いよいよ始まったvs祟り狐
では、どうぞ( *・ω・)ノ
ヒエンside
「封時結界」
俺は八束神社全体を覆うほどの結界を展開する。すると空間全体が少しだけ明るくなる。今は夜であるため、視界全体を照らすように結界を少し弄った。
「これは……」
「結界?」
薫さんと那美さんが驚いている。俺は二人に軽く説明する。
「この神社の空間を結界で隔離しました。これでいくら戦闘しても神社がキズついたり、一般人に見つかる恐れもありません」
俺は前にいる久遠を睨みながら話した。
「『アアアアアアアアアア!!!』」
久遠は雄叫びをあげながら、黒い障気を出している。暴走しているのか?
妖怪や怪異の類いと戦うのは……以前聖祥大付属小学校の屋上で戦った怨霊以来である。
しかし……目の前の久遠から感じられる強さは別格である。
あのときの怨霊以上の恨みや憎悪、悪意といった黒い感情をあの障気からは感じる。あれが祟り…なのだろう。
俺はグローブに炎を纏い、額の炎をさらに燃え上がらせる。そして隣に立つ薫さんに話しかける。
「いけそうですか薫さん?」
「ヒエン君……」
彼女は俺の顔をジッと見る。その目には少し戸惑うような感情が感じられた。だからこそ……俺は言った。
「ふむ。その調子では無理そうですね。だったら……後ろで休んでいて下さい。邪魔です」
カチン
そんな音が隣から聞こえてきたが、気にせず言葉を続ける。
「いつまでも過ぎたことをグチグチ悩んでる人と一緒に戦いたくありません。だから下がっていてください。正直、足手まといです
「ほう……言うじゃないか。出来の悪い
すると底冷えしたような声が聞こえた。言わずもがな……薫さんである。
「前から思っていたが……君は少し礼儀というものを知らないようだなバカ弟子」
「泣きながら動物を虐待してた銃刀法違反の犯罪者に言われたくありませんクソ師匠」
「あれは事情が事情だったからな。言い訳はしない。だが……君に色々言われるのはなんだか
「了解ですクソ師匠」
どうやら薫さんを焚き付けることに成功したが……今更ながらちょっと後悔しているorz
これ終わったら……俺どうなるんだろう?
まぁ、言ってしまったものは仕方がない。
今まで不安そうにしていた那美さんも俺達の会話を聞いてポカーンとしていた。
「那美は下がっていなさい」
「那美さんは下がっていてください」
そして師弟そろって後ろにいる那美さんに口を揃えて告げた。
「は、はい…」
那美さんは戸惑いながらも返事を返した。
さて、ここからが正念場だ。
◆◆◆
「師匠……俺がまずは正面からいきます。隙を見て後ろから攻撃お願いできますか?その間に那美さんを安全な所に移動させます」
「いいだろう」
「お願いします」
なんだか言葉に力強さを感じる。吹っ切れたのかな?というか何気に薫さんとの共闘は初めてだな。
「『アアアアアアアアアア!!!!』」
すると久遠が雄叫びをあげながらこちらへと突っ込んできた。
今は那美さんが後ろにいるため安易にかわせない。だったら直接受け止めるしかない!!
俺は炎の質を柔から剛へと切り替え、強化したラウンドシールドで受け止める。
ガキン!!!!!!!
