とある雪旗は転生者   作:三十面相

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 ひさしぶりの投稿です。駄文ですが、暖かい目で見てください。


久々の学校

「……ダルい」

 寝起きは最悪だった。明日から学校だぜ? ずっと休みだったんだぜ? つまりだ。学校なんてものに行きたくないってことだッッ!!!

「……はぁ、仕方ない。行くか」

 学校へと向かう。教室に辿り着くと、上条はへこたれていた。おそらく終わってない宿題のことを気にしていたのだろう。

「どうした? 上条? あ、そういや宿題やったか?」

「粉々にされた」

 思わず噴出しそうになるのを押さえ、事情を聞く。知ってはいるのだがここで聞かないのも何か気持ち悪いモノを感じるから。

 後、そういえば上条は記憶を失ってるから、今日が初日みたいな感じになってんじゃねぇのかな……。などと思いつつ、上条と会話していた。

「それが、魔術師に襲われて。ソイツの問題は解決したんだけどよ……俺の宿題が……」

 忘れたら忘れたで何かあるだろう。ちなみに雪旗はそんなヘマは犯すはずがない。雪旗はここでは最優秀者だ。

 ()()()()という座に居座る限り自分より上の成績者は現れないだろう。と思っていたのだが、それも今日で終わりを告げた。

 

 ()()()()()()()()。より正確に言うと麦野沈利と滝壺理后の二人が入ってきたのだフレンダは結局能力者かどうか不明だったのだった。あと姫神秋沙。その時、一番騒いでたのは青髪だったな、と雪旗は黄昏ながら思った。

(さて、しまったな……。どうしたもんか。今日は確か風斬氷華が出て来る日じゃねぇか。たしか、あのなんだっけ? ゴスロリちゃん……。えっと……)

 などと考えていると麦野と滝壺の二人が一直線で雪旗の所まで来る。ちなみに雪旗は考えているのに夢中で気付いていない。

(あ、思い出した。シェリー=クロムウェルか)

 そんなこんなで、昼休み。雪旗が一人で適当に飯を食べてると、麦野と滝壺が前にドカッと座る。ビクッと肩を震わせる雪旗。

「な、なんだよ……?」

「いや、ほら、私達アンタと食べるから、他に食べる相手いないし」

「大丈夫、心配しなくても」

「ちょっと待て、お前らは俺以外の人と仲良くしろ。じゃなきゃ、学校がつらくなるぞ。友達を作っとけ」

 と、割りとマジでブルーになる雪旗は前世のことを思い出していた。

 

 別に友達が居なかったわけではないが、それでも少ない方だった気がするし、だからこそのアドバイスとでも言うべきか。それを二人は悪びれもなく言う。

「別に、大丈夫だよ。せつきが心配することは無いと思う」

「あぁ、ほら、私達強いから」

「意味がわからん……が、たまにはいいか」

 そんな感慨深いことを思いつつ、昼食を終えた。

(そういや、女の子に囲まれるっつーのも……ここに来てからだな。あっちじゃ完全に変人扱いだった気が……うっ! 頭が……)

 そんなことを考えつつ、残った時間は本を読む。すると、二人が挟んで読んでる本を覗きこむ。

「なんだ、これ?」

「まあ、お前達が見てもわからんだろうな」

 と悪戯っぽく笑う。それにムッとした麦野はそれを無理やり奪い、読み込む。

「んだぁ? こりゃぁ? バカみたいな感じの話は」

「ふざけんな! 俺が好きな作品をバカにするんじゃねぇ!」

「あぁ?」

 

 

 麦野の後ろから光の玉ができるのを見た瞬間。ゾッとしたが、ここは引く事ができない。

「俺だってなぁ、ハーレムを作りたいんだよ! 上条みたいに!」

 教室でそんなことを口走ってしまった。これが前世だったら、あ、終わった。と思い、そして教室で除け者にされることこの上ないだろう。

 しかし、今回の場合は違った。あの上条のモテ具合にみんなが賛成したかのように言う。

(どれぐらい、モテればああなるんだ……) 

 少し、驚きつつも、とりあえず助かったと思う雪旗。一方の上条はこの場にいなかったので、結局本人は知らぬ間に行われていることだったのだ。

「バカバカしい…」

「私はそんなせつきは応援できない」

 二人は汚物を見るように雪旗を見て、雪旗は一旦落ち着く。そして席につき本を読む。

「……まぁ、そういうことだ。男なら夢を見るモノなんだよ!」

 そんな言い訳っぽく言いつつ、とりあえずは今日という日を終える。

 




ここまで見ていただきありがとうございます。


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