大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

428 / 432
どうもΣ(゚Д゚)

続き書けたで候。

では、どうぞ(╯°□°)╯︵ ┻━┻


第三百九十二話 大規模テロ

第三者side

 

 

 

歓声と熱気に包まれたインターミドル本戦の閉会式。

 

優勝者、ヒエン・オオゾラの名が場内に響き渡る中、彼は静かにマイクを握った。

 

 

「……応援、ありがとう……。だけど、俺一人じゃ、ここまで来れなかった」

 

 

そう言って笑うその姿に、会場は大きな拍手で応えた。

 

今、彼は換装を解除し、オレンジのジャージ姿へと戻っていた。

 

だが、未だに死ぬ気化は解除していなかった。

 

額の炎は最小限にまで留めて見えないようにしているが、死ぬ気化を解除した瞬間、零地点突破・(あまつ)の反動で動けなくなることが本能的に分かっていたからだ。

 

その彼の姿は、頭に包帯を巻いており、軽い治療を受けた後だった。

 

そして、優勝トロフィーを受け取り、優勝インタビューを終えた直後、少年はふらつくように意識を失い、美由希が咄嗟に彼を支えた。

 

 

「ヒエン君!?しっかりして!!」

 

 

「落ち着け、美由希。大丈夫だ、これは過労によるものだ」

 

 

恭也が素早く彼の状態を確認すると、ソッとおぶる。

 

ちなみにトロフィーは美由希がしっかりと持っている。

 

インターミドルの閉会式も終わり、優勝インタビューの余韻がまだ会場に残る中、チームヒエンの面々とも合流し、一旦控室へと戻る途中だった。

 

 

「さてと、帰ったらお祝いだね!」

 

 

「その前にヒエンさんをベッドに運ばないとです。熟睡してますし……」

 

 

響とつぼみが楽しそうに話す。

 

仲間達の誰もが、穏やかな時間が続くと信じて疑っていなかった。

 

だが、それは突如として破られる。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

──空気が変わった。

 

 

「……え?」

 

 

誰よりも早くそれに気づいたのは、会場を見回っていたシャマルだった。

 

 

「……なにかしら?……この違和感?」

 

 

風のような魔力の流れが一瞬、逆流した。

 

その直後──空間が裂け、爆音が響いた。

 

 

「っ!?爆発音……!」

 

 

突然の衝撃と共に、式典会場の各所から黒煙が上がった。

 

 

『……結界発生!?敵襲です!』

 

 

シャマルの念話と同時に、会場各所から黒い装束を纏った謎の集団が一斉に現れる。

 

十、二十、否……百、千を超える数。

 

まるで一般観客に紛れ込んでいたかのような自然さだった。

 

 

『周囲から結界が張られました!外部との通信が遮断されます!!』

 

 

シャマルの警告が響く。

 

 

「インターミドル本戦、決勝戦後の……テロだと!?」

 

 

シグナムが目を見開いたと同時に、前列の観客席が爆発で吹き飛ぶ。

 

悲鳴、混乱、逃げ惑う観客──そこへ向けて無差別に放たれる魔力砲。

 

統率の取れた動きで、一斉に動き出す彼ら。

 

その数、数えるのも億劫になるほどの数であった。

 

合計数千名もの襲撃者が現れた。

 

しかも、全員が単なる雑魚ではない。

 

 

「くっ……このタイミングで、か……!」

 

 

「明らかに事前準備がされているな!」

 

 

ヴィータとザフィーラが呟きながら、迎撃へと移る。

 

ヴォルケンリッターの面々は即座に対応に入った。

 

 

「ッ……全隊、戦闘態勢!一般人を最優先で保護!!」

 

 

一緒に居合わせたクロノも防御魔法を使って観客を守ると同時に、射撃魔法を発動させて襲撃者の一団を薙ぎ払う。

 

その直後、さらに観客席の一角から、黒い戦闘服とフードを纏った集団が姿を現した。

 

 

「数が多すぎる!?こうなれば……」

 

 

クロノは近くにいる、とある四人に声をかけた。

 

 

「ティーダ一等空尉!グランガイツ部隊長!アルピーノ準陸尉!ナカジマ準陸尉!執務官として要請します!!この場を解決するために、貴方達の力を貸してください!!」

 

 

「勿論です」

 

 

「心得た」

 

 

「「了解しました」」

 

 

続けてクロノは四人に命令する。

 

 

「ティーダ一等空尉と、アルピーノ準陸尉はここに残って僕達の関係者の護衛を!グランガイツ部隊長とナカジマ準陸尉は僕と一緒に敵の迎撃に出ます!!」

 

 

クロノ達五人も動き出した。

 

だが、対応に入ったのは彼らだけではなかった。

 

 

「この人達の目的はもしかして……」

 

 

「ええ。決勝戦後のいきなりの襲撃……状況から考えて……」

 

 

「ヒエン選手、又はヴォーラス選手を狙ったテロである可能性が濃厚」

 

 

カナ、アオ、ナヲの三人の居合剣士が襲撃者達を気絶させる。

 

天瞳流の門下生達も一般人を保護、避難誘導をしながら戦っていた。

 

 

「カナちゃん達、その話本当かしら!?」

 

 

そこへキャンディーズを引き連れたボンちゃんが現れる。

 

ボンちゃんは得意のオカマ拳法で襲撃者達を吹き飛ばしながら、三人へ近付く。

 

ちなみにキャンディーズもオカマ拳法で敵を掃討している。

 

 

「ええ。いくらなんでもタイミングが良すぎるわ。それもこんな大規模なテロ行為……余程、入念に準備をしていたと見て、まず間違いないわ」

 

 

「そうなのねぇん!ったく、せっかくヒエンちゃんが新チャンピオンになっためでたい日だってのに……ジョーダンじゃないわよーう!!」

 

 

「全く持って!それには同意ね!!」

 

 

カナとボンちゃんが、拳と刀で襲撃者を吹き飛ばす。

 

 

「でも心配ないと思うわよ。ヒエン君やヴォーラス君には頼もしい子達がついているから。それよりもまず私達は、この人達をどうにかして一般人を逃さないと」

 

 

「そっちも心配いらないわよん、カナちゃん。ここには熱い魂を持った競技選手が山程いるんだからねん」

 

 

ボンちゃんが視線を向けたその先には、襲撃者達を制圧する若き魔導師達の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、襲撃者達の中心……そのリーダーと思われる男が現れる。

 

二メートルはありそうな筋骨隆々の大男であった。

 

彼は命令を出す。

 

 

「──ヒエン・オオゾラ。予定通り、確保する」

 

 

彼の背後には機械兵器、後にガジェットドローンと呼ばれる……その試作機の軍勢が揃っていた。




いよいよ裏の組織動きます。

では、また( `・∀・´)ノ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。