大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうもΣ(゚Д゚)

外伝書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


Featuring ViVid Strike!⑦

ヒエンside

 

 

 

太陽の加速(ソーラーアクセル)!」

 

 

「きゃっ!?」

 

 

炎分身のソーラーアクセルを食らったなのはさんが、吹き飛び壁にめり込む。

 

それを同じく向かい側の壁に吹き飛ばされていた俺は、息をはきながらその様子を見ていた。

 

 

『――そこまで!』

 

 

頭上のスピーカーから模擬戦終了の声が響く。

 

 

『部屋の魔力出力上限に到達。規定により模擬試験はここで終了します。二人ともお疲れ様でした』

 

 

「あたたた……はい……了解しました」

 

 

なのはさんが壁から抜け出し、ふわりと降りる。

 

俺もゆっくりと降りながら死ぬ気モードを解き、息を整えた。

 

 

「おめでとう。合格だよ」

 

 

一拍置いて、ゆっくり近付いてきたなのはさんがやわらかく笑う。

 

 

「理由は四つ。制御、判断、能力、それから創意。基本に忠実な魔力制御に、射砲撃で分が悪いと見るや距離を捨てて近接に切り替えた咄嗟の判断力、防御結界を無効化したレアスキル“調和”の能力に、さっきの自分自身を囮にした本命の分身による創意された攻撃……どれも良かったよ」

 

 

「……ありがとうございます」

 

 

「でもね、君の真価はそこじゃない。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。……色々、期待してるよ」

 

 

「はい」

 

 

俺は疲れからドッと床に座り込む。

 

すると、なのはさんも隣に座ってきた。

 

 

「正式手続きは後で。それはそうと良かったら、局の任務にも臨時同行してみない?現場の目って、ジムの子たちの糧にもなるから」

 

 

「……そうですね。機会があればよろしくお願いします」

 

 

「うん。その時はまた追って連絡するね」

 

 

こうして俺は、Sランク嘱託の認定を受け、ナカジマジムの“臨時トレーナー”と、管理局の“民間協力者”という二つの肩書きを手に入れた。

 

そして俺はなのはさんと軽く世間話をして連絡先を交換後、部屋から出た。

 

っていうか、何気にこの世界のなのはの連絡先を知ってしまったんだがどうしよう……。

 

すると、ヴィヴィオ達が出迎えてくれた。

 

 

「ヒエンさん、お疲れ様です!」

 

 

「「「「「お疲れ様です!!」」」」」

 

 

「オツカレー、ヒレカツカレー、ロースカツカレー、ビーフカツカレー、チキンカツカレー、メンチカツカレー……」

 

 

「……見事にカツカレーのオンパレードだね」

 

 

俺は模擬戦が終わった安心感からか、ふざけて答える。

 

無性にカツカレー食べたいデス……。

 

そんな俺を他所に高町母娘が会話する。

 

 

「でも、なのはママがヒエンさんの模擬戦相手だって知らなかったよ。どうして教えてくれなかったの?」

 

 

「そりゃあ、秘密にしてたからね〜。でもびっくりしたでしょ?」

 

 

「うん」

 

 

そんな中、ノーヴェさんが俺の隣にやって来た。

 

 

「おめでとさん。まさか、あのなのはさんに二撃当てた上に、引き分けるとはなぁ」

 

 

「……もしかして模擬戦相手、最初から知ってました?」

 

 

「そりゃあな。だって推薦したの私だし」

 

 

「……事前に教えてくれてたら、対策とか色々打ててたんですけど?」

 

 

「それじゃ、試験にならねぇだろ?それにその上で、あのエースオブエースと引き分けたんだ。たいしたもんじゃねえか」

 

 

「……ありがとうございます」

 

 

俺としてはあまり納得はしていない。

 

()()()()()()()()()()()()

 

試合内容は終始押され気味の上に、攻撃を二回当てることしか出来なかったのだ。

 

まあ、格上相手に善戦出来た方だとは思うが……。

 

すると、ノーヴェさんが気になる事を呟いた。

 

 

 

 

 

 

「これだと、きっと次の合宿、お前は引っ張りだこだろうなあ」

 

 

 

 

 

 

「は?合宿??」

 

 

え?

