ソードアート・オンライン Will Drivers   作:我道ラン

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………えー…
すみませんでしたぁぁぁぁ!!!!
まさか1クールも空いてしまうとは…大変申し訳ありません。さらに今回のお話、もうガバガバです!多分滅茶苦茶で訳が分からないと思います…それでもよければどうぞ!



6話 ~その森の名は~

 

 

こんにちは、シリカです。今あたしは樹木が並ぶ森林の前にいます。なぜかというと…

 

 

 

「ごめんねシリカちゃん、待った?」

 

 

 

と理由を言う前に現れた今回一緒に行くパートナーのオサムさん。遅れて焦って来たとわかっていても全然余裕が見える…これが大人の余裕っていうものなのかな…

 

 

 

「シリカちゃん、大丈夫?」

 

 

「はっ…はい!ごめんなさい、ボーッとしてて……」

 

 

「はは…気にしてないよ。さ、行こうか」

 

 

そう言い手を差し伸べるオサムさん。これってまさか…いやいや、あたしの考え過ぎだし…きっとそんなことないし!

 

 

 

 

「ところで、どうして一緒に来たの?」

 

 

「えっ?」

 

 

「いや…悪い意味ではないんだけど、欲しいアイテムがあるのなら僕が獲ってくることも出来たしわざわざシリカちゃんまで来ることも無いわけだし……」

 

 

「…私が来たら、迷惑でしたか?」

 

 

 

「あっ…いや、そういう訳じゃないんだ!ただ…」

 

 

 

「ただ…?」

 

 

 

「シリカちゃんを…危ない目に遭わせたくなくて」

 

 

 

…………ふぁぁぁぁ…////だ、ダメだ…これは惚れちゃう…キリトさんとはまた違ったカッコよさ、そして何より「君を傷つけたくない」的な守る満々の台詞!はぁぁ…素敵だなぁ…♪

 

 

「でも…いざとなったら、私なんかじゃ助けられませんよ……」

 

 

 

「何言ってるの?妖精は助け合いでしょ?」

 

 

ふぁっ///ダメだ…こんなにもカッコいい台詞をバンバン言えるなんて…////

 

 

 

 

「きゅる!きゅるる~♪」

 

 

「ピナ…どうしたの?」

 

 

 

「なついてる…オサムさんに惚れたとかかな?」

 

 

「そうなの…ピナ?」

 

 

「きゅる!」

 

 

 

「はは…参ったなぁ」

 

 

 

そしてピナにも好かれている…本当に愛される性格なんだなぁと改めて思いました。もちろんピナは誰にもなつかない訳ではないけど6人組の中で一番なついてるのはオサムさんでした。シュウさんやダイゴさんにもなついてたけどヨウイチさんやリクさんにはあまりなついてなくて…まぁ指を思い切り噛まれたミナさんが一番嫌われてたってことか。

 

 

 

「…ごめんシリカちゃん。少し走ろうか」

 

 

「へ?でも特に…」

 

 

 

「いいから早く!」

 

 

あたしの手をぎゅっと握り、猛スピードで走り出して森の中を駆けていく。どこに行くかもわからずただ走り抜ける。引っ張られながら走らされている私は息を切らしても無理矢理走らされる…

 

 

 

「オサムさん…はぁ…はっ……まだ……ですかぁ?」

 

 

「………湖、あそこなら…あともう少し!」

 

 

 

「は…はぁい…」

 

 

それから数分後…やっとの思いで湖に到着したあたし達。互いに体力の限界で肩を震わせて呼吸を整える。ピナも疲れているけど私達ほど疲れている訳ではない。そもそも翅があったのだから飛べば良かったんじゃ…と思ったけれども、通った道は木々で上手く通ることが出来なかった。それに飛んでると木にぶつかっちゃうし……

 

 

 

「はぁ…はぁ……ごめんね、こんなことになっちゃって。」

 

 

 

「別に大丈夫ですけど…ただなんで走ったか理由を聞きたくて……」

 

 

 

「…聞こえたんだ」

 

 

 

「聞こえたって…声がですか?」

 

 

 

「うん、しかも女の人のね…」

 

 

 

女の…?あたしには聞こえなかったけど…でもシルフの聴力の良さなら確かに聞こえるかもしれないし……でもでもやっぱり聞こえるなんて変だよ…特別クエストに登場するNPCとか?

