大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

書けたので投稿。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第百三十五話 心の花を守る伝説の戦士Ⅶ

ヒエンside

 

 

 

「96……97……98……99……100……」

 

 

俺はスクワットを終わらせる。

 

次に魔法の訓練に入る。

 

 

「封時結界」

 

 

結界で周囲と隔離してから魔法訓練を開始する。いつも通り出力リミッターをかけつつ魔力運用のトレーニングから入る。

 

 

「スゥーハァー……」

 

 

俺は目を閉じて集中する。

 

身体の中の魔力の流れを自覚し、それを循環させていくイメージをする。身体全体に満遍なく行き渡るイメージだ。

 

 

「…………」

 

 

俺の身体全体が薄くオレンジ色に輝く。

 

そして数分間全力でこれを繰り返す。

 

 

「…………」

 

 

こんなもんか。

 

額に少し汗を滲ませながら次の訓練へと移行する。

 

そして炎の分身(ファイアアバター)三人を同時に出し、それぞれの配置についてもらう。

 

 

「よし、たのむ」

 

 

「「「おう」」」

 

 

するとオレンジの魔力弾が数十個出る。

 

俺は籠手(グローブ)脚甲(クリーブ)を出現させ、身に纏った。

 

そして死ぬ気モードとなり、突っ込んでいった。

 

 

 

 

 

 

「だああー……なんとか魔力弾80個の回避訓練クリアー……」

 

 

最近は訓練の質をあげていっている。

 

軽く数十個で身体を慣れさせてから徐々にその数を増やしていくというなかなかに鬼畜な訓練である(迫真)。

 

もちろん考えたのは某史上最強の弟子の影響を受けた山猫である。

 

というよりその訓練を律儀にやっている俺も中々に毒されているのかもしれない。

 

だが……しっかりと強くなっている実感があるので文句も何も言えない。

 

それに訓練をサボろうものなら……リニスのあの目の笑っていない笑顔で迫られる。逆らおうものなら……訓練の量が倍になるのだから俺としては笑えない。

 

数分の休憩を終わらせたあと、自分に軽くフィジカルヒールをかけて疲労をとってから次の訓練へと移行する。

 

 

「フェイク・シルエット」

 

 

通常状態で幻影を出す。

 

7……8……9……10人と人数が増える毎に幻影の数がぶれていく。

 

 

(通常状態じゃ出せて10人か……)

 

 

そして完全なマニュアル操作で全体を操っていく。一人一人に同じ動作をさせてその精度をあげていく。

 

それと並行して俺は短距離高速移動魔法ブリッツアクションを使用し、幻影の中に紛れて移動する訓練をする。

 

 

「ぐ……」

 

 

脳がジワリと熱くなる。

 

ブリッツアクションは身体全体を加速させるので長時間の使用は脳や身体に負担を与えるため、使えても2~3秒が限界だ。

 

俺は今度は足元に死ぬ気の炎を纏う炎熱疾走(フレアドライブ)を発動させ、幻影の中を紛れて高速移動する。足元に力を入れ疾走するように移動する。

 

 

(やはり長時間の使用を考えれば炎熱疾走(フレアドライブ)の方が効率がいい。しかし、瞬発力に関してはブリッツアクションの右に出るものはないな……)

 

 

ブリッツアクションは緊急回避用とした方がいいかもしれない。

 

俺は続いて高速移動魔法ソニックムーブを使う。その場に合わせて高速で移動していく。

 

身体全体を加速させるブリッツアクションと違い、ソニックムーブは移動自体を速くしている感じである。こちらは長時間使用しても特に問題はない。

 

俺は主に長距離を高速で移動するときなどにソニックムーブを使用している。

 

 

(やっぱり加速魔法や、高速移動魔法の類いは場に応じて使い分けた方がいいな)

 

 

一通り確認作業を終了させてから空中モニターを出現させ、時間を確認する。

 

すると時間は既に7:30となっていた。

 

朝練を開始してから二時間経過していた。

 

 

「あ、朝ごはんの手伝いしないと……」

 

