続き書けたで候。
今回は……特になんもないですね。
では、どうぞ( *・ω・)ノ
ヒエンside
戦姫絶唱シンフォギア
このシンフォギアは立花響という少女を主人公とした物語である。
俺が前世で転生した年が2016年なのだが、その時点で第三シリーズまでやっていた。
軽く紹介すると……
戦姫絶唱シンフォギア(第一シリーズ)
戦姫絶唱シンフォギアG(第二シリーズ)
戦姫絶唱シンフォギアGX(第三シリーズ)
となっている。
俺が亡くなった年で第四シリーズと第五シリーズの製作は既に決定していた。
しかし残念ながらタイトルまでは知らない。
ここで軽くそれぞれのストーリーの説明をしよう。
第一シリーズの無印では、物語の始まりに別の女性が登場する。
それが響の持っているシンフォギア、ガングニールの先代の適合者
奏は翼との人気ボーカルユニット・ツヴァイウィングを組んでいた。
そしてその二人のライブを楽しんでいた当時中学二年生の響。
だがその最中、認定特異災害ノイズが発生し、観客を次々と襲い始める。
大混乱の会場で響が見たもの……それは歌を口ずさみながらプロテクターに身を包み、ノイズと戦うツヴァイウィングの二人の姿だった。
しかし、響は逃げ遅れて重傷を負ってしまう。
そんな響を救うため奏は自らの命と引き換えに絶唱を唱え、ノイズを殲滅させた。
その二年後、響は親友の小日向未来と共に翼が所属する私立リディアン音楽院の高等科へ進学する。
そんななか、運悪く又しても街中でノイズと出くわしてしまう。
追い詰められた響は、二年前に奏が歌っていた歌、聖詠を口ずさむ。
すると眩い光と共に響の身体を特殊なプロテクターが包み込んでいた。
それがノイズに対抗する唯一の力、シンフォギアシステムである。
響は自身の変化に戸惑いながらもノイズから逃げていく。
そして辛くもそこに現れた翼によって救出される。
そのまま特異災害対策機動部二課へ連行され、自分を取り巻く事情を知る響。
奏に代わり自らに宿るシンフォギア・ガングニールの装者として戦う道を選ぶ。
遺されたツヴァイウィングの一人である翼との
その不器用ながらも真っ直ぐな姿に頑なだった翼やクリスの心もいつしか変えられる。
そして三人はとうとう計画の最終段階に入ったラスボスフィーネとの決戦に臨む。
彼女の目的は人々の相互理解を阻む【バラルの呪詛】からの解放であった。
しかしクリス、翼は倒れ、響も打ちのめされ戦意を失ってしまう。
そんな彼女達を救ったのが未来達、リディアンの生徒であった。
彼女達が歌うリディアンの校歌が【奇跡】を引き起こしたのだ。
守りたい人々の思いを受けた響は再度フィーネの前に立ち塞がる。
復活した翼やクリスと共にエクスドライブ状態のシンフォギアを装着することでフィーネの野望を打ち砕いたのだ。
だがフィーネは最後に月の欠片による地上破壊を試み、消滅する。
響達三人は月の欠片を破壊するため宇宙へと飛翔、見事阻止した。
一時行方不明となるが、三人は無事生還を果たしたのだ。
つづいて第二シリーズの戦姫絶唱シンフォギアGの説明に入ろう。
フィーネの策謀【ルナアタック】を見事阻止した響達。
その戦いから三ヶ月後、聖遺物・ソロモンの杖の強奪事件が発生する。
その同時刻、来日した歌姫マリア・カデンツァヴナ・イヴとの合同ライブ中、翼の前にノイズが出現する。
そして翼と観客達の前でマリアはシンフォギア「ガングニール」を纏い、武装組織「フィーネ」の名を掲げ、全世界へ宣戦布告を行った。
実はマリアはアメリカの聖遺物研究機関「F.I.S.」が保護していたフィーネの器となる可能性を持つ者【レセプターチルドレン】の一人であった。
三ヶ月前にフィーネが起こしたルナアタックの月の落下により、地球が壊滅することを知ったマリアはそれを阻止するため、指導者のナスターシャ教授、同じくレセプターチルドレンであり装者でもある月読調と暁切歌、協力者のウェル博士ら五人と共に、人類を救うための【フロンティア計画】を実行すべく決起したのだ。