 

なにそれ??

 

初耳なんですけど???

 

 

「あれ?言ってなかったか??」

 

 

「微塵も聞いてませんが?」

 

 

「毎年、五月頃かな?その時期になると身内同士で合宿やってんだよ。旅行も兼ねてな」

 

 

あー。

 

ViVid本編でもあった異世界合宿のやつね。

 

無人世界カルナージにて、アルピーノ母娘の経営するペンションにオフトレ、三泊四日で春の大自然旅行ツアーが開かれるのだ。

 

そこではなのはさん監修の特別トレーニングに、メインイベントの合同陸戦試合が開かれるのだ。

 

なのは対アインハルトの戦闘もあって中々面白い回だったのを覚えている。

 

 

「良かったらお前もどうだ?」

 

 

ノーヴェさんが笑顔で誘ってくる。

 

勿論、俺の返答は決まっていた。

 

 

「断固拒否します」

 

 

「そうか。来てくれるか……って、断固拒否!?」

 

 

そら、そうよ。

 

誰が好き好んでトレーニングなんぞ行くか。

 

それに断言出来る。

 

その合宿に行ったら、俺は間違いなく地獄を見る。

 

あの白い魔王様が張り切らない訳がない。

 

嬉々として俺専用のトレーニングメニューを組むに決まってる。

 

それにあの人、戦技教導官だよ?

 

教えるプロだよ?

 

下手したらリニスよりキツイトレーニングメニューかもしれん。

 

誰がそんな地獄に自ら飛び込むか。

 

 

「え?ヒエンさん……合宿来ないんですか?」

 

 

すると、側で俺達の話を聞いていたのかヴィヴィオが悲しそうな表情をする。

 

そんな表情を見た俺は……

 

 

「行かない。しんどい、面倒くさい、ダラダラしたい」

 

 

全く揺るがなかった。

 

俺が間髪入れずに答えたからか、ヴィヴィオは先程とは一変して頬をこれでもかと膨らませる。

 

それを見た俺はついヴィヴィオのほっぺをつついていた。

 

 

「プシュー……もう何するんですか!?」

 

 

「いや、つい」

 

 

だって俺の世界のなのはと機嫌悪くなる感じがそっくりなんだもの。

 

これはもうほっぺをつつくしかないじゃない。

 

 

「えぇー!ヒエン君、合宿来ないの!?」

 

 

すると、ヴィヴィオの側にいるなのはさんまでそんな事を言い出した。

 

というより、なぜ俺をそこまで誘う?

 

 

「今、合宿に来れば女の子選り取り見取りだよ?美女美少女いっぱいだよ??ハーレムだよ???」

 

 

女の子を選り取り見取り……!?

 

美女美少女いっぱい……!?

 

ハーレム……!?

 

 

「……い、行きま……せん!」

 

 

俺は断腸の思いで断るが、周囲はそう思ってなかったようで……

 

 

「滅茶苦茶揺らいでんじゃねえか!」

 

 

「「「「「ヒエンさん……」」」」」

 

 

ノーヴェさんからはツッコまれ、ヴィヴィオ達からはジト目を向けられていた。

 

いやまあ、うん。

 

別に全然揺らいでなんかいねぇし?

 

美女美少女見るだけでも目の保養になるとか欠片も考えてねぇし?

 

ちょっと勿体ないかなとか微塵も思ってないし?

 

 

「仕方ねぇ。こうなりゃ、奥の手だ」

 

 

ノーヴェさんが俺に近付くと、小声で何やら言ってきた。

 

 

「ヒエン、合宿についてきたら、特別手当としてこれだけ出してやる」

 

 

具体的な金額を言われる。

 

 

「えっ!?そんなにっ!?」

 

 

思ったよりも凄い金額だった。

 

これだけあれば正直、生活には困らない。

 

そろそろキャンプ飯にも飽きてきた所だったのだ。

 

さすがに俺の世界のお金を使う訳にはいかないし。

 

 

「今回、ヴィヴィオ達の指導兼スパーリング相手をしてくれるならこれくらいが妥当だ」

 

