大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

今回ははやてとヴォルケンズのことについて触れます。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百話 はやてとヴォルケンリッター 前編

第三者side

 

 

 

市街地での戦いを終えたなのは達は、改めて闇の書について情報の共有を行っていた。

 

そしてヴォルケンリッターの話題になったのだが……

 

 

「使い魔でも人間でもない疑似生命っていうと……私みたいな?」

 

 

すると自身を例にフェイトが何気ない感じで疑問を抱く。しかしフェイトの言葉を看過できない者達がいた。

 

 

「違うわ!」

 

「違うよ!」

 

 

リンディとアリシアである。

 

 

「あ……」

 

 

二人の様子に驚くフェイト。

 

 

「フェイトさんは生まれ方が少し違っていただけでちゃんと()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

「そうだよ!フェイトは生まれ方がちょっと特殊なだけで……私の大切な妹なんだから!そんな()()()()()()()()()()()()で言わないで……」

 

 

「…………」

 

 

俯くフェイト。

ここで自分の言った言葉の意味に彼女はようやく気が付いた。

 

 

「検査の結果でもちゃんとそう出てただろ?変なこと言うもんじゃない」

 

 

「はい……ごめんなさい……」

 

 

そしてクロノの注意する言葉でフェイトは自分の間違いを認めて謝った。

 

 

「……あ~!モニターで説明しよっか!」

 

 

ここでエイミィが空気を読んで場の雰囲気を変える。

 

するとハラオウン家のリビングが少し薄暗くなると空中にモニターが映される。

 

その映像にはヴォルケンリッターと闇の書が映っていた。

 

 

「守護者達は闇の書の内臓プログラムが人の形を取ったもの。闇の書は転生と再生を繰り返すけど、この四人はずっと闇の書と共に様々な主の元を渡り歩いている」

 

 

「意思疎通のための対話能力は過去の事件でも確認されてるんだけどねぇ。感情を見せたって例は今までにないの」

 

 

クロノとエイミィが話す。

 

 

「闇の書の蒐集と主の護衛。彼らの役目はそれだけですものね?」

 

 

ここでリンディが補足する。

 

するとなのはとフェイトが疑問を口にした。

 

 

「でも……あの帽子の子……ヴィータちゃんは怒ったり悲しんだりしてたし」

 

 

「シグナムからもハッキリ人格を感じました。為すべきことがあるって……仲間と主のためだって」

 

 

「主のため……か」

 

 

フェイトの言葉を聞き、クロノは何やら思うことがあるのか反芻(はんすう)する。

 

なのは達はクロノの様子に首を傾げるが、そこでリンディが話を終わらせるように仕切り始めた。

 

 

「まぁ、それについては捜査に当たっている局員の情報を待ちましょうか?」

 

 

「転移頻度から見ても主がこの付近にいるのは確実ですし、案外主が先に捕まるかもしれません」

 

 

ヴォルケンリッターの活動範囲も、管理局の捜査にて大分絞り込めるようになっていた。彼らはやはりこの海鳴市を拠点に魔力の蒐集を行っているようだ。

 

 

「あ~それは分かりやすくていいねぇ!」

 

 

「だね。闇の書の完成前なら持ち主も普通の魔導師だろうし」

 

 

アルフとエイミィが話す。

 

 

「それにしても闇の書についてもう少し詳しいデータが欲しいな。ん?」

 

 

そこでクロノの視線がフェレットモードになってなのはの肩に乗っているユーノへと向く。

 

 

「ユーノ、実は君に明日から頼みたいことがある」

 

 

「え?いいけど……」

 

 

そしてこの日は解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

時刻は既に17時を回っており、辺りは既に真っ暗である。

 

そんななかなのはは、自宅へと帰っていた。

 

 

『ねぇユーノ君?』

 

 

『うん?どうしたのなのは?』

 

 

『闇の書の主ってどんな人なのかな?』

 

 

『闇の書は自分を扱う資質のある人をランダムで転生先を選ぶみたいだから』

 

 

『そっか……』

 

 

闇の書はその性質上、古代ベルカ時代から長い年月をかけて転生と再生を繰り返してきた。

 

それは自分を扱う資質のある人に生まれながらにつくことでその力を使わせようという目的があるからだ。

 

そしてその一つの可能性として……

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

『案外……闇の書の主って、私達とおなじくらいの歳だったりして』

 

 

『う~ん……さすがにそれは』

 

 

なのはの言葉にさすがに同意しかねるユーノ。

 

 

 

ピピピピピ……

 

 

 

そのときなのはの携帯の着信音がなる。

 

どうやらメールがきたらしい。

 

なのははピンク色の携帯を取り出し内容を見る。

 

メールはすずかからだった。

 

 

