雨夏side
今、言ったのは単純に考えれば分かる簡単な嘘だ。
そう簡単に考えればだ……だから俺は単純に考えられぬように次の1手を出す。
「それと……お前は俺達を追い詰めたつもりだろうが逆だ……そもそもこちらには切り札だってある」
まあこれに関しては半分が嘘だし、確かに切り札はあるが使用した後の二次被害が酷すぎるため、使いたく無いのが本音だ。
それに例え使ったとしても、相手に通用するとも限らない、つまり本当に追い詰められてるのはこちらなのだ。
まあとはいえ俺の切り札は、相手が魔王や破壊神でも通用しそうな気がするがな。
だがこれは正直言えば穴だらけのハッタリだ、だが俺がこんな行動をすれば、まず間違い無く俺の切り札であるこいつは奴を俺の敵だと認識してくれる。
「ーーっ!?」
そして敵だと認識された事で、そいつから放たれた殺気に奴も気付いたのだろう、奴はこいつから放たれた殺気に気圧され、てからSFかファンタジーで出そうな武器を形成する。
「なるほど…確かにこの殺気は只者では無いな……つまりそこの小娘が気様の切り札と言う事か…」
奴は気付いた様だ、その瞬間に先程から殺気だった兎雛が口を開く。
「誰だか知らないけど……お兄ちゃんに危害が及ぶなららぶっ飛ばすよ」
奴はその言葉を聞くと警戒しながら数歩あと足さる。
「ぶっ飛ばす? はっ気様如きが出来るのか?」
奴はそう言っているがその様子からしてかなり焦っているのが分かる。
「出来るよ……だってオジサン見たいな羽をした女の人をこの前にそこの噴水にぶっ飛ばしたもん」
はっ兎雛の奴、今何つったい? いつの間に俺の知らない所でそんな事してたのか……まぁ今わ嬉しい誤算ではあるが。
「……なるほど……レイナーレがボロボロで帰って来たのは貴様が理由か……ならば上司の敵とは言わぬが此処で倒して置いて損は無いだろう」
そう言うと奴は手に持っている武器を投げつける。
「ーーがはっ!?」
だが奴の武器は兎雛には当たらず、地面を1蹴りで1瞬で間合いを詰めた兎雛の蹴りを土手っ腹に受け数メートル吹っ飛び、その後さらに数メートル地面を何度も跳ねて転びながら公園の木に身体を叩きつける。
「クハッ!?罰馬鹿な!!」
血を吐いてる所からダメージはかなりの者だろう……てっ言うか兎雛遣り過ぎだ、本人も自信に何が起きたのか分からないのだろう。
だが何とかはなった様だし取り敢えず逃げるために一誠に呼びかけて……
「……一誠? 」
そこには土手っ腹に奴の武器がささって地面にぶっ倒れている兵藤一誠がいた。