大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。

昨日からゴオオォォルデンウィィィクですね。
小説書き放題じゃないか。
素晴らしい黄金週間日ですねはい。

ほんでもって鋼と並行して書くのは正直キツいね!(今更感

あっちも入学編をさっさと終わらせて、こっちもちゃっちゃっとシンフォギアとコラボさせねば。

死ぬ気でガンバリマス。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百五十三話 実はテレビに映っていた

第三者side

 

 

 

その日なのは達は翠屋で集まって話し込んでいた。

 

 

「うぅ……まだつながらない」

 

 

そんななかフェイトは携帯片手にしょんぼりした様子で、ガックリと肩を落とす。こころなしか彼女のツインテールも少し(しお)れている。

 

 

「フェイトー……お兄ちゃんが心配だからって流石に三十回はかけすぎだと思うんだけど」

 

 

「だ、だって姉さん!もう五時間も連絡取れないんだよ!?」

 

 

「うん。でも今、昼の14時だからね?それにお兄ちゃん高校三年生だからね?全然心配いらないと思うけど」

 

 

「でも……でも……」

 

 

そんなテスタロッサ姉妹のやり取りを見ていた面々が一言。

 

 

「私、将来フェイトが男を甘やかしてそうで怖いんだけど?」

 

 

「そのうえひどかったら、尽くし過ぎて利用されたあげく捨てられそうや」

 

 

「フェイトちゃん絶対一途だもんね……」

 

 

アリサ、はやて、すずかはため息をつく。

 

真っ昼間からなんて会話をしてるんだ小学四年生の女子達よ、と思わなくもないが、彼女達は特別精神年齢の高い少女達。

 

これくらいは普通なのである。

 

その証拠に翠屋にあるテレビで昼ドラが放送されている現在も一切動揺することなく見ている。むしろ『この役者さん良い演技するな~』と思っているほどである。

 

 

「ねぇ皆、なんの話してるの?」

 

 

すると翠屋の黒いエプロンをした茶髪のツインテールの少女、なのはが飲み物とシュークリームを持ってアリサ達の元へとやってきた。

 

どうやらお店を手伝っていたらしい。

 

そんな彼女にアリサ達は一言。

 

 

「「「なのは(ちゃん)にはまだ早い(わ)(よ)」」」

 

 

「皆がなんの話してたか分からないけどこれだけは分かるよ。私のこと絶対子供扱いしてるよね!?」

 

 

今日も海鳴は平和である。

 

すると昼ドラの放送が終わったのか、ニュース番組が始まる。

 

海鳴市では市長選挙がもうじき始まるらしく、駅で行われている街頭演説の放送がされていた。

 

そのニュースを見ていたなのはが気付く。

 

 

「あれ?もしかして……ヒエン君?」

 

 

「「「「「え?」」」」」

 

 

なのはの言葉に反応する面々。

 

すると街頭演説のニュースを報じているテレビの端で映っている少年の姿があった。

 

 

「ヒエン、駅にいたんだ。うぅ……私嫌われちゃったのかな」

 

 

「はいはい、一々落ち込まない。お兄ちゃん最近様子がおかしかったからね。一人になりたかったんじゃないかな?」

 

 

落ち込むフェイトにすかさずフォローを入れるアリシア。姉をしっかりやっている。

 

 

「様子がおかしい……か。そういえばシグナムもそんなこと言っとったなあ。どこか動きに迷いがあるって」

 

 

「最近のヒエンさん、なんだか焦ってるように見えて少し心配かな」

 

 

はやてとすずかが最近の少年について話す。

 

 

「…………」

 

 

なのはも何か思うところがあるのか黙ったままだ。

 

 

『市長最有力候補○○氏が勝利するのか、それとも他の候補者が勝利するのか見物です。それではスタジオにお返し……「ドォオオオオンンン!!!!!!」……きゃっ!?一体なにが……』

 

 

そのとき爆発音が響く。

 

 

『爆発です!演説をしていた○○氏の側にあった車が突然爆発しました!!』

 

 

テレビの向こう側では駅にいた人達がパニックに陥っている。

 

そしてさらに事態は進んでいく。

 

 

 

ガキン!!!!

