超次元ゲイムネプテューヌ~女神を守る守護者~   作:ほにゃー

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第8話 兄姉の力!そして趣味!

「まさか、建設中のアトラクションの中に隠れてるとはな」

 

「灯台下暗しって奴だね」

 

ロムとラムの監禁場所が、テーマパークにある建設中のアトラクションの中だった。

 

そこに、リオ、ネプテューヌ、ライ、ネプギア、スワルト、ノワール、ヴァイス、ユニ、シオン、ベールの十人が集まった。

 

「よーし!殴り込みだ!」

 

「正面突破だ!」

 

リオとネプテューヌがそう言い、攻め込もうとすると、それをシオンとベールが止める。

 

「お待ちになって。こういう時は人質の救出が最優先ですわ」

 

「ベールの言う通りだ。正面から行っても、ロムちゃんとラムちゃんを盾にされてやられる可能性がある」

 

「だから、まずは私にお任せを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建設中のアトラクション内で怪物もといトリックはロムとラム二人をぺろぺろと嘗め回そうとしていた。

 

すると、扉が開き、ベールが現れる。

 

「そこまでですわ!」

 

「ん?また幼女か?」

 

トリックはベールの方を見てそう言う。

 

「その子たちを解放なさい!私が身代りになりますわ!」

 

「……は?俺紳士だし、守備範囲幼女だけだし、デカい胸とか興味ないし」

 

「なっ!? 大きな胸の何がいけないと言うんですの!?」

 

「……垂れる未来しか見えない」

 

その瞬間、ベールの中で何かが切れた。

 

「……あなた…。私を怒らせてしまったようですわね…!」

 

ベールは怒りを露に死、女神化する。

 

「グリーンハート、変身完了」

 

「やっべ、これ身代金どころじゃなくなった」

 

その様子を見ていた怪物の仲間は、怪物を見捨ててその場を逃げ出した。

 

「シオン、貴方も手伝いなさい」

 

「やれやれ、仕方ないな」

 

本来ならベールがトリックの注意を引き、その間にシオンが二人を助ける作戦だったのだが、ベールがキレてしまい作戦は失敗。

 

シオンは肩をすくめながら変身する。

 

胸部と腕、脚に鎧を纏い、ハルバードを手にした姿。

 

守護者シルバーナイト。

 

ベールとシオンは槍と、ハルバードを構え、怪物、トリックへと攻撃を仕掛ける。

 

「はああああ!」

 

「ふっ!」

 

二人の攻撃はトリックに当たるが、トリックは怯まず反撃をする。

 

「そんな攻撃、効くか!」

 

「どうだろうな?」

 

「なら、これならどうでしょう」

 

シオンとベールはロムとラムの事を忘れてしまい、必殺技を放つ。

 

「レイニーラトナビュア!」

 

「アインツェルカンプ!」

 

二人の必殺技は、トリックに当たり、トリックは壁を破壊しながら外に吹っ飛んだ。

 

「余裕でしたわね」

 

「だな」

 

ハルバードを肩に担ぎ、言う。

 

そして、今になってある事を想い出す。

 

「あれ?そう言えば、ロムちゃんとラムちゃんは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリックは近くの資材置き場までぶっ飛ばされていた。

 

「命に代えても幼女だけは守る!それが紳士のジャスティス!…………ってあれ?」

 

トリックの手の中にロムとラムはおらず、二人は金網をよじ登って逃げようとしていた。

 

「この活きの良さ!全く、幼女は最高だぜ!」

 

トリックは舌を伸ばし、ロムとラムを捕まえようとする。

 

だが、その舌は突如現れた者によって阻まれた。

 

現れたのは鎌を手にしたニアとトンファーを手にしたニヤだった。

 

「ニア!」「ニヤ君!」

 

二人の登場に、ロムとラムは声を上げる。

 

「今度は、ラムに触れさせない!」

 

「今度こそ、ロムを守る!」

 

「くそっ!幼女以外は邪魔だ!」

 

トリックはまた舌を出し、二人を攻撃する。

 

ニヤはその舌をトンファーで弾くと、そのまま地面に舌を叩き付ける。

 

「ニア!」

 

「任せろ!」

 

ニアは走り出し、鎌でトリックの体を切り裂く。

 

「ぐあああああ!!?」

 

予想外のダメージにトリックは体をよじらせ、痛みに苦しむ。

 

ニヤもそれに続き、トンファーでトリックに打撃攻撃をする。

 

双子が故の息の合った連携攻撃。

 

次第にトリックは徐々に後ろへと下がり、追い詰められる

 

「これで決めるぜ!」

 

「ああ!」

 

ニアは鎌を回転させ、ニヤはトンファーを腰撓めに構え、止めを刺そうとする。

 