『今日すずかちゃん友達がお泊まりに来てるんだって』

 

 

『そうなの?』

 

 

『うん、ほら。()()()()()ちゃん』

 

 

そこには写メが添付されていた。

 

すずかの隣で楽しそうに笑う一人の茶髪の女の子が映っていた。

 

 

『今度紹介してくれるって』

 

 

『へぇ~』

 

 

「ふふっ」

 

 

なのはは嬉しそうに携帯をしまう。

 

 

 

だが彼女はまだ知らない。

 

 

 

自分の言っていることが本当に()()()()()()()()()

 

 

 

彼女はまだ知らない。

 

 

 

自分のすぐ近くに……それも友達の……今、送られてきた写メに映っている女の子が()()()()()()()()()()()

 

 

 

彼女が真実を知るのはもう少し後のことになる。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

「ほんなら……ありがとうなすずかちゃん」

 

 

「うん。またね」

 

 

昨日、はやてはすずかの家へと泊まりにきていた。そして翌日、朝食を食べてから帰るところであった。

 

 

「ぜひぜひまたお越し下さいねはやてちゃん」

 

 

「ありがとうございます~」

 

 

ファリンの言葉に笑顔で返すはやて。

 

 

「それでは行きましょうかはやて様」

 

 

「はい。お願いします~」

 

 

そしてノエルがはやてを自宅まで送るために車椅子を車まで押すのだった。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

その頃八神家では……

 

いつも通り魔力の蒐集を終え、深夜に帰宅したシグナムとザフィーラはリビングにて仮眠を取っていた。

 

すると扉が開く。

 

シャマルが電話を持ってリビングにやってきた。

 

 

「シグナム……はやてちゃんもうすぐ帰ってくるそうよ」

 

 

「そうか」

 

 

シグナムは閉じていた目を開ける。

 

シャマルはエプロンをつけると冷蔵庫の扉を開く。

 

中にははやてが作り置きしてくれていた朝食があった。

 

 

「ヴィータちゃんは……まだ?」

 

 

「かなり遠出らしい。夕方には戻るそうだ」

 

 

「貴方は大丈夫なの?」

 

 

「何がだ?」

 

 

シャマルの質問に疑問で返すシグナム。

 

シャマルは心配そうに呟く。

 

 

「大分魔力を消耗しているみたいだから……」

 

 

それを聞いたシグナムはフッと笑いかけて答えた。

 

 

「……お前達の将はそう軟弱にはできていない。大丈夫だ」

 

 

「貴方も随分変わったわよね」

 

 

シャマルはシグナムに水を渡す。

 

 

「昔はそんな風には笑わなかったわ」

 

 

「そうだったか?」

 

 

「貴方だけじゃない。私達全員…随分変わったわ。皆……はやてちゃんが私達のマスターになってからよね?」

 

 

「そうだな」

 

 

そしてシグナムとシャマルははやてと初めて会った日のことを思い出していた。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

新暦65年6月4日午前0時前……

 

 

その日、病院から帰ったはやてはずっと自室で読書にいそしんでいたのだが、ふと時計を見たとき日付が変わることに気付いた。

 

 

「あ、もう12時……」

 

 

そして寝ようとしたとき……それは起動した。

 

 

 

キュイイイイイイイ…………

 

 

 

「ん?」

 

 

はやては本棚の方に視線を向ける。

 

すると本棚に飾ってある()()()()()()()()()()()()()()()が光っていたのだ。

 

 

「は!?え、なにこれ!?」

 

 

黒い本が浮き出すとそれに呼応するように周囲の空間も揺れだす。

 

すると黒い本につけられていた鎖が粉々に砕け散ると、本がひとりでに開きだし……

 

 

《封印を解除します(Ich entferne eine Versiegelung. )》

 

 

そしてはやての前にやってきた。

 

 

《起動(Anfang.)》

 

 

「へ!?」

 

 

それと同時にはやての胸から小さな光の球が出てくると、それは辺りを照らすように輝き出した。

 

その眩しさにはやては思わず顔を庇う。

 

そして光が収まるとそこには……

 

 

「闇の書の起動……確認しました」

 

 

「我ら闇の書の蒐集を行い、主を守る守護騎士にてございます」

 

 

「夜天の主に集いし雲……」

 

 

「ヴォルケンリッター……なんなりと命令を」

 

 

主に仕える騎士の如く、膝をついている四人の姿があった。

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

 

そして一向に反応のない主に対して、紅の少女ヴィータはチラリと視線を向ける。

 

 

「……ん?」

 

 

そこには……

 

 

『ねぇ、ちょっとちょっと』

 

 

『ヴィータちゃん!しっ!』

 

 

突如念話で話しかけてきたヴィータにシャマルが注意する。

 

