今日は、八月二十八日である。つまり、御使堕しが発動する日でもある。防御する術が特にないので、甘んじてそれを受け入れることにした。
そして、海に着き。一通り、遊んでいるインデックス。ちなみに『アイテム』の面々も一緒である。ちなみにフレンダは一緒には行けず、何か用事があったらしく。行けなかったらしい。
『アイテム』の連中の水着姿を見れば、少しは、上条も元気を取り戻すだろう。まぁ、記憶のこともあるしな。
そう、今日は上条が記憶喪失になって初めて、親と対面する日でもあった。
(そういや、親っつっても、父親以外は全員、姿形が変わってるけどな……俺もその変化に気付けないのか……まあ、多分気付けないだろうな)
どうしようなどと思っていると、水をぶっかけられた。ちなみに絹旗である。ついでに上条もかけられていた。
「超何やってんですか!! 遊びますよ!!」
(おーおー、元気だねぇ……)
そう思いつつも仕方なく、遊びに付き合う
それからしばらく経ち、日も暮れてきて旅館へと行くことにする。ちなみにほぼ貸し切りで、そこら辺は大分ラッキーという感じの雪旗である。
それから上条当麻の両親が準備が遅くなり、来ることが後日という知らせを貰った。インデックスは楽しみにしてた分、少し不満そうにしていたが、これも仕方ないだろう。ちなみに麦野達は特に興味なかったのか、何も言わなかった。
(つか、この部屋の割り振りおかしくね?)
インデックスと上条。雪旗と麦野と絹旗と滝壺。
(どうなってんの!?)
どうも、こちらだけ余程広い部屋に招かれているようだと思いつつ、仕方ないので、その部屋の割り振りで我慢した。
「私に超欲情しないでくださいよ。雪旗」
(しねぇよ!! 俺は小学生にしか見えない人は論外だから!!)
「んな租チン野郎はどうでもいいから、さっさと浴場行くぞー」
「大丈夫。私はそんなせつきを応援してる」
「ちょっと待て!! 応援されても困るし!! 麦野!! てめぇ、言葉遣いどうにかならねぇのか!?」
と、ツッコミが意外にも大変だった事が、一番の驚きだった。
雪旗もせっかくなので、温泉に入る。
(はぁ、良い湯だなぁ……)
顔を真っ赤にしつつ、タオルを浴場の隅に置いておく。露天風呂で、女子風呂とは、しきりがついており、会話ができない訳ではないようだ。ちなみに向こうから、声が聞こえて来る。
「うわ!? 超麦野でかい」
「アンタ。わざと最初に超ってつけたよね?」
「はい、超でかいは言いたくありません」
「絹旗は想像通りの大きさだね」
「ちょっ!!! わ、私は総合的に見れば、超スタイルいいですよ!!」
「大丈夫。私はそんなきぬはたを応援する」
「滝壺さぁーん!?」
などと言ったキャッキャウフフな、会話が聞こえてきたが、雪旗は特に気にすることもなく浴場に浸かっていた。
(アホらしいな……胸なんて、どっちでも良いわ)
「ちょっと!! 雪旗は超どう思います!? 私は、総合的に見れば、超スタイルいいですよね!?」
としきりの向こうから話しかけて来る絹旗。それを男に答えさせようとは、変態さんと呼ばれても仕方ありませんよ?
「知るかぁ。こっちに振るなぁ。やめろぉ」
と生返事に返すと、絹旗がキレ気味に返す。
「ちょっと!! ちゃんと、言ってくださいよ!!」
「……」
頭を掻きつつ、この場で最適な答えを導きだす。
「……ウン。イイトオモウヨ」
かなり棒読みになってしまったが、そんなのを聞き取ることすらせずに、絹旗は自信満々に言う。
「ホラっ!! やっぱり私は超スタイルいいですよ!! 総合的に!!」
「……うん。わかったわよ」
「うん。大丈夫。きぬはたは良いスタイル」
二人が少し優しいな。と思った雪旗だった。
その後、食事を取り、布団を敷き、あとは眠るだけとなったが、ここで、やはりと言うべきか。雑談が始まる。恋話だ、雪旗は気にも留めず、寝ようとするのを無理やりひっぱられ、話に入れられる。
「……何なんだ」
結局眠ったのは、午前三時のことだった。
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