 

 

「もしかして…心当たりある?」

 

 

「いえ…でも」

 

 

 

 

 

 

 

…サナイ…………ルサナイ……

 

 

 

「っ!?オサムさん…今の!」

 

 

「うん…やっぱり何かいるみたいだ。モンスターとかじゃなくて…もっと別の何かが」

 

 

 

今度はあたしの耳にもはっきりと聞こえました。確かに声色は女の声だけど少し低めのクールさがあったなぁ……とにもかくにも疲れを治すために、辿り着いた湖で少し休むことにしました。

 

 

 

 

……気のせいかな?少し寒気がする…湖のほとりで休んでいるあたしは水面に顔を写しながら一呼吸。背後には寒気と誰かに見られているような感じ…これはそう、怖い話とかによくある「髪を洗っている時に感じる誰かからの視線」ってやつ!…なんてわけないか…

 

 

 

「…少しここを離れるね」

 

 

「えっ…見つけるためですか?」

 

 

「うん…どうにも無視出来なくて」

 

 

 

「わかりました…」

 

 

「大丈夫、シリカちゃんは強いからね」

 

 

そう言い残して、オサムさんは再び森の中に姿を消したのです。

 

 

 

 

「…はぁ」

 

 

水面に写った自分にため息をしてしまうなんて……あたし、疲れてるのかな……

 

 

 

 

 

…ナタガ………サムサマヲ…………

 

 

 

…え?声?まさかこのタイミングで?どうしよう…すごく怖い。ううん、落ち着くのよシリカ…これはあくまで作り物で演出のようなものなんだから。そう…これは作り物……作り物……しかし、そんな考えは次の瞬間に消えて散ってしまった。

 

 

 

 

ユル………サ……ナイ…!!!

 

 

 

突如背後に走る悪寒。背筋にゾクッとした感覚が走り汗が次々と出てくる。ダメだ…後ろを振り向いたら…振り向くな…振り向くな……このままやり過ごせば………と思ったところにあるものが見えた。水面に写ったものは……植物のツタ…?まさか…!?

 

 

 

 

アナタガオサムサマヲ……ユルシマセンワァ…!!

 

 

 

時はすでに遅く、反抗することもなく謎の植物に捕まり、あっという間に全身の自由を奪われた。首筋に注射器のようなものでプスリと刺され、私の視界や聴覚までもが奪われた。もちろん声も奪われ、大きな声で助けを呼ぼうとしたが口の中に触手が入り込み塞がった。何も見えない辺り一面が闇、そんな中唯一聞こえた声。さっきから何度も聞いた聞き覚えのある声が消えかけていく意識の中で頭の中に響いた。

 

 

 

 

「…私がオサム様を…ふふふ……待っててくださいね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………シリカちゃんが…くそっ!」

 

 

 

オサムです…だなんて、今言ってる場合じゃない!さっきから聞こえる謎の声の正体を突き止めようと思い休憩していた湖を離れて探してたんだけど…どうやらその間に拐われたみたいだ。ものの3分…「それぐらいなら平気だろう」と鷹をくくった僕のミスだ…!どうすれば…!ここはPKも可能なフィールドだ。ゲームだからといってもはぐれたのなら見つけなければならない。とりあえず見つけるために僕は森中を見渡せるように翅を使い上空へ飛んだ。

 

 

 

「どこだ……どこだ…?」

 

 

はるか上空から四方を見渡すが見つからない。ここまでの事態となるとシリカちゃんはもうここにはいないかもしれない、という推理が思い浮かんだ。その時…

 

 

 

オサム…オサム…

 

 

今の声…女の声だ。でもシリカちゃんのではなく、さっき聞こえた空耳の声。さすがに不審に思い、声を無視し続けた。

 

 

 

あれから10分程経ったけど一向に見つからない。それどころかモンスターやプレイヤーも見つかっていない…その時、微かに木々が移動しているように見えた。というよりかはツタがうねうねと動いている感じに近い…と思ったのも束の間、そのツタが一斉に僕に向かって襲いかかってきた!