そんななか響はマリア達と戦うためにシンフォギアを纏うが、聖遺物との融合体である彼女の状態は大変不安定な状態であった。
今までの度重なる戦いで体内の聖遺物が体を蝕んでいたのだ。
これには学校生活で日常を謳歌していたクリスもかつてソロモンの杖を起動させた自責の念に駆られ、自己の罪に苛まれる。
そんなとき、ウェル博士達によって拘束された未来は聖遺物の力を消失させる「
響は未来を救うため、周囲の制止を振り切って出撃し、洗脳された未来と戦う。
そして未来の反射する攻撃を利用することで、なんとか未来の救出に成功する。
それと同時に
そこに古代遺跡・フロンティアの封印が遂に解除され、ウェル博士がフロンティアを操り、月の落下を早めてしまう。
彼と一緒にいたナスターシャ教授も宇宙へと放逐され、怒ったマリアがウェル博士に報復しようとするが、そこに生身で駆け付けた響が止める。
その直後、響の聖詠によってマリアの纏うガングニールが響に装着されるという不可思議な現象が起こる。
装者として復活した響であったが、一方のマリアは自分の無力さに失意してしまう。
しかし今は亡き妹、セレナ・カデンァヴナ・イヴの幻影に勇気づけられ世界に向けて歌い、地球のすべての人々、七十億の歌が喚起され膨大なフォニックゲインの励起現象が発生する。
その奇跡の力が、人類を全滅させてまで「英雄」になろうとするウェル博士の野望を止めるべく立ち向かう響達に勝機を与えた。
ウェル博士が操る巨大ネフィリムとの戦いで六人の装者全員にエクスドライブが発現したことでネフィリムの討伐に成功したのだ。
しかしウェル博士の悪足掻きによってネフィリムがフロンティアと融合。
一兆度の熱量で爆発寸前のネフィリム・ノヴァが出現する。
ネフィリム・ノヴァが暴発すれば地球は滅亡する。
それを阻止すべく、響ら六人の装者達はネフィリム・ノヴァをノイズが多く存在する異空間「バビロニアの宝物庫」に隔離する作戦に及ぶ。
だがマリアも共に異空間に巻き込まれてしまったため、六人で空間の内部からネフィリム・ノヴァの撃破をしつつ脱出する作戦に変更。
隔離は未来の協力もあって成功し、爆発は異空間に封じられる。
そして月の軌道もナスターシャ教授の命と引き換えに無事修正され、地球は救われたのだ。
最後に戦姫絶唱シンフォギアGXの説明へ。
宇宙空間に浮かぶフロンティアの残骸からナスターシャ教授の遺体を回収したスペースシャトルがシステムトラブルに見舞われ、大気圏再突入の際に操縦不能となってしまう。
緊急出動した響・翼・クリスら三名の尽力により、スペースシャトルの不時着はなんとか成功する。
【フロンティア事変】以降、ノイズの脅威は完全に去ったこともあり、二課は国連直轄下の機動部隊「S.O.N.G.」として再編されることとなる。
だがその翌夏、日本に謎の戦闘集団が現れる。
それは錬金術師キャロル・マールス・ディーンハイムと、彼女が率いる四体の
装者以上の戦闘能力、シンフォギアの侵食分解能力をも持つアルカ・ノイズを使役するその集団に響達は圧倒される。
翼、クリスのギアまでも分解されてしまうし、S.O.N.G.の所属となった元F.I.S.の面々においてもマリアは起動するギアを持っておらず、調、切歌の二人もLiNKERの保有がないため出撃がままならない。
唯一稼働できる響も、ガングニールは「人助けの力」とこだわり戦いに迷い、キャロル一派の襲撃に遭遇しても聖詠を唱えられないという事態に陥る。
そんなとき、未来が自動人形に襲われ危機に瀕する。
未来の決死の呼び掛け、「響の歌はみんなを守る歌」と言ってもらえたことにより再びガングニールを纏えるようになった響。
彼女は自動人形に戦いを挑むが、ガングニールを破壊され、昏睡状態に陥ってしまう。
一方、S.O.N.G.では錬金術師から亡命したエルフナイン主導による強化型シンフォギア開発計画【プロジェクト・イグナイト】が始まっていた。
だが開発の完成を目前としたとき自動人形が襲撃してくる。
それに対して調と切歌が奏が使用していたLiNKER (model_K) を投与して独断で出撃。
