とある雪旗は転生者   作:三十面相

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今回も、駄文です。すみません。


『絶対能力者計画』

 今日が『八月二十日』。一方通行(アクセラレータ)と上条当麻が交戦する日だ。ちなみに時間帯的にそろそろ上条と御坂一〇〇三一号が出会う時間帯だろう。ということは始まろうとしていたのだ。

 一方的な残虐が。

 

「……やれることは、やるか」

 そのまま制服へと着替る。場所は大体特定している。上条が本を買いに入った場所の路地裏だ。

「確か、場所はあっち側だったか……」

 あの付近ならば、雪旗も知っている。ならば、一方通行(アクセラレータ)が殺そうとしている、上条当麻が間に合わなかった。一〇〇三一号を助けることができるかもしれない。が、しかし殺してはいけないのだ。彼は英雄の一人として物語を紡ぐ。だから、『異物』である、自分が手を掛けていい相手ではない。

(ま、今は敵だがな)

「……さぁ、行くか」

 そのまま、扉を開け放ち、一方的な残虐へ終止符を打つ。そのまま実験開始場所まで向かう。途中で上条と一〇〇三一号が居る場所に辿り着く。二人に気付かれないように後ろからこっそりつけていく。そして上条が本屋に入ると、そこで一〇〇三一号に動きがあった。

 

「……あそこか」

 そのままついてく。そして実験が開始された。

「……よぉ、バカ野郎が」

 そこから割って入ってきた。雪旗。

「……あァ? 何者だァ? つゥかよォ? 実験場に勝手に入り込んでンじゃねェよ」

「まぁ、何者かと言われたら、『異物』ってやつかな?」

「あァ? 何言ってンだァ?」

 別に何かしようと思ってる訳じゃない。英雄になるつもりもない。ただ許せなかった。それだけだ。

「……別になんでもないさ。それより、お前を止めるぞ、俺は」

 

 そのまま構える。おそらく自分は負けるだろう。しかしそれでもいい。それでもしも、一〇〇三一号が助かるならと考えたいた。しかし甘かった。甘すぎた。愚かだった。よく考えればわかることだろう。自分の常識など通用しない。彼女達の生きる理由は実験を為すことだ。だからここで、邪魔する不確定因子は、どう考えたって、こうなることは目に見えていただろう。

「ガハッ!?」

 一〇〇三一号が欠陥電気で自分を気絶させようとした。しかし、その程度で気絶する程、雪旗は弱くなかった。そのまま少し体の痺れを感じながらも、一〇〇三一号をなんとか引かせようとする。

「あァ? やっぱり、コイツらは人形だな。自分達を助けるヤツを攻撃するなんてなァ!」

 笑いながら言う。そして、一方通行は無造作に一〇〇三一号を反射させ、ぶっ飛ばす。

「でも、面白ェぜ、お前……第一位に喧嘩を売ったんだ。さっさとかかってこいよ。アイツの相手はいつでもいいんだァ。それよりお前をぶっ飛ばす方が面白そォだ。わざわざ喧嘩売ったんだ。殺されても……文句言うなよォ?」

 

 そのまま彼は足にベクトルを向け、こちらに猛スピードで向かってくる。おそらく触れたら、一瞬で吹っ飛ばされるだろう。しかし雪旗は別に、わざわざやられに来たわけじゃない。勝算があった訳ではない。ただ許せなかった、あの時もし上条当麻がもっと早くこの状況を知っていたら、きっとまったく同じ行動を取るだろう。だったら今回は引き伸ばしさせればいい。間に合わせる、絶対に。

 反射。彼は絶対的防御だと思っているだろう。しかし実際にはいろいろと反射が適用されない部分だって存在する。しかし、今の彼にはその適用されないとかその反射を破壊するなどと言った事が一切できない。

「あァ?」

 そのまま吹っ飛ばされる。それしか道はなかった。呆気に取られてる一方通行を無視し、もう一度立ち上がる雪旗。

「……オマエ、舐めてンのか?」

 いくら殺されようが不死身の雪旗には『死』に対する恐怖は無いと言っても過言ではない。ので、いくらでも攻撃を受ける。ただの時間稼ぎの為にさらに立ち上がる雪旗を迎撃する。何度も何度も立ち上がる度に攻撃を繰り返す。次第に一方通行は攻撃をやめる。

「……チィッ、糞つまんねェな」

 頭を掻きながらため息を吐く。表情は落胆に満ちていた。それほど期待していたのだろう。

(ちょっと待ってろ……お前の、その落胆を取り除く最強が現れるからよ)

 そう思った直後、声が聞こえた。それは聞きなれた声だった、そう間違いようがない『英雄(ヒーロー)』の姿だった。

「何してんだぁ!!!!」

 上条当麻その人だ。

 

 

 




ここまで、読んでいただきありがとうございます。


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