超次元ゲイムネプテューヌ~女神を守る守護者~   作:ほにゃー

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第17話 写し取られた力!アルドゥバの実力!

「ライはさ、色々考え過ぎなんだよ」

 

何時の日かのプラネテューヌ。

 

リオはライの話をゲームをしながら聞き、そう言う。

 

「考え過ぎ?」

 

「そう。戦場じゃ、一々考えてる暇はない。考えてる内に時間は進み、最悪取り返しのつかないことになる。だったら、最初からシンプルに考えてればいい」

 

ゲームを横に置き、リオはライを真っ直ぐ見る。

 

「その時、自分が一番どうしたいのか?それだけを考えろ。そうすりゃ、お前は一人前とは言えないが、まぁ四分の三人前ぐらいにはなれるさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「此処にいろ」

 

ライはネプギアを下ろすと、大剣を抜き、モンスターに囲まれている仲間の下に移動する。

 

「はああああああああ!!」

 

大剣で全てのモンスターを両断し、倒す。

 

「ライだ!」

 

「変身してる!」

 

ライの姿にニヤとニアは声を上げ、見上げる。

 

そして、その姿をヴァイスも見ていた。

 

「やれやれ、一番乗りはライに取られちまったか…………なら、俺もうかうかしてられないな!」

 

ヴァイスはにやりと笑い、目の前のモンスターを力でねじ伏せ、斬る。

 

(兄さんの言う通りだ)

 

ライはモンスターを倒しながらも頭の中で冷静に考えていた。

 

(色々考え過ぎていたんだ。それが俺にとっての枷。どうすればいいのか?どうしたらこの状況を覆せるか?どう動けばいいのか?……………そんなの、考える必要は無かった)

 

大型モンスターを頭上から剣を突き刺し、そのまま持ち上げ近くで固まっていたモンスター群に投げつける。

 

(俺が考えるのはただ一つ!)

 

「ネプギアを…………守る!それが俺の考えることだ!」

 

一人でモンスター群に善戦するライを見つめ、ネプギアは悲しくなった。

 

「私………また守られてる………」

 

胸の前で片手を握り、ネプギアは俯く。

 

「嫌だ………守られるだけの自分は嫌だ…………」

 

顔を上げ、ネプギアは一人で戦うライを見つめる。

 

「私は強くなる!誰よりも強く………そして、ライ君の隣に立っていたい!」

 

その瞬間、ネプギアから光が溢れ出した。

 

光が収まると、そこには女神化したネプギア、パープルシスターとなったネプギアがいた。

 

ネプギアは未だに戦ってるライを見つめ、そして、一気に飛び上がった。

 

上空からビームガンソードを構え、撃つ。

 

レーザーはライの背後のモンスターを打ち抜き、破壊する。

 

「ネプギア!」

 

「ネプギアちゃん……!」

 

「すごーい!」

 

ユニ、ロム、ラムは上空のネプギアを見つめ、感嘆の声を上げる。

 

「………ネプギア」

 

「ライ君、私も変身出来たよ」

 

ネプギアはライに笑い掛けながら言う。

 

「私も戦う。守らるだけの私はもう嫌だから。ライ君の隣に居たいから。…………一緒にお姉ちゃんとリオさんを救おう!」

 

「……ああ!」

 

ライとネプギアは剣を構え、一気にモンスターに襲い掛かる。

 

数が多かったモンスター群はその数を徐々に減らしていき、残り僅かとなった。

 

「ネプギア!」

 

「ライ君!」

 

掛け声を合図に、二人は武器を構え、必殺技を放つ。

 

「ディザスターファング!」

 

「ミラージュダンス!」

 

二人の高速連続斬りが炸裂し、モンスターはとうとう全滅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雑魚モンスター共が全滅だと?」

 

「案外やるっちゅね」

 

ワレチューはレーダーを見ながらそう言う。

 

「まぁいい。ちょうど退屈していた所だ」

 

すると、アルドゥバは無言で立ち上がり、屈伸を始める。

 

ゆっくり折り曲げ、ゆっくり戻す。

 

それを数回繰り返す。

 

「何をしている?」

 

マジェコンヌが尋ねるも、アルドゥバは屈伸を止めず、次に背中を大きく逸らす。

 

「おい!聞いているのか!」

 