応戦するも自動人形の前に力及ばず、アルカ・ノイズにギアを分解されてしまい絶体絶命のピンチに陥る。
そこに強化型シンフォギアを纏った翼とクリスが駆け付ける。
その結果、アルカ・ノイズを一掃、自動人形の撃退に成功する。
しかし自動人形達の親玉、錬金術師キャロルが現れる。
キャロルの真の力に圧倒される翼とクリス。
そこへ強化型ガングニールを纏った響が参戦し、翼とクリスを鼓舞したことで三人は決戦機能・イグナイトモジュールの「抜剣」に成功する。
イグナイトの力の前に三千体のアルカ・ノイズは瞬殺され、響によってキャロルも倒される。
キャロルは響の説得に応じることなく自害した……が、主を失ったはずの自動人形達は居城チフォージュ・シャトーにて新たな動きを見せようとしていた。
その頃、響はかつて家を出て行った父親と偶然にも再会する。
装者達はそれぞれの悩みを抱える中でも続けて襲撃してくる自動人形らと強化型シンフォギアの力で戦い、自分達の問題を解決するごとに撃破していく。
だがキャロルは密かに復活を遂げていた。
彼女の真の目的はイグナイトの源であるダインスレイフが発する旋律を自身と自動人形を討たせて刻むことであり、エルフナインの離反も全て計画の内であった。
S.O.N.G.にも彼女が直接教えることでその情報がもたらされたが、戦闘中のクリスへの通信が妨害されることにより遂に最後の自動人形が倒されてしまう。
そこに幽閉されていたウェル博士と組んだキャロルが、【世界解剖計画・万象黙示録】を決行する。
東京都庁舎上空にチフォージュ・シャトーの世界を分解する機能を発動させたのだ。
世界の分解を阻止すべくキャロルに立ち向かう装者達。
思い出を焼却する事で絶唱級の攻撃を連発するキャロルの圧倒的な力の前にイグナイトの力をもってしても成す術がなかった。
が、別行動を取っていたマリア、調、切歌によってチフォージュ・シャトーが陥落する。
それでもキャロルは父イザーク・マールス・ディーンハイムの復讐のために人類を滅ぼす道を選び、一人で七十億人の絶唱に匹敵する最大攻撃を放つ。
対する響達も六人のイグナイトによるS2CA・ヘキサコンバージョンを発動。
かつてネフィリム戦で見せた「奇跡」を再現させるジェネレイト・エクスドライブにより、シンフォギアのエクスドライブ化に至る。
だがキャロルは鋼の獅子・碧の獅子機を錬成しこれに対抗する。
強大な獅子機との戦いは、五人の仲間の力を受け、真のアームドギアである「巨大な鋼の拳」を発現させた響の突撃で決着となる。
キャロルは響に獅子機の爆発から救われるも行方不明となるが、記憶障害に陥りながらも重傷のエルフナインの病室に現れ、自身の写し身であるエルフナインが瀕死の状態にあると知ると、その命を救うべく自ら消滅した。
エルフナインはキャロルの体を与えられることにより生き長らえ、S.O.N.G.の任に就くこととなった。
響も改心した父親とやり直すべく、父と母との間を取り持ち、家族の問題を解決するのだった。
これらが三つの主なストーリーの内容である。
エルフナインがS.O.N.Gにいることからこの世界の時系列としてはGX以降の時間軸と思われる。
恐らくは第四シリーズであろう。
敵はパヴァリア光明結社だ。
パヴァリア光明結社の存在はGXの終盤で示唆されていたことからその可能性は高い。
しかし問題がある。
俺はGX以降の原作知識は持っていないのだ。
つまり初めて原作知識なしで望まなければならない。
パヴァリア光明結社の奴らがどのように攻めてくるのか現時点では全く予想できないが……やるしかない。
俺はS.O.N.G本部の食堂でこれからのことを考えていた。
「はぁー、なんだかややこしいことになっちまったなあ」
あの話し合いの後、軽く本部の中を案内された。
この潜水艦の中には生活居住区があり、活動している職員やエージェントはそこで暮らしている。
ありがたいことに風鳴司令の計らいで俺達にも部屋が割り当てられた。
リニスとフェイト、なのはとフィリス先生、はやてとリインフォースのペアに別れ、俺は一人だ。
