「皆さん!お待たせしましたわね!我が家のホームパーティへようこそですわ!」
「今日は楽しんでいってくれ」
「…というかベールとシオン。ほとんど何もしてない」
「やめましょう。言ってもむなしいだけよ」
ノワールが呆れ気味に言ってると、ネプテューヌはネプギアに話しかける。
「ネプギア。さっき立ちくらみしたんだって?」
「うん。もう平気だよ」
「そう言えばライも立ちくらみしたとか聞いたが大丈夫なのか?」
「ああ、うん。俺ももう平気」
「ならいいが、あまり無理するなよ」
ライは頷き、また考え始める。
(やっぱりあの鼠の事と結晶のことを兄さんに言うべきかな?でも、リーンボックス絡みならベールさんとシオンさんに言った方が………)
「さあ、皆さん!遠慮なく食べて、飲んで、騒ぎましょう!」
「今日のために、飛びっ切りのゲームも用意してあるんだ」
「おー!何、何!?」
「どんなゲームだ!?」
ゲームという単語に、リオとネプテューヌが真っ先に反応する。
「説明するより、見せた方が早いかな」
「ネプテューヌとノワール、それとリオとスワルト。少し後ろに立ってくださいな」
「はいなー!」
「あいよ!」
「え、何?」
「俺たちもか?」
「他の皆さんはこちらに来てください」
全員が移動をしリオたちを見る。
「では、華麗に戦ってくださいまし!」
ベールはそう言ってコントローラーの真ん中のボタンを押す。
すると、部屋の風景が森の中に変わる。
「あ!ねぷねぷとリオ君が!」
コンパが声を上げるので全員がリオたちを見る。
するとそこにはスライヌになったリオたちがいた。
「ねぷっ!?スライヌになってる!」
「おお!本当だ!」
「こ、これ、私なの!?」
「これは一体………」
困惑しているとベールとシオンは笑って答える。
「二人の動きを特殊なカメラで読み取って、立体投影しているのですわ。中々の技術でしょう?」
「じゃあ、この格好でノワールと戦えば良いんだね!やい、ノワスライヌ!ねっぷねぷにしてやんよー!」
「え?何よ、ノワスライヌって――」
「てりゃー!」
「わあ!?」
ネプテューヌはノワールにタックルを決める。すると、空中にポイントが出た。
「イエーイ!ポイント先取!」
「私を怒らせたわね!?覚悟しなさい!ネプライヌ!ってうわっ!?」
ノワールはお返しにタックルを繰り出すが避けらてしまい、そのまま逆さまになってしまった。
「やーい! 逆さノワイヌー!」
「おい、シオン。俺はこんなふざけた事するつもりは」
「よそ見してる暇があるのか?スワライヌ!」
リオが横からスワルトに攻撃しポイントを獲得する。
「リオ…………テメー!いい加減にしろ!ぶっ倒してやる!」
スワルトはキレ、リオを追いかけますわ。
「ちなみに、もっと実戦よりのシミュレーションモードも用意してますから、戦闘の訓練にも使えますのよ」
「凄い!」
「面白そう…!」
「私もやりたーい!」
「ええ! ドンドン遊んでくださいな!」
それからリオたちはゲームをやったり料理を食べたりと大いに楽しんでいた。
すると、部屋の扉がノックされ、ベールが扉を開ける。
「なんですの?パーティの最中に」
「実は…………」
やってきた職員の話にベールは深刻そうな顔をする。
それを見たノワールはゲームのスイッチを切り、ベールに近づく。
「何かあったの?」
ゲームを終わらせたノワールが、ベールに質問する。
「いえ…。ズーネ地区にある廃棄物処理場に、多数のモンスターが出現したという情報が入ったのですわ」
そう言うと、ベールは部屋に有るノートパソコンを開いて、何かを検索し始める。
シオンもその後に続き、パソコンで何かを調べる。
「…ズーネ地区。離れ小島ね」
「引き潮の時だけ、陸続きになるって言う島だよな?」
「モンスターくらい、何処でも普通に出るでしょ?」
「国が管理している地区ですから、そんなことはありえませんわ」
「でも…、事実のようだね」
ベールとシオンはそう言って、ノートパソコンを閉じて、立ち上がる。
「私とシオンは、今から行ってきますわ」
「皆はパーティーを楽しんでて」
「私も行くよ!」
「俺も行くぜ!」
ベールとシオンがモンスター討伐に行こうとすると、リオとネプテューヌが付いて行くと言い出す。
「けれど、これは私たちの国のことですから…」
「こうして私たちがいるのも何かの縁だしさ、手伝わせてよ!」
「またお決まりの、友好条約を結んだ以上は仲間、ってやつ?」
「まあねー!」
「…私達も手伝う。誘拐事件の時の恩を返す良い機会だから」
「そうだな。それに人手は多い方がいいだろ」
ブランとアイクまで行くと言い始めた。
「よーし! じゃあ、六人で――」
「わ、私も行くわよ!あなたたちだけじゃ、どれだけ待たされるかわからないもの…」
「ノワールがこう言う以上、俺もついて行く」
ノワールとスワルトまでもついて行くと言い出し、ベールとシオンは嬉しそうにする。
「皆さん…。わかりました。八人で参りましょう」
「助かるよ、みんな」
「あの!私も行きます!」
するとネプギアも一緒に行くと言い出す。
「兄さん!俺も連れて行ってくれ!」
「ア、アタシも!」
「俺もだ!」
「私も!」
「私も…!」
「兄ちゃん!俺も!」
「ん、俺も」
ネプギアに続いてライ、ユニ、ヴァイス、ラム、ロム、ニア、ニヤの順で自分たちもいくと言い出す。
「…あなたたちはダメ。遊びじゃないの」
「ユニも当然留守番よ。あなたまだ変身も出来ないでしょ?」
「ネプギア!ここはお姉ちゃんに任せといて!たまには良いとこ見せないとね!」
「そう言う訳だ。おとなしく待ってろ」
「仮にも女神と守護者全員が向かうんだ。戦力としては十分過ぎる」
「だから、留守番な。ニア、ニヤ、暴れたり教会の人に迷惑を掛けたりするなよ」
全員が弟、妹に言い聞かせバルコニーに出る。
「じゃあ変身!」
ネプテューヌの言葉を合図に、全員が女神化、守護者化する。
夜空に四人の女神と四人の守護者。
ゲイムギョウ界の最高戦力がここに集結した。