今日はいよいよ雄英高校の入学試験だ。
虎鉄が試験会場に向かっていると固まっている緑谷がいた。
「緑谷 出久ではないか。あの時以来だな。何を固まっている?」
「あああわ、こ 虎鉄君!い いや何でもないよ。」
ものすごく慌てている。
「とりあえず落ち着け。そんなことでは受かるものも受からないぞ。」
虎鉄が言う。
「う うん。お互いに頑張ろうね。」
虎鉄と緑谷は試験会場に向かう。
試験会場の中は大勢の受験者が席について待っていた。
「隣だね虎鉄くん。」
「そのようだな。」
話していると、
「デク、試験前にうるせぇ。」
いかにも不良のような少年が言う。
「か かっちゃんごめんよ。」
緑谷が謝る。
「緑谷 出久の友達か?」
「あぁ!誰が友達だ!てかお前誰だ?」
「それはすまない。俺は虎鉄 一心だ。お互いに今日は悔いが残らないように試験に挑もう。名前だけでも教えてくれないか?」
「……爆豪。」
それから試験の説明があり実技試験が始まった。
虎鉄と緑谷と爆豪は違う会場のようだ。
試験は仮想ヴィランを多く倒して得点を出すようだ。
試験の会場では各自で準備をしている。
「よし、問題ない。」
虎鉄はストレッチを終えて試験開始を待っていた。
「ハイ、スタートー!どうしたぁ!?実戦じゃカウントなんざねぇんだよ!走れ走れぇ!賽は投げられてんぞ!!?」
ボイスヒーロー『プレゼント・マイク』が叫ぶ。
時間は10分間。
虎鉄は走り出した。
(ぶっ殺す!排除する!)
仮想ヴィランが現れるが、
「ふんっ!」
虎鉄は殴り飛ばす。
回りの受験者も仮想ヴィランを倒しているが虎鉄はその中でも一歩先に出ていた。
「うらぁぁぁ!」
次々現れる仮想ヴィランを拳で蹴りで蹴散らしていく。
「これで35ポイント!」
虎鉄が次の仮想ヴィランを探していると
ドゴォォォン
巨大な0ポイントの仮想ヴィランが現れた。
「逃げろ!」
「あんなのに勝てるか!」
受験者が逃げる中、虎鉄は巨大ヴィランの前に立つ。
「お前逃げろよ!試験に関係ねぇじゃねぇか!」
ツンツン頭の少年が言う。
「逃げたければ逃げろ、俺は逃げん!」
「なんでだよ!」
「0ポイントでも仮想ヴィランだ。ヒーローがヴィランを背に向けてはヒーローを名乗れはしない。だから俺は立ち向かう!」
虎鉄は向かっていった。
(確かにデカイ。ジャンプしても上までとどかないだろう。ならば。)
虎鉄は仮想ヴィランの足元に走り、
「うらぁぁぁ!」
ズドーン
足を破壊しバランスを崩した。
仮想ヴィランが倒れてくる。
「もう一発いこうか。うらぁぁぁ!」
倒れてきた仮想ヴィランを殴り飛ばした。
「終了~!!!!」
試験が終わった。
虎鉄が帰ろうとしてると、
「いやぁ、お前すごいな!」
先程のツンツン頭の少年が虎鉄に話かけてきた。
「俺は切島 鋭児朗だ、よろしくな。」
「俺は虎鉄 一心だ。」
握手を交わす。
「そういえば虎鉄以外にも0ポイントのヴィラン吹っ飛ばした奴がいたんだってな。何でも誰かを助けたとか。しかもそいつ0ポイントらしいぞ。落ちたかな。」
「ほう、あれに立ち向かったか。しかし受かってると思うぞ。」
「なんでだ?0ポイントだぞ?」
「人を助けて0なのと逃げ回って点数を取るのではヒーローとしては優れているのは人を助けた方だと俺は思う。だから雄英はそんな奴を落とさないと思う。」
「そうかぁ。それもそうだな。お互いに合格してたらよろしくな。」
「ああ、よろしく頼む。」
後日結果が届き見事に虎鉄は合格していた。
無個性でも強い虎鉄。
まだまだ努力を続けていきます。