本当に他の人はどう書いてるのだろう•••
目が覚め気付くと布団に入っていた、目に入ったのが知らない天井だった。上体を起こし周囲を確認したら近くに椅子に座っていた女の子と目があった
「起きた?ちょっと待ってて皆を呼んでくる」
そう言うと女の子は部屋から出ていった
・・・・・・誰?合ったことあったっけ?
それ以前に何でこんな所に部屋で寝ていたんだっけ?
確か30層の体術を全部取得して、何となくマップを見てたら近くにキリトを発見して、後追ったら敵モンスターに囲まれていて、全部倒したはいいが疲労状態になって、動くのが怠いからキリトの背中に乗って、その後は覚えてないな。キリトが1層と別に住んで居る部屋かな?
一人で考えてたら、部屋にキリトと別に何人か入ってきた
「おはようハク。疲労はとれたか?」
「ああ、疲労はとれた。すまないがここはどこだ?」
「それはおれが説明する。おれの名前はケイタ、まずは皆を助けてくれてありがとう、ここは俺たちのギルドホーム〈月夜の黒猫団〉のある一部屋だ。少し焦ったぜ、ホームを購入し皆を待っていたらキリトが知らない人を負ぶっていたからな」
「そうか、わかった。自己紹介するな俺の名前はハク、訳あってソロプレーヤーでいている。話は替わるがキリト。ここのギルドのメンバーに入ったのか?」
「あー、うん、このメンバーに入っている」
ん?なんか曖昧な答えだな、その前に謝るか
「さっきは悪かったな、お前たちは邪魔って言って」
「いや、それを言うならこっちも悪かった。あのままキリトとハクさんがいないと自分たちが全滅してたし」
ケイタとは別のメンバーの男が言う
「ハクさんって言うのはやめてくれ、なんかむずかゆい、普通にハクで構わない。そうか悪ノリで〈武器無し〉でもいいぞ」
「〈武器無し〉ってあの〈武器無し〉!!?」
なんか皆驚いているみたいだ。そんなに有名なのか?
「勝手につけられた名だが、そこまで驚くか?」
「驚くも何も、今この世界の無敗を飾っていて、どんなプレーヤーにも負けた事がなく、全てのモンスターを一撃で倒し、噂では血盟騎士団といった攻略組が関わって無いボスは一人で倒したっていうのが〈武器無し〉の特徴ですよ!?」
ひどい、盛りすぎだろ。どんなスーパープレーヤーだ
「どんな嘘と噂だ。まず無敗ではない、確かに知っていると思うが血盟騎士団の5人に勝ちあの後沢山の人から対戦を申し込まれ全て返り討ちにしたが、それ以前に俺に勝った人物が一人いる。全てのモンスターを一撃で倒すのは下位層での話だ上位の層で出来る訳無いだろ。最後にボスの話だがいくら強くても一人で倒せると思っているのか?」
俺が言うと皆は納得したみたいだ
「俺が言うのも何だかこの後はどうするつもりだ?レベル上げに行こうとしてもまたあの辺りだと全滅するぞ?」
「それについてお願いがあります」
今まで後ろの方にいた女の子が前に出てきて俺の前に立った
「図々しいと思われてもいいです。嫌なら断ってもいいです。私たち〈月夜の黒猫団〉を強くしてください」
そう言われ女の子は頭を下げた。合わせて他の人達も頭を下げる
•••ずるい、女の子にここまで言わして何もしないのは俺自身が許せなくなる
「わかった。1週間、その期間俺はお前たちのギルドに入る。強くする方法は俺自身で決める。最後に俺の質問に答える事が出来た人のみ強くする。それが俺の出来る最低限の譲渡だ。残りの人は知らない。質問の前に確認する。名前と今使っている武器を教えてくれ」
教えて貰って
ケイタ•••棍:打撃
テツオ•••メイス:打撃
ササマル•••槍:貫通
ダッガー•••両手剣:斬擊
サチ•••槍:貫通
これが今使っている武器とメンバーがわかった
なかなかいい感じだな。打撃、斬擊、貫通の割合もいい具合に分かれているし、問題はどういった強さを求めているのかだ
「強くなりたい、って具体的どうしたいのだ?純粋にレベルを上げれば強くはなれるぞ?」
一人一人個室に呼び、全員にこの問題を問いかけた
ケイタ:皆を守れる。壊滅させないように出来る強さ
テツオ:どんなモンスターも倒せる。前衛で戦って皆にダメージを与えないような強さ
ササマル:ダメージを食らわず、モンスターを倒す強さ
ダッガー:純粋にレベルを上げたい
サチ:自分で自分を守れる強さ、皆と同等に戦える強さ
このように答えた
今、皆居間にいている。俺が誰を鍛えるかまとめて言う。
「待たせたな。言うぞケイタとサチだ、この2人を俺がみる。残りはキリトがみろ」
「俺!?」
「何俺は関係無いみたいな雰囲気出している。ただレベル上げ行けばいいだけだ。だいたいキリトもレベルが高いのだからこの辺りのモンスターもキリトなら余裕で倒せるだろうが」
そして俺はさっき言った2人、キリトは残りの3人を鍛える事になった
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翌日