 

俺は洗浄魔法で身体をきれいにした後、急いで花咲家へと戻った。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

俺が戻ると丁度、つぼみの母であるみずきさんが調理を開始しようとしていた。

 

 

「すいません。遅くなりました」

 

 

「あら、もう起きてきたの?まだ寝ててもいいのに」

 

 

「いえ、ちょっとトレーニングに出てたので」

 

 

「トレーニング?」

 

 

「えっと趣味の一環です。身体を鍛える……」

 

 

「たくましいわね~」

 

 

「あははは。恐縮です」

 

 

なぜだろう。

この人からはなのはの母である桃子さんと同じように、逆らえないオーラが出ている気がする。

 

 

「俺も手伝います」

 

 

「じゃあ……卵焼き作れる?」

 

 

「あ、はい。作れますけど……味付けはどうしましょう?」

 

 

卵焼きの味付けにこだわる人は意外と多い。なので一応聞いておく。

 

 

「ウチはそういったこだわりは特にないわよ?だからヒエン君好みの味でよろしく♪」

 

 

「了解です」

 

 

だったらオーソドックスな感じでいいかな?

 

俺は食器棚からお椀を取り出し、中に卵を割り入れ、泡立てないように軽く混ぜる。白身は箸ですくって切るようにして馴染ませる。

 

白身を泡立ててしまうと、ふっくら仕上がりにくくなるのだ。泡が多いと破れやすくなるので注意が必要だ。

 

その後、砂糖を大さじ1、醤油小さじ1/2加え、軽く混ぜる。

 

そしてフライパンを中火に熱する。

 

 

「ちょっとキッチンペーパーお借りします~」

 

 

「どうぞ~。調理に使う物は普通に使ってもいいからね」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

キッチンペーパーに油を吸わせ、均一に油をしいていく。

 

そして箸先で卵液を落とす。

 

するとジュッと一瞬で卵が固まるくらいまでフライパンが熱くなったら、卵液の1/3量を流し入れて均一に広げていく。

 

ここで中火に変えて、卵の焦げ付きを抑えるのが重要である。

 

そして半熟の状態になったら奥から手前に卵を折りたたみ、奥の方へ移動させる。

 

再びフライパンに油をしき、残りの卵液1/3量を流し入れ、手前の卵焼きを少し浮かせて底部にも流し入れる。

 

何度かその手順を繰り返し、全て巻き終えた。

 

そしてまな板の上に置くと、両端を切り落とし、適度な大きさにカットする。

 

 

「ふむ。まあこんなもんか」

 

 

俺は切り落とした端を食べる。

 

うん。

普通にうまい。

 

 

「あら、できたの?」

 

 

「あ、はい。どうぞ」

 

 

俺はみずきさんに味見を頼む。

 

みずきさんは一口食べた。

 

 

「どうですか?」

 

 

「おいしいわ~」

 

 

「良かったです。卵焼きは人数分でいいですかね?」

 

 

「ええ。大丈夫よ」

 

 

えーっと……陽一さんに、みずきさん、薫子さんにつぼみの四人分か。さっき作ったのは俺の分でいいか。

 

そして俺は人数分の卵焼きを作り始めた。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「おはようございますうぅ~」

 

 

丁度、朝ごはんの準備が終わると寝ぼけまなこのつぼみが起きてきた。

 

時間を見ると08:15を指していた。

 

中学生の夏休みの起床時間としては少し早い気がする。

 

しかし……

朝は弱いのかトボトボと危なげに歩いてきた。

 

 

「つぼみ……朝ごはん食べる前に少し顔を洗ってきなさい?」

 

 

「はいぃ~」

 

 

みずきさんに注意され、寝ぼけながら洗面所へといくつぼみ。

 

大丈夫かいな。

 

するとそれを皮切りに花咲家全員がリビングへとやってきた。

 

 

「おはよう!」

 

 

「おはようございます」

 

 

俺は陽一さんに挨拶する。

 