「おも!?」
久遠の人を刺し殺せそうな鋭い爪が俺へと向けられるが何とか受け止めることに成功する。しかし少しヒビ割れが起こってしまったため、次の攻撃を受けてしまえば確実に割れてしまうだろう。
そして久遠が続けて攻撃を仕掛けようとしてきたとき、久遠の後方から薫さんが仕掛けた。
「はぁああああ!!!!」
しかし薫さんの攻撃を久遠はその鋭い爪で易々と受け止める。俺は爪で刀を受け止めるという事実に少し驚いてしまった。
考えられるとすれば久遠の身体が相当強化されているといったところか。だとすれば……生半可な攻撃じゃ全く効かないだろうな。
俺は薫さんが久遠を引き付けてくれてる間に、久遠からは見えない位置にある社務所の隅に那美さんを移動させた。そして念のために相棒にも那美さんと一緒にいておくように指示を出した。
すると那美さんの頭の上に相棒がポンと現れる。
「ガゥ」
「頼んだぞ相棒。那美さんはそこからできるだけ動かないでくれ」
「うん。あの……ヒエン君…」
那美さんが何か言いたげな表情をしている。
「大丈夫。必ず久遠は助ける。だから待っててくれ」
俺は那美さんの肩にポンと手を置く。
正直不安に思う彼女には……慰めにもならないかもしれない。だが那美さんの出番は
「うん。久遠を…助けてあげて…」
「任せとけ。じゃあ頼んだぞ相棒」
「ガゥ」
俺は久遠と接近戦をしている薫さんの所へと向かう。
「はあっ!!」
薫さんは刀を押し込みながら振り切り、久遠を退けていた。そして更に追撃に前に出て刀を打ち込んでいく。
薫さんの刀には霊力が込められているのか、淡い霊気の光が炎のように取り巻いている。
薫さんと暴走する久遠の戦いは続く。
薫さんはそのまますごい速さで斬りかかる。だがそれ以上の力と速さで久遠は両手の爪を振るう。
薫さんは刀で上手く久遠の攻撃を受け流していく。久遠の外した攻撃が地面や木を大きく削り取っていく。
凄まじい破壊力である。
と余所見している場合じゃない。
俺は足元に死ぬ気の炎を纏い、久遠の後方へと回り込む。そして炎を纏った拳で殴り付けた。
「
しかし後方から迫る俺に気付いた久遠が俺の拳を受け止めた。
ガシッ!!
そして俺の拳をそのまま力を入れて握った。
ギュ
俺は身動きを取ろうとするが全く動けなかった。
(なんて力だ!?)
そして久遠が空いたもう片方の手で俺を攻撃してこようとしたが……
「ウチがいることを忘れてもらっては困る!!
光刃と化した光の斬撃が久遠に振るわれた。
ドゴオオオオオォォォンン!!!!!!
久遠が勢いよく神社の本堂へと吹き飛んでいく。
あれが退魔という人には認識できない妖怪や怪異、
薫さんが俺の隣に並び立つ。
「那美は?」
「社務所の端に避難してもらってます。念のために相棒も一緒についてるので…大丈夫です」
「そうか。それより……久遠の祟りはどうやって浄化するつもりだい?」
「デカイ一撃を食らわせてその衝撃で祟りを全部吹き飛ばします。ですが……」
「その隙がない……か」
「ええ。その通りです」
久遠のスピードが想定していたよりも速い。まだ復活したばかりで本調子じゃないようだが…時間が経つにつれて本来の力を取り戻していくと考えた方がいいだろう。
「なら……なんとか動きを止めることに専念した方が良さそうだな」
「そうですね。隙を見て…攻撃できそうなら積極的に攻めていくのもいいと思います」
ボガアアアアァァァァンン!!!!!!
すると久遠が勢いよく跳びでて、再び俺達の前に着地した。
「正直、ウチは細かいことが苦手だ。だから臨機応変に対応すること。分かったかバカ弟子?」
「了解です。むしろそっちの方が分かりやすくて大助かりですクソ師匠」
「フッ。じゃあ行くぞバカ弟子!!」
「はい!クソ師匠!!」
俺は久遠の動きを止めるため捕縛魔法を使う。
「
少し濃い炎の鎖が久遠の周囲に現れ、久遠を拘束する。
薫さんがその間に久遠に再度斬りかかる。
だが久遠は身体全体から
バリバリバリバリ!!!!!!
