の匂い」
小猫は血の匂いを察知したらしくそう呟く、黙ってはいるが同時に兎雛も察知している様だ……てっいうか兎雛顔が少し赤らんでるぞ血の匂いで発情するな全く。
「悪魔の中には理由は様々だけど己が欲望に溺れたり、自らの力が暴走したり、主からの仕打ちに耐えかねたりして主に反逆を起こす者達がいるの……私達はそう言う者達をはぐれ悪魔と呼んでいるわ」
つまり悪魔側の犯罪者って訳だな、後その話を出して来たと言う事は今回の討伐対処はそのはぐれ悪魔と言う事か。
「つまり今回はそのはぐれ悪魔の討伐と言う事だな」
「……話しが早くて助かるわでもそれ以外にも目的が無い訳では無いわ」
ふむ退治任務は半分正解だったかまあいちようその目的に着いて聞いて見るか。
「他の目的? 」
「えぇ今回はいい機会だから一誠に悪魔としての戦いを経験して貰おうと思ったの」
なるほどな確かに一誠はリアス先輩の眷属だから知っておく必要があるな。
「俺っすか? でもまだ戦力にもならないと思うけど……」
「何も戦えとは言っていないわ…戦え無くても戦闘を見る事は出来る私達の戦闘をよく見てついでに下僕の特製を説明してあげるわ」
下僕の特製か……恐らく悪魔になったら何かしらのスキルが得られると思えば良いか。
「主となる悪魔は、下僕となる存在に特性を授けるの……そうね、ついでに悪魔の歴史を含めてその辺を教えてあげるわ」
悪魔の歴史か……リアス先輩達と関わっている以上は情報としてこちらにも利になるだろう、聞いておいて損は無いな。
「大昔、我々悪魔と堕天使、そして天使を率いる神は大軍を率いて三つ巴の大きな戦争をしたわ……どの勢力も永久とも思える期間争い、その結果、どの勢力も酷く疲弊、勝利する者もないまま戦争は数百年前に終結したの」
なるほどそれほどの大きな戦いだ恐らく悪魔側も多大な損害があったのだろう。
そう思っていると次に木場が話し始める。
「悪魔側も大きな打撃を受け爵位を持った大悪魔の方々も部下の大半を失ってしまったんだ……もはや、軍団を保てないほどにね」
やっぱりか……しかしそれで他の2勢力が潰しに来れなかったと言う事は他の2勢力も同じと考えられるな。
「純粋な悪魔はそのときに多く亡くなったと聞いてますわ……しかし、戦争は終わっても、未だに睨み合いは続いていますの……いくら、部下の大半を失ったとはいえ、少しでも隙を見せれば危うくなりますわ」
姫島先輩が話し終えると、再びリアス先輩が話し始める。
「そこで私達悪魔は
確か兎雛を勧誘しようとしたさいに見せた悪魔を転生させる駒だっけか。
「下僕となる悪魔の多くが人間からの転生者だからって皮肉も込めて…爵位を持った悪魔は人間界のボードゲーム『チェス』の特性を下僕悪魔に取り入れたの……まあ、昔から悪魔の世界でもチェスは流行っていたわけだけれど、私たちの間で言うなら私に値する主となる悪魔は
そんなこんなで奥まで歩いていると俺は(24時間毎日、兎雛に貞操を狙われている為に気配には敏感)何かしらの気配を察知し立ち止まる。
「……他にもその制度を元に作られたレイティングゲームってのもあるのだけど……その話はまた今度に話すわね」
リアス先輩はそう言うとオカルト研究部のメンバー達は臨戦体制に入る。
「不味そうな臭いがするぞ?でも美味そうな臭いもするぞ?甘いのかな?苦いのかな?」
地に響く様な声が聞こえると上半身裸の女が片手に包帯まみれの少年を掴んだ状態で現れる。
……てっいうか掴まれてる奴、蘭じゃねえか!?……まあアイツなら大丈夫か。
「はぐれ悪魔バイサー……貴方を消滅しにきたわ」
「うおぉオッパイ! 」
……一誠正直こんな場面でもそんな平常運転とか正直引くぞ。
「主のもとを逃げ、己の欲求を満たすためだけに暴れまわるのは万死に値するわ……グレモリー公爵の名において、あなたを消し飛ばしてあげる!」
「小賢しい小娘だこと……貴女の身をその髪のように鮮血で染め上げてあげましょうかァァァ!?」
バイザーは片手に掴んでいた蘭を離すとさらに前に出てくる。
先程まで上半身しか見えていなかったが……その下半身は巨大な獣の脚を昆虫のように生やした怪物だった。
