もう十一月ですね。
この度転職したので仕事の関係で更新速度が遅くなるかも。平にご容赦下さい。
では、どうぞ( *・ω・)ノ
ヒエンside
あの月村安次郎の起こしたアリサ&すずかの誘拐事件は奴が逮捕されることで幕を閉じた。
俺が奴等を倒した後、駆けつけた士郎さん達によって警察に引き渡されたのだ。
アリサとすずかは警察で軽く事情聴取を受けた後、一旦解放された。
その後、アリサは月村家で今回巻き込んだ事の謝罪を受けた後、『夜の一族』のことについて聞かされる。そしてすずかに選択を問われた。すなわち記憶を残すか、消すかの選択である。
当然アリサは残すを選択。その即答ぶりには様子を見ていた士郎さん達も、聞いた本人のすずかですら苦笑いであった。
というかアリサ的には月村家が『夜の一族』であることをなのはを除く高町家の面々が既に知っていることに驚いていたが。
士郎さん曰く、恭也君が忍さんと付き合い始めたときに月村家に呼ばれ事情を説明されたそうだ。
まぁ、高町家の大黒柱士郎さんや、その息子恭也君、娘美由希さんは暗殺を生業とする古武術の使い手である。
元々裏の世界で活動したことのある三人だ。そういった摩訶不思議なことにも耐性があったのだろう。なのはのお母さんである桃子さんに至っては多少驚いたものの、普通に笑顔で受け入れたらしい。桃子さんマジ桃子さん。やはり高町家のヒエルラキーの頂点は桃子さんで間違いない。これで確信した。
やはり魔王の母親は大魔王……は!殺気!?
…………話を戻すが、そもそも高町家の次女なのはに至っては魔法少女になってしまっている。
すずかは自分が普通じゃないと思っているが、彼女が思ってる以上に
それこそすずかが生まれる前から月村家にいるノエルとファリン。この二人は人間ではない。
月村家で住み込みで働くメイドさんであるが……二人はメイドに誇りを持っており、月村家ではメイド服を必ず着用している。
出掛けるときなどはさすがに着替えているが。
二人の正体は『夜の一族』がかつて作った護衛兼戦闘用の自動人形「エーディリヒ式・最後期型」と呼ばれるものである。
自動人形とはありていにいえばアンドロイドである。
そもそもノエルとファリンは人間に近づけることを目的として
二人はさくらさんの実家の綺堂家の倉庫で眠っている所を発見され、さくらさんがせっかくだからということで月村家に護衛を兼ねて忍さんの幼少期にノエルを、すずかが生まれたときにファリンをプレゼントで送ったのだ。
二人ともメイドで戦闘ができて、家事もできて、人間のまあなんだ……大人の階段を登る手伝いもこなせるという超万能型のロボなのだ。
さらには忍さん曰く、ノエルの左手にロケットパンチを搭載させているそうだ。ファリンに関しては元からドジっ子がオプションでついている。ドジっ子メイドロボとか何それ新しい。
俺としてはノエルとファリンに関しては初めて会ったとき、二人が自動人形なのか確証がなかったのだが……説明を聞いて改めて衝撃を受けていた。
『やはり男の夢を凝縮した存在だったのか!?』とΣ(゜Д゜)
自動人形を製作した夜の一族の人物とは互いに良いお酒を飲める気がする。……まだ未成年だけどきっと仲良くなれただろう。
おっと話が脱線してしまった。
要するに自動人形は未だ全容が解明できていないロストテクノロジーの塊なのだ。管理局風に言えば生きているロストロギアといったところか。
だがそれはある意味正しいかもしれない。
ノエルとファリンの身体の中からプラグが出てきて、それをコンセントに指して正座で充電している二人の姿は意外とシュールであったからだ。……動力は電気らしい。
二人には常識や味覚など全て忍さんがプログラムを組んでインストールしている。二人のメンテナンスするときはすずかも手伝っているようだ。
しかし大昔のロストテクノロジーの塊である二人をメンテナンスするとは、忍さんとすずかもとんでもない頭脳と手腕の持ち主な気がしてきた。
恐らくデバイスの相談をしたら、嬉々として手伝ってくれる気がする。
どちらにしろ闇の書のことが解決したらなのは達も近いうちにネタバレするだろうし、そのときに俺も相棒のことについて忍さんとすずかに相談してみようかな?
