大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。

まあ日常編?みたいな感じですはい。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百四十四話 旅行での出来事

ヒエンside

 

 

 

ブウウウウウ

 

 

 

俺達は現在、五家族合同旅行を終えて帰っている途中である。

 

今回の温泉旅行は中々に楽しかった。

 

少し予想外なことはあったが。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

今回行った旅館は前回ジュエルシードを集める際に泊まったことのある旅館『旅館山の宿』である。

 

この旅館は温泉が売りなので着いた瞬間、温泉に入ろうということで皆ですぐに温泉に向かった。

 

すると何を思ったのかアリサが途中の廊下で止まり、アルフの方を見ながら首を傾げる。

 

気になった俺はどうしたのか聞くと、この状況に何かデジャブのようなものを感じているらしい。

 

俺は今度はアルフの方を向く。

 

アルフは表情を強ばらせ、冷や汗をかいていた。

 

それを見た俺は思わずニヤリと笑う。

 

そしてボソッと言った。

 

 

「はぁ~い。オチビちゃんたち。ふんふんふん。君かね。ウチの子をあれしちゃってくれてるのは」

 

 

俺はなのはの頭を撫でながらアルフの声真似をする。

 

 

「「「あっ!?」」」

 

 

「ちょっ!?」

 

 

なのは、アリサ、すずかは何か思い出したのかこちらを勢いよく見る。アルフも焦ったようにこちらを見る。

 

 

「あんま賢そうでも強そうでもないし、ただのガキンチョに見えるんだけどなぁ」

 

 

「「「???」」」

 

 

リニス、フェイト、アリシアは事情が分からないのか首を傾げる。

 

 

「今のところは挨拶だけね?忠告しとくよ?子供は良い子にして、お家で遊んでなさいね?オイタが過ぎるとガブッといくわよ?……だっけアルフ?」

 

 

「ヒ、ヒエン、ア、アンタ!もしかしてあのとき見てたのかい!?」

 

 

「偶々なー」

 

 

するとアリサがアルフに声をあげる。

 

 

「あのときの女の人って……あんただったのねアルフ!!」

 

 

「うぅぅぅ……ごめんよー。怒られると思って言いづらかったんだよー」

 

 

子供形態のアルフがしょんぼりと落ち込む。

 

 

「えっと、ヒエンどういうこと??」

 

 

フェイトが質問してくるので俺は説明する。

 

 

「前にこの旅館の側でジュエルシード巡って戦ったことがあっただろ?その前になのは達とアルフは一回会ってるんだよ。で、さっき俺がやったのはそのときの会話の再現だ」

 

 

「アルフ……」

 

 

「貴方はそんなことをやっていたのですか……」

 

 

フェイトがアルフにジト目を向け、リニスは額に手を当てて呆れていた。

 

 

「あ、あのときは仕方なかったんだよ!色々あったし……。っていうかそれならヒエンだって同罪じゃんか!アンタもあのとき見てたんなら止めりゃ良かっただろ!」

 

 

「おい待て。ここで俺に振るんじゃない。どう見ても無関係だろうが」

 

 

「いいや!そんなことないね!アンタがあそこで止めてりゃアタシだってあそこまで言わなかったよ!!」

 

 

「責任転嫁も甚だしいわ。だいたいあそこで挑発するアルフが悪いんだろうが。それに……俺から言わせたら、なぜあそこで敵の前に自分から姿を晒すのかまるで意味が分からん。あんなの自分のことを狙って下さいって相手にわざわざ言ってるようなものだろ」

 

 

「あのときはなのは達を怯ませる狙いがあったんだよ!」

 

 

俺達が言い合いをしていると引率の忍さんが止めに入る。

 

 

「はいはい、二人とも揉めない。今は温泉に行くのが先でしょ」

 

 

「「はい……」」

 

 

そして俺達は言い合いをやめて渋々温泉へと向かう。

 

そういえばアルフのあのときの映像が残っていたので後でフェイトとリニス、アリシアに見せてあげよう。

 

アルフさんマジドンマイ(悪い笑顔

 

温泉へと着くとさっそく男女に別れて入る。

 

