今俺達は、ボス戦の前の扉にいる
「さぁ、この扉を開けたらボス戦だ、皆気合い入れて行くぞ!」
指揮をとっているディアベルが声をあげ、皆中へ入る
中に入ると周りの蝋燭に火がつき、辺りを明るくした。目の前には〈イルファング・ザ・コボルトロード〉言う名のボスがいた。そして4本の体力ゲージが満タンになっていくのが目に着く、すべての体力ゲージが満タンになると同時にボスが雄叫びを上げた。雄叫びが終えるとボスの周りを囲むように〈ルイン・コボルト・センチネル〉の小型モンスターが現れる。
「これより、ボス討伐部隊と周りの小型モンスター討伐に別れる。各人締められた行動を実施せよ」
そしてほとんどのパーティーが、ボス討伐部隊に入り、残りのパーティーがモンスターの討伐を始める
「じゃあ、昨日決めた通り俺は1人で討伐して、キリトとアスナのコンビで討伐することで」
俺ながら勝手な行動だと思う
しかし言いたい、これがベストだと
スイッチの理由が主に、スキル使用後の硬直である。スキルは強いが使うと硬直という直ぐ動けない状態になる。たかが1秒なるか、ならない位の間だが戦闘になるとこの僅かの差で勝敗が決まることがある。
そして俺にはスキルが2つしかなく、〈溜める〉と〈振り回す〉だけである
正確にいえば常時スキルがあるがまた話す
〈溜める〉はただ単純に攻撃が上がるだけの物
〈振り回す〉は掴んだ物の耐久値がなくなるか、振りほどかれるか、どっちかになるまで自分の周りを振り回せる物である
この〈振り回す〉にも欠点があり、その場から動けない特徴があるが、これを使うと大概周りのモンスターは死ぬ
はっきり言って1人で行動する方が多く倒せる
スイッチの練習もしたが、交代しなくても危険になることがなく、危なくなるとこの〈振り回す〉のスキル使って脱出し、しかも〈溜める〉のスキル使って行動したら敵モンスターは満タンの状態から一撃で沈むから、キリトやアスナから交代しても、俺からキリトやアスナに交代がない為、このような結果になった
そして無限に出てくるモンスターの9割は俺が倒している。他のやつが倒しきる前に残りのモンスター全員相手にして倒してるし
ボスの討伐部隊は雑魚に一切気をとられずにボスに集中できる。結果もう1つめの体力ゲージが空になった
ボスの体力ゲージが残り3つになると、武器を替えて来た
俺はボスの行動パターンが知らない為、アスナのかわりに強引にスイッチして、キリトの敵を潰した
「ちょっと、いきなり現れて何!??」
「すまないアスナ、直ぐ終わる。なぁ、ボスが武器を替えたけどまだあるのか?」
「えっ、もうゲージ1つ潰れたのか、ゲージ1つごとに武器を替えてくる。長棒、斧、棍棒、ハンマー最後の3割程度で最終武器は曲刀に替えてくる。ミスったな替えてくること言えば良かった。てかそれを聞きに戻って来たのか?」
「情報は大事だからな、まぁ今まで通りボス討伐部隊の邪魔にならないようにモンスターを倒すから、今の現状を維持していとけば問題ないな」
俺はそう言い去り、出て来たモンスターを殴り飛ばす
このまま数十分、全員が大きなダメージなくボスの体力ゲージを1本まで減らし、後3割ってところにボスの武器が最後の曲刀に替えた。
瞬間違和感を感じた
(あれ曲刀でなくないか?というより野太刀?)