凄まじい威力の電撃が放たれたが、【調和】の効果を持つ炎の盾でそれを防ぐ。
そして雷が収まると、再度薫さんが攻撃を仕掛ける。
薫さんは近接特化の退魔師だ。身体に霊力を纏っているのか…接近するスピードは久遠程ではないにしても、高速で移動している。
薫さんが接近戦を挑むのであれば俺は遠距離から攻撃するか、それをサポートする方がいいだろう。
「
俺は自身の周囲にオレンジのスフィアを10個配置するとそれらを放った。
前後左右からそれぞれスフィアを放つ。その際に薫さんに当たらないように注意する。同時に薫さんにある補助魔法を使う。
「ブーストアップ・ストライクパワー!」
薫さんに攻撃力を強化する補助魔法ブーストアップ・ストライクパワーを使用する。
これはStrikersに出てきたキャロ・ル・ルシエが得意とするブースト魔法である。これで薫さんを強化した。だがキャロのように2つの別種類のブースト魔法を同時に行使するツインブーストを使用することはできない…。
自分……不器用なんでorz
「これは……力が!?」
「攻撃力を強化しました!そのまま行って下さい!援護します!!」
「ナイスだバカ弟子!!」
久遠は俺の射撃魔法を雷で迎撃している。だが俺も負けじとスフィアをさらに増やして操作し攻撃する。
「神気…発勝…」
薫さんは刀を肩に担ぎ、刀身が炎を
「
光刃と化した光の斬撃が再度久遠へと放たれる。
「まだだ!
そして薫さんは振り下ろした刀を切り返し、続けて光の斬撃を放つ。
「
霊撃の三連撃の最後の一撃が久遠に放たれる。
久遠は薫さんの高速の斬撃を続けて受けたことで姿勢を崩した。
(ここだ!!)
「師匠!退いてください!!」
「!?分かった!!」
そしてさらなる追撃として俺も右手に炎のエネルギーを溜め薫さんがその場から退くと、砲撃を放った。
「
ドゴオオオオオォォォンン!!!!!!
「まだだ!」
俺はさらに左手に炎のエネルギーを溜め、直射砲を放った。
「ストレートバーナー!!」
ドゴオオオオオォォォォンン!!!!!
「追い打ち!ショートバーナー!!」
そしてトドメとばかりに両手からグミ撃ちで連射を放つ。
ドドドドドドドドッッッッッ!!!!!
「だだだだだだだっっっっ!!!!!」
そしてある程度撃ち終えた所で様子を見る。
すると薫さんが近くまで寄ってきた。
「す、凄まじいな……」
薫さんが周囲をキョロキョロ見回しながら神社を見る。神社はすっかり荒れ地と化していた。本堂は崩れ、軽くクレーターまでできていた。
少しやり過ぎたかもしれない……。
でも結界解除したら元に戻るし……モ、モーマンタイ((((;゜Д゜)))
「バカ弟子…人に刀を向けるのはどうとか言っていたが……君も容赦ないじゃないか」
「相手は日本三大妖怪に匹敵するような相手ですよ?手なんて抜ける訳ないじゃないですか」
ふてくされている薫さんが何やら言っているが……全力でやらねばこちらがやられてしまう。
あのとき薫さんに言ったのは
ちなみに日本三大妖怪とは、鬼の
ゾクッ
「っっ……師匠っ!?」
「ああ分かってる!構えろバカ弟子!!」
ヒュン!!!
そのとき煙から勢いよく久遠が飛び出してきた。
久遠は薫さんの前に高速で移動すると、手をかざし至近距離で強力な雷を放つ。
「ちぃ!?」
薫さんは刀を構え、霊気を纏いガードする。だが……
久遠は刀の先を掴み、そこから直接雷を流した。
「ぐ、ぐああああ!?」
「師匠!?」
身体に直に電流を流された薫さんは白目を向き直立不動のまま気絶する。それを見た俺はすぐに動いた。
「
久遠はそのまま黒い障気を操り、薫さんを持ち上げる。
「
俺はそのまま久遠を横から殴り付けた。
「
ドガアアアアアァァァァン!!!!!