とはいっても圧倒的に女性比率の方が高いので男湯の方は女湯に比べて結構()いている。

 

さっそくテンション高めに温泉に入る俺。

 

その後を苦笑いしながら入ってくるユーノと、呆れるクロノを他所に温泉を楽しんでいた。

 

そして離れたところには父兄達が話しながら浸かっていた。

 

俺は彼らをチラリと見る。

 

士郎さんと恭也君の身体の傷の具合が半端なかった。

 

さらに驚いたのはウチの父も所々に小さな傷があったことだ。

 

父さんの仕事はセキュリティ関係の会社の経営だと母さんから聞いている。

 

恐らくその関係で生傷が絶えないのかもしれない。

 

といいつつ俺も人のことは言えないのだが……。

 

俺は自分の身体に目を向ける。

 

今は変身魔法の応用で周囲からは見えなくしているが、お腹と背中には切り傷や、小さな傷のような跡が少し残っている。

 

さすがにこういう公共の場ではこれらの傷跡を見せるのは(はばか)れるのだ。

 

 

「ふぃ~」

 

 

俺は気を取り直して湯船に浸かる。

 

今はリフレッシュに来ているのだ。

 

余計なことは考えずにのんびり過ごそう。

 

 

「兄さん!お風呂出た後に卓球しましょう!!」

 

 

するとユーノが何やら楽しそうにこちらに近寄ってきた。

 

 

「テンション高いなユーノ」

 

 

「フェレット姿じゃないのが余程気楽なんだろう」

 

 

いつの間にかクロノが隣に来ていた。

 

そこで俺は気になったことを聞く。

 

 

「アースラの皆の休暇はどうなってるんだ?」

 

 

「皆、各々休暇を楽しんでるよ。心配せずともローテーションでシフトを組んでいるから全員休めているさ」

 

 

「そっか。アースラの人達にはお世話になったからなあ。しっかり英気を養ってもらわないと」

 

 

「僕達からしたら君達にこそしっかり休んでほしいんだがな」

 

 

「まあそれはお互い様ってことで」

 

 

「そういうことにしておこう」

 

 

それから俺達は温泉で疲れを取った後、卓球を楽しんだ。

 

そこから後から出てきた女性陣も混ざり、ダブルスで勝負することになる。

 

恭也君・美由希さんの高町兄妹コンビに、忍さん・さくらさんの月村家いとこコンビ、アリサ・すずかの親友コンビに、クロノ・ユーノの魔導師コンビとなる。

 

そして俺はというとフェイトとダブルスを組むことになる。

 

なのはは運動が苦手なので応援に周り、アリシアはアルフとリニスと共に旅館の探検に行っている。

 

他の面子も部屋に戻ったり各々自由に過ごしていた。

 

そして始まるダブルスの試合。

 

俺とフェイトは何度か共闘した仲である。卓球とはいえ、互いの動きはある程度把握している。

 

とはいってもフェイトの運動神経は並の小学生を優に越えているので、念のために死ぬ気化して潜在能力を解放しておく。

 

そして俺達は順調に試合での勝ちを拾っていく。

 

フェイトが攻撃、俺が防御と役割分担することで即席のコンビでも上手く機能していた。

 

だが高町兄妹と、月村家いとこコンビの二組は一筋縄ではいかなかった。

 

双方共に運動神経は抜群なために勝負は苛烈を極めた。

 

高町兄妹に至っては神速を使いピン球よりも早く動くとかいう超人技を大人げなく発動させやがったので、それに対抗して俺達もブリッツアクションで身体を加速させて対抗した。

 

月村家いとこコンビに至ってはその圧倒的な身体能力を生かして豪快なパワーショットや、個々の能力を駆使したスピード球を打ってきたので、こちらは俺が超直感で二人の動きを察知しながらフェイトに念話で知らせ動きの先読みをすることで対抗した。

 

なんとか二組に辛勝し、全勝することに成功する。

 

そして罰ゲームとしてフェイトを除く全員に尻文字をやらせた。

 

アリサにすずか、クロノにユーノは恨みまがしそうにこちらを見るが俺は気にせずドヤ顔した。

 

特に恭也君にはアントニオ猪木張りのドヤ顔をしてやった。

 