 

『でもさ……』

 

 

『黙っていろ。主の前での無礼は許されん』

 

 

シグナムも注意するが……

 

 

『無礼っていうかさこいつ……気絶してるように見えんだけど?』

 

 

『ん?』

 

 

『うそ!?』

 

 

「きゅううう~」

 

 

主となったはやては余りのことにそのまま気絶していたのだった。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

「はやてちゃん。良かったわなんともなくて」

 

 

「えっと……すんません」

 

 

翌日、目を覚ましたはやては海鳴大学病院に運ばれていた。

 

 

「……で、誰なのあの人達は?」

 

 

「え?あぁ!?」

 

 

そして石田先生ははやてに本題を切り出す。

 

そこには黒装束に身を固めたいかにも怪しげな四人組がいた。

 

そう。

件のヴォルケンリッターである。

 

 

「どういう人達なの?春先とはいえまだ寒いのにはやてちゃんに上着もかけずに運びこんできて。変な格好してるし、言ってることは訳分かんないし、どうも怪しいわ」

 

 

「あぁ……その……えぇと……なんといいましょうか」

 

 

はやては説明に戸惑う。

はやて自身もこの頃はヴォルケンリッターについては何も知らなかったのだ。

 

そのときシグナムがはやてに念話を送る。

 

 

『ご命令をいただければお力添えをできますが……いかがいたしましょう?』

 

 

「へ?」

 

 

はやてはいきなり頭の中に聞こえてきた声にビクリとする。

 

 

『思念通話です。心でご命令を念じていただければ』

 

 

「う、うん」

 

 

そしてはやては念話を送る。

 

 

『ほ、ほんなら命令というかお願いや。じゃあ私に話合わせてな?』

 

 

「はい」

 

 

シグナムははやての提案にキョトンとしながらも返事をする。

 

 

「えぇと石田先生、実はあの人達、私の親戚で……」

 

 

「親戚?」

 

 

「遠くの祖国から私のお誕生日のお祝いに来てくれたんですよ。そんで、ビックリさせようと仮装までしてくれてたのに……私がそれにビックリしすぎてもうたというか。そう、そんな感じで……なあ?」

 

 

そこに空気を読んだシャマルとシグナムが話を合わせる。

 

 

「そ、そうなんですよ!」

 

 

「その通りです」

 

 

「は、はははは……」

 

 

思わず苦笑いするはやて。

 

石田先生もなんとか納得してくれたのだった。

 

 

 

 

 

 

病院でのやり取りを何とか乗り切ったはやて達は自宅へと戻っていた。

 

 

「そっかー。この子が闇の書っていう物なんやね?」

 

 

はやては黒い本、闇の書を見る。

 

 

「はい」

 

 

「物心ついたときから棚にあったんよ。綺麗な本やから大事にしててんけど」

 

 

「覚醒のときと眠ってる間に、闇の書の声を聞きませんでしたか?」

 

 

シャマルの質問にはやては思い出しながら答える。

 

 

「う~ん?私、魔法使いとちゃうから漠然とやったけど……あ、あった!」

 

 

はやては探し物を見つけると皆の所へと向き直す。

 

 

「分かったことが一つある。闇の書の主として……守護騎士皆の衣食住キッチリ面倒みやなあかん言うことや。幸い住むところあるし、料理は得意や。皆のお洋服買うてくるからサイズ計らせてな」

 

 

そういうはやての手には簡易メジャーが持たれていた。

 

 

「は、はい」

 

 

ヴォルケンリッターは、新しく主となったはやてをポカーンとした表情で見ていた。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

それからというものヴォルケンリッターは、はやてと共に静かで穏やかな生活を送っていた。

 

はやても今まで一人暮らしをしていたこともあるのか、楽しそうに日々を過ごしていた。

 

ヴォルケンリッターとはやての絆が深まるのにそう時間はかからなかった。

 

皆は本当の家族のようになりつつあった。

 

はやてが皆の服を選んだり、料理を作ったり。そしてヴォルケンリッター達も地球での一般常識を日々の生活から学んでいた。

 

ヴォルケンリッター達にとっても地球での生活は、新発見の連続であった。

 

そんなある日……

 

 

騎士甲冑(きしかっちゅう)?」

 

 

「ええ、我らは武器を持っていますが甲冑は主に(たまわ)なければなりません」

 

 

「自分の魔力で作りますから形状をイメージしてくだされば……」

 

 

シグナムとシャマルが答える。

 

 

「そっかー。そやけど私は皆を戦わせたりせぇへんから……あ!服でええか!?騎士らしい服!!」

 

 

「ええ、構いません」

 

 

「ほんなら資料探してかっこええの考えてあげなな~」

 

 

はやては楽しそうに笑う。

 