「紳士の俺様に、幼女以外が攻撃を………許さないぞ!」

 

トリックは再び舌を出し、攻撃を仕掛けて来る。

 

「そんなの食らうかよ!」

 

ニアは飛んでくる下に向かって鎌を横に振って切り裂こうとする。

 

すると、舌は鎌に当たる寸前で軌道を変え、直角に二度曲がる。

 

そして、そのままニアを舌で殴り、金網に叩き付ける。

 

「ニア!」

 

ニヤは思わず飛ばされたニアの方を見る。

 

「食らえ!」

 

そこを狙われ、ニヤも横から舌で殴打され、資材の山にぶつかる。

 

「ニア!」「ニヤ君!」

 

ラムとロムは同時に声を上げ、二人を見る。

 

「俺の舌は幼女を癒すためにありとあらゆる動きが出来るのさ!さぁ!幼女たち!こっちに来い!」

 

トリックは邪魔ものであるニアとニヤを倒し、ロムとラムに舌を伸ばす。

 

ロムとラムは目を閉じ、身構える。

 

すると、三節根が飛び、トリックの舌を弾き、頭上からからハンマーが落ちて来て、トリッそのまま舌ごと地面に落ちる。

 

「イテテテテ!!」

 

トリックは余りの痛さに舌を仕舞う。

 

三節根がジャラジャラと音を響かせ、飛んできた方向に戻る。

 

そこには三節根を持ったアイクとその隣で静かに佇むブランが居た。

 

その二人を見てロムとラムは笑顔を浮かべる。

 

倒れているニアとニヤも力無く笑っている。

 

「てめぇ……私の大事な妹達に何しやがる…許さねぇぞ」

 

「よくも俺の弟達を痛めつけてくれたな………その痛み、何万倍にして返してやるよ」

 

二人は静かに怒りの炎を灯し、トリックを睨み言う。。

 

「「この変態が……!」」

 

「変態だと?それは褒め言葉だ!」

 

「そうかい……なら、褒め殺しにしてやるぜ!」

 

「精々、喜びながら無様に死ね!」

 

そう言い、二人は女神と守護者に変身する。

 

女神“ホワイトハート”と守護者“スカーレットナイト”。

 

「覚悟しろよ!」

 

「このド変態っ!!」

 

トリックはうすら笑いを上げて跳び上がると同時に舌を再び動かし、二人を襲うが二人はそれを難なく躱す。

 

「この、屑変態!」

 

ブランは斧を振り下ろし、トリックの脳天に重い一撃を撃ち込む

 

「この、超絶変態!」

 

アイクは三節根を鳥生の腹部へと叩き込む

 

「「激重変態!!」」

 

そして、二人の攻撃が同時に当たり、トリックの体を地面に叩き落とす。

 

「テンツェリントロンペ!!」

 

「ディメンションスタンピード!!」

 

必殺技を叩き込み、鳥生は宙高く舞う。

 

「幼女ばんざぁぁぁぁぁぁぁああああああああいっ!!」

 

トリックはやたら気持ち悪い叫びを上げながら、夜空に汚く輝く星になった

 

「女神と守護神のに身内に手を出したんだ……文句はないだろ?」

 

「今度からは相手をよく見てから喧嘩を売るこったな」

 

二人は変身を解き、物陰に隠れていたニアとニヤ、そしてロムとラムを見る。

 

「ロム……ラム……ごめんなさい、こんな目に遭わせてしまって……」

 

「俺もブランも、兄と姉失格だな……ごめん」

 

意気消沈する二人に、四人は駆け寄り、テーマパーク内で見つけたコインを差し出す。

 

「これ…お土産」

 

「皆で集めたんだよ!」

 

「兄ちゃん!今度は一緒に遊んでくれよな!」

 

「それで今回はチャラ」

 

予想外のプレゼントにアイクとブランは笑い、ブランはロムとラムを抱きしめ、アイクはニアとニヤの頭を撫でた。

 

その光景を見ながら、リオはライを見る。

 

「ライ。お前だな。ニアとニヤにロムとラムの監禁場所を教えたのは」

 

リオが問い詰めるとライはビクッっとなり体を震えさせる。

 

「ご、ごめんなさい………ニアとニヤに頼まれて…………でも!二人は悪くない!悪いのは話した俺だ!だから、二人の事は………!」

 

「何言ってるんだよ。別に怒らねぇよ」

 

「え?」

 

「俺もお前の立場なら同じことをした。むしろよくやったよ、お前は」

 

ライの頭を軽く叩きながらリオは笑う。

 

「流石は俺の弟だな」

 

「………当然だろ、だって俺はプラネテューヌの守護者候補生で、その兄が守護者なんだ」

 

