大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうもΣ(゚Д゚)

ミラクルリープ続き書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


ミラクルリープ 皆との不思議な一日⑬

ヒエンside

 

 

 

「……覚悟はいいですね?」

 

 

「愚問だな。俺はとっくに……出来てるぜ!」

 

 

先手は俺からだった。

 

両手から炎を噴射し、奴の前に高速で躍り出る……が、それは囮だ。

 

直後に奴の背後へと回り込み、回し蹴りを放つ。

 

 

「速いっ!?」

 

 

外野から驚く声が聞こえる。

 

あの子達から見れば、突然俺がリフレインの前後に現れたように見えるだろう。

 

そのまま俺は真上へと飛び、回転しながら奴の頭上から踵落としを繰り出した。

 

しかし……

 

 

「上手くいなしたか」

 

 

リフレインは魔法陣に乗ったまま、俺から少し後退していた。

 

見れば奴の右手には光の剣、左手には光の盾があった。

 

最初の回し蹴りは光の剣で受け止められ、踵落としは光の盾で受け流されたらしい。

 

前から疑問に思ってたんだが、なんでこいつ……小学校に宿る精霊のくせにこんなに戦い慣れてるんだ?

 

 

「……前回よりもパワーアップしているようですね」

 

 

「まあな」

 

 

奴の左手が僅かに震えていた。

 

ナハトが新型バリアジャケットにバージョンアップしてくれたからか、想定以上のパワーだったらしい。

 

身体の方も今までよりもさらにスムーズに動く。

 

だが、それでも攻め切れない。

 

こいつの強さは、魔導師ランクでいえばオーバーSランクはある。

 

油断せずにいこう。

 

とにもかくにも、まずは一撃入れなければ話にならない。

 

俺は額の炎の質を柔から剛に切り替え、捕縛魔法を使用する。

 

 

「チェーンバインド!」

 

 

数個のオレンジの魔法陣から奴を拘束しようと、オレンジの鎖が展開される。

 

 

「ふん」

 

 

しかし、リフレインは焦る事なく、全方面に光の矢を展開させると無差別に放ってきた。

 

鎖は光の矢によって消滅する。

 

 

「ちっ……」

 

 

俺はラウンドシールドを展開させて、光の矢をガードする。

 

 

「そこです」

 

 

直後、俺の真上から激しい稲妻が降り注ぐ未来(ヴィジョン)が見えた。

 

俺は直ぐ様、加速魔法ブリッツアクションを使用し、後ろへ緊急回避する。

 

その瞬間、激しい稲妻の閃光が俺の目の前を通過した。

 

 

 

ドガァアアアアアン!!!!!!

 

 

 

下を見れば地面が焼け焦げ、大きなクレーターが出来ていた。

 

あんな威力のある稲妻を食らえば、ダメージは免れないだろう。

 

 

「フェイクシルエット!」

 

 

俺は幻影三十五体を展開させて、その中に紛れる。

 

 

「こざかしい」

 

 

リフレインは自身を囲むように時計の魔法陣を全方位に展開させて、幻影を逃がさまいと稲妻をビーム状に撃ち出した。

 

一気に幻影達が消えるものの、まだ十体程残っている。

 

俺はその間に再び奴の真上から、攻撃を仕掛けていた。

 

今までの戦いで分かった事がある。

 

それはリフレインは多種多様な能力を持ちながらも、戦っている時は常に一種類の能力しか使っていない事だ。

 

今、奴は稲妻攻撃を展開させている。

 

ならば他の能力は使えないはず。

 

いくらリフレインといえど、能力の同時行使は厳しいのかもしれない。

 

そして、ここまでは狙い通り。

 

 

灼熱の加速(バーニングアクセル)!」

 

 

俺は篭手を手甲に形態変化させて、濃い炎の球体をそのまま奴へとぶつけるが……

 

 

「無駄ですよ」

 

 

しかし、奴は球体バリアーを展開させると、俺のバーニングアクセルをあっさりと防いだのだ。

 

 

「なにっ!?」

 

 

「狙いは悪くありません。大方、私が一つの能力を行使中、別の能力は使えないと踏んでいたのでしょうが……そんな事はありません。むしろ、今まで使う必要がなかっただけです」

 

 

リフレインは淡々と語る。

 

能力の同時行使は奴にとって、特に負担になる事でもないようだ。

 

 

「そうですね。ここは一つ面白い物を見せてあげましょう」

 

 

すると、奴の持つ光の剣に雷が付与される。

 

それはまるでリニスの雷の剣(サンダーセイバー)のようであった。

 

 

「伸びなさい」

 

 

そして奴はそれを真上に上げると、一気に伸ばしたのだ。

 

 

「うおっ!?」

 

 

咄嗟にクロスガードで防ぐものの、俺はそのまま真っ直ぐに上へと突き飛ばされていく。

 

そして、ある程度の高さまで突き飛ばされると……

 

 

「食らいなさい」

 

 

テレポートによって回り込んでいたリフレインに、そのまま校庭へと叩きつけられた。

 

 

「がはっ!?」

 

 

 

ドォオオオオオン!!!!!!

