やはり俺の浪人生活はまちがっている。   作:terror

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初めまして!terrorです!
八幡が浪人するSSは見たことないなぁ。と思い、書こうと思った本作ですw
温かい目で見守っていただけると嬉しいですm(_ _)m


1.こうして俺の浪人生活が始まる。

今日は四月四日!高校を卒業した俺は…今日から新生活を迎える……!

 

 

……そう。浪人生活が始まります。はい。大学受験に失敗した俺は今日から予備校通いの日々が始まる。……嫌だなぁ。辛いなぁ。いやぁ最初は宅浪でもいいかなと思ってたんだけどね。お金かかるし。親に申し訳ないし。でもそのこと親に言ったら、

 

「あんた、家でなんて絶対勉強しないでしょ。お金は出すから予備校行きなさい。あんた働いたら返してもらうから大丈夫!」

 

と、一蹴された。さらばっ!我がニート生活!……そういえば浪人生ってニートって言うのかな?どうなんだろ?というか、働いたらって俺働くことになってるし。俺の専業主夫の夢が……(泣)

 

まぁ真面目な話、予備校通わないとぜんぜん勉強できないだろうし、親には感謝しても仕切れない。ほんと受験失敗しちゃってごめんね。

 

「お兄ちゃーん。今日から予備校でしょ?まだ行かないの?」

 

お前はそんなに早く兄に家から出て行って欲しいのか……。

我が妹であり、天使の小町が台所から声をかけてくる。ちなみに小町は今年から総武高校二年生だ。一年のときから生徒会に所属している。生徒会長とも仲がよろしいようで。いやぁ小町があいつから悪影響受けないかほんと心配。天使が小悪魔になっちゃう!

 

「もうすぐ行くよ。はぁー。行きたくねぇ」

 

「大変だと思うけど頑張ってね!小町もお兄ちゃんの帰りを健気に待ってるから!あ、今の結構小町的にポイント高い!」

 

「はいはい」

 

小町お馴染みのセリフを軽く流して支度を始める。総武高校の始業式は明後日なので小町は寝巻き姿だ。兄のためにわざわざ起きて朝食作ってくれるなんて小町やっぱり天使!ま、俺だけのためじゃないんだけどね。

 

「じゃ、行ってくるな」

 

「うん!いってらっしゃーい!」

 

俺は小町に見送られながら玄関を出た。

 

 

 

自転車を15分漕いで予備校に到着する。俺が今日から通う予備校は東新衛生予備校だ。代々木予備校とどちらにするかだいぶ悩んだが、俺は東新を選んだ。東新は自分で講座を選んで、自分でスケジュールを組んで、自分のペースで受講することができる。あと各生徒それぞれに机が設けられており、自分の席で勉強することができるので特に他人とコミュニケーションをとる必要もない。まさに、ぼっちのための予備校と言っていい。違うか、違うね。

 

一度体験入学ということで英語の講座を受講させてもらい、その時に初めて映像授業を体験したのだが、これが思ったより悪くなかった。むしろ塾講師が非常に優秀でわかりやすくとてもよかった。それに巻き戻し機能が素晴らしい。聞き逃したところや、理解できなかったところは巻き戻して見直すことができる。普通の授業だったら講師に、「もう一度言ってください」なんて言えないもんね。うん。

 

これらの理由から俺は東新にすることにした。夏期講習などに通ってたから代々木にするか迷ったけどね。

 

事務所で登校の確認を済ませた俺は、自分の席へ向かう。早めに入学を決めたことにより取れた壁際のベストプレイスが俺の席だ。席に着いた俺はパソコンを起動する。

 

さて、始めますか……。はぁ…嫌だなぁ……。これ思うの今日何回目だろう。と、くだらないことを考えながら俺の浪人生活は始まった。




1話お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
できる限り頻度よく投稿できるよう頑張ります( ̄^ ̄)ゞ
俺ガイルキャラの現在は後々どんどん出てきます。
誤字脱字や指摘点などあれば遠慮なく教えていただけるとありがたいです♪
またお読みいただけると嬉しいです(。-_-。)
それでは、第2話でお会いしましょう。

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