今は各々好きなように過ごしている。
ちなみにリニスは風鳴司令と話しており、フィリス先生はナハトと共にエルフナインの研究室にいる。
なのは達は響達と共に部屋で話しているらしい。
アンジェ先輩は調べ物があるということで姿を消している。
だが今までと違い、普通に話せるようになったので用があるときにまた話しかければいい。
俺はというとまずは腹ごしらえをしようということで食堂へ来た。
そしてカレーを食べた後、ゆっくりしていたのだ。
すると俺の前にコーヒーが置かれる。
目を向けると一人の女性が立っていた。
確か友里さんだったか。
「温かいものどうぞ?」
「……温かいものどうも」
俺は置かれたコーヒーをチビチビ飲む。
「隣いいかしら?」
「どうぞ」
友里さんが隣へと座る。
「君にはまだお礼を言ってなかったわね。あのときは助けてくれてありがとう」
「気にしないで下さい。あれが俺のやるべきことですし」
「時空管理局嘱託魔導師……だったかしら?」
「はい」
そして俺は時空管理局の仕事について軽く説明する。
「やってることは私達とそう変わらないのね」
「そうですね。ただ俺達の世界の地球では、魔法は架空の産物と思われてるので秘密ですが」
俺はコーヒーを一口飲む。
「……貴方の記憶を私達も見せてもらったけど、あのとき言ってたリニスさんの気持ちがよく分かったわ」
「気持ち……ですか?」
「ええ。映像でしか見ていないけど、それでも貴方の人柄は良く分かる。自分はいくら傷ついても構わないけど、他人が傷つくことだけは我慢できない。だから無茶をする。こんなところかしら?」
「ま、まあ否定できないのが痛い所ですね……」
関係ない人が巻き込まれるのは俺的にはどうも看過できない。
「だけどそのことでリニスにかなり心配かけてたんだなあって思い知らされました」
「そうねぇ。話は聞いてたけど銀行強盗と爆弾テロに巻き込まれたんだって?」
「といっても本当にタマタマですよ?銀行強盗に巻き込まれたときは殺し屋と戦ったり、爆弾テロに巻き込まれたときは裏の世界の暗殺者やそのバックにいるチャイニーズマフィアと一戦交えることになっただけですし……うん。普通に考えてもあり得ないなこれ」
「……普通の人なら発狂しててもおかしくないわよそれ」
「いや、それ以上に普段からとんでもないこととか、摩訶不思議なことに巻き込まれているので殺し屋とかマフィアが出て来ても……正直今更といいますか」
でも今さらながら俺の人生、某ツンツン頭の右手に幻想殺しを持つ人と不幸具合変わらないんじゃね?
「確かにこれじゃ心配になるわね……」
友里さんは額に手をあてて呆れる。
「色んなことに巻き込まれ過ぎて感覚がマヒしているのね」
「そ、そうなんですかね?」
「そうなのよ」
断言された。
「なんというか本当に貴方は……響ちゃんと良く似てるわ」
「響とですか?」
え?
あの鋼のメンタルを持つスーパーポジティブエミヤ系女子と俺が?
一体どこが似ているというのか。
「自分を
「そ、そうっすか。似てる……のか?」
コーヒーを飲む。
丁度飲み終わった。
「貴方はこれからどうするの?」
「とりあえず今日のところはもう休もうかと。なんだか色々あって疲れました……」
「そう。ゆっくり休んでね。私はやることがあるからもう行くわ」
「お疲れ様です」
そして友里さんは食堂を出ていった。
俺も立ち上がり、食堂を出ていこうとするとなのは達がやってきた。
見れば響達も一緒にいるようだ。
しかしどこか深刻そうな顔をしているようだが、どうかしたのだろうか?
はやてが話しかけてくる。
「なあ、ヒエン兄ちゃん?」
「どうした?」
「正直に答えてほしいんやけど……」
そしてはやては言った。
「グレアムおじさんが……私を封印しようとしてたってほんま?」
はやてが
次回はこの世界での『魔法少女リリカルなのは』の放送されてることについて触れます。
一応言っとくと、strikersは放送してません。
それはなのは達がこの世界に一緒にやってきたことも関係しています。
では、また(・∀・)ノ