大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。

いよいよ「リリカルなのはRefrection」のBlu-ray&DVDが出ましたね。

これは買わんと!

あの迫力のある戦いが再び見れると思うと……オラワクワクしてきたぞ((o( ̄ー ̄)o))

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百十六話 前哨戦

第三者side

 

 

 

その日クロノはあるところへ向かっていた。

 

そして目的の部屋へつくとそこにはある人物達がいた。

 

 

「お、どうしたクロスケ?」

 

 

「何かあった?」

 

 

ロッテとアリアはくつろいでいるのかリラックスしているようだった。

 

そんな二人にクロノは勢いよく告げた。

 

 

「ロッテ!アリア!大変だ!!あの黒衣の少女が……アースラから脱走した!!」

 

 

「「なんだって!?/なんですって!?」」

 

 

クロノの言葉を聞いた二人は慌てる。

 

 

「監視員は何をやってんだい!?」

 

 

「……気絶させられていた」

 

 

「他にこのことを知ってるのは?」

 

 

「……君達にしかまだ知らせていない」

 

 

そしてクロノの報告を受けた二人は動き出す。

 

 

「アリア!」

 

 

「ええロッテ!」

 

 

すると二人はすぐに部屋を出ていく。

 

 

「クロスケはこのことをすぐに他の皆にも知らせな!」

 

 

「私達はその少女を探しにいくから!」

 

 

「了解した」

 

 

そして二人は勢いよく部屋を出ていった。

 

それを見届けたクロノは通信機を取り出し、ある人物に連絡を取る。

 

 

「リニスか?今、彼女達が動き出した。君達も今すぐ動き出してくれ」

 

 

それはさざなみ寮で待機しているリニスであった。

 

連絡を終えたクロノも準備をするため動き出す。

 

 

(さて、尻尾を出すか?)

 

 

そしてクロノはアースラのメインルームへと向かった。

 

 

 

第三者side end

 

◆◆◆

 

ヒエンside

 

 

 

俺は後ろを向く。

 

するとそこには青い魔方陣が現れる……と同時に白い仮面を被った二人の男が現れた。

 

そして奴らは俺の姿を確認すると話しかけてきた。

 

 

「…………見つけたぞ」

 

 

「……貴様、一体何を企んでいる?」

 

 

俺はそれに答えた。

 

 

「よく私の居場所が分かりましたね?」

 

 

「貴様には忠告したはずだぞ?命が惜しくばもう関わるなと」

 

 

「私はただこの場所に来ただけですが……」

 

 

()()()()があってね?

 

 

「ふざけているのか?」

 

 

「いえ、至って大真面目ですが?」

 

 

すると仮面の男達は苛立たしげに答えた。

 

 

「ならばなぜ()()などした?」

 

 

俺はその言葉を聞いたとき、笑っていた。

 

 

(罠にかかった)

 

 

そして答える。

 

 

「いつまでもあんな狭い所で寝ていると息が詰まるのでね……少々抜けさせてもらいました。それはそうと先程から気になっていたのですが……」

 

 

そして俺は奴等にとって決定的な言葉を口にした。

 

 

 

 

 

 

「なぜ……あなた方が私が()()()()()()()()()()と知っているんです?」

 

 

 

 

 

 

「「!?」」

 

 

仮面の男達から少し動揺するような反応が返ってくる。

 

そろそろネタバレしてもいい頃合いか?

 

そもそもこちらはこいつらを誘き出すのが目的であったし。

 

それにさっきから()()()()()()()()()()()のことも気になるしな。

 

 

「……隠れてないで出てきたらどうです?様子を見てるんでしょう」

 

 

すると俺の前方、前には海しかないのだがその海に浮くように白銀の杖デュランダルを構えた黒い仮面の男が現れた。

 

俺は仮面の男達に挟み撃ちされる形になってしまった。

 

男達は俺に思うところがあったのか各々構える。

 

 

「やはりあのとき……貴様は始末するべきだった」

 

 

「今日は我らにとって長年の悲願が叶う日になる」

 

 

「貴様に恨みはないが……邪魔をされる訳にはいかない。今度は確実に消させてもらおう」

 

 

そのとき……

 

 