 

「行きましょう」

 

 

合宿への参加決定の後押しは、お金であった。

 

世知辛い世の中である。

 

そんなこんなで、俺の嘱託魔導師の認定試験は幕を閉じたのであった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

全ての試験を終えて手続きやら何やら終える頃には、すっかり夕方となっていた。

 

 

「それじゃ、今日はもうここで解散な。皆、気を付けて帰れよー」

 

 

ノーヴェさんの一声で解散するチームナカジマの面々。

 

僅か数分で解散すると、残ったのは俺とヴィヴィオの二人だけであった。

 

ヴィヴィオはこのまま母と一緒に帰るらしい。

 

それじゃ、俺もそろそろ帰るとするかな。

 

あー。

 

今日はもう料理するの面倒だから、どこか食べに行こうかねぇ。

 

久しぶりに和食が食いたいなぁ。

 

俺が夕食を何を食べようか悩んでいると……

 

 

「ヴィヴィオお待たせ〜」

 

 

「あ、なのはママ」

 

 

仕事を終えたなのはさんがやって来た。

 

俺は彼女の服装に目をやる。

 

アイボリーのスカートに、ラベンダーピンクのニットを合わせた淡色コーデであった。

 

コンサバに見えないボリュームのあるプリーツがオシャレのカギと見た。

 

端的に言えば、物凄い大人っぽいファッションであった。

 

 

「お、おお……」

 

 

思わず見惚れてしまう程に。

 

 

「ん?どうかした??」

 

 

「いえ、なんでも……」

 

 

俺はなのはさんから視線を逸らすと、咳払いしながら二人に言った。

 

 

「ん、んん。それじゃ、俺もそろそろ失礼します。では、また」

 

 

そうして踵を返そうとするが……

 

 

「あ、待ってヒエン君!良かったら家でご飯食べていかない?」

 

 

「へ?」

 

 

なぜか、なのはさんからご飯のお誘いを受けた。

 

 

「あ、それいいね!なのはママ!!」

 

 

そして、その愛娘もなぜか乗り気であった。

 

いや、なんでさ?

 

そうしてあれやこれやと一気に言いくるめられ、気が付けば俺は高町家へとお邪魔することになった。

 

いや、マジでなんでさ?

 

なのはさんの車から降りると、目的の一軒家を見る。

 

新築一戸建てである。

 

周りは決して安っぽくはない立派な家々が立ち並ぶ住宅街であった。

 

 

(二十代前半で既に車ありのマイホーム持ちって、冷静に考えると凄いよな……)

 

 

流石は公務員である。

 

正確には航空武装隊の戦技教導官であるが。

 

まあ、それだけ給与も凄いのだろう。

 

そうして二人が家へ入っていくのを、俺もその後をついていく。

 

 

(でもまさか、この世界のなのはの家にお邪魔する事になるとは、欠片も予想してなかったなぁ……)

 

 

俺は若干緊張しながら、高町家へとお邪魔する。

 

 

「「ただいま〜」」

 

 

「お、お邪魔しま〜す……」

 

 

すると部屋の奥から()()()()()()()()がした。

 

 

「おかえり〜」

 

 

奥の部屋からぱたぱたと早足で鮮やかな金色の髪を揺らして、歩み寄って来る人物が見える。

 

 

「あ、君がヒエンだね?」

 

 

その人物は、ヴィヴィオとは若干色合いの異なる美しい金色の髪を腰辺りまで伸ばした大人の女性だった。

 

 

「いつもヴィヴィオから話は聞いてるよ」

 

 

絶世の美女と呼んでも差し支えない外見と、上品で落ち着いた物腰から、なのはさん以上に大人っぽく見える。

 

 

「それに今日の模擬戦もなのはとも引き分けたんでしょ?凄いよ!」

 

 

その人物は、俺に優しく笑いかけた。

 

 

「あ、自己紹介がまだだったね。フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです。どうぞよろしくね」

 

 

なのはに続いて、この世界のフェイトとも邂逅する事となった。




多分、ストーリーの内容的に少しForce要素いれるかも?

では、またく(`・ω・´)
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