赤司の双子の弟   作:魔王様

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第2話

俺は現在服を脱いで立たされていた。

……いや。俺たちは、だ。

突然自称監督の女子生徒に

 

『服を脱げ!』

 

と言われたので仕方なく脱いだのだが、隣にいた推定190センチ程度の男の前で目を見開いて止まったかと思うと、次は俺の目の前で止まった。

 

 

 

 

練習メニューを意外とはやくこなせたので1年対2年のミニゲームをやることになった。

ちなみに虹村さんは1年と同じ扱いで行くらしい。

 

チームは

 

PG 赤司

 

SF 虹村

 

PF 火神

 

? 黒子

 

SG モブ1

 

となったが、正直負ける気がしないな。

虹村さんは帝光を率いていた男だし、火神は本場仕込みの実力者だ。

そして虹村さんに聞いた限りでは黒子は、俺たちとは違った意味でチームへと貢献してきたという話なので期待ができる。

 

2年チームが哀れになるほどの面子である。

 

 

ジャンプボールは火神が持ち前の身長と、ジャンプ力を使ってとった。

 

ボールが俺の手に渡り、俺はドリブルを付き始めた。

俺のマークについている、確か伊月という先輩が腰を低くして俺の次の動きに備えている。

俺は虹村さんへとアイコンタクトをすると、ゴールへと向けてボールを投げた。

 

虹村さんはマークについていた先輩を振り切って、ジャンプをしていた。

そして空中でボールを掴むとそのままリングへと叩き付けた。

 

先輩たちは特に慌てずに、ゲームを再開しようとする。

しかし俺たちはそれぞれのマークマンに密着していて中々パスが出せない。

そしてそのまま5秒が経過してボールは俺たちのものとなった。

 

虹村さんからボールを受け取り、俺は周りを見た。

先輩たちはパスを警戒してか、いつでもボールをカットできるような距離に立っていて、パスが出せない。

伊月先輩も全力でディフェンスをしてきている。

ディフェンスは決して甘くない。むしろ高校2年生にしては、そこそこだとは思う。

しかし結局はそこそこ止まりである。

 

俺はドライブで中に切り込むと見せかけて、バックステップで後ろに下がるとスリーポイントラインの遥か後方からボールを放った。

ボールは綺麗な放物線を描き、リングにかすることなく真ん中を通った。

 

PGがスリーポイントシュートを撃つことはほとんどないと言ってもいい。

なぜなら本職の成功率には決して及ばないからである。

 

しかし俺は違う。俺の元々のポジションはSGで、アメリカのバスケでも十分通用していた。

兄さんに対抗するためにPGへと転職をしたが、確率は未だに下がることなく、シュートは落としたことはない。

 

理想のPGとは、パス、ドリブル、シュートができる者のことで、赤司こそまさに理想のPGなのである。

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