『そんなことはさせない』

 

 

『あなた方はここで止めます』

 

 

俺の後ろを庇うように……二人の人物が現れる。

 

そして俺は言った。

 

 

「そっちの二人は任せましたよクロノ、リニス」

 

 

クロノとリニスは答える。

 

 

「ああ、任せておけ」

 

 

「ええ、任されました」

 

 

頼りになる味方が俺の援護に現れた。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「お、お前達は!?」

 

 

「どういうことだ……」

 

 

「…………」

 

 

三人の仮面の男達は突然現れた二人に驚く。

 

特にクロノの登場に驚いているようだ。

 

 

「広域結界」

 

 

そしてリニスは隙を見て結界を展開させる。

 

 

「これは……!?」

 

 

「結界か!?」

 

 

リニスはそれに答えるように言った。

 

 

「その通り。これはあなた方を逃がさないための結界です。逃げたくば私達を倒すことですね。それはそうと……」

 

 

そしてリニスはこちらを見ながら言う。

 

 

「いつまでその格好でいるのです?もう変装はしなくて良いはずですよヒエン」

 

 

「まさかとは思うが……本当に女装の趣味に目覚めたのか?」

 

 

するとクロノまでこちらに何か言ってくる。

 

俺はそれに反論する。

 

 

「ギリギリまで変装していただけです。あとクロノ……この騒動が収まったら貴方は問答無用で叩き潰します。フォームチェンジ……スピリットフォームrev1(リヴィジョンワン)

 

 

そして俺はプリキュアフォームを解除し、いつもの黒スーツ姿に戻りそのまま死ぬ気モードを発動させる。

 

俺の額に炎が灯る。

 

それを見た仮面の男達は驚いていた。

 

 

「き、貴様は!?」

 

 

「行方不明になっていた……」

 

 

「やはりか……」

 

 

俺は奴等を見ながら言った。

 

 

「あんた達の反応からして……俺のことは既に知っているようだな。だが一応この姿では初対面だからな。自己紹介させてもらおうか。時空管理局嘱託魔導師、オオゾラ・ヒエンだ」

 

 

そして俺は告げる。

 

 

「大人しく投降しろ。あんた達はもう逃げられない。ギル・グレアム提督、そしてその使い魔リーゼロッテ、リーゼアリア」

 

 

「「「!?」」」

 

 

俺の言葉にさらに驚愕する三人。

 

 

「なぜ知っている?と言った反応だな。いいだろうネタバレしてやるよ。元々、俺がここにいたのはあんた達を誘き寄せるためだ」

 

 

「「なに?」」

 

 

白い仮面の二人が同時に反応する。

 

そして俺はクロノに視線を向ける。

 

 

「そこは僕が説明しよう。僕はある二人にこう言ったのさ。『黒衣の少女がアースラから脱走した』と。そしてこのことはその二人にしか伝えていない。つまり……このことを知っているのはその二人だけということになる。そうだろ?ロッテ、アリア」

 

 

「「…………」」

 

 

二人は何も答えない。

 

クロノがこちらに視線を向けてきたため俺は再び話し始める。

 

 

「あんた達の目的も正体も……もう全て分かってる。悪いがあんた達の出番はここで終わりだ。はやてに……あの子に手出しはさせない」

 

 

すると黒い仮面の男いや、ギル・グレアムは話す。

 

 

「……全てバレているということか」

 

 

「調べればすぐに分かったよ、あんたとはやての関係は」

 

 

俺から言わせれば詰めが甘すぎると言わざるを得ない。

 

少なくとも完全に騙すのであれば……はやてに本名を名乗るべきではなかったのだ。

 

 

「……やはり慣れないことはするものではないな。そうだ。君の言うとおり……私は……私達は八神はやてごと闇の書を封印するつもりだ。この完成させたデュランダルでな」

 

 

するとギル・グレアムはデュランダルを構える。

 

 

「私の長年の悲願は今日で達成されようとしている。君達には悪いが……さっさと倒させてもらおう。それがたとえ……愛弟子であったクライド君の息子でもね」

 

 

「……グレアム提督」

 

 

クロノはギル・グレアムに視線を向ける。

 

 

