18→16
ウネウネ、カミソリ共に動きなし。
目が醒めると真っ白・・・・
「え!?世界滅んだ?」
「いやいや、違うんじゃ。もちつけ。」
前回の事もありおどおどするケールム、其れを止め説明を始めた神様。
どうやらマグナスの目を手に入れた結果色々体がやばいらしい。
先ず、強度である。肉体の強度、精神(魂)の強度が可笑しいくらい上がっているらしい。正確には常にバリアみたいなのが展開される様だ。
次に、マジカ量が一定以上一気に出力しなければほぼ無限だそうだ。
「いや、何だか既に可笑しいんだけど?」
「だから、呼んだんじゃよ?後、バリアは受けたダメージとかは全部次元の隙間行きじゃから、壊れる時はバリア貫通攻撃とか、別位相へ攻撃可能な奴に中身がやられた時位じゃよ。」
「お、おう?てかそれは最早人間なのか?」
説明中だが此処までで既にスペックが人間どころかドラゴンボーンも超えていることに疑問を抱くケールム。
「ああ、ぶっちゃけて良いのなら既に人間じゃあ無いのう。」
「ウェイ?!」
「デイドラの一歩手前みたいな物じゃよ。立っている場所がずれてしまった様じゃな、お陰で今度からは儂が他のデイドラの接触を制限できなくなってしもうた。まあ、まだちょっと分身したりマジカを含んでいないただの武器や、弱い魔法、精神や認識に干渉する魔法が一切効かなくなっただけじゃよ。」
「いや、駄目だから!人間は分身したり武器が効かなくなったりしないから!?」
「ちなみにデイドラは10歩から先。儂の様な管理神は1000歩よりさらに先ってとこじゃ。因みに儂はもう直ぐ9000歩くらいじゃ。なあに人外になれば直ぐじゃよ。」
「なにそれ、人外度レベル的な物ですか?後、なに勝手に来ることを前提にしてるんですか?」
「まあ、人生も人外生も諦めが肝心じゃよ。じゃあの!」
「oh,no.」
そんな件があった後目が覚めたケールムは、自分が何故か宿屋に居たので不審に思いつつ身支度を整え部屋を出た。
宿の広間には、リーシャとアウラ、さっきは気がつかなかった様だが腰にはきちんとミルムルニルが収まっていた。
全員集まり朝?だったので挨拶をして席に着くと一番初めに起きたらしいリーシャから色々話が聞けた。
「先ず、あの後の話をしますね?
皆さんが倒れた後、先に寝ていた私と『勇者』に気絶させられていたアークメイジさんが起きて私は事情を説明しながらみなさんを起こそうとしたのですが一向に起きず、アークメイジさんと話していると外から爆発音が聞こえ外に向かうと水色の玉?みたいな物が町や大学を襲って居たので、それらを全て倒し、まだ起きていなかったみなさんを、大学の人や町の衛兵さんに手伝ってもらって此処まで運びました。」
「成る程、ちと遅かったみたいだな。因みにどんな奴かもっと詳しく解るか?死骸とかがあると嬉しいんだが。」
「ウーンと、多分みんな掃除されちゃってると思います。」
「そっか。残念。」
そんな感じで喋りながら朝食を食べていると、アウラが左眼についての突っ込んできた。
「ねえ?隠さなくていいの〜?その水色の左眼。」
「ゑ?まじ、色変わってる?」
『まあ、違和感は其処までありませんが、青と黒のオッドアイは結構目立ちますし。ちょっと光ってますし。』
「はあ〜、眼帯かなんか作っかな。」
朝食も終わり、一度ホワイトランに帰ろうかとケールムが言うと。リーシャが起きたら大学に来てくれと言われていた事を思い出し、ケールムの事も呼んでいたと言われ、ケールムは渋々眼帯を作り左眼に当て出発した。
所変わって大学内、元素の間は斬撃痕と一瞬だったが放出された大量のマジカによってしばらく使えなくなっていた。そして、一般人やちょっと訓練を積んだアークメイジが入れないほどのマジカの密度が高い其処に『勇者』だった物とハルメアス・モラは居た。
実はケールム達は倒したは良いもののその死体のことをすっかり忘れてしまっていたのだった。今回呼び出されたのも此処の修復を手伝って欲しいという事らしい。
そして、ソレは見るからに禍々しい『触手』を死体に突き刺し修復していた。
「あー、もう!どいつもこいつも頭は悪いし、プライド高いし何より弱いし!こんなごみみたいな量の知識じゃ割に合わないんじゃよ!」
幼いソプラノボイス、低い身長、ゴスロリ、はいどう見ても幼女です。本当に有難うございます。あの得体の知れないクトゥルフ系の見た目は何処に行ったのか?