 

 

 

甲高い音が響いたと思った束の間、議員を守るように立つ少年と、大剣を持った青髪の男が対峙していた。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

フィリスはゴールデンウィークにまとまった休みを取り、さざなみ寮で久遠と戯れながらまったりと過ごしていた。

 

この銀髪ロリ先生、実は動物にすこぶる嫌われる体質であり動物園に行っては威嚇されることは当たり前、酷いときは攻撃されることもある。

 

本人は動物が好きで堪らないのだが、動物としては一緒の空間にも居たくないらしい。

 

反対に姉のリスティは動物にすこぶる好かれる体質であり、公園に行けば自動的に野良猫達が近寄ってくるほどだ。

 

フィリスとしてはそんな姉の体質が大層羨ましいらしく、いつもハンカチ片手に悔しそうに唸っている。

 

 

「はあ~……癒される」

 

 

「くぅ」

 

 

久遠としてはそのことが分かっているのでフィリスがいるときはできるだけ一緒にいるようにしている。

 

久遠は空気の読める賢い小狐なのだ。

 

するとお菓子とお茶を持った耕介が現れる。

 

 

「最近のフィリスはずいぶん楽しそうだよね」

 

 

「そうですか?」

 

 

フィリスは首を傾げる。

 

 

「うん。特にアースラに行くようになってからはそれが顕著に出てるよ」

 

 

「それはきっと見るもの全てが私にとって新鮮ですから。この世界はまだまだ私の知らないもので溢れています。そのことを知れるのが楽しいんです。それに放っておけない患者が一人いますし」

 

 

「あはははは。()のことだね?」

 

 

「はい。その()です」

 

 

フィリスの脳裏には一人の少年の姿が思い浮かぶ。

 

気付けばいつもトラブルに巻き込まれ、気付けばいつもトラブルの渦中にいる。

 

その影響でケガは絶えず、その治療にフィリスが当たることも多い。

 

間違いなく少年は彼女が今まで治療に携わった中でトップクラスに入るほどの別の意味で厄介な患者である。

 

 

「まあ最近は何事もなく過ごしているようで安心ですけど。四ヶ月前の月村家の事件に巻き込まれたときは心臓が止まるかと思いましたけど……」

 

 

「闇の書事件が解決してから約二週間しか経ってなかったからね」

 

 

フィリスが遠い目をしながら、耕介が苦笑いをしながら話す。

 

 

「それより皆さんはどこへ?」

 

 

「ゴールデンウィークだからね。部屋でゆっくりしてるよ」

 

 

「そうですか。あ、お茶いただきます」

 

 

そして耕介もソファへと座り、テレビをつける。

 

そこでは市長選挙のニュースが放送されていた。

 

それを見ていた耕介が気付く。

 

 

「あれ?もしかして端に映ってるのヒエン君じゃないか?」

 

 

「へ?」

 

 

見れば街頭演説を報じているテレビの端で映っている少年の姿があった。

 

 

「あれ?今は特訓の時間のはずなのにどうして駅にいるんでしょう?もしかして……サボり?」

 

 

フィリスが首を傾げる。

 

 

「フィリス、ヒエン君のことに()()()詳しいね。まさか……彼の予定まで把握してるのかい?」

 

 

「ええ。彼のデバイスであるヒッツ君と防衛プログラムのナハトちゃんが逐一報告してくれますので。最近は何か悩んでるみたいで少し心配してるんですけど……」

 

 

「あはははは……そうなんだ」

 

 

(それはもう医師と患者の関係を超えてるような気がするんだけど……)

 

 

そして二人で和やかに話していると……

 

 

『市長最有力候補○○氏が勝利するのか、それとも他の候補者が勝利するのか見物です。それではスタジオにお返し……「ドォオオオオンンン!!!!!!」……きゃっ!?一体なにが……』

 

 

テレビで爆発音が響く。

 

 