恭也君の頬がヒクヒクしていた。(愉悦

 

余談ではあるが、勝負が終わってから全員汗だくになってたのでまたお風呂に入ることになってしまった次第である。

 

 

 

ヒエンside end

 

◆◆◆

 

第三者side

 

 

 

夕食を食べ終わったなのはは、旅館の中庭を歩いていた。

 

中庭は手入れが行き届いており、いかにも老舗旅館という雰囲気を醸し出していた。

 

そんななか中庭の休憩スペースで見知った顔を見かける。

 

 

「あ、ヒエン君だ。あれ、お父さんも一緒?」

 

 

どうやら父と一緒らしく、二人は何か話しているようだった。

 

なのはは悪いと思いながらも、バレないように近くの物影から様子を伺う。

 

 

「緑茶でいいかい?」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

少年は士郎からお茶を受け取る。

 

そして二人は他愛もない話で盛り上がる。

 

話の中には士郎がなのはの小さな頃の話をしていたので、意図せず自分の話を聞かされるなのはとしては恥ずかしい思いでいっぱいであった。

 

 

(も、もう~!お父さんのバカっ!!)

 

 

すると突如、士郎が少年に真剣な声音で話しかけた。

 

 

「……ヒエン君、ずっと君に聞きたいことがあったんだ」

 

 

「……なんでしょう?」

 

 

士郎の真剣な雰囲気が伝わったのだろう。

 

思わず少年も身なりを正して座り直した。

 

 

「二年前いや三年前、俺が入院していたとき目が覚めるように治療……回復してくれたのは君だね?」

 

 

「…………」

 

 

(え……?)

 

 

なのはは士郎の言った言葉の意味が良く分からなかった。

 

少年は黙ったまま話を聞く。

 

 

「……当時なのはが五歳になるころかな。俺はあるパーティーでボディーガードの仕事をしていたんだ。しかしそこで起きた爆弾テロで瀕死の重傷を負ってしまってね……おかげで生死の境をさまよった。

 

後から桃子に聞いたんだが、俺はいつ死んでもおかしくない状態だったらしい。だが()()()()()()()ことで事なきを得た。担当の先生も驚いていたよ。『まるで()()()()()()()()()()()()回復力だ』と。

 

それに実は目覚めた前日、ある光景を鮮明に覚えていてね?暗闇で顔は見えなかったが、病室を出ていく()()()()()()()()()()()()()()()()姿()をよく覚えているんだ」

 

 

「…………」

 

 

「そして前に、()()()()()使()()()()()姿()()()()()()()()()()()することを知って確信したよ。あのとき……君が俺を治してくれたのだと」

 

 

「…………」

 

 

「正直に答えてくれヒエン君。俺の身体を治してくれたのは……君だね?」

 

 

すると少年は観念したのか溜め息をはきながら答えた。

 

 

「……ええ、そうです」

 

 

(うそ……)

 

 

なのははいきなりのことに驚く。

 

当時のことは彼女も鮮明に覚えている。

 

父が長い昏睡状態から目覚めたとき、家族総出で喜んだものだ。

 

なのはは嬉しさのあまり、初めて友人となった少年に何度も同じ話をしたことがある。

 

だがこんなところで……

 

まさか少年が父の入院に関わっているとは全く予想していなかった。

 

 

「だけど俺がやったことは大したことじゃありません。治癒魔法で時間をかけて士郎さんの身体の疲労と傷を少し治しただけです。士郎さんが復帰できたのは貴方の体力があってこそです。それに俺が治療せずともいずれ士郎さんは退院できたと思いますよ。俺がやったのはそれを少し早めただけですし」

 

 

少年の言っていることは間違いではない。

 

治癒魔法といえど万能ではない。

 

時間をかけ魔力を多く込めれば傷は早く治るが、体力まで戻る訳ではない。

 

士郎が無事退院できたのは、彼がボディーガードの仕事で身体を鍛えており、体力があったからだ。

 

 

「一つだけ聞かせてほしい。なぜ俺の治療をしてくれたんだい?」

 

 

士郎は少年に質問する。

 

少年は答えた。

 

 

「……泣いてたんですよ」

 

 

「泣いてた?」

 

 

「はい。あの子が……なのはが」

 

 

「なのはが?」

 

 

(私っ!?)