 

 

「なんだこれ…?くそっ!」

 

 

 

さらに飛翔し高度を上げるがツタはまだ追いかけてくる。何より追ってくるスピードがあまりにも早く、すぐに捕まってしまった。そして捕まえた途端に急降下を始め、ものすごい速さで森に突入した。

 

 

 

 

 

 

「…ください、オサム…」

 

 

 

「んっ…んん…?」

 

 

 

 

気がついた時にはツタが体を束縛し、身動きがとれない状況だった。そして目の前には女の子、年は僕と同じくらいの大人びた雰囲気。体つきも良く、陸君なら間違いなくイチコロな程の魅力を持っていた。髪の色は紫よりのピンクで腰まで伸びた綺麗な長髪…

 

 

 

「どうかいたしましたか?」

 

 

「いや…なんでもない。それよりこのツタを斬ってもらえないかな?」

 

 

「まぁ、お断りいたしますわ」

 

 

…え?今…断られた?こんな状況で?

 

 

 

「あの…どうしてかな?」

 

 

「離したくないからですわ」

 

 

「意味わからないんだけど…」

 

 

 

「私は感じてしまいましたの…その…運命を////」

 

 

彼女は顔を赤面させながらそう言った。ひょっとしなくても…惚れられた?現実では多くの女子からラブレターを山のように貰い受けていて、告白されることもしばしばあった。確かに本来なら嬉しいことかもしれないが、この状況がその嬉しさを掻き消した。

 

 

「あの…名前、なんだっけ?」

 

 

「あら、忘れていました…私の名はプラント。インプのプラントですわ」

 

 

「プラントさんか…あ、僕の名前は」

 

 

「知っていますわよ…吉永治17歳。東京都立の高校に通っていて、家族は母と父との3人家族。身長178cmの体重55kgで鎖骨、右側のあばら骨にホクロがある。基本的には嫌いなものはなく、出された料理はきちんと食べきる。例え友人の失敗作であったとしても……」

 

 

「ど、どうしてそんなことまで…」

 

 

「先ほど言ったではありませんか…感じたのです。ここでも…現実でも」

 

 

 

現実…まさかこの娘…!

 

 

 

 

ここまで恐怖したのは生まれて初めてだった。彼女は僕を知っている…下手をすれば現実にもやってくるに違いない……当の本人は嬉々とした顔でじっと見ている。

 

 

「はぁん♪オサム様ぁ…その反抗的な目、とても興奮しますわ♪」

 

 

 

そう言った瞬間、僕を縛っていたツタが急に締め付け始めた。

 

 

「がっ!ぐぅ…ぐぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

徐々に減っていくHP、手足に力が入らない状況でも諦めず手持ちのボウガンの引き金を引く。同然当たるはずもなく関係ない上空へ矢は飛んでいってしまった。

 

 

「くっ…」

 

 

 

「ふふ…心配いりませんわ、このまま死なせずに私の隠れ家へ連れていきますので♪そこで貴方と私の愛を0から紡ぎましょう♪」

 

 

 

「…し、シリカちゃんを拐ったのも……君か…?」

 

 

 

「えぇ、ただ場所は教えませんけどね。教えて欲しくば私の心を射止めてください♪」

 

 

「…教えろ…」

 

 

 

「…はぁ。貴方、立場をわかっていまして?今は私がこの状況の中でもっとも優位な立場にいるんですのよ?」

 

 

 

「…声が、聞こえるんだ」

 

 

 

「はい?」

 

 

「かなり遠くの景色を見えるんだ…さっき飛んでった矢もね」

 

 

 

「いきなりどうしたの…壊れたのかしら?それで、私に何か忠告でも?」

 

 

 

「…あと5秒でさっきの矢が落ちてくる。避けた方が良いよ」

 

 

 

「ははっ…何を仰ってるの?そんな馬鹿なことが……」

 