そうすると俺や相棒のことも話さないといけなくなるが……まぁ、そのときに考えればいいか。
え?
それよりなんで俺がそんなことを知っているのかって?
そんなの情報収集したからに決まってんでしょ?
我が使い魔であるミニッツ達に手伝ってもらってアリサ達の話を盗み聞きしてました(゜▽゜*)
翠屋のシュークリームと交換条件で。
翠屋を出るときにお土産を買っていた俺に死角はなかった。
まぁ、やってることは盗聴盗撮という犯罪行為のオンパレードだが……情報を得るためには仕方なかったんやorz
だがそのおかげで色々なことが分かってきた。
なのは達の後を追わせたピッツからの報告で管理局の現在の拠点がついに判明したのだ。
なんと俺の住んでるマンションの
もう一度言おう。
俺の住んでるマンションの
言っている意味が分からないと思うが俺も分からない。
ピッツの情報に寄れば、どうやらリンディさん達が第一級捜索指定ロストロギア「闇の書」の捜索担当になったらしい。これは原作通りだ。
だが現在アースラは整備中であり、時空管理局本局のドッグに入っている。しかし本局からでは地球に行くには数分の転送のタイムラグがあるため、本局を拠点にはできないのだ。
そこで臨時作戦本部として拠点となったのが、なのはの家の近所である俺が住んでいるマンションという訳である。
丁度、俺の住んでる階の部屋は空き部屋が多いため、そこを押さえたのだ。
だが俺の住んでるマンションはそこそこ家賃が高いのだが、二部屋も借りるとは……リンディさんスゴすぎです。
その部屋は自宅も兼ねているのかリンディさん、クロノ、エイミィ、リニス、フェイト、アリシア、アルフの7人で住んでいる。
他の局員達はさらにその隣の部屋を借りてヴォルケンリッター捜索のために日々動いている。
ちなみにではあるが……
俺の自宅をリニスが暇ができたときに定期的に掃除をしにきてくれているらしい。フェイトやアリシアも手伝っているようだ。
ピッツ曰く、3人とも俺の部屋を掃除するとき顔が少し沈んでいるらしい。ピッツが俺の頭をガジガジとかじりながら思念を送ってそう知らせてきた。
うん。
俺が悪かったから頭をかじるのはやめて?
だけど今は正体を晒す訳にもいかない。少なくとも俺を監視しているであろう奴を突き止めるまでは。
だがそう考えると……
戦闘方法を少しは変えるべきかもしれない。
今までは戦った相手がヴォルケンリッターと、アリサ&すずかを助けるための覆面野郎達……すなわち俺の戦闘を知らない奴らだったから普通に今までの技を使っていたが……
もしなのは達と戦うことになるのであれば技を変えなければならない。俺の戦い方を知っている面子の前では戦う姿だけで下手したらバレるだろうし……そこらへんもなんとかしなくては。
続いて八神家の方にもミニッツを放ち様子を伺っていたのだが、ヴォルケンリッター達は無人の管理外世界を中心に原住巨大生物のリンカーコアから魔力を集めているようだ。
ここ数日は管理局、ヴォルケンリッター共に特に変わった動きはなかった。
◆◆◆
そんななか俺はビジネスホテルの一室で座禅を組んでいた。相棒の考案した訓練メニューを行っていたからだ。
「…………」
俺は閉じていた目を開け……
そのままベッドに仰向けにぶっ倒れた。
「も、もう無理……さすがにイメージファイトとはいえこの訓練には無理がありすぎる……」
「ガァウ!」
相棒が『しっかりしなさい!外で訓練できないんだから必然的にイメージファイトの質をあげるしかないでしょ!?』と喝を入れてくる。
「相棒の言いたいことは分かる。分かるけど……」
模擬戦七連戦はさすがにきついって……
しかもその相手が尋常じゃないっていうorz
今俺はかつて戦った強敵達とイメージファイトで再度戦っていた。
黒化英霊のセイバーオルタ、バーサーカー:ヘラクレスから始まり、大魔導師プレシア・テスタロッサ、祟り狐姿時の久遠、地上のエースゼスト・グランガイツ、並行世界で戦ったダークプリキュア、砂漠の王デューンである。
このラスボスクラスのオンパレード……
お気付きかもしれないがこれは、俺が一人で戦って
俺も当時よりは強くなっているのでいくらか善戦できた。
それを強く感じたのがセイバーオルタ、バーサーカーと戦っていたときだ。あのときはただ防戦一方だったのだが、曲がりなりにも激戦をくぐり抜けてきたこともあってしっかりと渡り合うことはできた。……勝てたかどうかはともかく。
