雨夏side
兎雛からの単独で何か食べたら合流すると言うメールが届いたアイツにしては珍しいいや普通なら有り得ない!!……まあアイツなりに気を聞かせているのだろう……
「さてとなあ一誠……」
正直今の一誠に言うべきか悩んだが今のこいつには例え暗くても避難できる場所が必要だだから俺は一誠に言う事にした。
「兎雛はな人1倍臆病なんだ……アイツは自覚して無いだろうが周囲と壁を作ってる………そのせいでアイツは心するせる人間が少ないんだ…だからアイツの事を否定しないで接して欲しい…………」
兎雛からすれば大きなお世話かもしれない、だが俺はアイツに幸せになって欲しいと思っている、アイツはブラコンで頭が少し可笑しいがそれでもアイツは俺の家族だ弟だ。
代償を支払う事でアイツが幸せになれるなら、俺は手足だろうが、心臓だろうが、眼球でも脳味噌でも、ましてや命だって悪魔でも神でも捧げてやるし、悪人にだってなってやる。
「……雨夏……大丈夫だ俺は兎雛の奴を否定なんてしない約束する」
それから俺達は兎雛と合流すると一誠を見送るため家まで同行する事にした。
そして今目の前に厚着の男性がいた。
「……どうして悪魔がこんな所にいる」
男からの気配からこいつはやばいと俺の脳が警報を鳴らす。
「兎雛! 一誠逃げるぞ!!」
そう言うと俺は急いで男とは真逆の方向に走り出す。
「あっ!!」
とある公園に差し掛かった時兎雛がこけてしまう。
「「兎雛!!」」
俺と一誠は立ち止まると一誠はこけた兎雛の元に駆け寄る。
「大丈夫か? 」
「……うん大丈夫だよ」
俺はその様子を見て安堵するがすぐに気配に気付き気配のした方を見る。
そこには先程逃走するきっかけになった人物がいた。
「……逃げられると思うたのか? 言え! 貴様の主は何者だ」
やばいな……俺は必死でこの状況を打破する方法を考える。
その時、俺は恐怖の余りに走馬灯が見えていたのだろう、平賀の奴が言っていた戯言を思い出す。
俺は兎雛と一誠を背にする様に奴の前に立ちはだかると奴を睨みつける。
「……それを知ればお前は後悔するぞ」
そう交渉に置いて自らを優位に運ぶなら相手の情報を逆手に不確定要素を織り込んだ情報で追い詰めると良い。
「……人間が……だがその口振りから察するに貴様は知ってる様だな」
食いついた!!俺は締めたと思うがこっからが勝負だからな引き締めていく。
「なんせ知り合いだからな……それにこいつの事を分かってるのに俺は人間って言うんだな……」