それからはやては四人の騎士甲冑のデザインを考えていく。

 

そしてそれぞれに見合ったデザインが完成した。ヴォルケンリッターの四人もそのデザインを痛く気に入り喜んだ。

 

特にヴィータの喜び様はスゴかった。

 

彼女の帽子には、はやてに買ってもらった呪いウサギという……彼女の好きな人形のデザインまで入っているのである。

 

そしてその日の夜……

 

はやてはシグナムに抱きかかえられながら庭から星空を眺めていた。

 

 

「わあぁ~綺麗やなぁ~」

 

 

「主はやて」

 

 

そんなときシグナムが話しかける。

 

 

「ん?」

 

 

「本当に良いのですか?」

 

 

「なにが?」

 

 

「……闇の書のことです。貴方の命令ならば我々はすぐにでも闇の書のページを蒐集し、貴方は大いなる力を得ることができます。この足も……治るはずですよ?」

 

 

シグナムは、はやての動かない両足を見る。

 

しかしはやては首を横に振った。

 

 

「あかんて。闇の書のページを集めるには色んな人にご迷惑おかけしやなあかんねやろ?」

 

 

「…………」

 

 

「そんなんはあかん。自分の身勝手で人に迷惑かけるんは良くない」

 

 

「…………」

 

 

「私は……()()()()()()十分幸せや」

 

 

 

この子は優しかった。

 

 

 

誰よりも優しかった。

 

 

 

両足が動かない……家族がいない……。

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()……この少女はとても優しかった。

 

 

 

少女の夢は既に叶っていた。

 

 

 

大層な魔導書の力なんてものを求めなくとも少女の夢は既に叶っていた。

 

 

 

''それは家族を得ること''。

 

 

 

家族と普通の生活をし、普通に過ごすこと。

 

 

 

家族と普通に出掛けて、普通にごはんを食べること。

 

 

 

そう。

彼女はもう欲しい物を()()()()()()

 

 

 

だからこそ……

 

 

 

彼女は今の生活がとても楽しかった……幸せだった。

 

 

 

だからこそ……

 

 

 

彼女は過ぎた力なんていらなかった。

 

 

 

なぜなら……

 

 

 

彼女にとって家族と過ごす日々こそ''大切な宝物''なのだから。

 

 

 

そしてはやては夜空を見上げながら話す。

 

 

「父さん母さんはもうお星さまやけど……遺産の管理とかは()()()()()()()()が何とかしてくれてる」

 

 

「お父上のご友人……でしたか」

 

 

「うん。おかげで生活に困ることもないし。それに何より……今は皆がおるからな」

 

 

はやてはシグナムに抱きつく。

 

シグナムも優しくはやてを抱き寄せる。

 

 

「はやてー!」

 

 

そのときリビングからヴィータがやってくる。

 

 

「おお、どないしたんヴィータ?」

 

 

「はやて!冷凍庫にあるアイス食べていい?」

 

 

「お前……あれだけ夕食を食べておきながらまだ食べるのか?」

 

 

ヴィータの言葉に呆れるシグナム。

 

 

「うるせぇな!こちとら育ち盛りなんだよ!!はやてのご飯はギガウマだしな!!」

 

 

ヴィータは得意気に笑う。

 

そんなヴィータを見ながらはやては笑顔で返す。

 

 

「しゃーないな、ちょっとだけやで?」

 

 

「おー!!」

 

 

ヴィータは嬉しそうに台所へと駆けていった。

 

それを呆れたように見ながらシグナムは部屋へと戻る。

 

そのときはやてがシグナムに話しかける。

 

 

「シグナム?」

 

 

「はい?」

 

 

「シグナムは皆のリーダーやから……約束してな?」

 

 

「はい?」

 

 

そしてはやては告げた。

 

 

 

 

 

 

「現マスター……八神はやては……闇の書にはなんも望みない」

 

 

 

 

 

 

はやては言葉を続ける。

 

 

「私がマスターでいる間は、闇の書のことは忘れてて。皆のお仕事はウチで仲良く暮らすこと。それだけや」

 

 

「…………」

 

 

「約束できる?」

 

 

「ふっ。誓います……騎士の(つるぎ)にかけて」

 

 

「ふふっ」

 

 

このときシグナムは同時に決意する。

 

 

(我らは……決して主はやてを悲しませてはならない)

 

 

この小さな主を悲しませないことを。

 

 

(我らに穏やかな日々を与えてくれた主を……お守りするのだ)

 

 

この小さな主を絶対に守り通すと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがこの小さな優しい少女に……既に命の危機が迫っていることに……このときのシグナムは気付いていなかった。

 




次回ははやてとヴォルケンズ 後編。

では、また(・∀・)ノ

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