大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。

今回はなのは達が主人公のやっていたことを軽くですが知ります。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百七話 知られる秘密

第三者side

 

 

 

クロノ、なのは、フェイトが部屋を出ていったころミーティングルームでは引き続き会議が行われていた。

 

そんななかロッテがエイミィに話しかける。

 

 

「ねぇエイミィ、その魔力を奪われた黒い女の子……今はどうしてる?」

 

 

「え?うんと……今は医務室で眠ってる筈だよ」

 

 

「そう……」

 

 

するとロッテはしばし考え込む。

 

隣に座っているアリアがそれを複雑そうに見ていることにエイミィは気付くことができなかった。

 

 

「……それと艦長、報告の続きですがなのはちゃん、フェイトちゃん、アルフの三人が出動した後、駐屯所の管制システムがクラッキングで粗方ダウンしちゃって……それで指揮や連絡が取れなくなって……」

 

 

エイミィは俯きながら言う。

 

 

「すいません……あたしの責任です……」

 

 

それを見ていたリーゼ姉妹が咄嗟にフォローする。

 

 

「……んなこたあーないよ。エイミィがすぐシステムを復帰させたからアースラに連絡が取れたんだし」

 

 

「仮面の男の映像だってちゃんと残せた」

 

 

リーゼ姉妹がモニターを操作すると仮面の男の映像が映し出される。

 

 

「でも……おかしいわね」

 

 

リンディが発言する。

 

 

「向こうの機材は管理局で使っている物と同じシステムなのに……それを()()()()クラッキングできる人間なんているものなのかしら?」

 

 

「そうなんですよ」

 

 

リンディの疑問にエイミィがさらに話す。

 

 

「防壁も警報も全部素通りでいきなりシステムをダウンさせるなんて……」

 

 

「ありえないですよね……」

 

 

アレックスも発言する。

 

アレックスはアースラのオペレーターを担当している。その関係で管理局に使われている機材にもある程度の知識は持っている。

 

彼は知っている。

 

管理局で使われている機材は常に最新型モデルが意識されている。駐屯所となっている海鳴市での機材も決して古いわけではないのだ。

 

つまり外部からのクラッキングはほぼ不可能といっていい。

 

だがなのは達が現場へ向かってから誰かがシステムに侵入したのか、警報や通信機能の類いの装置を実際にダウンさせたのは確かだ。

 

少なくともプロの精通しているハッカーか、又は特殊なデバイスを持っている人物などなら可能かもしれないが。

 

そしてその狙いは十中八九、援軍阻止の可能性であったことにリンディは気付いていた。

 

だがその肝心の手口が分からなかった。

 

クラッキングされたと思われる箇所を調べてもその痕跡すら残っていなかったからだ。

 

しかし……それらの疑問はある一人の少女と使い魔の何気ない会話によって解決することになる。

 

 

「話が難しくて良く分からないけど……そういうのって()()()()()()()()()()すぐにできそうだよねぇアルフ~」

 

 

「そうだねぇ。アタシなら()()()()()()()使()()()()()()()()()けどねぇ」

 

 

「あははは。それなら手っ取り早いねぇ~」

 

 

アリシアとアルフが話す。

 

リンディはその会話を聞いて顔をあげる。

 

 

「『中から直接操作……直接ぶっ壊す……』まさか!?」

 

 

そしてキーボードを操作し、ある映像を出す。

 

それはフェイトがバルディッシュで記録していた黒衣の少女との会話であった。

 

 

『あなた方も仮面の男達についてはご存知でしょう?』

 

 

『はい。何者か不明ですが……』

 

 

『彼は……ヒエンはその仮面の男達は管理局に所属している人間ではないかと疑っています』

 

 

『まさか……()()()!?』

 

 

『彼はその可能性を示唆して、自分から姿を隠しました。彼は今、少々複雑な立ち位置にいますからね』

 

 

リンディが映像を映したことによって、アリシアとアルフ以外を除く面子がその理由を察した。

 

 

「か、艦長……まさか」

 

 

「ええ、そのまさかよエイミィ。()()()()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()システムダウンも不可能ではないわ」

