テンプレってよく聞くよね。なんか人を助ける為にトラックに轢かれて死んだ。でも自分の死期はまだで神様が「君を別の世界に転生させてあげよう!」みたいな感じのやつ。そりゃ俺も最初はこんな事あり得るわけねぇって思ってたよ。そりゃそうじゃん。アニメじゃないんだし。
だけどさ……
「私の手違いで貴方を殺してしまいました。なので貴方を別の世界に転生させます!」
こうなったら信じるしかないよね……
第1話 転生
俺の名前は
「あの〜何で一人で脳内ナレーションやってるんですか?」
「何でってお前。こうした方がなんでおれがここに居るか読者の方がわかりやすいからだろ。」
「なんですかそのメタ発言は……まぁいいです。先程も言いましたが、貴方には他の世界に転生してもらいます。」
「いや、いいです。このまま天国に連れてってくれちっぱい。」
「だ、だれがちっぱいロリ女神ですか!!これでも私は立派な神様なんですよ!」
「いや、そこまで言ってねえよ……」
転生とかわけ分からんことをちっぱいロリ女神が言ってくるけど、死んだならそんなメンドイことせずにとっとと天国に連れてってくれ。てか天国ってあんのかな?死後の世界や神様がいるんならあんのかな?やばい本気で気になってきた。
「すみませんが、これは強制です。お詫びと言ってはなんですが、くじ引きで世界を選ばせてあげますしょう。出血大サービスです!」
そう言って何処からか箱を取り出して、俺に早くくじを引けと促してくる。もう如何にでもなれ。別に死ぬ訳じゃあるまいし……あ、俺しんでんじゃん。
「早く引いてください!怒りますよ!」
「わーりましたよ。ほれ、これでいいだろ。」
俺は箱の中に手を突っ込み、適当に紙を一枚引いてちっぱいに渡す。それを開いている間、俺はテンプレだなぁと思っていた。さて、できるだけ平和な世界を引いててくれよ。
「えー、貴方がいく世界が決まりました。その世界の名前は
「うん知らないね。それなんてアニメ?」
「その世界に行けばわかります。現地で慣れてください。あと、貴方には私から3つ
えっと、これはつまり何か能力とかをくれるってことだよな?考えろ、いかに平和に向こうですごすにはどんな事が必要だ?
〜5分経過〜
「まだですか?」
「もうちょい待ってくれ。」
〜30分経過〜
「そろそろ決めてください!」
「そう怒るなって。皺が増えんぞ。」
〜1時間経過〜
「もういいでしょう!……って何ねてるんですか!!」
「……んぁ?いやいや、寝てないよ。ただ自分の中のリトル・カズヤに聞いていただけだよ。」
「どこのサッカー選手ですか。それで決まりました?」
「あぁ、1つ目はONE PIECEってしってるか?」
「えぇ、知ってますよ。」
「それに出てくる三種類の覇気をくれ。」
ONE PIECEを知ってる読者の方は分かると思うが、覇気ってメッチャ便利じゃね?だって見聞色は気配で人が分かるし、武装色は単純に強い、覇王色に至ってはプレッシャーで相手を気絶させられる。これでトラブルに巻き込まれた時は安全だろう。
「2つ目はそうさなぁ、文武両道にしてくれ。」
「えぇ、いいでしょう。さぁあと1つですよ。」
3つ目はなんにしようかなぁ。別にイケメンがいい!とか、ハーレム作りたい!とかはいらない。とにかく日常生活に役立つスキル……あ、あった。
「3つ目は俺に家事スキルをくれ。」
「家事ですか?それは掃除とか料理とかでいいんですよね?」
「あぁ、まさか燃える方の火事だと思ったか?」
「いえ、別にそういうことではありませんが。他の方々と比べてまだ常識を持ってるんですね。」
「いやいや、文武両道とか覇王三種類とか大分欲張ってると思うが。」
聞くところ、他の奴らは世界最強の力、天災の頭脳、ニコポ、ナデポetc……自分の欲望最優先らしい。そんなにモテたいかね。
「はい、添付完了です。これで向こうの世界で3つの力が使えます。」
「あんがとさん。なんかマジで転生すんのな俺。」
「えぇ、そうですよ。因みに最初は赤ん坊スタートですから。」
「えっ、ちょっとまっ「ではいってらっしゃーい」嘘だろぉぉぉおおお!!!」
突然俺に重要な事を軽く言いうと、いきなり足下に黒い穴が開き、俺を向こうの世界に文字通り落とした。それから意識が戻ったのは向こうの世界に着いてからだった。
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ふぅ、やっと転生先に送れました。こんなに疲れたのはいつ以来でしょう。まぁ悪い人ではないんでしょうけど。
「随分とお疲れのようじゃな、ヴィーナスよ。」
「あ、ゼウスさん。ちょっと新しい転生者に手間取りまして。」
「ほぅ、そんなに酷い奴なのか?」
「いえ、そういう訳ではなくてですね。」
私は彼の事を一部始終全て話した。その間、ゼウスさんは微笑みながら私の話を聞いてくれた。
「そしたら彼ったら……」
「そうかそうか、随分と楽しかったようじゃのぅ。」
「えっ?何故です?」
「そやつの話しをしている間、随分と笑顔だったのに気付かなかったのか?最近いつも疲れた顔をしているからほかの神々も心配しとったぞ?」
私、そんなに笑顔で彼の事を喋ってたんですか。まぁ、彼が悪い人でない事が伝わったならそれでいいです。少し恥ずかしいですけど……
「それで、そやつは転生先でもやっていけそうなのか?」
「えぇ、きっと大丈夫でしょう。」
頑張って下さい。和哉さん。ここから見守ってますよ。
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