ミラクルリープ続き書けたで候。
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
ヒエンside
数分程走り続けると、目的地であるすこやか第三小学校についた。
俺が先陣切って校庭へと着地すると、後に続いてプリキュアの面々も続々とやって来た。
(ついた瞬間に襲撃があるかと思ってたんだが……)
俺は辺りを見回すが、特に変わった様子はみられない。
周りの木々には相変わらず、季節外れの桜が咲いている。
「ん?」
すると、校舎の時計から大きな気配を感知する。
直後、赤黒いエフェクトが起こると、黄色い時計の魔法陣に乗ったリフレインが姿を現す。
「やはり来ましたか。まあ、こちらから向かう手間が省けて助かりますがね」
「この学校の事は調べさせてもらったよ……近々、取り壊す予定なんだってな」
「……私はこの校舎に宿っていましてね、昔は活気があったんですよ。子供達の声で溢れていた。土曜日だって……」
「半ドン……でしょ?」
その時、俺の後ろにいたグレースが声をあげる。
確か半ドンとは半分だけの休みの日であり、昔の土曜日は、仕事や学校は午前中だけで、午後は休みに充てられていたはず。
しかし、グレースはよく知ってるな。
両親からでも聞いたか?
「そう。今日も十二時で終え、永遠に今日を繰り返す。明日は来ませんよ。壊されてはたまりませんからねぇ!」
リフレインの目が赤く光ると、例のモンスター三体を召喚する。
だが、俺は焦る事なく、奴へと淡々と話しかける。
「これが最後通告だ。今すぐ武装を解除して、大人しく投降しろ。そして時間のループを解き、すこやか市の人々を解放するんだ」
「何度も同じ問答をするつもりはありません。貴方々には消えてもらいます。これは決定事項です」
「そうか。なら、実力行使に移るだけだ」
俺の言葉を皮切りにプリキュア達が横一列に並ぶ。
「プリキュア~!」
「頼むでプルンス~!」
「頑張りや〜!」
「皆さん、ファイトです!」
マスコット組と冷火が声援を送る。
「これで最後の授業にしましょう」
リフレインとモンスター三体が俺達を見下ろす。
対して俺達も臆せず奴らを見あげる。
すると、ピンクチームの三人が気合をいれるように叫んだ。
「明日に行くんだ!」
「キラやば~な明日に!」
「ミラクルンと一緒に!」
直後、プリキュア達とモンスター達は激突した。
「はああああっ!」
スターが星形のバリアを展開して、中モンスターの連続パンチを防ぐ。
「はああああぁぁぁっ!」
その隙にエールが回し蹴りを、中モンスターの顔面に叩き付ける。
「グレース!」
「うん!」
エールの呼び掛けにグレースが応えると、ヒーリングステッキにエネルギーをチャージする。
「プリキュア!ヒーリング・フラワー!!」
そして、浄化技ヒーリング・フラワーを放った。
「チクタ……ク」
中モンスターにヒーリング・フラワーが命中し、静かに浄化されていく。
勝者はピンクチームであった。
「はああっ!」
続けてイエローチームと小モンスターがぶつかる。
右足に炎を纏わせたソレイユは、小モンスターに蹴りを叩き付けて吹き飛ばす。
「はああああっ!」
吹き飛ばした小モンスターの顔を掴んだエトワールが、勢いよく地面に叩き付けた。
「「はああああぁぁぁーっ!」」
直後、マシェリとアムールが一気に突っ込み、掌打を叩き付けて吹き飛ばす。
「「はやっ!?すごっ!?」」
スパークルとステッキ状態のニャトランが驚く。
「決まったのです!」
マシェリが笑顔を浮かべるが、吹き飛ばされた小モンスターは丸くなって転がり、Uターンすると、スパークル達に向かって突っ込んできた。
「でもないみたい……」
ソレイユが思わず呟くが、小モンスターはさらに巨大化すると、速度を上げ、真っ直ぐに突っ込んできた。
「「わわわわっ!?」」
マシェリとアムールは慌てて逃げる……が、スパークルはこの隙にエネルギーをチャージする。
「エレメントチャージ!」
スパークルはヒーリングステッキを星を描くように振る。
『キュン!キュン!キュン!』
「ヒーリングゲージ!上昇!」
スパークルはステッキの持ち手についている肉球を三回タッチした後、ステッキの先端のヒーリングゲージにエネルギーをチャージする。
「プリキュア!ヒーリング・フラッシュ!!」
そして中モンスターに向かって浄化技であるヒーリング・フラッシュを放った。
「チク……タアァァ………」
ヒーリング・フラッシュが直撃すると、小モンスターは消えるように浄化された。
「やるじゃん!」
「あいつら意外とタフなんだよね」
ソレイユとエトワールは、スパークルとハイタッチする。
イエローチームが勝利した。
「
冷火は地面から大量の氷を間欠泉のように噴き出させる。
「チク!?」
マスコット組を狙っていた大モンスターであったが、彼らの護衛をしていた冷火に邪魔をされる。
「助かったでプルンス!」
「さすが幻のプリキュア、キュアヒートや!」
「複雑な気分です……」
冷火の活躍に喜ぶマスコット組であったが、幻のプリキュア、キュアヒートと呼ばれた本人はというと、若干死んだような目をしていた。
「「はああああぁぁぁっ!」」
一方、ブルーチームはというと、ミルキーとアンジュが空から落下し、大モンスターへキックを叩き込む強襲をかけていた。
直後、ミルキーとアンジュが跳んで様子をみるが……
「はっ!?」
「アンジュ!危ないルン!?」
アンジュの背後に大モンスターが回り込んでおり、アンジュへ向けてパンチを叩き付ける。
ドンッ!!!!!!