つぼみの父親である陽一さん、なんというかイイ人オーラがにじみ出ている。

 

 

「おはよう」

 

 

「おはようございます」

 

 

今度は薫子さんに挨拶する。

 

薫子さんは早起きなのか既に着替えており、その手には新聞を持っていた。

 

 

「お、おはようございます!」

 

 

「おはよう~」

 

 

すると洗面所で顔を洗ってすっかり目が覚めたつぼみが挨拶してきた。

 

髪を下ろしているのかストレートヘアーであった。

 

いつものツーサイドテイルではないので、なんだか大人っぽく感じる次第である。

 

そして俺がジーッと見ているのに気付いたのか顔を少し赤くさせながら聞いてきた。

 

 

「あの……私の顔に何かついてますか?」

 

 

「いや、髪を下ろした姿ってなんだか新鮮だなあと」

 

 

「ああ、いつもは結んでますから」

 

 

「そっちも大人っぽくてなんかいいな」

 

 

「そ、そうですか?」

 

 

「うん。なんかこう……グッとくる感じ?」

 

 

「グッとですか?」

 

 

つぼみが首を傾げる。

 

 

「うん。強く印象に残るというか。高校生くらいになったら、さらに似合う気がする」

 

 

「あ、ありがとうございます。少し……考えてみます」

 

 

「うん」

 

 

そして俺達は席につく。

 

 

席順にするとこうである。

 

 

 

-----俺

--┏━━┓

み|----┃つ

--|----┃

陽|----┃薫

--┗━━┛

 

 

 

ちなみに今日の朝ごはんは白米、わかめの味噌汁、卵焼き、ポテトとソーセージのコンソメ炒めである。

 

 

「今日はごはんか!」

 

 

「この卵焼きはヒエン君が作ってくれたんですよ」

 

 

陽一さんが反応し、みずきさんが説明してくれる。

 

 

「へぇ~おいしそうだ。では、いただきます!」

 

 

「「「「いただきます」」」」

 

 

俺達は手を合わせ食事を取る。

 

まずは味噌汁を一口。

 

うめえ。

 

 

「この卵焼きおいしいです!!」

 

 

「ホントねぇ~」

 

 

するとつぼみと薫子さんが卵焼きをおいしいと褒めてくれた。

 

G○○gle先生で調べた簡易的卵焼きが認められた瞬間だった。ありがとうございますG○○gle先生。

 

 

「そういえば一人暮らししてたって聞いたんだけどホントかい?」

 

 

すると陽一さんが話を聞いてきた。

 

 

「え?あ、はい。14歳までアメリカの方に両親と住んでまして。で、父が仕事の関係で世界各地を転々としなければならなくなったので俺だけ日本に戻る……いや移り住んできたんです。それで3年ほど一人暮らしを」

 

 

「じゃあ中学二年生で一人暮らしをしてたってことかい!?」

 

 

「はい。でも、途中から従姉の姉と一緒に住んでましたので大丈夫でしたよ?父と母ともタマに電話してましたし、生活費も毎月必ず入れてくれてましたし、周りには優しい人達ばかりでしたから」

 

 

俺はポテトとソーセージをモシャモシャと食べる。

 

 

「ご両親は何をされてるんだい?」

 

 

「商社マンですね。世界各地飛び回ってます。母も父を支えるためについていっています。たしか……職場恋愛だったかな?」

 

 

俺は卵焼きをパクリと食べる。

 

 

「職場恋愛……甘美な響きです」

 

 

するとつぼみがウットリしていた。

 

そういえばこの子美形に惚れやすいんだったか?

