一昨日、劇場版魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女見てきました。感想はあれですね。さすがお兄様の一言ですね。もうお兄様に不可能なことなんてねーじゃんって思うくらいの……あれでしたね。さすおに。
映画の初めから司波兄妹の甘酸っぱいシーンやったし。
何度ブラックコーヒーが飲みたくなったかorz
話は変わりますが今年は見たい映画多すぎる。
『ノーゲーム・ノーライフ』とか『魔法少女リリカルなのはRefrection』とか『Fate/staynight』とか。
とりあえず面白かった。
気になる人は劇場へどうぞ。
では、どうぞ( *・ω・)ノ
ヒエンside
「全く……何をやっているのですか…」
「いや、俺何も悪くないよね?」
リニスが小言をいいながら治癒魔法をかける。色々言いながらも治療は完璧であるので何も言い返せない。なにこのハイスペック使い魔?
「はい。終わりましたよ」
でもその割には男の影が欠片もないんだが…。誰かもらってあげてよー!?
「ふん!」
「あぶね!?」
するとリニスが腹に掌打を打ち込んできたのでなんとかかわす。
「今とても不快な気配を感じました。何を考えていたのです?」
「ナ、ナニモカンガエテイマセンノコトヨ…」
っていうかリニスさん…
体術のスピード上がってない?
かわすの滅茶苦茶ギリギリだったんですけど…
「ヒエンの魔力量が増えてから
「えぇー…」
ここにきてリニス強化フラグかよ…
「それにしても…あの地上のエースを相手にあそこまで戦えるとは思いませんでした」
「予想外か?」
「良い意味で…ですね」
「ふーん。それにしてもこっちも予想外だよ。リニスなら試験だからって止めないまでも…何か口出ししてくると思ってた」
最近、妙に過保護だったからゼストさんの戦いでも何か言ってくると思ってたんだが…予想が外れた。
「いえ…ヒエン自身が無茶をするのであれば止めますが、修行となれば話は別です」
ん?
「ゼスト・グランガイツといえばミッドチルダでも有名な騎士です。そんな騎士と戦える機会が与えられたのですよ?止める理由がどこにありますか?」
あー
そういえばこいつはそういう奴だった。
俺を鍛えることに関しては……一切妥協はしないんだったorz
「ですがヒエン……先程の模擬戦に関して貴方の戦術には言いたいことが多々あります」
ん?
なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ?
「相手が格上と分かっていてなぜ真っ正面から立ち向かうのですか?ベルカの騎士に接近戦をしかけても勝ち目がないことは分かっていたはずです。ならばセオリー通り、まずは遠距離から砲撃で攻めるのも一つの手です。幻影に関しても使い方は意表をつけて良かったですが、やはり相手が格上ともなると気配感知で幻影の正体は見破ってしまいます。貴方には魔力変換資質『炎熱』『凍結』、そしてレアスキル『調和』の能力という他の者にはない力があるのですからそれを生かしてですね……etc」
「……うん。分かった!分かったから少し落ち着こうか!!」
止まりそうになかったのでなんとかリニスを静める。このままでは、日が暮れるまで反省会なんてこともあり得る。そんなのはごめんである。
そういえばゼストさんはどうなったんだろう?
俺との試合が終わった後に呼び出されたみたいだけど。
『ヒエン君、リニスさん、こちらの部屋に来ていただいてもいいかしら?』
するとリンディさんから念話が届く。
「あ、分かりました」
「了解致しました」
俺とリニスは返事をする。リニスはいつの間にか元に戻っていた。
「じゃあ行きましょうか」
「へいへーい」
そして俺達はリンディさんのいる別室へと向かった。
◆◆◆
そして別室へと向かった俺達が見たのは……
二人の女性から注意を受けて苦い顔をしているゼストさんの姿であった。
「隊長……貴方という人は…今回は認定試験だということは事前に聞いていたはずですよ?」
「む…だが試験に望む相手に手は抜けんだろう?」
「それがあからさま過ぎるといっているんです!受験者を倒しにいってどうするんですか!?」
その女性たちは二人とも綺麗な人だった。年齢は20代前半といったところか?というか妙に見覚えがあるのだが…。
まさかとは思うが…
「あ、来たわね」
そのときリンディさんがニヤニヤしながら手招きする。なんだか妙に機嫌が良さそうである。
俺達はリンディさんの側に近寄る。
その近くにはクロノと眼鏡をかけた綺麗な女性がいた。
「紹介するわヒエン君、リニスさん。こっちは私の同僚で、提督仲間のレティ・ロウランよ。一応、時空管理局本局運用部ってところで働いているの」
「一応ってなによ…一応って。初めまして、レティ・ロウランです。話は聞いてるわ。よろしくヒエン君、リニスさん」
