とある雪旗は転生者   作:三十面相

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今回も駄文ですが、どうか暖かい目で見てください。


近づいてく恐怖

 学校が終わり、適当に街をぶらつくと、いつの間にか『アイテム』の全員がそろっていた。

(それにしても、最近『アイテム』と絡むことが多くなったぁ……浜面って確か十五巻ぐらいだっけか? アイテムに入って……滝壺と付き合うみたいな感じになって、それに麦野が襲うという形になってたよな。それでフレンダはその途中で死に、絹旗は……まぁ、うん。これはあまり良くない未来って感じか……フレンダを殺させず、滝壺が体晶に犯されないように、使わせず麦野の体を義手とか義眼にせずに綺麗なまま……)

 などと考えていたら、いつの間にか浜面の仕事がほとんど無くなっていることに気付く。というか『アイテム』って今、壊滅状態だよね? だったら、浜面って言う主人公。存在しなくなるんだけど……。え? もしかして未来変えた!? などと今更すぎることを考えている雪旗。

「……やべぇ」

 

 つい、口から洩れてしまった。それを聞き逃すはずもなく。

「超どうしました?」

「いや、なんでもねぇ」

「そうですか」

 まぁ、こんな軽い感じだが、そこまで深く追求することでもないと踏んだのだろう。

「……んで、今日はどこに行くんだ? つかどこか行くのか?」

「はい、超地下街です」

 地下街。まあ、言葉のままなので、説明はいらないだろう。つまりそういう場所である。地下にはいろんなモノがあるので割りと楽しいらしいのだが、雪旗自身は一度もそこへ行った事が無いので、少し楽しみでもあった。

 

 しかし、雪旗自身危惧していることもある。地下街。これはつまり戦闘の舞台になる場所でもあることを雪旗は知っていた。しかしここで別の提案をしたら、地下街からは遠ざけることもできるだろうが、雪旗はそんなことはしない。つまり自身からわざわざ、面倒事に巻き込まれに行くということだ。理由は簡単だ。今回こそ、解決に導くのだ。絶対に。心にそう強く決意すると、そのまま適当に付いてく。

(極力。こいつらを巻き込まないようにしたいからな、居れば心強いがやっぱり最近は『暗部』からも抜けてだいぶ、良い感じになってるし。まあ本質自体は変わって無いだろうが、それでもあんまりこちら側に連れて行きたくはないしな……でも、ここで

 

 そんなことを思いながらも、地下街へと向かう。一向だった。

 眼前に広がる地下街は思った以上に普通であまり、代わり映えのしないモノだったが、それでも楽しいということには変わり無いだろう。つまり、金を使うチャンスが到来したのだ。

「ま、余った金はいくら使ってもいいよな」

 そんなことを思いつつ、サイフを見ると、ものの見事にカラッポで驚く。

「ありゃ? 最近使いすぎてたか? 逆に……」

 そういや、いろいろと食費がかさんでいた気がした。そういえば、上条に頼られまくって金を使いすぎていた気もする。

「この野郎……仕方ない。下ろすか」

 そして、お金を下ろした後に適当に遊ぶことにした。と言ってもやったことと言ったら、ゲームセンターでバトルしたことぐらいだろうか。

 ちなみに順位で行くと、雪旗、フレンダ、滝壺、麦野、絹旗。だった。

「俺、最強ーッ!!」

 超元気よく言った、雪旗。

「ムムム!! 超ありえません!!」

「フッ……私だって努力したのよ」

「私が雪旗に負ける? あり得ないって訳よ!!」

「……」

 

 そんなこんなでいろいろと楽しい時間を送り、少しずつ時間が過ぎていく。そして徐々に楽しい時間が終わりを告げようとしてる。

(そろそろか)

 ジャッジメントがこちらに来て、テロリストがこちらに来たという情報を教えに来て、ここに出てくださいと言う。

「なんだぁ? テロリストだぁ? んなもん私がぶっ飛ばしてやる」

「やめろ! 冗談抜きで死人が出る危険性が!」

 などと言いつつとりあえずは、地下街を抜けることにしたアイテムだが、途中で電灯がすべて消える。そしてシャッターが閉まり、閉じ込められてしまった。

(チッ。さっさと行動しときゃ、良かった!)

 そのまま白井を探す。アイツならテレポートでどうにでもできた。ここでせめてアイテムを抜け出させたかった。

「おい、どうする?」

「窒素パンチで超壊すことも可能ですが……」

「ここは常識的に動いてくれ。壊すのはまずい。お前達はそこに居てくれ、俺はちょっとあっちの方で様子を見てくる」

 そのまま『肉体強化』を使い、走り出す。目指す場所はもちろん、シェリー=クロムウェルの所だ。そしてついに見つける。ゴスロリ衣装を着用している女性。ボサボサの金髪に褐色肌。ま、ここら辺はどうでもいい。それより問題は警備員が動いてることだ。ここじゃ、絶対に雪旗は追い出されてしまう。ゴーレムが自由に動き回ってる間はおそらく勝てない。ここでも上条頼りになってしまう。

「どうする? いや……どうするもこうもねえか、よしっ!!」

 

 そのまま、銃を撃ってる警備員達の間を突っ切る。さすがに警備員達が気付き、止めに入ろうとするが、肉体強化(インフォースボディ)を使っているので、追いつくこともできない。

「離れててください!!」

 そのまま雪旗はゴーレムに突撃する。制止すら聞かず、ぶん殴ろうとするゴーレムを受け止めようとする。なんとか受け切ることができ、そのまま、拳を右へと受け流す。拳が壁にめり込み、動けなくなった瞬間。シェリーの方へと体を向ける。

「チッ!! エリス!!」

 シェリーが叫ぶと、その拳を抜こうとするが、雪旗はそんなモノは待たない。そのままシェリーの所まで一直線に行くが、ゴーレムの方が早かった。そのまま左腕を横へ振るい、雪旗が拳に直撃する。

「がァァあああああああッッ!?」

 そのまま勢い良く壁へと激突する。

「て、テメェ……。何のためにこんなことをする? 一体どうして?」

「はぁ? んなモン決まってるだろ。戦争を起こすためだ。その火種の為にお前には死んでもらうぞ!」

「せ、戦争……だと?」

 

 知ってる。一体なぜそういう風に至ったのかすら知ってる。だがあえてこういう感じに話を進める。

「テメェは……!! ふざけんなぁ!!」

 これは紛れもなく本音だった。ふざけるな。戦争など起こして自分の関わりのある人達が犠牲になるのは、絶対に嫌だ。これは自分勝手だと思ったが、絶対に嫌だった。

 ここである事実を知る。どうやら上条はまだ来ないようだ。というよりここに来ているのかすら不安になってきた。自分は自分で結構自由に動いてきた。だからもしかしたら、何かの手違いで来られなくなったのかもしれない。という不安感が全身を襲った。しかし、奮い立たせる。ここでもしも、上条が来れなくても、絶対にコイツだけは戦争だけは起こさせない。

「ウラァッッッ!!!」

 雪旗は声を張り上げながら、絶対に止めようと思った。自分の為にも相手のためにも。




ここまで読んでいただきありがとうございます。


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