今回は主人公が全く目立ちません。
第5話 米屋 陽介
戦闘体活動限界 緊急脱出
いきなり、菊地原の首が斬り落とされる。
小柄な体躯。
フード付きのマントを身に付け表情は読み取れない。
手には身の丈ほどもある大きな大剣。
それが、人型近界民の姿だった。
「散れ。」
健吾の指示が飛ぶ。
その声を機に各々が動き出す。
槍型孤月を構える米屋。
トリオンキューブを作り出しフルアタックに入る那須と出水。
さぁ、やるか。
菊地原の緊急脱出に戸惑っている暇はない。
出水公平は気合いを入れなおす。
「アステロイド+アステロイド=ギムレット」
出水の合成弾が人型近界民を襲う。
それを機に戦闘が大きく動き出す。
ギムレットを大剣で受け流し、人型近界民が出水に向かって斬りこむ。
すかさず、米屋がカバーには入り大剣の一撃を槍で受け止める。
バキッ
「バイパー」
那須のバイパーが多角的な動きで追撃をかける。
腹の辺りにかする。
ダメージは小さい。
人型は背後に大きく跳び、1度距離を取る。
「うひょ〜、あの大剣ヤバイな。真っ二つかよ」
その声を聞いて、那須と出水が米屋のほうを見ると槍が半分に折られている。
耐久力のある孤月が折れるところを始めてみた。
「大剣の重さを利用して、上から振り落とすことで威力を上げているんだろうな。」
「接近戦は不利ね。距離を取って射撃戦メインに持ち込もう。」
出水と那須が冷静に答える。
「健吾はどうしてる?」
槍を作り直しながら米屋が問う。
「もう少しで狙撃ポイントに着くよ。」
答えたのはオペレーターの綾辻だ。
「了解。いくぞ、弾バカ。」
「誰が弾バカだ。槍バカ。」
米屋が槍を構え直し、出水がトリオンキューブを出した所で、人型近界民が動く。
しかし、その動きは予想とは違うものだった。
大剣の構えをとき、背に背負ったのだ。
「あぁ、降参か?まだ、やれんだろう?」
出水が人型近界民を挑発する。
「だんまりかよ。アステロイド。」
出水の放った弾丸が人型近界民を襲う。
突然のことに人型近界民は全く動くことができなかった。
少なくともそう見えた。
しかし、弾丸が当たることはなかった。
「なんだありゃ?動かずに弾丸避けたぞ?」
米屋が問い、
「わかんね。綾辻。」
出水が綾辻に振る。
「わかんない、今解析してる。」
綾辻も困惑している。
「もう一回やるぞ。バイパー。」
「バイパー。」
那須と出水のバイパーが人型近界民を襲う。
それに合わせ米屋が斬りかかる。
人型近界民は動いた様子はない。
しかし、またも攻撃は当たらない。
それどころか、今度は斬りかかった米屋の腕が斬り落とされた。
「なんだ、これ?」
米屋が呟くが、那須も出水もわけがわからない、そんな顔をしている。
そんな時、
「解析完了。」
綾辻遥から通信が入った。
戦闘シーン難しい。
主人公が戦闘に参加するのはまだ先。
次回投稿まで少し時間が空きますの