空の淵から〜skyrm冒険記   作:名状しがたい魔王

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久しぶりの更新です!


村暮らし!

突然、神様から頼みごとをされこれからの生活に不安しか無いケールム君。

しかし、目的地のリバーウッドにはだんだん近ずいていきとりあえずの目標に安定した宿と修練場を借りようと決意した!

果たしてそう上手く行くのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・流石に大丈夫だった。

 

 

 

 

一夜明けて。朝、近くの川の中で腰の辺りまで浸かりながらスキルを意識して素振り100回、その方を思い出しながらスキル無しで500回。

 

「ふっ!はっ!ふんっ!」

 

転生した時身体能力が大幅に上昇した事もあって全装備の練習を完了。

その日は薪割りを手伝ったり。鍛冶場の見学をさせてもらったりした。夕方、弓の修練として鹿や狼を撃ち鹿は大勢で食べるようで喜ばれた。狼の毛皮は親切なお婆さんがマントを仕立ててくれるらしい。

 

「なんだか充実した、それでいて平穏な1日だったな。もっとも、長くは続かないかな。まあいいや。」

 

「おやすみ。鹿有難うな。」

 

「おう、どういたしまして、おやすみ。」

 

 

また日が昇り始めた頃、川で昨日の様に鍛錬をしていると。

 

「おう!やってるな。」

 

ゴーストが来た。どうやら用事は終わった様だ。

 

「おはよう。どうだった?上手くいったか?」

 

「もちろん!傭兵の口をナメんな。そんな事より、聞いてくれよ。」

 

 

そう切り出された話は実に興味深いものだった。

まず、首長のいる城ドラゴンズリーチに頭のおかしい二人組がいたこと。ブレトンの様な顔らしい。

また、ドラゴンを切り殺した奴を捜索しているらしく、今度ここに衛兵が送られる事になったのはそれも理由らしい。

そこからは、とくにとりとめの無い噂や物の値段戦争の話が続いた。

 

 

(ふむ、恐らく頭のおかしい二人組は「勇者」だな。倒さないといけないのかなあ。しかも、俺探されてんのかよ。サッサと物資や装備の作成、手入れもしてどっかに出発しないとな。)

 

「有難う、かなり助かったよ。此処は長閑だがいささか情報が回ってきにくい。」

 

「それは良かった。さて、じゃあ模擬戦を始めようじゃあねえか。」

 

「応!ちょっと木剣借りて来るわ。そういや今帰ってきたんだろ少し休んだらどうだ?」

 

「ん?ああ、まあそうだな、じゃあ昼やろうぜ。」

 

「ああ。」

 

 

そう言って俺は素振りの続きを、ゴーストは宿で休みに行った。

 

 

朝日が昇りきり、霧も出てきたので自分も飯を食べに戻る事にした。

すると、門の方からフードを深くかぶった宿屋の主人デルフィンが歩いてきた。

 

「どうしたんだ?こんな朝から外にいたのか?」

(ふむ?フードを装備してるってことはドラゴンストーンは誰も手に入れてないのか。)

 

「ええ、暇なよそ者と違って仕事があってね。」

 

「お、おう。まあ気をつけてくれよ、今度来た時宿屋がなかったら困るからな。」

 

「ふん、朝食が出来てるわ、早くしなさい。」

 

「有難う。」

(ツンツンデレぐらいか?いや嬉しく無いけど。)

 

昼は離れ小島でゴーストと模擬戦である。

 

バギン!ガン!がん!ゴリっ!

 

木剣が今にも折れそうなくらい打ち込み合う。

 

 

右から左から上から下から次々と繰り出される剣を避け受けいなしていく。

 

「ハハハハハ!なかなかやるなあ!」

 

「まあね、でもまだまだだよ。」

 

やはり経験値の差がありフェイントや地形の使い方立ち回りが上手いゴースト。

それを見て感じ取り入れていこうとするケールム。

まるで熱血バトル漫画の様な修行風景が其処にはあった。

 

「ふうー、今日は此処までだな。いや、後半はちょっと死ぬかと思ったぞ。」

 

「こっちは最初から死にそうだったよ。」

 

「まあいいじゃねえか、死には死ねえ。」

 

 

その後、そろそろ旅支度をしようと思いリバーウッドトレーダーという雑貨店に入った。

其処は・・・

 

「「はあ…」」

 

二人のため息と、ゴミとなった商品、荒らされた店内。強盗の後である。

と言っても知ったのは今この瞬間だ。この雑貨店はつい昨日まで開けている様子も、ついでに中の二人もこの村に来て初めて見た顔ぶれだ。

 

「やあ、元気・・・では無さそうだ。」

 

「ああいらっしゃい、リバーウッドトレーダーにようこそ、まあ、大したものも無いがね。」

 

そう言って品物を出してくれた。

 

「腰掛けのポーチ、食料1カ月分、エール40本、わりかし綺麗な布10枚、松明とランプ、火種1ダース。これ位かな?」

 

「簡単なテントとマット、毛布もいかがかな?後荷物多く無いかい?」

 

「それも頂こう、まあ持てるさ。」

 

そう言って金を払い少し世間話。

 

「それより、一体何処に仕入れに行っていたんだ?店もこんなになっているし。」

 

「ああ、実はちょっと特殊なルート、というか、うーん。」

 

「山賊よ。」

 

「ちょっと待て!」

 

「いいえ待たないわ!あなたがあんな胡散臭い連中を頼ったからこんな事になっているのよ!」

 

「それは…だが、それ以外の方法も無かったろう?」

 

「でも、こんなのあんまりよ!そうだ私この人とあの墓地に行くわ!」

 

「やめろ!それに迷惑もかかる「いいよ。」ほれ見ろ・・・は?」

 

「いいよ、俺もあそこは気になってたし。討伐の依頼も出てたしね。」

 

「本当!?有難う!」

 

「ただし!事情は詳しく正確に教えてくれ、嘘もつくなよ。」

 

「・・・俺から説明しよう八大神にかけて嘘はつかない。事の始まりは………」

 

(よし!これで俺があの墓地に行っても不自然ではなくなった。)

 

 

 

 

彼の話は長かったので要約すると。

家宝の「金の爪」と呼ばれる純金の爪を先代が質に出してしまい。それをこの兄妹は取り戻そうとし山賊と取引したが、騙され店を荒らされた挙句家宝も奪われた。ということであった。

 

「わかった、取り返してこよう。あなたは此処にいたほうがいい、俺一人で行く。」

 

「有難う!恩にきるよ。」

 

「私も手伝いたいわ!「やめてくれ!お前までいなくなったら今度こそおしまいだ!」・・・・解ったわ…」

 

「じゃあ俺はこれで、一度宿で休んでからいくよ。」

 

 

そう言って別れた。

 

 

 

 

 

 

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