大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

247 / 394
どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。

どうぞ( *・ω・)ノ


第二百三十四話 ブラストカラミティ

ヒエンside

 

 

 

「オペレーションヒート」

 

 

はやてとの会話を終えた俺は再び両腕をクロスに構え、ワードを唱える。

 

続いて背中に緩衝材となる柔の炎の羽を展開させ、エネルギーをチャージする。

 

原作ではなのはとフェイトの二人が、ナハトヴァールを吹き飛ばすために砲撃を放っていたが、今は二人はいない。

 

なら残された俺がやるしかない。

 

残りの魔力から考えて砲撃を一発撃てればいい方だ。

 

使う時を考えなければならない。

 

だからこそ……

 

まさに今がその魔力を使うとき!!

 

そして砲撃を放とうとするが……

 

 

 

ガクン…………

 

 

 

突如、膝を崩してしまった。

 

 

「なっ……」

 

 

そして激しい息切れを起こし、展開していた魔方陣の上にうつ伏せに倒れてしまう。

 

チャージしていた魔力エネルギーも霧散してしまう。

 

 

「はぁ……はぁ……な、なんで……」

 

 

身体が突然動かなくなった?

 

 

「ま、まさか……もう身体の限界が……」

 

 

考えてみれば当然だった。

 

早朝のギル・グレアムとの戦闘に、昼間のヴォルケンリッターとの戦闘、先程の管制人格との死闘を演じた上に度重なるダメージ、さらにはオーバードライブの限界を超えた強化による肉体への負荷……と今日一日だけでかなりの無茶をしてしまった。

 

俺の身体はとっくに限界を超えていたのだ。

 

 

『ガゥガゥガゥ!!』

 

 

心の中にいる相棒が焦ったように鳴くが、指一本動かせない。

 

 

「や、やべぇ……」

 

 

するとナハトヴァールを拘束していた氷も解除されてしまう。

 

 

「キシャアアアア」

 

 

俺が倒れてしまったからか、氷の効果が切れたのだ。

 

ナハトヴァールは倒れている俺へと狙いを定めたのか、一斉にこちらへ攻撃を仕掛けてきた。

 

 

『ガァウ!!』

 

 

すると倒れて動けない俺の代わりに相棒が防御結界魔法ラウンドガーターを何重にも発動させて俺を守る。

 

しかも相棒自身の魔力を使っているのか、俺の魔力は全く減っていなかった。

 

 

 

ズドドドドドドッッッッッ!!!!!!

 

 

 

防御結界に蛇達が密集する。

 

奴らの噛みついた先から結界が石化し、簡単に破壊されていく。

 

 

『ガゥウウウウ!!!!』

 

 

だが相棒は結界を破壊されると同時に新たにラウンドガーターを展開させることで、なんとか奴らの攻撃を防ぎきっていた。

 

しかし猛烈な勢いで魔力を消費しているせいか、段々と相棒にも疲れが見え始めた。

 

 

『ガゥゥゥ……ギャアァァァアオオオ!!』

 

 

相棒は鼓舞を入れてその小さな身体に力を入れる。

 

それは一重に身動きが取れない俺を守るためだろう。

 

だがこのままでは相棒の魔力が底を尽きるのも時間の問題だ。

 

 

(なら今の俺がやるべきことは……この場からすぐに撤退すること!!)

 

 

俺は先程取っておいた魔力を使い、転送魔法を発動させようとする。

 

はやてからナハトヴァールを一刻も早く引き離さなければならないが、事態が事態だ。

 

一端、引いて立て直すしかない。

 

俺達がやられてしまっては元も子もないからだ。

 

そしてなんとか演算を終わらせ、俺が転送魔法を発動させようとしたとき……

 

 

 

パリン……

 

 

 

何かが割れるような音が響く。

 

すると丁度、()()()ラウンドガーターが破壊されたところだった。

 

 

『ガゥゥゥ……』

 

 

遂に魔力を使いきったのか、心の中にいる相棒が気を失ってしまった。

 

 

「相棒!?……くっ!?」

 

 

そして俺が転送魔法を発動させるより……僅かに奴らの攻撃の方が早かった。

 

俺はつい目を閉じてしまう。

 

そしてすぐにやってくるであろう痛みに身構えたが……

 

 

 

ズバァン!!!!!!

