最近はオリエンタルラジオのパーフェクトヒューマンにはまってます。
では、どうぞ( ゚д゚)ノ
ヒエンside
俺は今、空中にてある敵と戦っていた。
「キイイイィィィ!!!!!」
「こっちくんじゃねえー!!!」
俺は両手に炎を纏い、敵と交差する瞬間思いっきり殴り付ける。
「
近接攻撃技、フレイムインパクトが緑色の敵に決まる。がしかし、その緑色の敵の回りには同じような顔をした奴等が20体はいた。
うげぇ…
同じ顔がウジャウジャと…
ねえ、ヒッツさんやっぱり最近厳しすぎない?
「ガウガウ~」
そんなことない。むしろ甘いくらいとの思念をいただきました。
うん。
俺は確かにこの世界で生き抜く覚悟って奴を決めたよ。決めたけどいきなりこれはキツいよ!
なんでよりによって!?
サイバ〇マン三十体と戦わなきゃいけねえんだよー!!
◆◆◆
オッス。
おらヒエン。
今、心の中で模擬戦してんだ。前に一度だけ戦いの修業してたんだけどよ、本格的な模擬戦は今日でニ度目なんだ。オラワクワクしてきたぞおぉ~
冗談はさておき、サイバ〇マンとは、ドラゴ〇ボールに出てくる敵なのだが、種を植えると急成長し戦うという戦士なのだ。だが厄介な点がある。それは自爆を使ってくるのだ。
アニメ、ドラゴ〇ボールであるキャラクターがその自爆でやられるのだが、そのやられ方が後にイジリつがれーーいや、語り継がれるほどのやられ方だった。後に人々はこんな言葉を作った。
無謀な行動や無茶な行動をとったときに使われる。
ヤムチャしやがって…………と。
現実逃避はこれくらいにして、とりあえず戦おう。なんとか10体倒したけど、魔力も残り少なくなってきたし短期決戦でいくしかない。
俺は飛翔魔法
リングバインド
俺は通りすぎた瞬間、飛んでいる進路上にリングバインドを設置しておいた。リングバインドはバインドの基本的な魔法であり応用もきく。例えば時間差で発動させたり…などである。なので結構重宝している。
俺は身動きのとれないサイバ〇マン10体に攻撃魔法を放つ。
「
俺の回りにオレンジ色の球体が幾度も現れ、直線上に放たれる。それらは全て直撃しサイバ〇マンたちは爆発した。
「ガウガウ」
ヒッツからあと10体との思念がくる。
サイバ〇マン✖10も学習してきたようでコンビネーションで攻撃してきたり、時間差で攻撃してくるようになってきた。
うん。
多対一がこんなにもしんどいとは…
なんとかあいつらを一ヶ所にまとめられれば…
ここで俺はある手を思い付く。
「よしもう時間もない。いくぞヒッツ」
そして作戦を開始する。
俺はサイバ〇マン✖10に正面から特攻する。そして炎の拳で1体殴り付け仕留める。
「あと9体」
しかしサイバ〇マンの1体に腕を捕まれ身動きがとれなくなる。
「しまっ…」
そこからは圧倒的だった。サイバ〇マン達の数の暴力により俺はボロボロになった。
かに思われた…
「残念はずれ」
そのとき俺の体が透けていく。その事にサイバ〇マンたちは驚いているようだ。
フェイク・シルエット
魔法少女リリカルなのはStrikersでティアナ・ランスターが使用していた幻術魔法である。単体、又は複数の幻影を生み出すのだが、またこれが非常に扱いにくい。まず魔力の消耗が早い。そしてコントロールも難しいのだ。
今の俺では死ぬ気モードでようやく使えるといったところだ。使えるといっても幻影を1・2体生み出すのがやっとであるが…
だがこれで奴等を一ヶ所にまとめることができた。
「
炎の鎖がサイバ〇マンたちを捕縛し、中央に纏める。
「いくぞヒッツ!一気に決める!」
俺は右手を前にかざし魔力を集める。イメージするのはフェイトがはなつサンダースマッシャー。
俺はそれをイメージし炎の魔力を右手へと集中させる。よしいける。
「いけ!
俺の前方にオレンジ色の魔方陣が出現する。そこから右手に集まっていた魔力が放たれる。
ドオオオオオオオオォォォオオオオオン!!!!!!