 

 

「恋愛ねぇ」

 

 

するとみずきさんがこちらをニヤニヤしながら見てくる。すると超直感から警鐘が軽く鳴った。なんかこの感じ久しぶりだなおい。

 

 

水を一口飲む。

 

 

「ヒエン君って彼女……いるんじゃないの?」

 

 

しかしその一言で吹きそうになった。

 

 

「っごほげほ!!いきなり何をいうんですか!?」

 

 

「いやだって……ヒエン君イケメンだし、モテるんじゃないの~?」

 

 

「いや、生まれてこのかた彼女はいたことありませんが……」

 

 

でもイケメンに見えるのか。

 

ちょっと嬉しい(゜▽゜*)

 

 

「じゃあ恋をしたこともないの?」

 

 

「いや、さすがにそれくらいは……。俺だって人並みに恋くらいしたことありますよ?」

 

 

失敬な。

俺だって恋愛のひとつやふたつしたことあります。

 

 

「そ、そうなんですか!?」

 

 

ここで側にいるつぼみが目を輝かせながら聞いてくる。この年頃の女の子って恋愛話好きだよね。

 

 

「あ、ああ。失恋を二度ほど」

 

 

「失恋……うぅ……その気持ち痛いほど分かりますヒエンさん!!」

 

 

「うん?つぼみ失恋したのか?」

 

 

するとリビングの空気が凍る。

 

つぼみはズーンと落ち込みながら呟く。

 

 

「私の初恋は……三分で終わってしまいました……」

 

 

三分?

 

あ、そういえばこの子……生徒会長のいつきに一目惚れしたんだったか?でもいつきは女の子だから……あっ(察し

 

だがまぁ、この子が落ち込んでしまったのは俺の質問のせいなのだから慰めるのが筋か。

 

 

「まぁでも失恋っていうのは確かに辛いし、落ち込むよな」

 

 

「はい……」

 

 

「でもまぁ、俺の知ってる人がこういったんだ」

 

 

とは言っても俺が感銘を受けたのは魔界の王を決める魔物同士の戦いのマンガの言葉なのだが……ここは少しアレンジして使わせてもらおう。

 

 

「『前を向け。強く生きろ。自分自身が強ければ……心の傷なんてなんでもない。もっと笑えるし、まっすぐ立てる。そのうちほれる奴だって出てくる』ってな?」

 

 

「前を向いて……強く生きる」

 

 

「ああ。確かに辛いことはしんどいし、逃げ出したくなるときだってある。だけどいつまでも()()()()をひきづってちゃだめだ。だからこそ前を向かなきゃいけない。だからこそ強くならなきゃいけない。自分自身が強くなれば……心が強くなれば……()()()()()()()()()成長することができる。自分を変えることができる。いずれ笑い話に変えることができるさ」

 

 

「自分を……変える?」

 

 

そのときつぼみの目が見開く。

 

この子は確か自分の内気な性格にコンプレックスがあったはずだ。だからそんな自分を変えようと色々努力していることを……まあ画面越しにだが俺は知っている。

 

だからこそなんというかこう、頑張ってる人を見るとつい応援したくなってしまうのだ。

 

 

「これは俺の持論なんだけど、変わるっていうのは、成長することだと思うんだ」

 

 

「成長……ですか?」

 

 

「ああ。なあつぼみ……()()何度練習してもできなかったことが、()()できるようになってたら……それは成長したことになると思わないか?」

 

 

「それは……思います」

 

 

「それと同じさ。()()練習してもできなかったことが()()できるようになっていた。つまり昨日の自分から()()()()()()

 

 

つぼみはジッと俺の言葉を聞く。

 

 

「俺はここに来させてもらったときに花のことは全く分からなかった。でも今はつぼみが教えてくれたおかげで、花のことはある程度は分かるようになった。俺は、つぼみのおかげで前の俺から変わることができた。成長することができた」

 

 

「…………」

 

 

「こんな俺でも成長することができたんだ。だからつぼみも変わることができる。成長することができる」

 

 

「私は……変われるんでしょうか?」

 

 

「俺は君が何に悩んでるかは正直分からない。だけど誰だって悩みはあるし、苦しいことだってある。だから別にゆっくりでいいんだ。焦る必要なんてない。()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「少しずつ……」

 

 

「ああ。それに君は一人じゃないだろ?陽一さんや、みずきさん、薫子さんにえりか、いつき。そして俺だっている。どうしても辛いときや、悩んでるときに誰か信頼できる人に相談したらいい」

