side幸
私は3年ほど前に主である祐也様に救われた。
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私はある山に吸血鬼に捨てられたようだと祐也様に教えてもらった。
3年前に祐也様はある任務で吸血鬼の討伐に以前富士山と呼ばれていた山まで来ていたそうだ。そこで。
side祐也
ここは山梨県の富士山の麓だ。以前は綺麗だったであろう景色が未だに残っている。
「シノア。山が近づくに連れて吸血鬼が多くなるのはなんでかな?」
「そこに吸血鬼の都市への入口があるんじゃないですか?」
「祐兄!」
「どうした?三葉?」
「私の予想だけどというか天字竜の話なんだけど、ここって昔は吸血鬼の敵の住処だったんだって。」
「私の予想の反対の答えですね。」
「でもね。もう100年以上前に滅びたって言ってる。」
「ならなんでって吸血鬼が近くにいるから倒してから話そうか。」
俺がそう言うと吸血鬼が目の前に三匹出てきた。貴族では無いようなので
「シノア!三葉!作戦はAで行くよ。いつも通り頼むよ。」
「「了解(です。)」」
こうして俺達は吸血鬼3匹を倒すのだ。
「なんか鬼呪の反応がある。」
「どこですか?」
「どこから?」
と聞かれたので森に指をさす。
「あの中から。多分死んでる。俺の鬼呪術で蘇生してこの部隊に入れようと思うんだけど。でも成功するかな?」
「成功するかどうかはおいといてとりあえずやってみましょう。」
「そうだよ。祐兄!とりあえずやってみてダメだったら仕方が無いよ。」
「だな。なら行くか。鬼呪術の最中は防御頼むよ2人とも。」
「「任せなさい。( ¯﹀¯ )/+*/任せて祐兄!」」
こうして俺は2人を連れて森の中に入っていった。そこには名前の書かれた服を着ている死体が8体程捨てられていた。
「あの腐っていないやつから鬼呪が溢れてる。」
「ここまでくれば私でもわかります。」
「確かに。私でもわかるぞ。」
「名前は茜か。とりあえずやってみるかな。」
そう言って俺は懐から小太刀を1本と術式の絵が描いてある紙を取り出す。
「2人とも。守りを頼むよ。」
そう言って茜と書かれた服を着ている死体の服を脱がせて体の上に紙を置いた。そして小太刀で右手の指すべての腹の部分を軽く切り血を出す。そして術式を発動させながらそこに自分の血を滲ませる。少し滲んだら身体の中に少しずつ指が入っていく。そして動いていない心臓に触れる。心臓に触れたら紙に書かれている術式を心臓に書き込む。少しずつゆっくりと2時間ほどかけてしっかりと刻み込んだ。すると心臓が少しだが動き出す。だが、蘇生には代償が必要だ。ここは可哀相だが人格と記憶を代償に捧げよう。また1からしっかりと人格を形成させようと決めて残りの仕事に取り掛かる。。一つ目はこの鬼呪を利用できるように壊れた回路を治すこと。二つ目にこの娘の中にいる鬼を1度違う鬼呪装備に封印すること。そして最後に服と名前をあげること。服は持ち歩いてるカバンの中に隠密行動用のいわゆる忍の様な服があるのでそれに着替えさせた。そして名を幸せになって欲しいということから(幸)と書いて(こう)にしようと決めた。そして一時的なものではあるが擬似人格を取り付けた。これにより1年はこの擬似人格で生活が出来るだろう。後はこの1年で人格を確立出来るようにすればいいのだ。
side幸
私は誰かの背中で目を覚ました。黄色い髪をした綺麗な顔立ちの人だ。隣には薄紫色の髪をした小さな女の子。その反対側には私を背負っている人と同じ色の髪の毛の女の子。ここは何処だろう。そう思いながら私は再び眠り出した。
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目を覚ますと私は何かに乗って隣の人の膝を枕に寝ていた。
私が起きたのに気付いた彼は
「目が覚めたかい幸(こう)?」
と言って声をかけてくれた?
「幸って誰?」
「君の事だよ。」と言って何があったのかを説明してくれた。
ハッキリ言うと何処までホントの事なのかはわからない。けど2つだけわかるのはこの人と私には同じ血が流れていること。それとこの人といると私は落ち着けるということ。
それからしばらく私は彼と揺れる乗り物・・・車という物に乗って彼らの住む場所に連れて行ってもらった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれから1週間!私は彼の旧姓の三宮を彼とその家族から貰うことが出来た。彼らの家族の一員になれたのだ。私を助けてくれた祐也君にその姉の葵さん。双子の妹の三葉ちゃんに祐也君の1歳年下の妹の楓ちゃん。彼らは私を迎えたくられたのだ。祐也君は今は柊家という偉い人たちの家族でもあることから柊家の人達にも私の事を紹介してくれた。
天利さんや暮人さん達も私を迎えてくれたのだ。私はそれが凄く嬉しかった。
・・・そして半年の時間が経った。祐也君・・・いや・・・祐也様に頼んで私を従者にしてもらった。私は祐也様に毎日の様に訓練を付けてもらった。訓練の無い日も自主的に出来るものを繰り返しやった。そして私は鬼呪術と元々私の中にいたという鬼を黒鬼装備にしてもらった小太刀を使った戦いを覚えた。普段は正装をしている私だが訓練の時は祐也様にいただいた忍の様な見た目の服を使って訓練を受けた。訓練以外の時は楓ちゃんと一緒に祐也様の書類を片付ける仕事をした。
・・・・・・・・・それから時間が経ち私も少佐にまで登り詰めた。私はいつも通り祐也様に頼まれた任務である新人育成に取り掛かっていた。そんな時祐也様の呼び出しをいただいたので向かっている途中ある男に声をかけられた。
「待てよ。」
「なんですか?」
「お前!茜か?」
「祐也様に呼ばれておりますので申し訳ございません。それと私の名は茜ではなく三宮 幸(さんぐう こう)です。それでは失礼します。」
そう答えて私は会議室に走った。それにしても茜とは誰のことなのでしょう?