とある雪旗は転生者   作:三十面相

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 今回も駄文です。暖かい目で見てください。


病室での出来事

 雪旗は一方通行を撃退した上条の下へと向かう。ボロボロになった一方通行だったがそれでも大した怪我もしていた訳ではないのですぐに回復するだろうと考えていた。

「……よぉ、上条平気かあ?」

「全然……コイツ強すぎだぞ……」

 そのまま笑い合いながら二人は自分の寮へと帰っていった。

 後日、一応アイテムの見舞いに行こうと病院まで直行した訳だが、どうやらもう既に退院していたようだ。どこも異常がなかったのだろう。

(あぁ、よかった。後味悪い展開にならず、じゃ、浜面を追い掛け回したりできる訳だな。ハッハッハ) 

 などと冗談めいた感じに思っていたら、後ろから声を掛けられた。誰であろう奴である。

「よぉ、アンタ。何してんだ」

 振り向くとそこに居たのは麦野沈利だったりした。

(……アレ? これ、死ぬんじゃねぇ? 死なないけど。死ぬわぁこれ……)

 よく考えたら自分は二度ほど死んでいたことを思い出した。なんというかあれを味わうのは割と貴重な体験なのだろうなと雪旗は走馬灯のようなモノを思い出していた。

「おーい。どうした?」

 

 雪旗の前で、手を振る。

「む、麦野さんはここで何をしておられますかっ!?」

 つい、そんな口調になってしまった。事実、彼女は自分より年上だからこういった口調をしなければおかしいと言えばおかしい。

「なんだぁ? てめぇはいきなり。つか、丁度よかったわ」

 丁度よかった。という言葉を聞いた瞬間背筋を凍らせる雪旗。ヤバイ。このままではガチでもう一度死んでしまう。

「『アイテム』が壊滅しちまったんだよ。テメェの所為でなぁ!!」

「ここは、病院っすよ。静かにしなきゃ」

 なぜか、つい言ってしまった一言。病院は静かにという常識だが、今この状況でなぜそれを言ってしまったのか、疑問だった。自分は死にたがりなのだろうか。

「……悪かった」

 

 素直!? 誰これ!? 怖い。なんか超絶怖い。超怖い。と絹旗の口調が若干入ってしまった。

「ま、事実上の壊滅だからなぁ、これからどうすっか」

 頭を軽く掻きながら、言う。

(つーかよ、なんで病院なんかにいるんだよ。お前、もう治ったんじゃないの? へ? もしかしてやりすぎた?)

「ま、これからやることなんて、一つしかねぇだろーよ」

「あぁ?」

「学校だよ。学校。『表』で生きていけってこと。どす黒い『裏』よりゃ、絶対に良いんだからよ」

「……私は『アイテム』のリーダーだぞ? 裏じゃいろんなことやってきた。お前が引くようなこともな」

「だからなんだよ? んなもん過去の話だ過去。まぁ、悪いことやったってことは、認めなきゃダメだけどよ。それでも、だからって『表』の世界に入っちゃいけない決まりにはならないよ。まぁ、最初は慣れないかもしれないけどな」

 そのまま踵を返して、振り返らず、手を振る。

「……何、カッコつけてんだ。アイツ」

 と、言った後。続けて絹旗とフレンダと滝壺が来て、麦野が先程言われたことを実行しようとしていた。

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。


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