砲撃魔法フレイムバスターが直撃しサイバ〇マンたちは全滅した。
「お、おわったあぁ~」
こうして俺の二度目の模擬戦は勝利で幕を閉じた。
ちなみに一度目は、マネキンみたいな奴と戦って基礎的な魔法の確認を行った。そのあと、軽く試合をして何とか勝つことができたのである。
◆◆◆
「あー、疲れたー」
俺は昼休みに自分の机で突伏していた。そう、俺が行っていた模擬戦は授業中に行っていたのだ。
だが安心してほしい。マルチタスクのお陰で、周囲からはちゃんと授業を受けているように見えている。それにちゃんと知識として理解してるし。ヒッツ曰くたまにボーッとしてるときがあるらしいが…
まあそういうのは慣れていくしかないだろう。というかここ半年ヒッツが妙に厳しくなった。最近、よくマンガを読んでると思ったらまさかこのためだったとは……と俺がこの先の訓練に絶望感を感じていると…
「さっきの国語の授業そんなに疲れた?」
声をかけてきたのは隣の席の女の子。主人公高町なのはの姉、高町美由希さん。
性格は穏やかで気配りもできる眼鏡の文系少女だ。だがただの女の子と思うなかれ。
彼女は…
永全不動八門一派・御神真刀流、小太刀二刀術
という流派の剣を日夜、兄弟子恭ちゃんこと高町恭也から学んでいる。彼女自身も真剣に取り組んでおり、朝にはマラソン、一人稽古などを行っている。
もし仮に彼女と戦ったとしても、今の俺では確実に勝てない。俺もここ半年、太極拳を習っているのだが、まだ基礎しかしていないのが現状だ。
っていうか大人しそうに見えて滅茶苦茶強いんだよねこの子。さすが戦闘民族高町家。末恐ろしいぜ!
「ねえヒエンくん。また変なこと考えてるでしょ?」
と俺がそんなことを考えていると美由希さんからジト目が…
ふっふっふっ。
いつまでもそう簡単に心を読まれている俺じゃないぜ!
見よ!そして刮目せよ!!
この大空氷炎の一世一代の演技を!!
「にゃ……にゃんのことかな美由希さん」
「………」
噛んだー!!
肝心なとこで超噛んだー!!
「そんなに動揺して何考えてたの?さあ白状しなさい!」
美由希さんが俺に近づき後ろからチョークスリーパーをかけてくる。
ちょっ!!
この子スタイルいいのは原作で知ってたけど着やせするタイプか!ってか中学3年でもうこのスタイル!?
ってそんなこと考えてる場合じゃない!
当たってる!当たってるよ美由希さん!!特に何がとはいいませんが日本男児にとっては夢と希望が詰まってるやつが!!
「ちょっ!!美由希さんギブギブ!入ってる入ってるから!」
ここでもし当たってるなんて言ってみろ。殺される。主に、シスコン兄貴と娘思いのお父さんにorz
「さあ、ちゃっちゃと白状しなさーい!」
「わかった!言います言いますから!」
俺が海鳴大学附属中学に転校してから早半年。すっかりと馴染めた気がする。とりあえずは、お隣の友人の怒りを静めることから始めようか。
◆◆◆
俺は無事、美由希さんの怒りを静めることに成功した。そして今は、美由希さんと一緒に帰宅している最中である。
「あ、そうそう。今日ヒマだったら翠屋に来ない?なのはもヒエンくんに会いたがってたし」
「え?うん。俺は大丈夫だけど。でもなのはちゃん、友達と約束とかあるんじゃないの?」
「大丈夫。その友達が来るのが翠屋だから」
「そうなんだ」
俺は美由希さんと話しながら考え事をする。こんなときマルチタスクはとても便利だ。
今は8月になりすっかり夏である。
この半年で色んなことがあった。
まず、美由希さんのことを名前呼びに変えたことだ。転校初日の帰りに病院で、なのはと桃子さんに俺の事を既に聞いていたようで、なのはのことでお礼を言われた。
曰く、「なのはのことを救ってくれてありがとう」と。
俺はそのとき美由希さんに言った。
「特別なことはなにもしていない。ただ自分の思ったことを言っただけだ」と。
そのとき彼女から笑いながら言われた。お人好しだねと。
それからだ、俺が彼女とよく話すようになったのは。そしていつまでも高町さんでは素っ気ないとのことでお互いに名前を呼び合うことになったというわけである。
その次にあったこと。それは士郎さんが退院したことだ。魔法で回復して意識が戻ったとはいえ、そこからわずか一ヶ月で退院と聞いたときは、思わず本当に人間かどうか疑ってしまった次第である。
そして士郎さんが無事、翠屋のマスターとして復帰したおかげで高町家の生活は以前のように戻り、今ではすっかり元通りとなった。
そこから俺はなのはとはすっかり会わなくなったのだが、美由希さんから常になのはが会いたがっていると聞いていた。
だが間の悪いことに、なのはの予定が空いてるときに限って俺に予定が入っていたりしたので、ここ半年なのはと全く会っていない。
だから俺自身なのはに会うのは楽しみなのだが、逆に会うのが怖いと思っている俺もいる。いや別になのは自身が怖いと思ってる訳じゃないんだ。
ただ、あそこには鬼がいる。それも2人。その人達の『娘/妹を泣かせたらコロス!』という視線があるので俺としては胃が痛くなるのでご遠慮したいのだ。
だがもう向かっているので後戻りはできない。ちなみに翠屋に行くのはこれが初めてである。
「あ、見えてきたよ。あそこが喫茶翠屋だよヒエンくん」
さあ覚悟を決めようか。
ああ、胃が痛いorz
ヒエンside end
◆◆◆
なのはside
今日、私は朝からずっとソワソワしている。だって久しぶりにあの人に会えるから。
「なのは、さっきから何ソワソワしてるのよ?少しは落ち着きなさい」
「まあまあアリサちゃん。ずっと会いたかった人に久しぶりに会えるってなのはちゃんワクワクしてたから仕方ないよぉ」
私は今、翠屋で新しく友達になったアリサちゃんとすずかちゃんとで、ある人を待っている。
あ、まずはアリサちゃん達の紹介しないと!
