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オトナ「艦これ」「提督暗殺」(みほ9ん)
:序章<提督の思い出と共に>
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提督暗殺に関する報告書
報告者
美保鎮守府所属 重巡洋艦 青葉
司令が亡くなってから早くも半年が過ぎようとしています。
まだ私の気持ちの整理が付きませんが、秘書艦……いえ、今は司令になっています。祥高さんの指示でこの記録をまとめているので立ち止まるわけには参りません。私も記者ですから人情と任務はキッチリ区別します。
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「兵士とは死へ向けた行軍だ」
私が一番最後に聞いた、司令の言葉だったと記憶しています。
今思えば私もあの時、ちょっと嫌な予感がしたんです。悪天候の中を司令が車で外出するのを、もっと強引にでも止めるべきだったと後悔しています。
あの時は寛代ちゃんや金剛さんまで引き止めていたんですよね。でも司令官は「大丈夫だよ」と言って単独で出られて……ああ、せめて私だけでも同乗すればよかった。
こんなとき日向さんが居たら恐らく強引にでも助手席に飛び込んで居たでしょうね。後からこの記録を見た彼女が横須賀から電話をしてきたときはお互いに絶句して……私も辛かった。
でも……。ダメですね。事実は事実ですから。悔やんでも始まりません。
定型の報告書はこういった重大な事件後は一週間以内に海軍省への提出の義務付けられています。祥高さんと大淀さんと協力して埋まらない部分は私が調査して、何とか文書に仕上げました。
裁判の記録もそうですが役所に提出する書類って淡々と事実だけを記述していくんです。過不足無く文章を組み立てていくために何度も何度も同じ箇所を繰り返して修正していくと……だんだん苦しくなるんです。その推敲作業が……。
私もこの事件の当事者の一人ですから、普通ならサラサラ書けるペンが、全然進まない。何度も祥高さんや大淀さんに叱責されながら……ああ、ごめんなさい。また涙が……。
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とりあえず司令のログファイルや日記、日報。さらに周りの艦娘たちの証言、そして陸軍や地元マスコミなどの協力も得て、何とかまとめあげました。
今となっては出来ればもう、あまり思い出したくないです。でももう一度、可能な限り詳細に再現して欲しいと命令が下りました。
その目的として
1)美保鎮守府の歴史の一つとして残すこと。
2)同時に今後の防衛対策としての資料とすること。
特に私たちに対する敵対勢力が
・深海棲艦
・シナ
この二つは分かれていたり、協力し合ったり。それぞれがバラバラで来たのです。
また後から分かったのですが
・この国の中にある私たちに強固に反対し暴力すら辞さない勢力
そういった集団があることを明白化し、同じつてを踏まないこと。
そして……祥高さんはハッキリ仰らなかったけど。流れを整理すると見えてくるものがあるという内容も含めて点検するために。
そう、あの事件のあと、報告書からは祥高さんの指示ですべて削除した項目があるのです。
それはあの大井さんが娘と一緒に消えたことです。
彼女が実は敵対勢力と関係があるのか?彼女はもしかしたら拉致されたのか?
しかし祥高さんはなぜ、彼女の項目を文書から削除するように命じたのか?
そこで改めて私、青葉が筆をとることになりました。
なお、この作業の過程では新しい事実や、別の報告書としてまとまる資料も出てくることと思います。それらの作成も平行して行って参ります。
また私自身、本来の業務もありますので、不定期に報告書としてまとまる事になるでしょう。そこは祥高さんにも了承を頂いています。新しい司令は、これは美保鎮守府が独自にまとめるものなので、焦らなくてもいいと仰っていますから。脚色してはいけないけれど、事実をなるべく詳細に、やり方は任せるとのことでしたので、私も司令に捧げるつもりで、しっかりまとめて参ります。
青葉記す
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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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PS:「みほ9ん」とは
「美保鎮守府:第九部」の略称です。