 

 

しかし、彼の言葉は次の瞬間に現実となった。上空へ飛んでいった矢が凄まじい勢いで彼女の銅を貫き、見事に命中した。

 

 

 

「がっ…キャァァァ!」

 

 

突き刺さった痛みが彼女にこれまで感じたことのない感覚を与える。それは彼女の操るツタにまで影響し、あれだけ離そうと頑丈に絡みついていたものがするりと抜け出せた。

 

 

「大丈夫、命までは奪わないよ。元から倒すつもりもなかったし…」

 

 

「なぜぇ…なぜっ!この矢が落ちてくることを…!!」

 

 

 

「言ったでしょ?見えたんだよ」

 

 

 

遠くの景色まで見えるのと…あとは声がよく聞こえるようになった。これがあのあの娘と同じ能力…なのだろう。うーん…名前が浮かばないし、センスって名前にしておこうっと。

 

 

「…くふっ。ふふふふ…あっははははっ!」

 

 

「プラントさん…シリカちゃんの場所、教えてくれる?」

 

 

「……はい、私の完敗ですわ。実力的にも精神的にも。さっ…こちらへ…」

 

 

 

 

 

ちゃん……リカちゃん………

 

 

 

 

誰…あたしは一体何を………

 

 

 

「シリカちゃん!」

 

 

「ひゃぁぁぁぁぁっ!?」

 

 

「良かった…起きたんだね!」

 

 

 

「あっ…あああの…////」

 

 

「大丈夫?痛いところは?」

 

 

「無いですよ!そもそもゲームなんですから!」

 

 

 

「あ、そっか…」

 

 

 

改めてシリカです。記憶がぼんやりしてるからよくわからなかったけど…オサムさんによるとどうやら気絶していたようで、その場所を隣の美人さん…えっと、プラントさん…かな?プラントさんに教えてもらったみたい。

 

 

「さて…無事に起きたことだし帰ろっか、プラントさん?」

 

 

「えぇ♪あ、その前に…」

 

 

一言そう言うと、プラントさんはあたしの前に立ち、小声でこう囁いた

 

 

「オサム様は私のものですわ…もし奪うつもりならば……ぶっ殺しますわね♪」

 

 

 

にっこりと笑顔を見せてすぐにオサムさんのところへ戻った。

 

 

…………怖いっ!!!アスナさんだってあんなこと言わないのに…多分。

 

 

 

「シリカちゃん、帰ろう?」

 

 

 

「あっ…はーい!」

 

 

 

その後、近隣のプレイヤーが両手に花を体現した男が目撃され、非リア充の間で「出会いの森」と呼ばれるようになった…

 

 

 

 

次回、力を手に入れた者は…

 

「僕には…こんな力、無くったっていいんだ」

 

 

「そう思ってんなら…見てな、俺の生き様を」

 

 

彼の生き様とは…?

 





というわけで6話、オサム君のリア充話でした。結局オサムの能力はクウガのペガサスフォームのようなものだと思って頂ければ幸いです。そして次回はミナのお話、あの中二病はどんな活躍をするのか…!
さて、ここからはこんなにも遅れた理由を長々とですが書かせていただきます。


まず一つ目、「展開がわからなくなった」です。ホラー重視と考えてしまった余り、どうやれば良いのかわからなくなって結果このような完成度になってしまいました。ぶっちゃけ作者が言うことじゃないのはわかってる

二つ目、「他の小説を作りたくなった」
今年の夏はシンゴジラに仮面ライダーゴースト…そしてウルトラマンオーブと様々な想像を膨らませこれもいいあれもいいと思わせるようなネタが沢山ありました。故に本来やるべきであるこの作品を蔑ろにしてしまいました。
以上、言い訳ではありますが二つの理由でした。今後も不定期更新ながら続けさせて頂きますのでよろしくお願い致します!



そして!なんと!現在新作を制作中です!←不定期作品を更に不定期にさせる屑
まだ主人公達の設定止まりですが作ってみせる!……多分。

感想、意見その他色々頂けたら幸いです!
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