ライも笑い、リオを見る。

 

「弟は兄の背中を見て育つんだよ」

 

「コイツ、言いやがるな!」

 

乱暴にライの頭を撫で繰り回し、二人は笑い合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ネプテューヌとネプギアはと言うと…………………

 

「出てこい誘拐犯!ねっぷねぷにしてやんよ!」

 

「お姉ちゃん。もしかしてもう終わっちゃってるんじゃ………」

 

事件が片付いたことも知らずに非常口まで待ち伏せをしていた。

 

ちなみに誘拐犯の一味である少女は、別ルートで待ち伏せしていたスワルトとノワール、ヴァイス、ユニの四人によって捕まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寝不足ぅ!?」

 

「それが原因で倒れたのか!?」

 

翌日、ブランに倒れた理由を聞いたら気絶と答えられた。

 

ブランは申し訳なさそうに頷く

 

「ここの所、ずっと徹夜続きであなたたちに向き合う余裕がなくて…そのなのに、ロムとラムを助けてくれて…本当にありがとう、ベール、ノワール……ネプテューヌも……」

 

「今回はお前達にも迷惑を掛けちまったな。本当に感謝してる……スワルト、シオン……リオも」

 

「特に三人は中継の時に、私とアイクを庇ってくれて………」

 

「いいって、いいって」

 

「そんなこと、気にする必要はない」

 

「あの人に腹が立っって、僕たちが勝手にやっただけだし」

 

リオとスワルト、シオンがそう言うとロムとニヤが走ってやってくる。

 

「お姉ちゃん!アイクお兄ちゃん!見て見て!」

 

「また二人の似顔絵描いた」

 

そう言って、二人は、また本に描いた落書きを見せる。

 

それを見たリオ達は、また二人が怒ると思った。

 

しかし―――――

 

「うん、良く描けてる」

 

「ああ、上手いな」

 

若干二人は困惑しながらも怒らず、褒める。

 

が、持っていた本を見て、二人は急に表情を変える。

 

そして、立ち上がり走り出す。

 

その後をリオ達も追い掛けると、着いたのは大量の本が山積みになった部屋だった。

 

「ラム!ニア! 落書きやめて!」

 

ブランが慌てて絵を描いているラムとニアを止めるが二人はやめる気配がない

 

「どうして? こんなに同じ本がいっぱいあるんだからいいでしょ~?」

 

「そうだ!そうだ!」

 

「だ、ダメ!」

 

「二人とも、今直ぐ止めろ!」

 

何をそんなに慌ててるのか気になり、リオは一冊本を取る。

 

「あ!リオ、読むな!」

 

アイクが止めようと手を伸ばすが、リオはそれを躱し、中を見る。

 

「これは小説?」

 

「正確には同人小説だね」

 

横からネプテューヌも見ながらそう言う。

 

「もしかして寝不足なのって…………」

 

「まさか小説を書いてたから………」

 

スワルトとノワールが恐る恐る尋ねるとブランは顔を真っ赤にして言う。

 

「ああ、そうだよ!徹夜して書いたんだよ!」

 

「あ!ネプテューヌ!此処見ろ!」

 

「ん?挿絵担当アイク………え!?アイクも手伝ってる!」

 

「アイク!お前絵が描けるのか!」

 

リオとネプテューヌが驚いてると、ニヤが一冊の本を取り出す。

 

「こっちは兄ちゃんの本だよ」

 

「ニヤ!なにを!」

 

またしても、リオが素早く受け取り、中を見ると、それは同人誌だった。

 

「ネプテューヌ、これブランの小説の内容のまんまだ」

 

「原作者ブラン、作画アイク…………なるほど。ブランの同人小説の漫画化だね」

 

「アイク、貴方まさか…………」

 

「お前もこういう趣味なのか?」

 

「くっ……ああ、そうだよ!ブランが小説で俺が漫画!俺達の趣味だ!」

 

アイクはやけくそ気味にそう答える。

 

「邪気眼と書いてデスティニーと読むのか………」

 

「その名前だと、主人公が途中でフリーダムな人に主役の座を奪われそうだな………」

 

「ユニ、一応聞くけど、どういう話?」

 

「えっと、空から落ちて来た女の子と生まれつき特殊能力を持った男の子が世界を救う話」

 

「凄い!主人公が新たな力に目覚めた!」

 

「漫画化すると、よりその場の臨場感が分かる………!」

 

「結構画力が高いな………」

 

ネプギアとライ、ヴァイスは結構気に入り食い入るように見ていた。

 

「お、お前ら………!」

 

「頼むから…………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「読むなあああああああああああああ!!」」

 

教会にアイクとブランの叫び声が響いた。

 

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