『爆発です!演説をしていた○○氏の側にあった車が突然爆発しました!!』

 

 

「「え!?」」

 

 

その直後に甲高い音が響くと議員を守るように立つ少年と、大剣を持った青髪の男が対峙していた。

 

少年は既にセットアップし、額に炎を灯していた。

 

カメラは対峙する二人を映し出す。

 

 

『なんだい君は?ああ、この男の護衛か。さっさと仕事を終わらせるつもりだったんだけど……まあいいか。()()と戦う前の前哨戦だ』

 

 

「ヒエン君!?それに御神ですって!?」

 

 

フィリスが反応する。

 

フィリスが担当する患者にその古流武術を扱う患者がいるからだ。

 

 

『へえぇ。君はHGSの能力者か?これはついている。超能力者とは今まで戦ったことがなかったんだ』

 

 

男は狂喜的な笑みを浮かべて言う。

 

 

『……超能力者は一度斬ってみたいと思ってたんだ』

 

 

そして唐突に始まった戦い。

 

青髪の男が消えるような速度で少年へと接近し、大剣を勢いよく振り下ろす。

 

それを少年はクロスガードで受け止めた。

 

少年はそのまま男を吹き飛ばすと、炎の銃弾を連射で放つが、男は高速で移動しながらかわすと大剣を軽く横に凪ぎ払う。

 

少年は跳躍し、斬撃をかわす。

 

するとその直後、テレビカメラの側にあったテレビ局のロケバスが一刀両断され破壊されてしまった。

 

 

『ひ、ひいいぃぃい!?』

 

 

『カ、カメラマンさん!?視聴者の皆様、とりあえず私達も安全な場所へ避難させてもらいます!そ、それではーー!!』

 

 

そしてキャスターとカメラマンもその場から逃げ去った。……テレビカメラを置いて。

 

なおも少年と男の戦いは続く。

 

少年はオレンジの鎖を展開させて男を拘束しようと試みる。

 

だが男は再度高速でその場から移動すると少年へと斬りかかる。

 

少年は円形のシールドを展開させて斬撃を防ぐと、男に近接戦闘を挑む。

 

互いに高速で飛び交いながら交戦する二人。

 

その様子をテレビカメラで撮影するには二人の動きは早すぎた。

 

動きを捉えきれずに残像のようなものしか映らないからだ。

 

そして二人はテレビカメラから姿を消した。

 

それを見ていたフィリスが吼えた。

 

 

「またあの子はトラブルに巻き込まれたんですかーーーーー!?」

 

 

フィリスはすぐに携帯を取り出し、彼の使い魔である山猫へと連絡を取り始めた。

 

 

 

第三者side end

 

◆◆◆

 

ヒエンside

 

 

 

俺は高速バスから飛翔魔法で飛び上がると海鳴駅まで戻る。

 

見れば駅は警察官や消防士によって隔離され、周りの見物客によって囲まれていた。

 

 

「これじゃ昼飯を食うのは無理そうだな。しゃーない。翠屋でなんか食わせてもらうか」

 

 

そして俺は翠屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その十数分後……

 

 

「大空氷炎君だね?私は香港国際警防隊の御神美沙斗という。君が先ほど駅で戦っていた切断魔(スライサー)について話が聞きたい」

 

 

俺は翠屋の一角で御神美沙斗さんと向き合っていた。

 

マジかこれ。

 




最近は仮面ライダージオウのウォズが良いキャラしてて好きですはい。

思わず笑っちまいます。

あの役者さんはきっと伸びる(確信

あ、あと友人から『HUGっとプリキュアで放送されてたオールスターズ出てきた所にヒエン出したら~?』と提案されたのですが……

うんまあ、できないこともないんだけどね?

ただ今のプリキュアの数ってめっさ多いですやん?

書けるかどうかが全く分からないんだよね(迫真

っていうかプリキュア人気今でもハンパネェんですが。

ハートキャッチプリキュアとのコラボがまだ影響を与えているということに少し戦慄しております((((;゜Д゜)))

では、また(・∀・)ノ

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