レティ・ロウランさん
この人はリリカルなのはA`sにて初登場する。闇の書事件が起こったとき、影で色々支えてくれたリンディさんの親友である。ちなみにStrikersでは息子のグリフィスも出てくる。
挨拶されたのでこちらも返事を返す。
「こ、こちらこそ初めまして。リンディさ…提督にはいつもお世話になってます。大空氷炎です。よろしくお願いしますロウラン提督」
「私はこの子の使い魔のリニス・オオゾラと申します。よろしくお願い致しますロウラン提督」
「堅苦しいのは苦手だからレティでいいわ。それと…次は彼らの紹介ね」
レティさんはゼストさん達の方に視線を向ける。
ゼストさんの部下と思われる二人はこちらの視線に気付くと敬礼をした。
「どうぞ楽にして下さい。それではグランガイツ部隊長、自己紹介よろしいですか?」
「うむ」
そしてゼストさんが一歩進むと話し始めた。
「先程も自己紹介したが改めて名乗ろう。地上本部首都防衛隊所属ゼスト隊隊長、ゼスト・グランガイツだ。よろしく頼む」
「さ、先程はどうも。お、大空氷炎です。よろしくお願いします」
「リニス・オオゾラです。以後、お見知りおきを」
こう見るとゼストさん背高けぇなあ。俺より10cmは高いんじゃなかろうか?俺の身長は170cmなのに対して明らかに180cmはある気がする。
そしてゼストさんの後ろに控えていた二人の女性が前へと出る。
「クイント、メガーヌ自己紹介を」
「「はっ!」」
そして二人の女性も自己紹介を始める。
「同じく地上本部首都防衛隊所属ゼスト隊、クイント・ナカジマです。よろしくお願いします!」
「同じく地上本部首都防衛隊所属ゼスト隊、メガーヌ・アルピーノです。よろしくお願いします!」
「よ、よろしくお願いします」
「よろしくお願い致します」
クイントさんとメガーヌさんは大きな声で挨拶すると一歩下がった。そういえば時空管理局って軍だったな。
俺はやや引き気味に挨拶し返す。
だが
クイント・ナカジマさん
Strikersにて登場するギンガとスバルの母親であり、後のはやての上司となるゲンヤさんの奥さんである。身長は俺よりも小さい。だいたい160cmくらいか?武闘派であり、格闘技であるシューティングアーツの使い手である。魔法もシューティングアーツと組み合わせた魔法戦技を使用する。メガーヌさんとコンビを組んで戦闘機人事件を追っている捜査官である。
メガーヌ・アルピーノさん
strikersにて登場するルーテシアの母親である。身長はクイントさんと同じ160cmくらいである。魔法戦が得意であり、あらゆるタイプの魔法が使える万能タイプである。洞察力にも優れ、分析が得意である。同じくクイントさんとコンビを組み、戦闘機人事件を追っている捜査官である。
各自、自己紹介が終わった後レティさんが話し始めた。
「さて、自己紹介が終わった所でヒエン君に報告したいことがあります」
「は、はい」
なんだ…改まって…緊張するじゃない。
「おめでとうヒエン君。これをもって貴方はAAAランクの嘱託魔導師に認定されました」
「は、え、マジで?」
「ふふ。マジよ?」
ビックリして、ついレティさんにタメ口を聞いてしまった。
「え、でもまだリニスの戦闘試験と、連携戦が残ってるのでは?」
「キミ、グランガイツ部隊長と全力で戦って魔力もそう残ってないでしょ?」
「うっ…」
そう言われるとぐうの音も出ない。
「安心しなさい。しばらく休憩してもらったら、データ取りの一環として試験の続きはしますから。先に結果だけ伝えておこうと思っただけよ」
「結果だけ?」
え?
それ意味なくね?
俺が唖然としているのを見かねたのか、側にいたクロノが話しかけてきた。
「君はあのグランガイツ卿に押されていたとはいえ、善戦していたんだ。それだけで結果はついてくるものだ」
「な、なるほど…」
予想外に結果が良かったから先に合格だけ言っておこうみたいなものか。
すると俺とゼストさんの視線がパチリと合う。そしてゼストさんも話しかけてきた。
「オオゾラよ。一つだけいいか?」
「あ、はい。なんでしょうグランガイツ卿?あとヒエンでいいですよ?」
「む、そうか。ならば俺もゼストで構わん。お前は武器戦闘に慣れているように感じたのだが何かしていたのか?」
俺はその質問を聞いてふと考える。
武器戦闘で思い付くのは対美由希さん対策で力を貸してくれた薫さんのことである。あの人にはお世話になった……良い意味でも悪い意味でもorz
「その…地球で稽古をつけてくれた方がいまして…その人のおかげです。対武器戦闘に慣れるためにひたすら組み手をさせられまして…」
「そうなのですか?」
リニスが聞いてくる。他の面子も気になるのか俺の方をジーっと見つめる。そういえば話してなかったっけ?