「止まるつもりはありませんか?僕はあなた方と戦いたくない。それに死んだ父さんも……こんなことは望んじゃいない!!」

 

 

「愚問だなクロノ。ここまで来て……止まるつもりなど毛頭ない!ロッテ!!アリア!!」

 

 

「「はっ!!」」

 

 

そのときギル・グレアムがデュランダルを振るうのと同時にロッテとアリアも動き出す。

 

そしていつの間にか俺達は無数の氷の剣に囲まれていた。

 

そして……それらが一斉に俺達に向けて発射された。

 

 

「ちっ!?二人とも上にかわせ!」

 

 

俺はすぐに二人に指示を出し、真上に飛び上がる。

 

 

 

ズドドドドドドドッッッッ!!!!!!

 

 

 

「くっ!?」

 

 

俺はグローブから炎を噴射し、上空へと突っ切る。

 

すぐ真下を氷の剣群が通過する。

 

そしてある程度飛ぶと、滞空する。

 

 

(分断された……みたいだな)

 

 

俺は念話のチャンネルをクロノとリニスに設定するとすぐに飛ばす。

 

 

『二人とも無事か?』

 

 

『大丈夫だ』

 

 

『こちらもです』

 

 

すると俺の目の前に黒い仮面の男、ギル・グレアムが現れる。

 

俺の相手はこいつのようだ。

 

 

『三人とも分断されたみたいだな。俺の相手はギル・グレアムらしい』

 

 

『僕はアリアだ』

 

 

『私の相手は……リーゼロッテのようですね』

 

 

そして俺は二人に言う。

 

 

『二人とも……油断するなよ』

 

 

『それはこちらの台詞だ。君こそまだ目覚めて四日しか経ってないんだ。無茶だけはするな』

 

 

『そうですよ?私達も相手を倒してすぐに加勢に向かいます。いいですか?必ずしも相手を倒す必要はありません。貴方はできるだけ時間稼ぎに徹しなさい。下手をすればギル・グレアムは……あのプレシアより強いかも知れません』

 

 

『……分かった。忠告感謝する』

 

 

そして俺は目の前の相手を見据えた。

 

 

「グレアム提督……あんたの事情は知っている。そしてその胸の内に秘めた闇の書への憎悪もな」

 

 

「……本当に全てを知っているのか。ならば分かるだろう?闇の書を放っておけばまた新たな悲しみが生まれる。その連鎖を断ち切るには……闇の書を封印するしかないのだよ」

 

 

「……それははやてを犠牲にしてでも……か?」

 

 

「大を救うには小を切り捨てなければならない……。()()()()()()()()()()()()()()()()()()少年」

 

 

「……あんたの考えは分かった。そして同時に納得したよ」

 

 

そして俺は言った。

 

 

 

 

 

 

「やっぱりあんたはここで止めなきゃいけないってな!」

 

 

 

 

 

 

俺は額の炎を出力をあげながらさらに言葉を続ける。

 

 

「ギル・グレアム……あんたの考えを俺は否定する。あんたの決意を俺は否定する」

 

 

「…………」

 

 

「なぜなら……その選択肢自体、間違っているからだ」

 

 

「…………」

 

 

「俺ははやてを犠牲にしたくない。たとえ大を救うために小を犠牲にする必要があったとしても……だ」

 

 

「…………」

 

 

「こんな現実を分かっていない子供(クソガキ)の意見を……何度でも言ってやる。そんな選択肢自体間違ってんだよ!」

 

 

すると奴の周囲に四機の浮遊ユニットが展開される。

 

ユニットは冷気を纏っていた。

 

 

「言いたいことはそれだけか?」

 

 

「ああ、そうだよ」

 

 

そして奴はデュランダルを構え、俺もグローブに炎を灯し構える。

 

 

「ギル・グレアム……あんたに闇の書の封印は絶対にさせない。あんたはここで……死ぬ気で止める!!」

 

 

「私は止まる訳にはいかない。無理矢理にでもここは突破させてもらうぞ少年」

 

 

そして闇の書の運命を懸けた前哨戦が始まった。

 




次回はリニスvsロッテ、クロノvsアリアのダブル戦闘。

では、また(・∀・)ノ

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