 

 

「じゃあ、本当に内部犯が……」

 

 

「ええ、その可能性は高いと思うわ。ここにいる皆さんに命じます。このことは秘密とします。決して他言しないように。『内部犯がいるかもしれない』という情報が漏れたら厄介なことになるのは目に見えていますから」

 

 

そしてリンディはアレックスに顔を向ける。

 

 

「アレックス、アースラの航行に問題はないわね?」

 

 

「はい。問題ありません」

 

 

「分かりました。では予定より少し早いですがこれより司令部をアースラに戻します。各員は所定の位置に」

 

 

「「「「はい!!」」」」

 

 

そして全員が席を立つ。

 

するとアリシアがリンディに話す。

 

 

「ねぇリンディ提督?途中でいなくなったなのはとフェイト、あとクロノはどうするの??」

 

 

「三人には私から伝えておくわ。アリシアさんはアルフさんと一緒に先に家に戻っててもらえる?私は少し調べものがあるから」

 

 

「分かったー。いくよアルフ~」

 

 

「ちょっと待っとくれよアリシア~」

 

 

そして会議は終了した。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

その頃、なのは達はというと……

 

 

「「え!?」」

 

 

クロノの予想外の言葉に思わず声をあげていた。

 

 

『驚く気持ちは分かるが……会話は念話で頼む』

 

 

クロノの注意を聞いて二人は念話で勢いよく質問する。

 

 

『クロノ君!ヒエン君は今どこにいるの!?』

 

 

『ヒエンはケガとか、体調崩したりしてない!?』

 

 

慌てる二人にクロノは落ち着くように促す。

 

 

『二人とも落ち着きたまえ。それを今から確かめにいくんだ』

 

 

そして歩くこと数分後……

 

ある部屋にたどり着く。

 

そこは医務室であった。

 

 

『あれ……この部屋って』

 

 

『どうしたのフェイトちゃん?』

 

 

フェイトの様子がおかしいことに気付くなのは。ふと気になり声をかける。

 

 

『この部屋……キュアヒートさんがいる部屋なんだ』

 

 

『え!?』

 

 

フェイトの言葉になのはが驚く。

 

 

『入るぞ』

 

 

そしてクロノは先に医師先導の元、入っていく。二人もそれに続いて入っていった。

 

中は個室であり、ベッドがカーテンで遮られていた。

 

奥に進むとベッドで眠っている人物の姿があった。

 

そしてその人物を見て……三人は思わず声をあげた。

 

 

「「「ヒエン(君)!?」」」

 

 

そこで眠っているのは現在行方不明になっている筈の少年だった。

 

なのはとフェイトはすぐに少年の元へと駆け寄る。

 

 

「スー……スー……」

 

 

二人が近付くと少年は安定した呼吸を繰り返しながら眠っていた。

 

 

「魔力切れを起こした影響で変身魔法が解除された様です」

 

 

医師が三人に状況を説明する。

 

 

「つまり?」

 

 

「黒衣の少女は……この少年だったということです」

 

 

「「!?」」

 

 

「やはりか……」

 

 

医師の言葉に驚くなのはとフェイト。

 

クロノは冷静に状況を分析しようとしているようだった。

 

 

「彼の容態は?」

 

 

「リンカーコアは著しく衰弱していますが、命に別状はありません」

 

 

クロノが医師に話を聞く。

 

 

「ですが……かなり体力を消耗しているようで、目を覚ますのにしばらく時間がかかるかもしれません」

 

 

「体力の消耗ですか?」

 

 

「はい。身体にずいぶんと疲労が溜まっていた様です」

 

 

「そう……ですか」

 

 

クロノは少し苦い顔をしながら少年の顔を見る。

 

 

「クロノ執務官。このことを知っているのは現在私と貴方、そしてそこのお嬢さん方の()()()()です」

 

 

「……そうなんですか?」

 

 

「はい。この少年のことは私も良く知っています。()()()()で良く顔を合わせていましたから」

 

 

「…………なるほど。先生が真っ先に僕に教えてくれた理由が分かりました」

 

