独自設定多めでお送りいたします。
編集、アーヴェルについて。
風の幼女!ではなく風の妖精さんを拾った主人公、果たして彼らの冒険の行方は如何に!
「あー寒いわー。」
「もうすぐ、人の気配の近くだよ〜?静かにね〜。」
「すまん、すまん?気配が読めるのか?」
「そうだよ〜。」
(なぜ、捕まったんだ?コイツは?)
「すごいな、頼りにしてるぞ。」
「がんばる〜。だけどね〜、何かに夢中に成るといろいろ忘れちゃうんだ〜」
「お、おう。」
一人と1匹?は、会話しつつ周りを警戒ながら坂を登っていく、日はようやく出てきたところだ。
「ふう。」
坂を登りきると大きなそして古めかしい黒色の建物を見とめた。
「あれがそうか、矢張り聞くのと見るのとじゃ全然違うな。しかし、居過ぎだろう。此処からでも五人ほどの気配が感じられる。」
「そうだね〜、住みやすいのかも?」
「死体と一緒に過ごしたくは無いな。行くぞ。」
そう言って、しゃがみ隠密スキルを発動する。明るくなりきる前に中に入ってしまいたい様だ。
「まず三人。」
弓を構え引き絞る。密集していないので一発ずつ打とうとしていると、妖精は言った。
「それくらいの矢なら。撃った後もあやつれるよ?」
「そうか、なら頼めるか?後、忘れていたが名前は?」
「分かった、がんばるよ〜。あと私はね〜まだ名無しなんだ〜。」
「そうか、取り敢えず片付けてから考えよう。」
そう言って5本の矢を番え少し距離を詰めてから放つ。
「フン!」
「フニニニ!」
すると、矢の一本一本が通常考えられない軌道を描きながら山賊達に突き刺さる!
矢を受けた山賊は一人を残し全員死亡。残る一人に近ずいていき尋問する。
「俺の聞く事に答えたら、見逃してやろう。お前ら、あと何人子の中にいる?」
「リ、リーダーを入れて六人だぁ、クソ言っただろ矢を抜いて見逃してくれ!」
「目的は?」
「ヒイ、り、アーヴェルはノルドの秘密だとか、『爪』だとかなんとか言っていたの聞いたぞ。」
「ふむ有難う。ところで、君の持っているのかダガーは誰に向けるのかな?」
「それは、お前だ「ヒュン!」・・・あ?」
「さ、行くかな?」
最後の山賊も首と胴体がおさらばした様だ。
そして、振り向きもせず中に入って行った。
其処には、二人の山賊と彼らが倒したので有ろう無数の大きな鼠の死体一人の人間の死体が散らばっていた。
(こりゃあ酷いな、せめて焼くなりなんなりして供養しろよ。)
そう思っていると何やら話し声が聞こえてきた。
どうやらこの先に進んだ者と此処を守る者の二手に分かれているらしい。そしてアーヴェルは爪を持って奥の方へ逃げて行ったらしい。
話が終わると同時に矢を放ち、二人ともの頭を吹き飛ばす。
「ふう。厄介だな、どうやら『金の爪』爪はもう奥に行った後みたいだな。てか、静かだな?おい居るか?」
そう言ってポーチの中を見ると。どうやら風を操った事で消耗したのか寝ている妖精がいた。
(ふむ、まあいいか。名前も考えないと呼びにくい。寝ている間に考えよう。)
そっとポーチを閉じて、周りの死体や棚、箱から物を貰っていく。
(お!こりゃ良い剣だ。鋼鉄製だが僅かに符呪と使っていた者の趣味か?軽くできてるな、コレなら長くても片手で振り回せそうだな。)
目を引いたのは、両手剣である。量産品だが手直しや改造が為されており、持ち手は通常より二倍以上長く、革も巻き直されており、何より軽い、よく見ると量産品より刀身が細く鋭くなっている。しかし、槍という程でもない。符呪は刀身が赤く煌くのでおそらく炎それもかなり強力な物である様だ。
(しかし見たことない形だ、やはり別世界なのか。ま、使ってみよう。)
軽く素振りしてスキルの反応を見るが大丈夫な様であったので、歩を進めて行く。
道中の物は片っ端から貰っていく。勿論通常のプレイでは必要ない物も拾っていく。
(拷問用具も要らないが持っていくか。お!紙だ、それもかなり古い。コレなら試したいことも出来そうだ。)
そんなこんなで進んでいると気配が一つ。
どうやら部屋の真ん中にレバーが有り。周りに動きそうな石碑が三つ、上に何やらシンボルが描かれた顔?の様なものが二つ、崩れてしまったのであろう上にあった物と同じシンボルが一つ、レバーで開きそうな柵が一つ、通路は柵の先に続いている。
「何じゃこりゃあ、まあレバーで開くだろう。」
哀れ山賊はレバーを引き、仕掛けが作動!山賊は発動した罠によって毒矢が全身に突き刺さり死亡。
(バカすぎwww)
ケールムはささっと石碑とシンボルを合わせレバーを引き扉を開けた。すると、先ほど玄関で死んでいた大きな鼠、(名前はスキーヴァーという)が三匹飛び出してきた。
「フン!」
ボウッ!