「ああ。聞いてるよ。これは俺のルーティンさ」

 

そして、ゆっくり息を吸い吐く。

 

「折角だ。見どころのありそうな守護者候補生だしな。ちょいっと元戦闘指南役として稽古付けるんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モンスターたちを倒し、ライたちはネプテューヌたちとリオたちが捕らわれているアンチクリスタルの結界のほぼ目の前までやって来た

 

「見えた、あれがアンチクリスタルだ!」

 

「お姉ちゃん!」

 

「兄さん!」

 

先頭を走っていたライの声に反応し、ネプギアははアンチクリスタルの中を見て、ネプテューヌを呼んだ。

 

「え………? ネプギア! 変身できたんだ!」

 

「ライ!お前も変身出来たのか!」

 

ネプギアとライの呼び掛けにネプテューヌとリオは反応を示し、結界の外を見た

 

それに吊られて他の女神たちと守護神たちも結界の外を見る

 

「ロム……ラム……」

 

「ニア……ニヤ……」

 

「ユニ……」

 

「ヴァイス……」

 

「お姉ちゃん!」

 

「兄さん!」

 

「兄ちゃん!」

 

「お姉ちゃん!」

 

「お姉ちゃん……!」

 

「兄さん……!」

 

再会を喜ぶ女神と守護神、候補生たちだったが……

 

「さあ、それはどうかな?」

 

マジェコンヌが現れる。

 

「よく来たな、女神の妹たちと守護神の弟たち……私の名はマジェコンヌ、四人の小娘と四人の小僧が支配する世界に混沌と言う名の福音を」

 

「コンパちゃ~~~ん! 会いたかったっちゅ~~~!!」

 

「おいコラぁ! 邪魔をするな! 今いい所なのだぞ!」

 

突如現れたワレチューの所為で、空気が一瞬緩む。

 

そんな中、ネプギアは本題に戻そうと尋ねる。

 

「どうしてこんなことをするんですか!何が目的なんですか!」

 

「ふん、冥土の土産に教えてやろう……私が求めているのは女神と守護神を必要としない新しい秩序、誰もが支配者となりえる世界だ!」

 

マジェコンヌの言葉にライは直ぐに反論を返す

 

「それはお前が支配者になろうとしてるだけだろ!!」

 

「私よりも強いものが現れればその者が支配者となる……これこそが平等な世界だ、違うか?」

 

「何もっともらしいこと言ってんのよ!」

 

「要するに女神と守護者の力が羨ましいたけだろ!」

 

「……ふっ、その様なことを思っていた頃もあったかもしれんなぁ?だが今は違う」

 

マジェコンヌはユニとヴァイスの反論を受け流しつつ、帽子の奥に隠れた目が怪しく光る。

 

そして、体から光が溢れ、マジェコンヌを包む。

 

「私自身が女神の力を宿しているからだ!」

 

光りが消えると、そこには女神化したマジュコンヌが居た。

 

「変身!?」

 

「そんな!あの人は女神じゃないのに………!」

 

ネプギアが驚いているとマジェコンヌは剣を出し、ネプギアを襲った。

 

「クロスコンビネーション!」

 

「え?」

 

ネプテューヌの技を使ったことにネプギアは驚き、まんまと攻撃を喰らう。

 

「嘘っ!?私の必殺技!?」

 

ネプテューヌもその光景に驚きを隠せなかった。

 

「私には他人をコピーする能力があってな。ついには女神の力までも我が物にしたということさ」

 

「ネプギア!くそっ!」

 

ライは大剣を構え、マジェコンヌに斬り掛かろうとする。

 

「何処を見ている?」

 

するといつの間にかアルドゥバが懐に潜り込んでおり、そして、拳がライの腹部に叩き込まれる。

 

衝撃が体の内部にまで響き、ライは口から声にならない声を出し、そのまま瓦礫の山へとツッコんだ。

 

「そんな……嘘だ………」

 

「守護者化してる……ライを吹き飛ばすなんて………」

 

「それも………生身の人間が………」

 

ニアとニヤ、ヴァイスはライを拳のみで吹き飛ばしたアルドゥバは見つめる。

 

「さぁ、立ち上がりたまえ、若き守護者候補生よ。稽古はまだ終わりではないぞ」

 

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