 

 

なのはは少し慌てつつもなんとか落ち着く。

 

そして少年が説明を始める。

 

 

「俺から聞いたことは誰にも言わないでほしいんですが……当時なのはは、あの子は言っていました。自分がいい子にしていればお父さんは必ず戻ってくると。だから彼女はそれを信じて一生懸命頑張っていました。……寂しいという思いを必死に我慢しながら。

 

小さい彼女なりに自分のできることを精一杯考えたんでしょう。それが家族の邪魔をしないことだった。

 

だけど側で見ていてすぐに分かりました。無理をしていると」

 

 

「…………」

 

 

「だから俺は……なのはを……あの子をどうしても助けたかった」

 

 

「…………」

 

 

「あの子には笑っていて欲しかった」

 

 

「…………」

 

 

「あの子の泣いてる姿なんて見たくなかった。それが士郎さんの治療をした理由です」

 

 

少年が話し終わるとしばらく沈黙が続く。

 

すると士郎はどこか満足したような表情で言った。

 

 

「そうだったのか……」

 

 

続けて士郎は頭を下げた。

 

 

「そういえばまだお礼を言っていなかったね。助けてくれて……どうもありがとう」

 

 

「……気にしないでください」

 

 

少年はどこか照れたようにそっぽを向く。すると空気に耐えきれなくなったのか逃げるように場を去っていく。

 

 

「すいません。俺はもう行きます。じゃあ、また後で」

 

 

「ああ、また後で」

 

 

それを士郎は苦笑いで見送った。

 

 

「……俺も部屋に戻るか」

 

 

そして士郎も部屋へと戻っていった。

 

二人がいなくなったことを確認したなのはは、胸に手を当てながら静かに溜め息をつく。

 

 

「はぁー……」

 

 

彼女の顔はほんのり赤かった。

 

 

(うぅ……心臓の鼓動が止まらない。それに……)

 

 

思い浮かぶのは先ほど少年が言っていた言葉。

 

 

 

『だから俺は……なのはを……あの子をどうしても助けたかった』

 

 

 

『あの子には笑っていて欲しかった』

 

 

 

『あの子の泣いてる姿なんて見たくなかった。それが士郎さんの治療をした理由です』

 

 

 

ボンッ!!

 

 

 

なのはの顔からそんな音が聞こえた。

 

 

 

彼女の顔は真っ赤になっていた。

 

 

 

だが彼女はまだ幼い故、その感情の正体には気付けなかった。

 

 

 

そしてなのははしばらく胸を押さえながら……

 

 

 

落ち着くまでその場でジッとしているのだった。

 

 

 

第三者side end

 

◆◆◆

 

ヒエンside

 

 

 

初日からなのはの様子がおかしい。

 

なぜか俺の顔を見たらそっぽを向く。

 

避けられているのかと思いきや、俺の方をチラチラと見ているので、目を合わせたら突如ワタワタと慌て出す。

 

そして再度そっぽを向く。

 

初日からこれの繰り返しである。

 

ぶっちゃけ凄く可愛らしい。(吐血

 

違う。

そうじゃない。

 

アリサ達は何かニヤニヤしながらこちらを見ているので何か知ってのるかと思い聞いてみたのだが、呆れた視線と共に「自分で考えなさい」と言われてしまった。

 

なんでやねん。

 

分からないから聞いてるのに。

 

そんななのはは帰りのロケバスの中でフェイト達と楽しそうに話している。

 

今は落ち着いているようだ。

 

すると俺の隣の席にいるリニスが突然話しかけてきた。

 

 

「ヒエン、クイントさんとメガーヌさんが言っていたインターミドルのことは覚えていますか?」

 

 

「あ、ああ。覚えてるけど」

 

 

それがどうかしたのだろうか?