その後のプレシア、久遠、ゼストさん、ダークプリキュアにも辛うじて勝利を収めた。……オーバードライブを少し使ったけど。
デューンに至ってはやはりオーバードライブを使わなければ渡り合うこともできなかった。
いや
だが奴の攻撃力が高すぎるために何度も食らうと耐えることができないのだ。
デューンの忠告もあって、奴と戦ったあのときよりは『リヴィジョンシステム』をさらに改良し安定化させることでオーバードライブもより安全に行使することができるようになった。
出力は少し落ちることになるが、オーバードライブ使用後の極度の疲労や、身体にかかる負荷もかなりマシになった。
俺は俺なりに今できることは精一杯やっているつもりだ。
だが……ため息は止まらない。
「はぁ……」
(彼なら……ツナならこんな状況でも仲間と協力して乗り越えていくんだろうなぁ)
カテキョー原作の沢田綱吉、ツナも自分より格上の敵達と数多く戦ってきた。彼は数多の困難を死ぬ気で何度もくぐり抜け、乗り越えてきた。
彼の力の源……死ぬ気の炎。
その力の根本を支える物、それがボンゴレリングと呼ばれる物である。リングに死ぬ気の炎を灯すことで……リングに封じられたその力を発揮する。
そしてボンゴレファミリーと呼ばれる仲間達と共に協力して数々の強敵達に打ち勝ってきた。
だが今の俺はどうだろうか?
俺はリングを持っていないし、仲間となる人物達とも現在距離を置いている。いや、そもそもリングに至ってはこの世界に存在すらしない。しかし、その
それはこの世界にあるデバイスと呼ばれるものだ。リングの代わりに俺はデバイスである相棒の力を借りることで死ぬ気の炎を使用している。
この世界にある魔法と死ぬ気の炎を合わせた
(だけど……ずっと一人っていうのはさすがに厳しいものがあるなあ)
そんな俺だが……現在は軽い鬱状態に陥っていた。
元の世界に戻ってきてから既に約一週間程が過ぎたが、最近はホテルの一室でジッとしていることが多い。
運動不足にならないために適度に身体を動かしに外に出ることはあるが、それだけである。
情報収集はミニッツ達がやってくれているので出なくていいと言われた。
だがさすがにこうもジッとしているとストレスが溜まる。それに若干人恋しくもなってきていた。
端的にいえば少しホームシックになってきていた。
(逃亡生活を送っている人はこんな気分を味わっているのだろうか?)
「ガゥ!」
「あ、はい。しっかりします」
相棒はそんな俺を見かねて頭の上に乗ってきて再び喝を入れる。だがその思念には少し思いやりのような感情を感じた。
心配かけてスイマセン。
すると頭の上にいる相棒が何やらピクリと反応する。そして空中にモニターを展開させる。
それを見た俺は驚愕した。
「なっ!?」
そこに映っていたのは市街地で激突を始めるなのは、フェイト、アルフの三人とヴィータ、シグナム、ザフィーラの姿であった。
ビルの上にはリンディさんがいるため恐らくだがヴォルケンリッター達はリンディさんを狙っていたと思われる。
さらにミニッツ達から映像が送られてくる。結界の外にはシャマルがいた。彼女が結界を展開しているらしい。
「ガゥ?」
すると相棒から『ここに行く?』と聞かれる。
俺は即座に答えた。
「いこう」
俺が動くことで俺を監視している奴も動き出すかもしれない。
「セットアップ:プリキュアフォーム
そしてキュアヒートの姿となり、ホテルの窓から飛び出し戦いの場となっている場所へと向かった。
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──────
────
飛翔魔法で高速で飛んでいくと、遠目ではあるが結界で隔離されている場所を発見する。
周囲には数人の管理局の魔導師と思われる人物達が結界の破壊工作に取り組んでいるが強固なのかなかなか破壊できていない。
結界を維持しているのは、あの後方支援のスペシャリストであるシャマルだ。恐らくブレイカークラスに迫る攻撃でなければあの結界を破ることはできないだろう。
だが手がない訳ではない。
破ることはできずとも
そして俺は結界に近づき、攻撃をしかけようとしたところ……
「!?」
突如、
すぐに片手でガードするが魔力弾に込められていた魔力の密度が尋常ではなかった。
(一発防いだだけで片手が痺れた!?)