だがその一撃は片手で軽く止められてしまった。
「なに!?」
そして黒い障気で持ち上げられた薫さんは勢いよく地面へと投げつけられてしまう。
「師匠!?」
俺は即座に補助魔法フローターフィールドを発動させ、薫さんの落ちる地点に魔法陣を展開させる。
これはかつてなのはがフェイトと最初に戦い、負けて落下するときに、ユーノが魔法陣で受け止めてくれた魔法である。
そして薫さんが地面に叩きつけられようとしたとき、着物を着た金髪の女性が薫さんを受け止め魔法陣の上に柔らかく着地した。
「
十六夜さんは俺の言葉を聞くと薫さんを連れて離脱した。
それを見届けた俺は久遠に目を向ける。
久遠も久遠で今度はターゲットを俺へと変えたのか、攻撃を開始した。久遠は俺の右手を掴んだまま、片手で俺を持ち上げ地面に何度も叩きつける。
ドンドンドン!!!!!!
そしてそのままピッチャーよろしくと言わんばかりに俺は社務所の中に投げ飛ばされてしまった。
ドヒュン!!!!
ドガアアアアアァァァンン!!!!!
「ぐはっ!?」
そのあまりの威力に壁に叩きつけられ吐血してしまう。
(なんて威力だ……ダメージで身体全体がヒリヒリしやがる…)
しかし攻撃はまだまだ終わりではなかった。
無数の黒い障気がムチのようにしならせコチラヘ向かっていた。俺は左手を向けストレートバーナーを放つ。
黒い障気のムチは少しふき飛び欠けた。
その間に俺はすぐに上空へと回避する。
だがいきなり暴風のようなものが俺を襲ってきた。目の前には竜巻が急に現れ、鋭い風がカマイタチの如く襲いかかる。
ヒュヒュヒュヒュヒュ!!!!
「ぐっ!?」
魔力を薄く全体に纏うことで吹き飛ぶことを阻止するが風のカマイタチが厄介だ。
なんとか視認できるのでかわせているが……後ろから未だ迫ってくる障気も厄介である。
このままではやられるのも時間の問題だ。
(…ここは一度撤退するしかない……)
そうと決まれば……まずはこの危機から逃れなければ。
「零地点突破・ファーストエディション……
俺は白煙を出すと同時に、久遠に対する囮としてフェイク・シルエットで幻影を15体生み出した。
そして転送魔法を使い、那美さん達がいる社務所の端へと転移した。
◆◆◆
転移を完了させると俺は膝から崩れ落ちる……と同時に死ぬ気モードまで解けてしまった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
どうやら息を切らせるほど体力を消耗していたらしい。
「ヒエン君!?」
すると那美さんが気付きこちらへ近寄ってくる。見ると薫さんと十六夜さんの姿もあった。
「大丈夫!?」
「な……なんとか……はぁ……はぁ……はぁ……」
「今、治療するから楽にして!」
「ご、ごめん」
那美さんはヒーリング能力を使い、俺の傷の治療を始める。
神社の向こうでは久遠が暴れているのだろう。幻影達がうまく囮になってくれているようだ。操作自体はオートにしているので少しくらいなら時間稼ぎにはなるはずだ。
だが問題なのは……久遠の強さだ。
暴走しているとはいえ、人を簡単に刺し殺せるほどの鋭い爪、女性とは思えないほどの怪力、素早い高速移動、強力な雷だけでなく天候を操作し風を操る能力。そして黒い障気から放たれるムチのような鋭い攻撃。
ハッキリいって強すぎる……。
いやそれだけでなく、攻撃のレパートリーも異常に多いのだ。
俺も負けじと攻撃していたが通常フォームのソウルフォームとはいえ……威力の高い剛の炎を使っていたのにダメージらしいダメージがまるでなかった。
