俺とシノアが4歳になったばかりの頃。
「お父様?」
「なんだい?祐也」
「今日はどこに行くんですか?」
「柊家だよ。」
「なんで?」
「祐也と同い年の女の子の友達になる為だよ。」
「友達って仲良くなること?」
「そうだよ。それともうすぐ三宮祐也じゃ無くて柊祐也になるんだよ。」
「なんで?」
「祐也が天才だからだよ。」
そう。祐也は4歳にして様々な鬼呪を使いこなし剣術も大人でも勝てないレベルまで高められた為に周りからは『三宮の天才』そう呼ばれたのだった。
そう呼ばれる人材を三宮に置いておくほど柊家はバカではない。
同じ年の娘が柊家にいるために2人を許婚にすることを決めたのだ。
・・・しばらく歩いて父と柊家に着いた。
すると玄関から柊天利が出てきた。
「ようこそ!君が祐也君だね。私は柊天利という者だ。よろしく。さあ。中へお入り。それと君は帰りたまえ。」
「わかりました。祐也。天利様に迷惑をかけないようにね。」
「はい。お父様。」
そう言って父様は帰っていったのだ
「よく来たね祐也君。今日は私の娘のシノアに会ってもらおう。」
「はい!おじさん!」
「おじさんじゃなくて天利さんと呼んで欲しいな。」
「天利さん?」
「それでいいよ。」
とそんな会話を天利さんとしていると
「シノア!早くおいで。」
「お姉ちゃん!待って。」
と廊下の奥から聞こえてきて。
最初にお姉さん?がやってきて。
「君が祐也君?」
「うん。お姉ちゃんは?」
「私?私はね真昼って言うの。」と名前を教えてもらった時に真昼お姉ちゃんの後ろに1人の女の子がやってきた。
「シノア。挨拶なさい。」
「こんにちはm(_ _)mシノア4歳です。」
「祐也です。4歳です。今日はお友達?になる為に来ました。」
「ホント?お友達になってくれるの?」
とシノアちゃんが言ってきたので
「うん!」僕はそう答えた。
それを見ていた天利さんは
「シノア。今日は祐也君とシノアと真昼のお部屋で遊んでおいで。食事の時間になったら真昼か暮人に呼びに行かせるから。」
「くれと?誰?」
「真昼とシノアのお兄ちゃんだよ。祐也君。」
「お兄ちゃん?優しいの?怖いの?」
「家族には優しいから大丈夫だと思うよ。」
「わかった。」
そう言って僕はシノアと一緒にシノアの部屋に行きました。
「ここがシノアとお姉ちゃんのお部屋。」
「いろいろ物があるね。」
「女の子だもん。」
「僕も妹2人と同じ部屋で生活してるけどこんなに物は無いよ?」
「そうなの?」
「うん。・・・シノアちゃん!何して遊ぶ?」
「それじゃあおままごとしよう。」
「2人で?」
「お兄ちゃん達ととお姉ちゃん呼ぶ?」
「そうしよう!」
こうなりシノアは兄妹を呼びに行った。
「入るぞ。君が祐也君か?」
「うん!お兄ちゃんは?」
「俺か?俺は暮人だ。」
「怖い人?優しい人?」
「いきなりなんて言う質問だよ。」
「怒った?」
「そう見えるか?」
「見えない。」
「なら、怒ってない。」
と話しているともう1人、部屋に入ってくる。
「入るぞ。」
「征志郎!今会話中だ。静かに入ってこいよ。」
「すいません。」
「暮人お兄さん怒ってる?」
「祐也には怒ってない。」
「良かった。そっちの・・・お兄さん?は誰?」
「征志郎だ。よろしくな。祐也。シノアが部屋に来てと言っていたが何をするんだ?」
「おママゴト。」
「俺の役は?」
「お前は犬だろ?」
「征志郎兄さんは犬なの?」
「違うわ!暮人兄さんも変な事を祐也の前で言わないで。」
「事実だろう?」
ガチャ ||.c( ゚ω゚`|
「お姉ちゃんを連れてきました。これで揃った。」
シノアが役を決めた結果。
シノア→ママ
僕→パパ
暮人兄さん→子供兄
真昼お姉ちゃん→子供妹
征志郎兄さん→販売のお兄さん。
「なんか俺だけ役が可笑しいよな?」
「征志郎兄さんはこれでいいって暮人兄さんと真昼お姉ちゃんが言ってた。ねぇ。シノアちゃん!」
「うん!祐也君。」
「この短時間でこの2人は随分と仲良くなったな。」
「暮人兄さんが言うとなんか怖い。」
「真昼!聞こえてるぞ。」
「知らなーい。私はなんにも知らなーい。」
こうして時間は過ぎていき夜の8時になった。
「天利さん!」
「どうした?祐也君?」
「お家に帰りたい。」
「泊まっていってもいいんだぞ?」
「お泊まりは今度、三葉と楓を連れてきた時でいい?」
「妹2人か?」
「うん。」
「わかった。妹想いのいいお兄ちゃんなんだな。祐也君。帰りの車を出すから靴を履いておいで。」
「うん!」
こうして僕はシノアちゃんにあったのだった。
自分が後々この家で生活するようになるのはこの2年後になる。