 

少年は本局にてこの医師と面識があった。

 

少年のリンカーコアにはジュエルシードが融合している。その関係でリンカーコアの本格的な検査を何度か本局で行っていた。

 

その検査を行っていたのが……この医師なのだ。

 

()()()()……ではあるが。

 

ちなみに少年のリンカーコアにジュエルシードが融合していることを知っているのはクロノ、リンディ、エイミィの他に少年の担当医師であるフィリス、少年の使い魔のリニス、リンディの同僚のレティ……そしてこの本局の医師ハエルド・カウマンの七人だけである。

 

 

「それに()()()()()()()()()()()()。……隠れてないでそろそろ出てきなさい?」

 

 

ハエルド医師が優しく言葉をかけると少年の胸の中から小さなオレンジの光が出てくる。

 

そしてポンッという効果音が聞こえるとそこにいたのは約三週間ぶりに見るオレンジの小ライオンの姿だった。

 

 

「ガゥ……」

 

 

「「ヒッツ!?」」

 

 

なのはとフェイトがすぐに駆け寄り、小ライオンを抱き上げる。

 

 

「もう心配したんだよ!?」

 

 

「今までどこにいってたの!?」

 

 

「ガゥゥゥ……」

 

 

二人の慌てる様子に小ライオンは申し訳なさそうに鳴く。

 

それを見たクロノが二人を落ち着かせるように話した。

 

 

「二人とも……気持ちは分かるが少し落ち着くんだ。ここは病室だぞ」

 

 

「「うっ……ご、ごめんなさい」」

 

 

そしてクロノは小ライオンに視線を向ける。

 

 

「ヒッツ、君も無事で良かった。それでさっそくで悪いんだが……君とヒエンに……この三週間の間、一体何があったかを聞きたいんだが……」

 

 

するとその様子を見たハエルド医師が言った。

 

 

「それでは私を席を外しますので、話が終わったらまた声をかけてください」

 

 

「すいません。いつも先生にはお世話になりっぱなしで」

 

 

「ふっ。患者の秘密を守るのも医師の務めですよ。それでは」

 

 

そしてハエルド医師は病室を出ていった。

 

それを見届けたクロノが再度話す。

 

 

「さてヒッツ……聞かせてもらえるか?」

 

 

「ガゥ……」

 

 

そして小ライオンはこれまでに起こった出来事を思念の映像付きで見せるのだった。

 

 

 

 

 

 

思念映像を見終わった三人。

 

時間にすると20秒にも満たない僅かな時間であったが……

 

 

「「え、えええぇぇぇぇぇ!!??」

 

 

「…………こ、このバカは一体どんな星の元に生まれたんだ」

 

 

どうやらその密度が濃すぎた様だ。

 

特にその様子に驚いているのがなのはとフェイトであった。

 

 

「プ、プププ、プリキュアと……ハートキャッチプリキュアと共闘ーーーー!?」

 

 

「デ、デザトリアンに……デザートデビル。さ、三幹部にダ、ダークプリキュアまで……ま、まさか本当に『砂漠の使徒』が実在したなんて。そ、そろそろ最終回だけど……」

 

 

二人はアワアワしながら慌てる。

 

 

「それに……『並行世界の秘密』……」

 

 

「うん……私達アニメになってたね」

 

 

二人は少年の記憶からアニメ化していた『魔法少女リリカルなのはINNOCENT』の内容を思い出していた。

 

二人は自分のテレビアニメで見ていたプリキュアの人物達が、それも自分達を話の内容にしたアニメを見ているなどと夢にも思わなかったからだ。

 

 

「そ、それに……」

 

 

「うん……」

 

 

二人は眠っている少年に視線を向ける。

 

 

「また……無茶したんだねヒエン君」

 

 

「うん。大ケガしてた……」

 

 

二人は悲しそうに俯く。

 

そこにクロノが話す。

 

 

「砂漠の王デューン……恐ろしい男だな。憎しみを力に変え……惑星並みに大きくなるとは。規格外いや、まさしく化け物といっても過言じゃないな。それにしてもこのバカは……そんな奴と真っ正面から戦うとは……」