そして俺はあのときのことを話す。
「イヤ、ホントニイロンナコトガアッタンデスヨー。二週間その人の所に泊まり込みで鍛えてもらったんですけどね?早朝からひたすら組み手、学校が終わって夜寝るまでひたすら組み手…これで相手はやたらと強くて一本なんてなかなか取れないし。ひどい時は輝いた笑顔で『ウチから一本取れなければ飯抜きだ!そして組み手の追加だ!!』なんて抜かすんですよ?そりゃやりましたよ。必死にやりましたよ。まぁ、そのおかげでイヤでも対武器戦闘に慣れましたけどね…?あげくのはてには仕上げと称して地下格闘場なんていう場所にカチコミに行かされましたし。こっちはたった2人なのに武器を持った100人と戦闘することになりましたし。10人くらいに巻き込まれたときは本気で焦ったなあー……ああああ周りから刀が迫ってくる、槍が迫ってくる、真剣が迫ってくるうぅーーーーーー!!!刃物怖い!刃物怖い!刃物怖い!!「落ち着きなさい!!」………っは!?」
と俺は意識がどこかへトリップしていたのか、隣にいたリニスが俺の頭を軽く叩いてくれたおかげで元に戻ることができた。
「……うむ。そうか」
気のせいでなければゼストさんが若干引いている気がする。初対面でここまで引かれる俺ってすごくない?
「「………」」
ゼストさんの後ろにいるクイントさんとメガーヌさんから気のせいでなければ、可哀想な子を見るような目で俺を見ている。初対面でここまで同情される俺ってすごくない?
「「………」」
気のせいでなければリンディさんと、レティさんも同じような…似たような視線となっている。
「……強く生きろ」
そんな中クロノだけはまるで同志を見つけたかのような顔となっていた。どうしたクロノ?
「……僕も師匠から良く似た経験をさせられたことがあるだけさ」
え?
お前の師匠って確か……あっ…(察し
「ふむ。その人には感謝しないといけませんね。海鳴市に戻ったときに挨拶しませんと」(ボソッ)
ちょっ!?おい!?リニスさん!?
聞こえたよ!
バッチリ聞こえたよ!?
薫さんとリニスが会うなんてことになれば、俺にとってとてつもなく恐ろしいことになる気がするのですが……((((;゜Д゜)))
そして…
部屋の中がある意味、カオスになっている所に…
「レティ提督、試験準備できましたよー……ってどうしたのですか?」
背の低いメガネをかけた白髪の女性、ミルクさんがやってきた。
「ああ…メイジ准陸尉。ありがとう。それじゃヒエン君…身体の調子はどうかしら?」
「はい。もう大丈夫です」
「そう。じゃあ今からリニスさんの個人戦闘を見たいのだけどリニスさんは大丈夫?」
「私は大丈夫です」
「良かったわ。じゃあ、戦闘相手は…「俺がやろう」……グランガイツ部隊長?」
「聞けば…そこにいるヒエンの魔法の師匠だと聞く。なら是非とも一試合お願いしたい」
「ふっ。こちらこそ…あの有名なゼスト・グランガイツ卿と戦えるなんて光栄です。よろしくお願い致します」
「じゃあいこうか…」
「はい」
そしてリニスとゼストさんは訓練場へと向かった。
それはそうとゼストさんは俺に続いて二試合目ですけど……一体どんなスタミナをしているというのか。
それに相手はプレシアの元使い魔であるリニスだし。
だが俺は内心でかなりワクワクしていた。原作ではあり得ないはずのカードが組まれたのだ。
これがワクワクしないはずがない!!