「気をつけろ!少し武器が違うぞ!!」
俺の言葉が聞こえているのか、聞こえていないかわからないが討伐の連中はそのまま突っ込んだいった
「駄目だ、全力で飛んで下がるんだ!」
俺の声が聞こえたのかキリトはそう叫んだが遅い、ボスの行動に反応出来なかったのか、討伐の連中はボスの攻撃を直撃した
他の連中は何とか体力が残ったがディアベルの体力がヤバい、直ぐ様近付こうとするが、モンスターが俺の前に立ち塞がる。
その間にキリトが近付き、回復しようとしてるがディアベルがそれを拒むのが見えた。
クソ、ここからだとよく分からない、何かを話しているようにも見える。モンスターが邪魔過ぎる。
モンスターを排除し近付いた時には、ディアベルはポリゴンとなり消えてった。初めて人が死んだ瞬間を目撃した。
周りの連中は指揮者が居なくなり動揺しているのがわかった
この後どうするのか、指揮者がいないまま戦うか、1度撤退するか
するとキリトが、ボスに戦い始めた。
ここまで来たんだ、今しかない
ボスの攻撃をキリトが弾く、「スイッチ!」俺が言うとキリトは反応した。俺は両手足に〈溜める〉を使う。スイッチで交代した俺は片足でボスの腹辺りまで潜り、片手で腹を殴る。ボスはくの字に曲がり、ボスの頭が俺のところまで下がった。直ぐ様残りの片手で下がった頭を上に殴りあげる。ボスは直立になった。俺は残った片足でうまく地面に着地する。この攻撃で後1割になった。「スイッチ」の声が聞こえた、アスナだった。着地したと同時にアスナと交代しアスナはスキルを使い攻撃するが、後少しのところでスキルが消え硬直した。ボスの攻撃がくる。スイッチしようとしても、俺はまだ硬直が続いている。「スイッチ」キリトだ、アスナとキリトが交代し、ボスの攻撃が届く前にキリトのスキルがボスに届いた。
ボスはポリゴンとなり、消えてった。同時に周りのモンスターも消え、そして
Congratulations
空中にこの文字が浮かび上がる。ボスに勝てた実感が持つ
約30分近い戦闘が終わり周りの奴らは喜びまくる。俺はキリトとアスナに近づく
「おめでとう、ようあのスイッチに反応出来たな」
「ハクこそナイス反応、やっぱり連れてきて正解だったぜ」
「アスナも、あのタイミングでスイッチ出来たな」
「チームの中で私だけ動かないっておかしいでしょ」
皆ワイワイ騒ぐ中、突然の声が響く
「なんでや、なんで、ディアベルはんを見殺しにしたんや」
見殺し?どういうことだ?
「アンタら、ボスの使う武器知ってたやいな、その情報を教えれば、ディアベルはんは死ななかったはずや」
言い掛かりにも程がある。キリトは知っていても不思議ではないが、俺はβテスターでない、例え知っていてもあの攻撃に反応できるかどうかも怪しいところである
「アイツら多分元βテスターだ、他のβテスターもでて来いよ」
なんでβテスターが悪いってことになっているんだ、俺が何か言おうとする前にキリトが口を開く
「薄汚い連中だ」
ん?そこまで言う必要はないだろ?
「元βテスターだって?オレをあんな素人連中と一緒にしないでもらいたいな。でもオレはあんな奴らとは違う。他にも色々知っているぜ?情報屋なんか問題にならないくらいな」
・・・おい
何か周りがチートだチーターだのいい始めたがそんなのはどうでもいい、今キリトに苛立ちを覚えている
コイツ全責任を1人で負うつもりか?
「ビーターか…良い名前だ。これからは元テスターなんかと一緒にしないでもらいたい」
そして、キリトは黒いマントを羽織り俺とアスナのパーティーを解除して次の層へ向かう
俺は急いでキリトの後を追う
2層に上がると直ぐにキリトを見つけた
俺は走り、キリトに向かってドロップキックをくらわした
背中に直撃したキリトは地面に伏した
「何しやがる、ハク」
「それはこっちの台詞だ、何がビーターだ、俺に1度も勝てない奴が何を言っている」
「じゃあ今ハクに勝てたら、文句はないな」
「勿論、今後キリトに絡むことはない、しかし俺が勝ったなら、俺の言うこと1つ聞くこと」
俺とキリトは初撃対戦することになった
何回めか分からないが、勝っても負けても当分しないであろう対戦である
キリトは厳重警戒している。だがそんなの関係無い、一撃で沈める。俺は足を半歩さげ腰を低くし、片手でカウンターできる構えをした
何十秒経ったのかもしれない、もしかしたら数秒だったのかもしれない、キリトは
「俺の勝ちだな」
「今何をした!!?無効だこんな対戦」
「キリト、お前この後ずっと1人で行くつもりだろ」
キリトがビックってなるがそのまま言葉を繋げる
「別にソロでいくのはいい、βテストやっていて色んな情報があるのもいい、ただ1人でいくことはどんな理不尽にも耐えないといけないし、誰かに相談することも出来ないぞ」
「じゃそうすればいいんだ「俺が近くにいる」」
俺はキリトに1度きりの〈親友〉を申請する
「何かあれば俺に相談しろ、情報はなにも出来ないが戦うことなら、誰にもモンスターにも負ける気がしない、だから1人で解決しようとするな」
「いいのか?1度きりだぞ?もっと大事な人の為に置いといた方がいいのじゃ」
「別に共に行動するつもりはない、ただ100以上の対戦した[戦友]を1人ボッチにするつもりもない」
「そうかよ、ならば遠慮なく受け取るぜ、ハク」
「どうぞ受け取ってくれ、困ったら直ぐ駆けつける」
キリトは〈親友〉を受け取り、俺とキリトの絆は深くなった気がした
ボスの取り巻き3匹だけで無限にでるものでは無いじゃん
ボスの武器交替1回だけで何回も替えるものでは無いじゃん
〈親友〉っておもいっきりアレじゃん
アスナ全く喋って無いじゃん
主人公、剣使ってないのに皆スルーし過ぎ
どうやってキリトに勝ったって、禁則事項です
言い訳はこれぐらいにさせて下さい