「捕まえたニャン!」
しかし、アンジュの前に現れたコスモが間一髪両手で大モンスターのパンチを受け止めた。
「セレーネアロー!」
その隙をついてセレーネが、セレーネアローを上空から放ち、大モンスターを地面に叩き付ける。
「今です!」
「エレメントチャージ!」
さらにその上に待機していたフォンテーヌが、ヒーリングステッキを構えると、三日月を描くように振った。
『キュン!キュン!キュン!』
「ヒーリングゲージ!上昇!」
ステッキの先端にあるヒーリングゲージにエネルギーをチャージする。
「プリキュア!ヒーリング・ストリーム!!」
そして浄化技のヒーリング・ストリームを放った。
「チクタアァァァァク!?」
ヒーリング・ストリームは小モンスターに直撃し、ソッと浄化された。
勝利したのはブルーチームだった。
合体モンスター達は全滅した。
戦いを終えたプリキュア達が戻ってくる。
俺は彼女達に小声で話しかける。
「今からあいつを刺激するような事を言うけど、出来るだけ手は出さないでほしい」
俺は横目で彼女達を見る。
「大丈夫。悪いようにはしない。だから、どうか信じてほしい」
俺の言葉に彼女達は頷いた。
「ありがとう」
それに頷き返した俺は、ゆっくり前へと歩く。
「チームを変えて、前とは異なる戦い方とは……これは貴方の仕業ですね、魔導師ヒエン」
リフレインの言葉に俺は答えた。
「俺との戦いでも、初見の技にすぐに対応したお前の事だ。以前の時間軸でプリキュア達が使用した技やコンビネーションの対策を完璧にしてくると……そう思っただけさ。だから、今回は敢えてその対策を利用させてもらった」
「……忘れていましたよ。貴方は一年前のクリスマスの決戦でプリキュアを率いて戦い、あの砂漠の使徒の黒幕……砂漠の王デューンをも出し抜いて、プリキュア達を勝利へと導いた男でしたね」
「……だったらなんだ?」
「今、一番に始末すべき相手は貴方だと……改めてそう認識しただけですよ」
始末……という言葉で俺はあの事を思い出していた。
『あぁ、そうそう。これはかわさない方がいいですよ。すこやか市の住人がどうなってもいいのならね……』
そうだ。
こいつは以前の時間軸で、すこやか市の人々の命を脅かそうとした。
こいつにもある程度の事情があるとはいえ、無関係な人々を巻き込んだのだ。
決して許される事ではない。
だから、俺的にはこいつはある程度は痛い目を見るべきだとそう思っている。
「始末……か。大層な物言いだな、リフレイン。そこまで言うんだ。お前こそあるんだろうな?
「……なんですって?」
「俺は別にお前の命を奪いたい訳じゃない。ただお前を止めたいだけだ。だが、こちらだけ命を賭けて、お前だけ何も賭けないっていうのは、少々虫のいい話だと思わないか?」
「一体何が言いたいんです……?」
そして俺はこいつを怒らせる決定的な一言を口にした。
「俺がお前に勝ったら、この校舎を破壊する」
「なん……です……って……?」
奴の顔が茫然自失となる。
「聞こえなかったのか?だったらもう一度言ってやる。俺が勝ったらこの校舎を破壊する……と、そう言ったんだ。この小学校はお前にとって余程大切な場所らしいからな。お前の命を奪わない代わりに、お前にとって一番大切な物を破壊する事にした」
だが、その顔はすぐに修羅となった。
「貴様……何を言っているのか理解しているのか?」
「ああ、ちゃんと理解しているよ。だからこそ言ったんだ。そういうお前はちゃんと理解していなかったみたいだな。良い機会だから覚えておくといい、リフレイン。
俺は某反逆の皇子が言っていた言葉を奴へとぶつける。
この言葉は、強者が弱者を一方的に虐げることは許さないという文脈で引用されたり、武力や権力を行使する者に対する厳しい倫理観や、自らの行動に対する責任を問う文脈として、二次創作などでも広く引用されている。
今回は奴の覚悟を問う意味でも使わせてもらった。
「フフフフフ……良いでしょう。ここまでコケにされたのは生まれて初めてです。望み通り、殺して差し上げましょう、魔導師ヒエン」
「なら、全力でこいよ?お前が思ってるより俺は、かなりしぶといからな!」
そして俺達は激突を開始した。
ミラクルリープ終わったら、DX3の伏線回収もしっかりしていくので一応、ひろがるスカイまでのプリキュアは多分登場するかもですはい。
では、またく(`・ω・´)