そして訓練場へと向かった二人は向かい合う。
ゼストさんは黒ずくめの格好で無銘の槍を構え、リニスは白い帽子をかぶり、白いジャケットを羽織り、かわいらしい先端が黄色い丸い杖を持って構えた。
「先手はそちらに譲ろう」
「では、遠慮なく」
そして二人の模擬戦が始まった。
結果でいえば、ゼストさんの勝利であった。
ゼストさんは俺の試合と同じく巧みな槍さばきを披露する。圧倒的なパワーだけでなく、繊細な技術でもリニスを追い詰める。近接戦闘では近付けさせなかったり、強力な防御魔法でガードする。中・遠距離では強力な魔力の斬撃や、衝撃波を放っていた。
だがリニスも負けてはいなかった。
リニスの戦闘方法もある意味、俺と似ている。相手に合わせてそれに応じた攻撃技や防御技を使用する。
近接戦闘では、マーシャルアーツを使用した華麗な足技でゼストさんの槍に対抗していた。どうやら足技主体の武術を使っているらしい。まるでダンスを踊っているかのような美しさであった。
足に電気を纏った一撃をゼストさんに食らわせたときは思わず手に汗握った。
中・遠距離では射撃魔法の直射弾、誘導弾を使いつつ、隙あらば強力な砲撃を放っていた。
そして勝負はおよそ15分にも及んだのだった。
◆◆◆
リニスの個人戦闘が終わった後、俺とリニスとの連携戦が行われた。ちなみに最後の連携戦も相手はゼストさんだった。
俺とリニスのコンビで挑んだ結果、なんとか引き分けに持ち込めた。ちなみに三連戦したゼストは未だにピンピンしていた。あり得ねえぇ…。
言っちゃ悪いが、本当に人間か疑わしくなってきた次第である。
「これにて試験は終了…。お疲れ様二人とも」
「はい」
「お疲れ様です」
部屋に戻ってきた俺達をレティさんが労ってくれる。
「ヒエン君はまた後日、認定証の交付があるときに軽い面接があるからよろしくね」
「分かりました」
そうするとレティさんと、リンディさん、クロノの三人で部屋を出ていく。
「それじゃ私は、このまま本局に報告しにいくわ」
「私達もアースラに戻りましょうかクロノ?」
「了解です艦長。君達はクラナガンを観光するんだったな。気を付けるんだぞ」
「おう」
そうして全員で地上本部一階ロビーまで見送る。
「じゃあ失礼しますね」
そして三人とも次元中央港まで歩いていった。
それを見送った俺とリニスは、これからどうするか話し合う。
「これからどうしようかリニス?」
「まずは泊まる所を探さないとですね。もう夕方ですし…」
「だな」
俺達の会話を聞いていたメガーヌさんが反応する。
「貴方達泊まる所を探してるの?」
「あ、はい。明日クラナガンを観光しようと思ってまして…」
ミッドチルダなんて中々来れないし。今の内に観光したいのだ。
そして今度はクイントさんが反応する。
「じゃあ家に来ない?」
「へ?」
俺はキョトンと返す。
「泊まる所探してるんでしょ?じゃあ家に来ればいいわ!そしたら家の娘達も喜ぶし!旦那もきっとOK出すと思うわ!!」
なんというかいきなりフレンドリーになったなおい。というかこれがこの人の素なのかもしれない。
「いや、あのお気持ちは嬉しいんですが…本当に良いんですか?」
「いいのいいの!それに貴方達ともっと話してみたいと思ってたし!!あ、そうだ。隊長とメガーヌも、家で晩御飯どうですか?」
クイントさんが、ゼストさんとメガーヌさんを誘う。
「ふむ、そうだな。もう仕事も残っていないし問題ない」
「私も大丈夫よ。娘を局の保育所で預かってもらってるから、少し待っててもらえる?」
「大丈夫よ」
どうやら全員いけるようである。
するとクイントさんはこちらに向き、笑顔で話した。
「じゃあ着替えてくるからここで待っててもらえる?」
「あ、はい。分かりました」
そうして三人は制服から私服へと着替えに向かった。俺達は黙ってそれを見送る。
「……なぁリニス」
「なんですかヒエン」
「良い人達だなぁー」
「そうですね。ここはお言葉に甘えましょう」
「だな」
そうして俺とリニスは地上本部のロビーでボーッと三人を待つのだった。
『Fate/staynight』の映画は今度は、桜メインの話なそうな。全三章あるみたいっす。つまり三回映画があるということ。
Fateの映画とか完全に俺得ヾ(@゜▽゜@)ノ
話は変わりますが、今は『鋼の錬金術師』と『魔法科高校の劣等生』のコラボ又は、オリジナル主人公を考えておりやす。
これを考えた理由が
お兄様って『再生』と『分解』が得意だな。
↓
そういえば鋼の錬金術師は『分解』と『再構築』だな。
↓
お互い兄弟(妹)の物語だなそういえば。
↓
あれ、これいけるんじゃね?と思った次第である。
近々、新しく書くかもしれませぬー。
では、また(・∀・)ノ