 

 

 

予想とは違い、()()()()()()()()()()()()が聞こえてきた。

 

それだけでなく……

 

 

 

ドォオオオオオオオンンン!!!!!!

 

 

 

()()()()()()()()()()も聞こえてきた。

 

 

「一体何が……」

 

 

俺は閉じていた目を開ける。

 

だがうつ伏せに倒れているため周りの状況は全く分からない。

 

すると……

 

 

「「大丈夫!?」」

 

 

()()()()()()()()が聞こえた。

 

 

「はぁ……はぁ……なのはに、フェイト……か……?」

 

 

その正体は気を失っているはずのなのはとフェイトであった。

 

そこにさらに二人分の声が聞こえてくる。

 

 

「全く……二人とも先走りすぎだ。一体誰の影響を受けたのやら……」

 

 

「まぁまぁ。二人が先に行ってくれたおかげでヒエンが無事だったんですから」

 

 

「クロノ……リニス……」

 

 

するとクロノと、リニスの声も聞こえた。

 

俺は倒れたままクロノ達に話しかける。

 

 

「お前達……もう身体は大丈夫なのか?」

 

 

「現在進行形で一番の重傷者である君に言われたくない」

 

 

「私達は那美さんのヒーリングで治療してもらったので大丈夫です。それよりもまずは貴方の治療が優先です」

 

 

するとリニスは俺を抱き起こし、俺の頭を自身の膝へと持ってくると固定させる。

 

そして俺に両手を向けるとゆっくりと治癒魔法をかけ始めた。

 

身動きの取れない俺はされるがままであった。

 

俺は周りに目を向ける。

 

なのはとフェイトが心配そうにこちらを見ていた。

 

 

「お前達……気を失ってたのに、もう立ち上がって大丈夫なのか?」

 

 

「もう!私達のことはいいから少しは自分の心配して!!」

 

 

「そうだよ!もう少しでやられるところだったんだよ!?」

 

 

二人にそう言われて俺は前方に目を向ける。

 

そこには再生しようとしているナハトヴァールの姿があった。

 

どうやら二人が俺を助けてくれたらしい。

 

恐らく斬り裂いた音はフェイトの斬撃で、撃った音はなのはの砲撃だろう。

 

ナハトヴァールは再生に時間がかかっているのか、未だに動く気配はない。

 

俺はなのはとフェイトの二人に今すぐ奴を吹き飛ばすように言おうとしたとき……

 

 

『兄さん!』

 

 

『ヒエン!皆!聞こえるかい!?』

 

 

さらに懐かしい二人分の声が響いた。

 

 

「ユーノ君!」

 

 

「アルフ!」

 

 

空中モニターにユーノとアルフの姿が映る。二人は高速飛翔でこちらに向かっている様だ。

 

 

『急いでるときにごめん皆!でもどうしても伝えなきゃいけないことがあって……それと兄さん!今までどこで何してたんですか!?とか、どうしてそんな傷だらけなんですか!?とか、色々言いたいことがありますが、ツッコミきれないのでそれはまた後日にします!』

 

 

『そうだよ!皆にどれだけ心配かけたか説教してやろうと思ってたけど……今は勘弁しといてあげるよ!』

 

 

「す、すまん……」

 

 

俺は久しぶりに会う二人の様子に少し引きながらもなんとか返事を返す。

 

するとユーノが話し始める。

 

 

『そちらの状況はこちらでも把握しています。時間がないので手短に説明しますが、今現在、夜天の魔導書の主は融合状態で意識を保ってる状態です。今なら……闇の書の自動防衛システムを融合機から切り離せるかもしれません』

 

 

「ほんと!?」

 

 

「具体的に……どうすれば!?」

 

 

ユーノの言葉になのはとフェイトが真っ先に反応する。

 

二人の反応を他所にユーノは不敵に笑いながら言った。

 

 

『簡単だよ。魔力砲で……二人の純粋魔力砲でナハトヴァールを……その黒い塊をぶっ飛ばして!全力全開!手加減なしで!!』

 