キリトと3人はダンジョンに向かった。俺は鍛える前に2人に何故選んだか理由を話す
「ケイタとサチを選んだ理由は攻撃か防御どっちかと言われたら防御を選ぶだろうと独断で判断した。残りの3人は攻撃又はどっちでも無い雰囲気だったから除いた」
2人は俺の言った言葉に若干だが納得した
「キリトにどう鍛えて貰ったが知らないが、俺のやり方で強くする。まず戦いにおいて俺は防御が大事だと思っている。俺の言う防御って言うのはガードって意味でなく回避、つまりダメージを受けない。受けても軽減する。直にダメージを受けない事を前提で防御って思ってくれ」
「先に言う。これではモンスターを倒せない。俺は先にモンスターを倒す方法でなく、モンスターに殺されない方法、つまり死なないを1番にして教えるからそこから行動してくれ」
2人は頷く
「では2人に問題を出す。敵モンスターの防御力が高く今の武器、レベルではダメージが少しづつしか入らない。自分たちならどうやって攻略する?まずはケイタどうする?」
ケイタは少し悩み答えた
「1回戻り、レベルを上げてから挑む」
「それも確かに方法としてはありだ。が全て出来る訳では無い。トラップに掛かった時がいい例だ。後でキリトから聞いたが場面は違うが戻れない場合がある。戻れない、サチならどうする?」
サチは考えたけどこう答えた
「分からない」
「おい、何で今考えたアイデアを出さない」
サチはビックって体が震えた
「いいか、この世界にかかわらず現実世界でも情報は大事だ、そんなあり得ない情報でも、正しいか判断かは自分で決めるな。上の人、仲間と相談してそれで使えるかどうか判断する。それでどんな事考えた?」
「モンスターの防御力を下げる」
「いい考え持っている。そういうのが欲しかった」
「でも防御力下げるって出来るのか?」
ケイタが質問してきた。あれ?意外と知らないのか?
「ちょっとごめん2人とも。異常状態ってどれだけ知っていて効果とか覚えているか?」
「おれの知っている中なら麻痺=動けない、火傷と毒=行動するたびダメージくらう、凍化=動きづらい、混乱=まともに動けない、睡眠=意識が失うが体力がだんだん回復する位の認識かな?」
「私は疲労=声が出なくなり、だんだん体力が減る位かな?」
「じゃあ、暴走って異常状態知らないのか」
「「暴走って異常状態なの(か)?」」
爆弾発言した
「待て。かなり待て。え?暴走知っているのか?」
「暴走って攻撃力上げる状態なのは知っているけど、異常状態の区分なの?」
•••マジか、良く生き残ったと改めて思った
「暴走っていうのは攻撃力が上がる分、防御力がかなり下がる状態だ。なった時はそこら辺のモンスターを無双出来る分ダメージくらう量は比にならない、一撃死もあり得るそんな状態だ」
2人の顔が青くなる。この様子だと本当に知らなかったみたいだな
「と言うより、モンスターもプレーヤーと同じ異常状態になるし、モンスターに異常状態の付与出来るからな?」
「「マジで!!?」」
2人は驚いているし。キリトあいつ何を教えていたんだ?鍛える以前の問題だろ、これぐらい
「ちなみにさっきの問題、俺なら毒とかの異常状態にして相手モンスターが自滅するのを待つ」
1番手っ取り早いのは、固定ダメージ〈鎧通し〉を何回もぶつける。
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2日目
昨日は変に疲れた。確かにRPGの世界はレベルさえ上げたら何とかなると思うが。戦略、攻略を考えないと一つだけなら詰む場面も存在するしな
「次はどれだけ考えて攻撃しているのかみる。早い話、俺に攻撃を当てろ、俺は示した時間の間は一切攻撃をしない。どっちからするか?」
「おれからいく、〈武器無し〉の凄さを直に味わいたい」
ケイタが先に言ってきた
「まずは初擊対戦で時間は11分でやるが、10分経っても当てられなかったら残りの1分で俺も攻撃する」
「わかった」
そして、初擊対戦を始める
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2時間後
2人は疲れきった姿でいて、1人は普通に立っている姿でいた
「たかが2時間程度でそんなに疲れるか?」
俺が言うと2人はまじかコイツって顔に書いてるし、2時間っていっても休憩も入れたし、内30分位は1人に相手にしてないし、残りの1時間弱で2人同時で相手したがそこまで疲労がないはず何だが
「耳だけ傾けて聞いてくれ、これが2人の現状だ。俺から言いたい事はこれで自分の弱点と利点がわかったはずだ。後は自分で錬成してくれ、ちなみに少なくとも2人がかりで俺に一撃でも当てない限りダンジョンは行かさないから」
ケイタのキャラが崩壊しまくっている
後、メイスっていう武器何?