 

 

「はい……」

 

 

「ああまあ……偉そうなこといっちゃったけど要はあれだ。気にするなってことだよ」

 

 

「いえ、その……ヒエンさんありがとうございます」

 

 

「いえいえ」

 

 

そして話し終わった俺とつぼみは食事を再開しようとすると……複数の視線を感じた。

 

前を見ると、やたらとニヤニヤしながらこちらを見ている花咲家の大人組がいた。

 

俺は若干顔をひきつらせながら……聞いた。

 

 

「な、なんでしょうか……?」

 

 

「いや~別に~。なんだかいい雰囲気だなあって」

 

 

「なんだろう。この胸がモヤモヤする感じは?」

 

 

「陽一……それはあなたがいずれ通る道よ」

 

 

みずきさん、陽一さん、薫子さんがにやけていた。

 

つぼみは顔を赤くさせながらごはんをチマチマ食べていた。

 

その後の朝食の空気が気まずかったのは言うまでもないorz

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

朝食も終わり片付けていると、リビングに小猫モードの相棒と小狐モードの久遠が起きてきた。

 

 

「ガゥ」

 

 

「くぅ~」

 

 

相棒は俺に、久遠はつぼみに駆け寄る。

 

 

「おはようございます久遠ちゃん」

 

 

つぼみは久遠の頭を優しく撫でる。久遠はつぼみの手にすり寄る。

 

 

「ほれお前達」

 

 

俺は別に残しておいた卵焼きを入れた皿を相棒達の前に置く。二匹は鼻をクンクンとさせながらハグハグと食べ始めた。

 

それをウットリしながら見る花咲家一同。

 

俺はそれに少し呆れながら皿洗いを進める。

 

今や相棒と久遠は花咲家では癒しキャラとなっている。

 

すると時間は既に9時前を指していた。

 

 

「もう9時か」

 

 

俺がポツリと呟くと、みずきさんと陽一さんがおもむろに立ち上がる。

 

 

「あなた!開店前の準備しないと!!」

 

 

「そうだな!!」

 

 

「ヒエン君、その洗い物……」

 

 

「もう少しで終わるんで大丈夫ですよ?」

 

 

「ごめんね。それ終わったら陽一さん手伝ってあげてもらえる?」

 

 

「了解です」

 

 

そして二人はお店の開店前の準備を始めた。

 

洗い物を終えた俺は食器を全て乾燥機に入れると手伝いに向かう。

 

陽一さんが店の前に花を出そうとしていた。

 

 

「手伝います」

 

 

「じゃあそっちの花全部運んでくれるかな?」

 

 

「分かりました」

 

 

俺も鉢に入っている花を並べていく。

 

ヒマワリ、ラベンダー、サルビアなどを運ぶ。この鉢に入っているのが地味に重い。

 

全て並び終えると陽一さんが話しかけてくる。

 

 

「ヒエン君、今日は出なくて大丈夫だよ」

 

 

「いやでも……」

 

 

「君はこの三週間働きづめだ。今日明日はしっかり休みなさい。幸い今日は、母さん達が鎌倉へ行くことになってるから一緒にいってリフレッシュしてくるといい」

 

 

「か、鎌倉……ですか?」

 

 

「前に私たちが住んでいたところでね。自然の多い良い町だよ?」

 

 

「は、はい。分かりました」

 

 

急遽休みになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という訳で急遽、俺も鎌倉にいくことになりました」

 

 

「そうなんですか!ぜひ一緒にいきましょう!!」

 

 

「じゃあさっそく荷物をまとめきてもらえる?10時前にはここを出るから」

 

 

「了解です」

 

 

そして俺は自分の部屋へと準備をしにいく。

 

そこでふと気付く。

 

あれ確か……ハートキャッチプリキュアの原作、鎌倉行ってた描写があったような?

 

まぁいっか。

 

俺はとりあえず荷物をリュックへとまとめ始めたのだった。

 




とりあえず次回から原作に乱入。

では、また(・∀・)ノ

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