 

すると、二人は自分達のデバイスをナハトヴァールへと向け……

 

 

「さすがユーノ!」

 

 

「分かりやすい!」

 

 

《全くです》/《全くです》

 

 

構えた。

 

そしてフェイトがそのままリニスに話しかける。

 

 

「私達がナハトヴァールをなんとかするから……リニスはそのままヒエンの治療を続けて」

 

 

「お任せください」

 

 

なのはもクロノへ話しかけた。

 

 

「クロノ君もヒエン君のことお願い!」

 

 

「任せておけ」

 

 

そして二人はデバイスの先端に魔力エネルギーをチャージしていく。それと同時に二人の周囲に桃色と金色のスフィアも多数展開されていく。

 

 

「いくよフェイトちゃん!」

 

 

「うん!」

 

 

「N&F中距離殲滅コンビネーションッ!」

 

 

「ブラストカラミティッ!」

 

 

するとなのはは引き金をひくためにレイジングハートを構え直し、フェイトはザンバーフォームのバルディッシュを大きく上段へと構える。

 

そして……

 

 

 

 

 

 

「「ファイアアアァァッッ!!!!」」

 

 

 

 

 

 

特大の桃色と金色の複合砲撃を放った。

 

 

「…………」

 

 

巨大な爆発音が俺達の耳に届く。

 

管制人格を取り込もうとしていたナハトヴァールは、ブラストカラミティを真っ正面から食らい……

 

 

 

一瞬で蒸発した((((;゜Д゜)))

 

 

 

驚くべきことにその威力は、俺の超爆発最大出力(ハイパーイクスプロージョンフルパワー)の数倍はあった。

 

 

 

凄まじい威力であるorz

 

 

 

っていうかなのはさんにフェイトさん?

 

聞き間違いでなければ中距離()()コンビネーションって聞こえたんだけど?

 

言っとくけど殲滅って【残らず滅ぼす】って意味よ?

 

さらに言うと【皆殺し】って意味も含んでるのよ?

 

貴方達まだ九歳よ?

 

そんな危険な意味を含んだ言葉を安易に使っちゃいけません!!

 

あと君達……一体いつの間にこんなコンビネーションの練習をしていたの?

 

 

「…………」

 

 

俺はクロノとリニスに目を向ける。

 

 

「「………」」

 

 

二人ともなんだか遠い目をしていた。

 

うん。

なんとなく分かるぞその気持ち(゜-゜)

 

俺も内心、戦慄しているのだからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っていうか今気づいたけど……管制人格……気絶したままブラストカラミティ食らってたけど……大丈夫だよね?(震え声




NANOHA Detnation見てきました。

良かった!!!!!!
マジで良かった!!!!!!

思わず8回見ちゃったよ。

いやー、なのはさんマジッパネエッス。
本当マジッパネエッス。

っていうか気のせいでなければ、なのはさんの砲撃撃つときの効果音がガンダムで使われてる銃の効果音が使われていたような気がするんですはい。

そしてそれを見て思ったのは、もしなのはさんとガンダムが直接対決したら……なのはさんが百パー勝つだろうなと確信できるくらい、ヤバかったですはい(震え声

あと、個人的にはシャマルが強すぎてヤバかったです。

たぶんヴォルケンの中で一番強いのシャマルじゃね?って思うくらいシャマルが強かったです。

あとマテリアルズも可愛らしくて良かった。

ユーリもなんかめっさ強くて格好良かったし。

この映画はマジで見なきゃ損ですね。

ちなみに僕はあと十回は見る予定です(錯乱

あと、甥っ子にせがまれてプリキュアの映画も見に行ったのですがある意味で凄かったですはい。

プリキュアオールスターズ55人勢揃いでしたはい。

ちなみに女の子のヒーロー数、世界一としてプリキュアがギネスに認定されたぜっ!!!!(祝

うん(゜-゜)(。_。)

興味がある人は是非見るべきかと。

それくらいオススメです( ´∀` )b

では、また(・∀・)ノ





最後に一言……夜天の魔導書って実はなにげにとんでもねぇチートアイテムであることが判明しますはい。(断じてネタバレじゃないよ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。