 

 

クロノは額を押さえながら溜め息をはく。

 

 

「他にも色々突っ込みたいことは山ほどあるが……特にあの女装姿とか。まぁ、今はそれらは後回しにしておこう。ヒッツ、君にひとつだけ聞きたいことがある」

 

 

「ガゥ?」

 

 

小ライオンは小さく鳴く。

 

 

「並行世界から戻ってきていたのなら……なぜ僕達にすぐ知らせなかった?」

 

 

クロノは小ライオンに厳しい目を向ける。

 

 

「そ、そうだよ!どうして私達にまで姿を隠す必要があったの!?……キュアヒートさんとても可愛かったけど(ゴニョゴニョ」

 

 

「う、うん!私達とっても心配してたんだよ!?……ヒエンのプリキュアの姿、とても綺麗だったけど(ゴニョゴニョ」

 

 

クロノは厳しい目を小ライオンに向ける。

 

なのはとフェイトも声を荒げる。

 

すると小ライオンはある映像を見せる。

 

それは少年がこちらに戻ってきた直後の映像であった。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

『フォームチェンジ……プリキュアフォームrev1(リヴィジョンワン)

 

 

少年が黒スーツ姿からプリキュアフォームへと変わる。すると……

 

 

 

ドガァアアアアアアンン!!!!!!

 

 

 

『てめぇ……魔導師か?』

 

 

するとハンマーを肩に抱えた少女、ヴィータが壁を破壊して現れ少年いや、黒衣の少女に話しかける。

 

 

「ヴィータちゃん!?」

 

 

それを見ていたなのはが驚き、つい声をあげる。

 

 

『…………』

 

 

だが映像の中の少女は何も答えず、ソッと構える。

 

 

『その様子を見ると、お前も魔導師みてぇだな。わりぃけど、お前の魔力ももらうぞ!』

 

 

そして激突を開始した。

 

 

「この映像は……」

 

 

「ガォ」

 

 

「ヒエンが並行世界から戻ってきた直後の映像か」

 

 

その言葉を聞いたとき、なのはとフェイトは食い入るように映像を見る。

 

黒衣の少女とヴィータは一進一退の攻防を繰り返し、互いの技をぶつけ合っていた。

 

そして技の激突で互いが吹き飛んだあと黒衣の少女が様子を見ているところに……

 

ヴィータの傍に控えていたシグナムが倒れているなのは達に目を向けながら話しかけた。

 

 

『あの少女達は……お前の知り合いか?』

 

 

『彼女達は私のことは知りませんが……私は彼女達のことを知っています。大切な子達……です』

 

 

『そうか……』

 

 

その言葉を聞いたなのはとフェイトはつい眠っている少年に視線を向ける。

 

少年は未だに眠ったままであった。

 

そして映像は続く。

 

それからの映像は気絶した子犬形態のアルフを連れたザフィーラとシャマルが現れる。

 

シャマルが傷ついたなのは達を一瞬で回復させると、ヴォルケンリッター達は姿を消した。

 

その場には黒衣の少女と気絶したなのは、フェイト、アルフだけが残る。

 

少女はなのは達に顔を向けると一言、言った。

 

 

『良く……がんばりましたね』

 

 

それは慈愛に満ちたような表情であった。

 

その顔を見たとき、なのはとフェイトは泣きそうな表情で再度眠っている少年に視線を向ける。

 

そして映像は続く。

 

 

『なのはー!フェイトー!アルフー!』

 

 

『なのはさーん!フェイトさーん!アルフさーん!』

 

 

そのときなのは達を探しにきたリニスとリンディが現れる。

 

二人はなのは達の側にいる黒衣の少女の存在に気付くと警戒する。

 

少女は二人に何かを言おうとしたとき、突如動きを止める。

 

そしてある一点をじっと見続け……

 

 

 

ドオン!!!!

