リオたちを見送った後、ユニはネプに相談があるといって話しかけた。
ニアとニヤ、ロムとラム、ピーシェとルークお面倒をライとヴァイスの二人に任せ、二人はテラスで話を始めた。
「ノワールさんの様子がおかしい?」
「うん。最近夜になると執務室にこもって何かをしてるの」
「お仕事じゃないの?」
「仕事なら部屋に鍵をかけないわ。それに、中で変な笑い声とかも聞こえるし………なんだか心配なのよ」
「つまり、ノワールさんが一人で何をしてるのか知りたいの?」
「まぁ……そういうこと、かな?」
ネプギアの尋ねに、ユニは自信なさ気に言う。
「じゃあ、いいのがあるよ!偶々持ってきたんだけど……これ!」
そう言ってネプギアはポッケの中から小さなカメラを取り出した。
「これって?」
「映像を遠隔地に無線で送る目立たない大きさの機械だよ!」
「……要するに隠しカメラよね」
意外なものを出してきたことにユニは若干引き気味になる。
「こんなに小さいのにHD映像をリアルタイム圧縮するんだよ!凄いよね!」
子供が新しい玩具を見せびらかすような感じで隠しカメラを自慢するネプギアにユニは僅かながらに引き、そして、なぜ持っているのか気になった。
「………ねぇ、ネプギア。どうしてそんな物を持ってるの?」
「それはもちろん!ライ君の部屋に…………乙女の必需品だよ!」
「(今ライの部屋って言いかけたわよね!?え!?…………まさか………)ね、ネプギア……まさかと思うけど、盗さt「ユニちゃん………世の中にはね………知らない方が幸せなこともあるんだよ?」
ネプギアの目から光が消え、その目に見つめられたユニは体の芯が冷える感じを味わった。
結局、それ以上何も言わず、ネプギアが嬉々として隠しカメラをセットするのを見つめた。
「ここかな……?それともこっちがいいアングルかな?……やっぱこっちにしよう!」
隠しカメラの隠し場所を考えながら嬉しそうにするネプギアをユニは眺め、少しだけプラネテューヌの行く末が心配になった。
隠しカメラの設置を終え、ネプギアとユニは一度外に出て動作確認をする。
Nギアを操作し、カメラとリンクさせると、隠しカメラの映像が鮮明に映し出された。
「映った!」
「凄い……こんなにはっきりと……」
「綺麗でしょ!NPTG-4って言う最新の圧縮方法でHDの精彩感を失わずに転送されるんだよ!」
最初こそはその技術に驚き感心していたユニだが、徐々にその表情を曇らせる。
「あれ?どうしたの?」
「………なんだかすごい悪いことしてる気分になってきちゃった。ねぇ、やっぱこれ外さない?」
幾ら姉のことが心配とはいえ、盗撮してまで姉の秘密を知りたいとは思わないらしく、ユニはカメラの取り外しを頼む。
「そ、そうだね」
流石のネプギアも、ユニの言葉に罪悪感を感じ、カメラの取り外しに賛成する。
すると、急にNギアの画面が乱れ、急に映像が切り替わる。
その映像はノワールの執務室の映像だったが、ありとあらゆる位置からの映像が替わる替わる映し出される。
「これって………混線してる?……でも、混線してるってことは…………あの部屋!他にも隠しカメラがある!」
「え………えええええええええ!!?」