「それもこれもあの頭可笑しいドラゴンボーンの所為なのじゃ!それ以前にデイゴンの糞ジジィが「ちょっと遊びたいからお前力貸せよ?嫌ならショタ画像全部消す。」とか言うからじゃあああああ。」
そう言いながらも修復と強化は進み『勇者』(笑)から『邪神像』(笑)にメガシンカした。
「さあ!我が触手の力で憎っくきドラゴンボーンを倒すのじゃあ!(ついでにショタ画像も移植完了!ニシシwこれで安泰じゃよ。多分こんだけやれば相手が人間超えてなきゃ大丈夫じゃよ、斬撃の後から推察するにまだ大丈夫・・・・な、はず、じゃよ。多分な。)」
「gyuuuuuaaaaaaaaaaaoooooo!!!!」
「さあ行け!『モヤシゴーレム』!ドラゴンボーンを蹴散らすのじゃあ!」(ぶっちゃけこの分体は攻撃力や干渉力は殆ど無いからのう。)
「yeeeeaaaaahhhhhh!」
其処に死体の回収を頼まれたケールムがやって来た。
「ウッサイな。」ドパアン!
「????ゴアアァ・・・・」
「ファ?!」(ヤバ!なんか既に人間辞めてた、予想の斜め上じゃんよ?!)
急いで自分の領域に逃げ込むハルメアス・モラさん。そして、明らかに強化された死体を見て首を捻るケールム。
「アレ?こんな形だっけ?」
『随分見た目も気配も変わりましたね?マジカによって変異したのでしょうか?』
「ギシャアアアア!」
「おわっと?」ガシッ!
不意に飛び出てきた禍々しいウネウネを掴み取り、誰かが手を入れたのを確信するケールムとミルムルニル。
「なんか反応あるか?」
『ウーン?ノイズが多過ぎです、少なくとも何か禍々しい者が居たのは判るのですがそれが何時なのか、そしてその反応も撹乱されて判りません。』
「うーむ、センサー系は今度強化しようかな。じゃ、早速左眼使ってみますか。」
(なんだかやべえんじゃよ!でも多分動くと揺らぎでバレるんじゃよ!ああ、こんな事なら本体で来れば良かったんじゃよ!)
ケールムのマジカが高まり左眼の眼帯を外すと怪しく光る左眼が露わになる。
「起動!『マグナスの目』出力制限五十パーセント。ミルムルニル今回はサポート要らない、ちょっと練習もいるしね。」
『了解です、暴走させないでくださいよ?』
【何だか影薄めだなあ〜?】
久しぶりな気がするメファーラも登場しつつ、忘れる前に死体も、ウネウネもしまい込み軽く発動。近未来的なインターフェースと共に操作方法が頭に刻み込まれていく。それらが終わると今まで見ていた風景が一変し『本と触手と黒い水?』で構成された世界が視界の端に映り込み、他にも明らかにズレた世界が幾つか表示される。
「なあ、なんか幼女がこっちを見てがたがたしてるんだが?」
【ハルメアス・モラの分体の結構上位の奴ですね。一応女の子らしいですよあのウネウネ。】
「『マジか!』」
そう言っていると目が合ってしまった。
「ホアああああ、こっちを見てるううう!に、逃げるんだあ、分体じゃ勝てないYO!」
そう言って更に深層に入り込み逃げてしまった。
「『【あ。】』」
「・・・・・逃げたな。」
『デイドラが汗かいて逃げましたね。』
【もう!人外も程々にねwww】
こうして、ウインターホールドの事件は終わった。修復をしたら正式にお礼とお金沢山をくれた。素材は殆ど変異して使い物にならなくなったらしい。
モラさんの逃げた後のセリフ。
「ふう。死ぬかと思ったんじゃよ、この分体にはショタ画像全部載せてあるからの、やられたら4世紀近い努
力の結果がおじゃんになるところじゃった。」
矢張り、デイドラはデフォルメに限る!(この小説にシリアスを求めないで下さい。)