 

 

 

「「「「「ヒエン(さん)!?」」」」」

 

 

「お兄様!?」

 

 

俺が真上から落ちてきた事に驚いたのか、皆が声を上げる。

 

 

(なんて奴だ……たった数回戦っただけなのに、もう完全に俺の動きを見切っていやがる……)

 

 

今の状況は、インターミドルの予選決勝で戦ったボンちゃんの時と少し似ている。

 

あの時も、確かこんな風にやることなす事全てに対応され、追い詰められていた。

 

 

(ボンちゃんの時は、切り札のオーバードライブを使ったからどうにかなった……だけど、追い詰められたからって、すぐに切り札を使ってちゃ、きっといつか破綻する)

 

 

そもそもオーバードライブは、一日に使える回数が二回と限られている。

 

だから、オーバードライブは余程の事がない限り、使わずに取っておくべきだ。

 

 

(だったら、今の状況はあの技の試運転には丁度良いか……)

 

 

「でかい口を叩いていた割には、まるで大した事ありませんねぇ」

 

 

リフレインが黄色い時計の魔法陣に乗ったまま、ゆっくりと降下してきた。

 

俺はなんとか起き上がりながら、上にいるリフレインを見上げる。

 

 

「はぁ……はぁ……そういうあんたは大したもんだな。たった数回戦っただけで、俺の動きを完全に見切ってるんだから」

 

 

だが、この状況を俺はどこか楽しんでいた。

 

 

「悪いな。別に舐めていた訳じゃないんだが……どこか甘く見ていたかもしれない」

 

 

俺は不敵に笑う。

 

 

「だから、少しだけ本気を出そう」

 

 

「まるで、今まで全力を出していない口振りですね」

 

 

「口振りじゃなくて、事実そうだからな。スゥー……フゥー……」

 

 

俺は目を閉じて深呼吸する。

 

そして、額の炎の性質を大空から夕へと切り替えた。

 

 

「額の炎が……?」

 

 

「オレンジからピンク色に変わった?」

 

 

リフレインと冷火が驚く。

 

なら、もっと驚いてもらおうか。

 

 

「……疑似・死ぬ気の到達点」

 

 

 

ゴォオオオオオオ!!!!!!

 

 

 

俺の全身からピンク色の炎が湧き出る。

 

身体中から力が湧いてくる。

 

 

「それじゃあ、いくぜ」

 

 

今は魔力光もピンク色だから、あの子の魔法中心で攻めてみようか。

 

俺は右手を向けて、ある魔法を発動させる。

 

 

「アクセルシューター・アバランチシフト」

 

 

俺は数十発のピンク色の魔力弾を展開する。

 

 

「シュート」

 

 

そして、雪崩のようなアクセルシューターの弾幕を、リフレインへと放った。

 

 

「いくら数を増やそうが、意味はありませんよ」

 

 

リフレインは球体バリアーを展開して防いでいた。

 

だが、俺はさらにその数を増やしていく。

 

現在の俺の射撃魔法は弱体化しているため、威力は高くない。

 

だが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

その間に俺は奴の後方へと回り込む。

 

今ならアクセルシューターの弾幕で視界を塞いでいるからか、簡単に回り込む事が出来た。

 

 

天上の衝撃(ヘブンリーインパクト)!」

 

 

俺は左手の拳にピンク色の炎を灯し、パンチを放つ。

 

疑似・死ぬ気の到達点状態のおかげで、俺の近接戦闘能力は先程より大幅にアップしている。

 

だからか、今までびくともしなかった奴のバリアーにヒビが入った。

 

 

「なっ!?まさかこれを狙って!?」

 

 

俺の狙いに気付いたようだが、もう遅い。

 

そして、俺は右手を手甲に形態変化させると、必殺の一撃を放った。

 

 

天上の加速(ヘブンリーアクセル)!」

 

 

「ぐぁあああ!?」

 

 

この戦いで初めてリフレインに一撃が入った。

 

アクセルシューターの弾幕で散らばっていた魔力を瞬時に集め、集束打撃として再利用したのだ。

 

俺は両手のグローブから炎を噴射すると、吹き飛ぶ奴の背後に回り込み、零距離で砲撃を放った。

 

 

「一閃必中……ディバインバスター!」

 

 

「ぐっあああああ!?」

 

 

奴はそのまま校庭へと吹き飛んでいく。

 

 

 

ドォオオオオオン!!!!!!

 

 

 

校庭に大きなクレーターが出来ていた。

 

俺はゆっくりと降下しながら様子を見る。

 

 

「くっ……まさかここまでやるとは」

 

 

クレーターの真ん中でリフレインが倒れていた。

 

 

「まだやるか?」

 

 

俺がリフレインへ確認を取ると、奴は不敵に笑った。

 

 

「ククククッ……何をもう勝った気でいるんです?絶望するにはまだ早い。勝負はまだまだこれからですよ?」

 

 

その時、リフレインが全身に赤黒いオーラを纏うと、巨大な竜巻が奴を覆う。

 

 

「なにっ!?」

 

 

「「「「「くううぅぅっっ!?」」」」」

 

 

覆った竜巻から強風が吹き、プリキュア達は吹き飛ばされそうになる。

 

 

「ちっ!?冷火!!」

 

 

「はいっっ!!」

 

 

冷火は俺の意図をすぐに理解したのか、防御結界魔法ラウンドガーターを発動させて、プリキュア達を守る。

 

そのとき、強風が止むとリフレインの姿が変貌していた。

 

 

 

 

 

 

「ウオオオオォォォォ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

奴は、骨の模様がある漆黒の巨大な怪物のような姿となっていた。

 

頭部には二本の角を生やし、背中には白色の体毛が生えている。

 

それは例えるなら、古い校舎の巨大な付喪神。

 

妖怪的存在で、仏教世界の餓鬼のようなイメージを彷彿とさせる。

 

最終形態へと変貌したリフレインが俺達の前に立ちはだかった。




次回、最終形態になったリフレインとです。

では、またく(`・ω・´)
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