まずはこの金髪の女の子がなのはの友達のアリサちゃん。
名前はアリサ・バニングスちゃん。
お父さんが凄い大きな会社の経営者らしいの。でもなんの会社かはまだ知らないけど…。でも気にしちゃダメなの!とにかくアリサちゃんは、頭も良くて優しくとってもいい子なの!あと、いっぱい犬飼ってるし!
次に紹介するのがすずかちゃん。
名前は月村すずかちゃん。
すずかちゃんの家もすごいの。なんか色々作って会社が大きくなったらしいけど…なんの会社かわからないの。こ、今度聞いてみるの。とにかくすずかちゃんは優しくておっとりしててかわいいの!あと猫いっぱい飼ってるし!
「ちょっとなのは、何百面相してるのよ?」
「ふぇ?」
「なのはちゃんまたなんか考えてたんだね~」
「な、なのは変なこと何もかんがえてないよ!」
「ほんとかしら?」
「ふふっ」
アリサちゃんはなんかジーっとこっちを見て、すずかちゃんはなんか楽しそう。
私なんか変なことしたかな?
なんてことを考えてたら扉が開く音がしたので見てみると…
そこには私が会いたかった人がいた。
それを見たとき私は思わず走り出していた。
なのはside end
◆◆◆
ヒエンside
俺はゆっくりと翠屋のドアを開ける。
するといきなりお腹の辺りに凄い衝撃がきたので後ろに吹き飛んでしまった。
「グフウッ!」
なんだ!?
新手の襲撃か!?
俺は尻餅をつきながら後ろの壁に激突した。そして痛みをこらえながらゆっくり下を見てみると、見覚えのある栗色のツインテールが見えた。
「な、なのはちゃん?」
「………」
なのはは答えない。
俺はもう一度声をかけてみる。
「なのはちゃん?」
「………」
なのはまだ答えない。
さすがに少し焦ってくる。
「な、なのはさーん?」
「………ぐす」
え!?
泣いてる!?
「な、なのはちゃん!?もしかしてケガでもした!?どっか痛いとこでもあった!?」
「違うの。久しぶりに会えて嬉しいの。私ずっと待ってたんだよヒエンくん」
「ご、ごめん」
俺はなのはを泣かせたことに罪悪感を感じていた。
「でも久しぶりに会えたからもういいよ!」
「あ、ありがとう」
良かった。
やっぱりこの子には笑顔が一番似合う。
「うんうん。良かったねなのは」
「あ、お姉ちゃん!お帰りなさい!」
「うん。ただいま。さあ、ヒエンくんもそんなとこにいつまでも座ってないで入って」
「あ、うん」
俺はゆっくり立ち上がる。そのとき右手をなのはが繋いできたので握り返す。すると、それが嬉しかったのかなのはは満面の笑みになった。
「いこ!ヒエンくん!」
「うん」
こうして俺は翠屋へと入っていった。
そして入って10秒で無性に帰りたくなった。
まず俺に軽い殺気を向けてくる高町父こと士郎さんに、高町兄こと恭也さん。っていうかこれが殺気なのか。覚えておこう。
そして俺を笑顔で見てくるのが高町母こと桃子さんに、姉こと美由希さん。
そしてこちらを興味深そうに見ている小学生の女の子が二人。一人は金髪で気の強そうな女の子、もう一人は少し紫がかった髪の大人しそうな女の子。
はい。
どう見てもアリサ・バニングスさんと、月村すずかさんです。本当にありがとうございます。
というか俺にこの状況で一体どうしろと!?