 

 

 

砲撃を放った。

 

 

「「えっ??」」

 

 

「一体なにを……」

 

 

なのは、フェイト、クロノは少女の突然の行動に首を傾げるが小ライオンはここで映像を止める。

 

そしてある思念をクロノに伝える。

 

 

「ガァウ」

 

 

「あのとき誰かに監視されていただって?」

 

 

「ガゥ」

 

 

「まさか……()()()姿()()()()()()()?」

 

 

「ガゥ」

 

 

そして小ライオンは続けてある映像を見せる。

 

 

『くっ!?』

 

 

 

ドオン!!

 

 

 

すると黒衣の少女が仮面の男の攻撃をクロスガードで防いでいる映像であった。

 

そして仮面の男はゆっくりと歩きながら告げる。

 

 

『奴等を見張っていれば貴様は必ず現れると思っていたよ黒衣の女……いやキュアヒートといったか』

 

 

『…………何者です?』

 

 

『これから死ぬ貴様には関係ない』

 

 

その映像を見た三人は驚く。

 

 

「こ、これってもしかして……」

 

 

「リンディ提督が狙われたときの?」

 

 

「まさか君達もあのとき市街地にいたのか!?」

 

 

「ガァウ」

 

 

小ライオンは肯定する。

 

そして説明する。

 

このとき、なのは達が戦っている場面に向かえば監視している人物達が現れるかもしれないという狙いもあったことを……。

 

小ライオンはさらに続ける。

 

 

『あまり調子に乗るな』

 

 

するとモニターには突然現れたもう一人の仮面の男に、上空へ蹴り飛ばされる少女の姿があった。

 

少女はなんとか空中で滞空し、様子を見る。下には()()()()()()()が並び立っていた。

 

それを見たなのは達は目を見開く。

 

 

「ふ、二人!?」

 

 

「白い仮面の男は……一人じゃなかったんだ」

 

 

「そうか。僕達は勘違いしていたんだ。()()()()()()()()()()()()()()と……」

 

 

そして映像は続く。

 

 

『大丈夫か?』

 

 

『すまない。少し油断した』

 

 

『もうすぐここに管理局の援軍がやってくる。一旦引くぞ』

 

 

『……奴らはどうするんだ?』

 

 

『マスターが直々に動いている。問題ない』

 

 

『そうか……』

 

 

すると仮面の男二人の足元に青い魔法陣が現れるとそのままどこかに転移してしまった。

 

 

「ガァウ」

 

 

「なるほど。あの仮面の男達のマスターと呼ばれる男……白銀の杖を持った黒い仮面の男だな」

 

 

「あの人……だよね」

 

 

フェイトは砂漠の無人世界での戦いのことを思い出す。

 

黒い仮面の男は突然現れ一瞬でフェイト、シグナム、少年の三人を拘束したのだ。

 

その強さは一線を画している。

 

 

「奴が一体何者かは分からないが、凄まじい強さなのは確かだ。恐らくオーバーSランクに匹敵する。あの白い仮面の男達も最低でもAAA(トリプルエー)はある」

 

 

「「うん……」」

 

 

「ガァウ」

 

 

すると小ライオンがさらに伝える。

 

 

「なに!?それは本当か!?」

 

 

「ど、どうしたの?」

 

 

小ライオンの思念を聞き、何やら狼狽するクロノ。

 

思わずなのはが声をかける。

 

それはクロノにとって看過できる情報ではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころ……

 

一人ミーティングルームに残っていたリンディは調べものを行っていた。

 

 

「やっぱり間違いない」

 

 

それは黒い仮面の男の画像であった。

 

いや、性格には黒い仮面の男が持っている白銀の杖について調べていた。

 

 

「これは……デュランダル!?」

 

 

それは亡き夫の形見としてリンディが持っているはずのデバイスであった。

 




なのは達がいよいよ主人公の訳を知った。

しかし何やら狼狽するクロノ。

そして怪しげな動きを見せるリーゼ姉妹……。

黒い仮面の男の正体に薄々気付くリンディ。

果たしてどうなっていく!?



追伸:あと、クロスオーバーのシンフォギアに関してはなのは、フェイト、はやては連れていくことは決まってますので参考までに。

では、また(・∀・)ノ

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