そして続いて突然現れた仮面の男が魔力を収束させたパンチを俺に放ってきた。
「くっ!?」
ドオン!!
咄嗟にクロスガードで防ぐが全身が痺れるほどの衝撃に襲われた。
(これはブレイクインパルス!?)
俺は吹き飛びながらも体勢を整える。
フルドライブで強化しているおかげでそこまで大したダメージはないが……たかだかパンチ一発で十数メートルは吹き飛んでしまった。
目の前の仮面の男はゆっくりと歩きながら俺に告げる。
「奴等を見張っていれば貴様は必ず現れると思っていたよ黒衣の女……いやキュアヒートといったか」
「…………何者です?」
「これから死ぬ貴様には関係ない」
すると仮面の男は片手をこちらに向けると青い砲撃を放ってきた。
俺はラウンドシールドを展開させると砲撃を受け止める。
ドゴオオオオオォォォォン!!!!!!
「くうぅ!?」
(重い!?)
両手で砲撃を受け止め後ろに後退させられるが、なんとか凌ぎきる。
「ほう……あれを防ぐとは意外とやるな?」
「……お褒めの言葉どうも」
少し戦って分かった。
(こいつ……少なくともAAAクラス以上、オーバーSランクの実力はある!?)
俺は現在フルドライブを展開して強化している状態だ。その強化している俺の防御を
「さて……準備運動はこれくらいにしてそろそろ本気を出そうか。
(青い髪に……白い仮面……そして青い魔力光……やはり監視していたのはリーゼ姉妹か!)
そして仮面の男は真っ直ぐに俺に向かってきた。
始まった仮面の男との戦い。
結界の中ではなのは達が、外では主人公が戦う。
果たしてどうなる!?
はてさて……
突然話は変わりますが読者の皆さんは覚えているだろうか?初登場は1997年11月。セガサターンのPRキャラクターとして登場した伝説の男。
空手や剣道、柔道など多数の武道に精通している伝説の男。
1km先の針が落ちる音すら聞き逃さない聴力、氷上を99.9km/hで走れる脚力、増殖といってもいいほどの分身能力をあわせ持つ人間を超えた超人と呼ばれる伝説の男。
頭に刀が刺さっても死なないGのような脅威の生命力を併せ持った伝説の男。
決め台詞は「セガサターン シロ!」の伝説の男。
遊びの道に魂を込めた男。
「せがた三四郎」の存在を!!Σ(゜Д゜)
Fate/goをしながらニコ動でせがた三四郎の動画を見ているとき作者は思ったのさ。
『あれ?これせがた三四郎、英霊で出せるんじゃね?』と。
彼は人々を守るためにCMで散っていった(たぶん生きてる)。ならば英霊になれる素質は十分にあるじゃねえか!?と。それにそもそもこれだけ人間離れしてるならサーヴァントとして出しても問題ないのでは!?と。
というわけで現在、せがた三四郎とFate/goのコラボを考えています(゜▽゜*)
でも魔法科高校の劣等生と鋼の錬金術師のコラボも書いてるのにいけるのか?と思ったけど……
作者の抱負『I can do it!』なんで。
なんとかなる……いやしてみせる!!
というわけで近いうちにアップするかも。
最後に皆にこの歌詞を送ろう。
『若者よ……
真剣に取り組んでいる物があるか?
命がけで打ち込んでいる物があるか?
セガサターン、シロ!
指が折れるまで……指が折れるまで!』
では、また(・∀・)ノ
追伸:ちなみにこれ『セガサターン、しろ』っていう歌詞の一部です。