先ほど拾った剣で切り裂かれた一匹のスキーヴァーは燃え上がりアッと言う間に灰になってしまった。
(こりゃあ勿体無い、暫くアイテムボックスの肥やしかなぁ)
そう思いつつ残る二匹も灰に変え、そっと剣をアイテムメニューに押し込んだ。
さらに進むと魔法のスクロールが落ちていたので拝借し。少しずつ蜘蛛の巣が増えてきた通路を進む。
「助けてくれ!此処から出してくれぇぇ!!」
突然響く男の叫び声。
(中には山賊位しか居ないはずだし、それに此処で捕まっているのは『韋駄天のアーヴェル』恐らく外の山賊が言っていた奴だ。)
ゲームで何度もやった流れを思い出した。
ヘルゲンからリバーウッドに行き誰にも話しかけず墓地へ行き金の爪を取り返しストーリーを進めていた事などを思い出しニヤけた次の時だった。
「キャアー!!!」
(女の!しかも子供の叫び声!?何なんだよ?)
急いで駆けつけると其処には、糸に包まれた少女と馬鹿でかい蜘蛛がそれを食べようとしているところだった。
「させるかあぁぁ!『麻痺』」
すかさず変性魔法『麻痺』を発動!蜘蛛の動きが止まり、少女が落下それを受け止め後退。
「ちょっと此処にいてくれよ?」
蜘蛛の動きが戻り此方に毒を吐き出した。この蜘蛛はフロストスパイダー、その中でも大きいジャイアントフロストスパイダーである。彼らの毒は体力とスタミナを奪いまるで凍死させられるかの様な感覚に襲われる。その事から『フロスト』の名を持つ様になった。
すかさず毒をアイテム欄から取り出した盾で防ぎ、あの持ち手の長い両手剣を投擲する。
投擲というスキルはないが弓と両手剣、片手剣スキルの力で正確に力強く投げられたそれは大蜘蛛の頭から背中に突き抜け発火!大蜘蛛は燃え上りのたうって死んだ。
「ギアアアアアアオオオオオオオアアアア!!」ドスン!
「ふう、大丈夫だったか?」
振り返り話しかけると、怯えながらも答えた。
「は・・・い・・・・」
「名前は?」
「リーシャ・・・です。」
「エルフ・・・にしては白いな?まさか!スノーエルフかい?」
そう言うと顔を強張らせ。
「ッ・・・・・そ、そうです。気持ち、悪いでしょ?」
そう自虐的な笑みを浮かべ、泣き始めた。
「いいや、大丈夫、可愛いと思うよ、あの姿になった者たちもかつては素晴らしい知性と美しい姿を持っていたと聞く。しかし、生き残りがいたとは、驚きだよ。」
それを聞くとリーシャは、少し驚いた顔で。
「そ、そうですか?みんな、化け物だとか、エルフの面汚しとかいってたのに?」
「ああ、君はかなり可愛らしい見た目をしてると思うし。会話もできるんだ。化け物とはああいう蜘蛛みたいなやつらの事だよ。」
「そうですか・・・・・あの。私売られてきたんです。だから家には帰れません。どうかついていってもいいですか?」
何か決心した様な顔でそう言った彼女に少し揺さぶる様にこう言った。
「いいけど、未だ、俺奥に用があるんだ。それでもかい?」
「はい。救われた命です。盾にしてもらっても良いです!だから、だから一人にしないでください。」
そう即答されて少し驚き同時にこんな決心をしてしまうほど彼女は傷付けられてきたんだと気づかされ、
自分も似た様な事をしてしまったと自己嫌悪しながらも答えた。
「・・・・解った、でも折角助けたんだから。もっと長生きしてもらわないとね。しっかりついてきてよ?
あと、意地悪を言って済まなかった。」
そう言うと彼女はすっかり笑顔で。返事をした。
「はい!」
すると、風妖精も起きてきた様で。
「うるさいし、ゆれるよ〜。」
「済まん済まん、そういえば名を考えたぞ。」
「ほんとに〜?」
そう言うと機嫌よくというか、かなり嬉しそうにとに始めた。
そして、考えた名前を告げた。
「ああ、今日から君は、アウラ。アウラって名乗ってくれ。」
「アウラ、アウラ!いいなまえだ〜!以外とセンスあるんだね〜。」
「うるさいな、それより、新しい仲間だ、リーシャっていう。」
そう言って彼女をアウラの前によせた。
「はい!よろしくお願いします。妖精さん!」
「アウラだよー」
「すいませんでした。アウラさん。」
なんだか仲は良さそうだ。と、思い漸そこでもがいている男の方に向かった。
ということで今回は幼女回でした!めでたしめでたし?
登場人物まとめ、
主人公 ケールム
風妖精 アウラ
エルフYOUJYO リーシャ
これからも〜サービスサービスぅ!