するとどうすればいいか戸惑っている俺を見かねたのか美由希さんが声をかけてくれた。
「ほら、ヒエンくん。そんなところに突っ立ってないでこっちに座って」
「え、あ、うん」
と案内された席はアリサとすずかが座っている席であった。俺はとりあえず、なのはの横に座る。ちなみに目の前がすずか、その隣がアリサである。2人は俺に興味がありそうな顔でジーっと見てくる。俺はとりあえず愛想笑いをするので精一杯であった。
しばらくして桃子さんが4人分の飲み物とシュークリームを持ってきてくれた。そのときにこちらに「ゆっくりしていってね」と声をかけてくれた。
そしてなのはが口火を切った。
「紹介するの、アリサちゃんにすずかちゃん。こっちが私の初めての友達、ヒエンくんなの!」
「えーっと大空氷炎です。中学3年生です。よろしくね?」
まずは無難に自己紹介しておく。
「私はアリサ・バニングスよ」
「私は月村すずかです。よろしくお願いしますヒエンさん」
2人共名前を教えてくれた。とりあえず警戒はされていないようだ。というか安定の釘〇ボイス、清〇ボイスである。
「それより貴方がなのはの言ってたヒーローなのね?思ったより優しそうじゃない」
「へ?ヒーロー?」
俺は思わず聞き返す。
「はい。私達が友達になってからなのはちゃんから聞いてたんです。ヒエンさんのこと」
「な、なのはちゃん一体なんていったの?」
「そ、それは女の子だけの秘密なの!ヒエンくんデリカシーないの!」
え~?
そりゃないっすよなのはさん。
俺は困惑しながらもとりあえずシュークリームをいただく。
ふむ。
甘くて美味しい。
するとヒッツから「僕も食べたい」という思念が送られてきた。そしてガマンできなかったのかカバンに待機していたヒッツが出てきて俺のシュークリームにかぶりつく。
「ガウガウ~」
「おいヒッツ。そんなに急いで食べたらのどつまらすぞ」
「ガウ~」
とりあえず俺はヒッツを抱き抱え、自分の膝へ持ってくる。
「あ、ヒッツだ」
そこになのはがヒッツに気付く。そしてこの様子を見守っていた面々も必然的に視線がヒッツへと注がれる。
ヒッツはその視線に気付かず未だに俺の膝の上でシュークリームを呑気に食べている。
そして俺はその先が予想できたため耳を塞ぐ。ちなみになのはにも耳を塞がせている。
「か…」
「か…」
「「「「かわいい~!!!!」」」」
翠屋に女性陣の大きな声が響く。
とりあえず俺はオレンジジュースをそっと飲むのだった。
◆◆◆
とりあえず一番ヒッツに反応したのが猫好きのすずかであった。抱かせてください!と言われたときのあのときの凄まじい表情は、俺の心に永久に残るだろう。
それくらい迫力があった。
正直かなり怖かったとです。
そしてそのあとなのは、アリサ、すずかと色々話した。
ちなみにアリサとすずかとも友達になりました。今度アリサの屋敷で3人でお茶会を開くそうで、なぜかそこに俺も加わることになった。
どうしてこうなった?
まあ、そこはどう乗りきるか後で考えるとして3人がいかに仲良くなったのかを聞いた。ここは俺の知っている部分と同じであった。
その内容が…
まずアリサがすずかに話しかけようとして、すずかの大切にしているカチューシャをとったことから始まる。
アリサはそこから話のタネを広げようと思ったのだろう。だが、すずかは引っ込み思案なところがあったため、ビックリして何も話せなかった。
そこへアリサがすすがをいじめていると勘違いしたなのはが割って入り、なのはとアリサの取っ組み合いのケンカにまで発展してしまったのである。
そのあと、すずかが制止の声をかけるまでケンカをしていたそうな。
そこで落ち着いた3人が互いに誤解を解いたことから意気投合して今に至るというわけである。
俺もその話は前世の世界でマンガを読んでいたので覚えている。
確かなのはがアリサを叩いたときこう言ったのだ。
「痛い?でも大切なものをとられちゃった人の心は、もっともっと痛いんだよ」
この名言を見たとき俺は正直感動した。若いのにこんなことを言えるなんて大したもんだ!とも思った。
しかし今、冷静に考えてみるとふと思うことがある。
君達本当に小学生?と。
俺が前世で小学生のときなんて何も考えてなかったなあ。
まあ、こういうのは気にしない方が良い気がする。
とりあえず今、元気そうに話しているなのはを見てほっこりしとこうと思った。
どうも
あともう少しだけ日常入れます。
どうしてもやっときたい話があるので。
そしてこの半年でなのはさんは普通に話せるようになったのです。
では、また( ・∀・)ノ