東方謎解録【謎解きノベル】 作:ナゾノヒト
導入
『やぁ、博麗霊夢。いかがお過ごしだろうか。
今年も暑い夏がやってきてしまった。
私の家では非常に蒸し暑く、不快な日々を送れる仕様になってしまっている。
失礼ながら、君の所でも同じようなことになってしまっているのではないだろうか。
ここで、私は思いついた。
なら、楽しい遊びでもして気を紛らわそうではないかと。
だが、弾幕ごっこではダメだ。私ができない上、汗をかいてベタベタしてしまい、さらに不快な気持ちになってしまう。
体はできるだけ動かしたくない。なら、頭を使った遊びをしよう。
なに、ちょっとしたなぞなぞだ。
でもそれだけじゃつまらないだろう?
だから、ちょっと面白い仕掛けもしてみた。それはーーー
9/12 14:00
「ふわぁ〜〜………」
暇。
私の頭には、ただその一文字だけが浮かんでいた。
いや、まぁ面倒ごとがあっても困るんだけども。
今この幻想郷には各地で猛暑がその力を存分に振るっている。
今私のいる博麗神社も例外ではない。
先ほど氷を入れたばかりのお茶はすでにぬるくなってしまった。
「氷、入れ替えますかね……」
と、私は台所へ向かった。
「……あら?」
と、私が視界にふと入ったものを見る。
ふりかえると、卓袱台の上に手紙が置いてあった。
さて問題。目の前には手紙。そして暇な私。
このあとに出来上がる光景とは?
チッチッチッチッチッチッチッブーー
まぁ、そりゃ……開けますわな。
私は湯呑みを置いて手紙を開け、読む。
「………………!紫ッ!」
それが異変の始まりだった。
【残り時間 20:00】
「どうしたの霊夢?」
スキマの中から紫が出てくる。
「これを見て」
「これ?」
そう言って霊夢は一通の手紙を紫に渡した。
『やぁ、博麗霊夢。いかがお過ごしだろうか。
今年も暑い夏がやってきてしまった。
私の家では非常に蒸し暑く、不快な日々を送れる仕様になってしまっている。
失礼ながら、君の所でも同じようなことになってしまっているのではないだろうか。
ここで、私は思いついた。
なら、楽しい遊びでもして気を紛らわそうではないかと。
だが、弾幕ごっこではダメだ。私ができない上、汗をかいてベタベタしてしまい、さらに不快な気持ちになってしまう。
体はできるだけ動かしたくない。なら、頭を使った遊びをしよう。
なに、ちょっとしたなぞなぞだ。
でもそれだけじゃつまらないだろう?
だから、ちょっと面白い仕掛けもしてみた。それはーーー
爆弾だ。爆弾とは、いわば爆発物だ。
それをとある場所に置いておいた。時限式にしてな。
制限時間は20分。カウントダウンが始まるのはこの手紙を開いた瞬間だ。
つまり、もうゲームは始まっている。
もし、残り時間がゼロになれば………お分かりだろう?
威力はご想像に任せる。だが、幻想郷中に被害が及ぶとだけ言っておこう。
さて、この爆弾を止める方法はただ1つ。
私が提示するなぞなぞを解くことだ。
爆弾そのものは封印できない。力づくで止めようとしても無意味だ。
では、ゲームを始めようか。』
これを読み終えた紫は蒼白した顔で霊夢を見る。
「……本当なの」
「私の勘では、本当でしょうね」
紫は手紙に視線を戻し、手紙を裏返す。
そこには、手紙の続きがあった。
『爆弾は3番目、28番目、17番目、1番目の場所にある。
ここに嘘はない。信じて欲しい。
君の先人たちも信じることでここの歴史を繋いでいった。
やはり、先人の教えは見習うものだな。現在とは違う考えを持っている。
みんな違ってみんないい。やはりいい言葉だ。
あぁ、それと。コツは1行につき10文字ずつ書いてみるといい。』
「これが……なぞなぞ?」
「たぶんね。」