薫さんの霊力を纏った斬撃や、俺の砲撃もあんなに撃ち込んだのに……全く効いている素振りがなかったのだ。こっちとしては手応えは結構あったんだがな……。
この絶望感……あのとき異世界で戦い、散々追い詰められたセイバーオルタを思い出す。
だが俺だってあのときの俺のままじゃない。あの時より成長している。久遠に対抗する術だってある。
久遠に勝つには……対抗するためにはもう……フルドライブを使うしかない。
俺は外の様子を見るためサーチャーを数個生み出し、久遠の元へと放った。
その間に周囲を見回す。
薫さんは未だに気絶しており、グッタリしている。着ている灰色のスーツは焦げていた。今は十六夜さんが治癒能力を使い、薫さんのキズを治療している所だ。
ここで薫さんが気絶してしまったのが正直……かなり痛い。
当初の予定では、薫さんと共闘して久遠を弱らせ、俺のヒートバーナーで祟りを全部吹き飛ばす……それでダメならとらハ3の原作通り…那美さんの
俺は那美さんをチラリと見る。
一生懸命に能力を使い、俺の治療をしてくれていた。
正直、那美さんを危険に合わせずに済むのなら前者主体でいきたかったのだが……二つとも問題がある。
前者ではヒートバーナーを当てるためには…あの動きの速い久遠を拘束するか又は、動けないほどのダメージを与えて止めなければならない。
そして後者では…俺一人だけでは暴走する久遠から那美さんを守れる自信がない。
これらは
俺は十六夜さんに話しかける。
「十六夜さん、薫さんは大丈夫ですか?」
「はい。久遠さんの雷も霊力の障壁で威力を軽減させていましたし、地面に叩きつけられそうになったときもヒエン様の魔法陣のおかげでダメージはありませんでした。なのですぐに目を覚ますはずです」
「そ、そうですか。良かった」
すると放ったサーチャーに反応があった。
なんと久遠が
俺は直ぐ様立ち上がり、分身を三人生み出し先に向かわせる。キズも体力も、ある程度回復しているのでもう動ける。
「ど、どうしたのヒエン君!?治療はまだ済んでないよ!?」
那美さんが慌てるように話すが、俺はそれに手短に要件だけ告げる。もう時間がない。
「久遠がここに真っ直ぐ向かってきてる。俺は今から時間を稼ぐ。薫さんが目覚めたら、
そして俺は那美さんにも話す。
「無理を承知で頼む!久遠の所にまで来たら暴走する久遠に呼び掛けてやってくれ!那美さんの鎮魂術で久遠と祟りを分離させる!久遠の祟りを浄化するにはもうそれしか方法がない!!」
「そ、それは大丈夫だけど……それでもヒエン君まだダメージが…」
「大丈夫。時間を稼ぐだけだ。それより……那美さんは十六夜さんと一緒に薫さんを治癒してやってくれ。二人でなら薫さんもすぐに目を覚ますはずだ」
「わ、分かった……。でも……無茶だけはしちゃダメだよ?」
「大丈夫だ。慣れてるから」
「ヒエン様、御武運を」
「了解!!」
そして俺は行こうとしたが……ふと思い出し、ある魔法を発動させた。
「ラウンドガーター・エクステンド」
薫さん、那美さん、十六夜さんを包むように結界魔法を発動させる。
「これで少しは薫さんのダメージも軽くなるはずだ」
これは以前、俺が白い巨人戦でダメージを受けたときユーノがかけてくれた防御結界魔法だ。その場にいるだけで肉体の回復をしてくれる付加効果がついている。ユーノに教えてもらった。
「じゃあ行ってくる!!」
そして俺は再度、死ぬ気モードとなり時間を稼ぐため飛翔魔法で久遠の元まで向かっていった。
次回vs祟り狐 後編
では、また(・∀・)ノ