 

 

「インターミドルの選考会……つまり地区予選が七月に開始されます」

 

 

「七月……後、半年か」

 

 

「はい。なのでそのことについて今からでも軽く打ち合わせをしておこうかと思いまして」

 

 

「ほうほう」

 

 

「まずはこれを見てください」

 

 

リニスが空中モニターを展開させる。

 

そこには二人の男女が映っていた。

 

 

「貴方も以前見たことがあると思いますが、こちらの二人が三年間負けなしのインターミドルのチャンピオン、クリストファー兄妹です」

 

 

リニスが説明する。

 

 

「こっちの男性が【炎帝(フレイムエンペラー)】の二つ名を持つヴォーラス・クリストファー、女性が【氷姫(アイスプリンセス)】の二つ名を持つダイヤモンド・クリストファー。どちらもオーバーSランク級の魔導師です」

 

 

男性の方ヴォーラスは二丁拳銃を使って相手を攻撃している。

 

早撃ちともよべる射撃魔法を操るだけでなく、素早い身のこなしで相手に反撃を与える隙もなく一蹴していた。

 

逆に女性の方ダイヤモンドは杖のようなデバイスを用いて戦っている。周囲を凍らせ相手を動けなくした後、質量のある氷で相手をねじ伏せていた。

 

こう見るとヴォーラスはフェイトと、ダイヤモンドはなのはと戦い方が似ている気がする。

 

 

「貴方がチャンピオンになるためには、この二人に打ち勝つことが必須です」

 

 

「だな」

 

 

「ですが大会まで残り僅か半年、時間が圧倒的に足りません。なのでこれからは計画的に尚且つ効率よく貴方を鍛えていかねばなりません」

 

 

「うん」

 

 

「よって今から方針だけでも伝えておきます」

 

 

「方針?」

 

 

「はい。この半年で貴方には二つ重点的に鍛えてもらうものがあります。それが基礎体力の向上と、特技の徹底強化です」

 

 

「俺の特技?」

 

 

そして俺がリニスに先を聞こうとすると……

 

 

「ねぇねぇ、なんの話?」

 

 

後ろにいるアリシアが身を乗り出しながら話しかけてきた。

 

 

「あー、えっとだな……」

 

 

すると他にも感じる視線の数々。

 

俺とリニスは一番前に座っているのだが、後ろを向くと皆がこちらをジッと見ていた。

 

 

「ヒエン、インターミドルに出るのか?」

 

 

「だとしたらアースラ組全員でサポートしないとダメねぇ」

 

 

「「「「「インターミドル??」」」」」

 

 

クロノとリンディさんが意外と乗り気であるが、他の面子が全然話についていけていない。

 

そこでクロノがインターミドルについて説明した。

 

正式名称インターミドル・チャンピオンシップ。

 

全管理世界中の十代の魔導師達が自分の魔導と技を競い合う大会であること、今年度初の試みとして男女混合の試合が行われることも話した。

 

すると全員興味を持ち、さらに話を促す。

 

ここで一番乗ってきたのが士郎さん、恭也君、美由希さんの三人である。

 

近接戦闘の訓練なら任せろとのことで少々テンションが高めであった。

 

なのはとフェイトも模擬戦ならいつでも相手をすると乗り気である。

 

ユーノも支援なら任せてと言ってきているし、アリシアも応援する気満々である。

 

というかここにいる全員サポートする気満々であった。

 

なんかまたしても話が大事になってきている気がするゼ(困惑

 

そんな旅行帰りのバスの中を俺達は楽しく話しながら帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数日後……

 

 

「さあヒエン様、どこからでもかかってきてもらって結構ですよ」

 

 

なぜか俺は月村家の庭にてノエルと向き合っていた。

 

 

「ヒエンさん頑張ってくださ~い」

 

 

「ファイトですよ~」

 

 

俺の後ろではすずかとファリンがエールを送る。

 

 

「あの子が噂の……」

 

 

「ええ。ヒエン君といって信頼できる少年なんです」

 

 

「テレビで見たことある子だね」

 

 

そしてその側では()()()()()()()()()()()()()()()がこちらを見ていた。

 

っていうか見間違いでなければあの人達【とらいあんぐるハート】で登場した人達じゃね!?

 

そんななか俺とノエルとの模擬戦闘が始まろうとしていた。

 




次回はノエルと模擬戦闘。

と、なぜそうなることになったのかの経緯をお送りしますですはい。

では、また(・∀・)ノ

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