流石に一誠もそれには驚いた様だ、正直驚かなかったら俺としては胃が痛くなりそうだった。
「雑魚ほど洒落た台詞を吐くわね!祐斗!」
「はい部長!」
木場はリアス先輩の指示を受け先陣をきる。
「イッセー、剣二。さっきの続きをレクチャーするわね……祐斗の役割は
その瞬間バイサーは一瞬にしてバイサーの両腕が切り取られる。
「そして、祐斗の最大の武器は剣」
「ギィヤァアァァーーーー!?」
バイザーは両腕を切り裂かれた事で断末魔の叫びをあげる。
「次は小猫。あの子は
「グッ…小虫めがぁあぁぁっ!!」
小猫に気づいたバイザーはその強大な足で小猫を踏み付ける。
だが小猫はそんな事をものともぜずその腕で受け止める。
「
小猫はバイザーの足をそのまま跳ね除けると空高く跳びあがり、巨体の腹部に鋭い拳を打ち込む、バイサーの体は後方へと大きく吹っ飛んだ、俺の知る限りなら兎雛と互角では無いだろうか。
「いいなぁ~~」
いつの間にか俺達の隣りに来ていた、重傷患者の様な包帯まみれで、兎雛に負けず劣らずの女の様な容姿をした少年が、吹っ飛ばされるバイサーを見てそう呟く。
「ーーっ貴方何で!?」
「あーー気にしなくて良い単にこいつが変に打たれ強いだけだ」
俺は驚いているリアスに面倒にならない様に制す。
「……何か知っている見たいね後で説明して貰うわよ」
リアス先輩はそう言うと再び戦闘に集中する。
「最後に朱乃ね」
「はい、部長」
リアス先輩の指示で最後に姫島先輩がバイザーの元に笑顔で近寄って行く。
「朱乃は
リアス先輩がそう説明を始めると天空が光輝き目の前にいたバイサーに雷が降り注ぐ、てっいうかあれ姫島先輩がやってるのか?
「グアァアァァーー!!」
「あらあら、まだ元気そうね? まだまだいけそうですわね! 」
悲鳴を上げるバイサーに姫島先輩は嘲笑を浮かべながら何度も雷を落とす……
「朱乃は魔力を使った攻撃が得意なの。雷や氷、炎などの自然現象を魔力で起こす力ね。そして何よりも彼女は究極のSよ」
……リアス先輩が説明する中、隣りの蘭はそれを見て餌をお預けされた子犬見たいに汐らしくなっている。
アレにを見て発情するドMの存在があの姫島先輩より怖く感じられてしまう……てっ言うか引いてる。
「……なあ雨夏隣りのそいつは何で怖がる所か頬を赤らめて息荒くしてんだ」
「気にするな単に姫島先輩にこいつが姫島先輩に並ぶ究極のドMってだけだ」
一誠は怖くて姫島先輩にから目をそらしたさいに、どうやら発情している蘭に目がいき、俺に尋ねてきた何か目頭が熱い。
「最後に言い残す事はあるかしら」
リアス先輩は黒焦げになり倒れ付しているバイサーを見下ろすとそう尋ねる。
だがバイザーは沈黙したまま動かない。
「……そうだったら」
沈黙するバイサーにリアス先輩が口を開いた瞬間だった。
「おのれがあぁあぁぁーー!!」
バイサーは雄叫びを上げると最後の抵抗と言わんばかりにリアス先輩を飛び越える。
「せめて人間を食らってぇえぇぇっ!!」
そう叫んだバイサーは俺に向って全力で駆け抜けて来る。
たがその瞬間だった隣りで発情していた包帯塗れの少年が、片手に持つ呼びの包帯を携えバイサーを飛び越え刹那、バイサーの身体手足は包帯で雁字搦めになる。
「
そしてそのまま身動きの取れなくなったバイサーに無慈悲にも魔王は降臨する。
「僕のお兄ちゃんに危害を加えよう何て死ぬ覚悟は出来てるんだよね」
兎雛の殺意を浴びたバイサーは奥歯をガタガタ鳴らしながら兎雛を恐怖に染まった目で凝視する。
そして兎雛が瞬時姿を消した刹那、兎雛の全力の飛び蹴りはバイザーの身体を貫き、その刹那発生したソニックブームを巻き上げ、バイサーの身体は無残にも粉々に砕け散った。
「……なあお前の弟って本当に人間何だよな」
隣で唖然と立ち尽くす一誠がそう呟いた。
「あぁ生物学上ちゃんとした俺の弟だ……」
正直言うと俺も分からなくなって来た……何か視界が霞んで見える。
こんにちは作者2ですついにオリジナル作品の小説を投稿しました。
題名は「とある神様の失恋物語」です。
こんな駄目作者の書いた新規作品ですが、読んでいただけると私なりに嬉しいです。
それでは次回も頑張って書いて行こと思いますそれではまた。