大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうもΣ(゚Д゚)

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

気が付けばこれも書き始めて10年経つっていう。

いや、びっくりだわ。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第三百九十四話 黒影

第三者side

 

 

 

なのは達はそれぞれチームに分かれて動き出す。

 

目下の目的は敵の迎撃に、一般人の保護である。

 

特に一般人の保護は急務であった。

 

恐怖で動けない者や、怪我を負って動けない者が多数確認出来るからだ。

 

リニスが指示を出す。

 

 

「各自、一般人の保護を最優先にお願いします。万が一敵との戦闘になった場合は、無力化又は迎撃を。深追いはせず、無理はしないようにして下さい。後、決して単独行動はせず、コンビ又はチームで動くように!」

 

 

「「「「「はいっ!!」」」」」

 

 

そして、彼女達が戦線に加わった事で流れは徐々にこちらに傾く事になる。

 

 

「ディバインシューター弾幕集中……シュート!」

 

 

会場北側にて、なのはは5発のディバインシューターを操り、黒魔導師達を昏倒させていく。

 

バリアジャケットが、エクセリオンモード改にバージョンアップした事で必然的に彼女の射撃魔法の威力も底上げされており、敵の防御魔法も容易く打ち破る。

 

 

「バルディッシュ……クレッセントフォーム」

 

 

フェイトはバルディッシュから鎌型の魔力刃を展開させて、黒魔導師達を吹き飛ばしていく。

 

フェイトもバリアジャケットをバージョンアップさせており、ブレイズフォームからブレイズフォームIIとなっている。

 

彼女の長所である速度を殺さないように、防御面の強化は胸部・左腕・両足に重点が置かれており、空戦機動においては、加速と旋回性能がより強化されている。

 

近接戦闘はフェイト、遠距離攻撃はなのはが担当することで、二人はその強さを遺憾無く発揮していた。

 

ちなみに、はやては広場に残ってシャマルと共に怪我人の治療に当たっているため、この場にはいない。

 

少し離れた所では、イリヤ達が黒魔導師達と交戦していた。

 

 

夢幻召喚(インストール)……クラスカード『剣士(セイバー)』!!」

 

 

イリヤはセイバーのクラスカードを使用し、姫騎士の姿となる。

 

 

「やぁああああ!!」

 

 

聖剣を振るい、黒魔導師達を気絶させていく。

 

 

「クラスカード『槍兵(ランサー)』……夢幻召喚(インストール)

 

 

美遊はランサーのクラスカードを使用すると、青い装束と紅の槍をその手に持つ。

 

彼女が宿した英霊の名は、ケルト神話随一の大英雄であるアイルランドの光の御子、クー・フーリンである。

 

ケルト神話屈指の英霊なだけあって、その戦闘能力は折り紙つきで、Fateファンからも当たりサーヴァントの一人と言われている。

 

高速で間合いを詰め、手にした呪槍、ゲイ・ボルクを巧みに振り回して攻める。

 

戦況に応じて突く・斬る・薙ぎ払う・投げるといった感じに槍を使い分けるので、攻撃に距離を選ばず、更に最速のクラスであるランサーらしく高ランクの敏捷を保持している。

 

そのスピードと攻撃速度は凄まじく、Fate本編でも、防御に徹すれば鉄壁の防御力を発揮するあのアーチャーでさえ、何も制約のない状態のランサーの槍を視認することは出来ず、初見での対応は不可能だと認めるほど。

 

 

「遅い」

 

 

槍兵と化した美遊は黒魔導師の魔力弾を紅の槍で弾き飛ばし、一気に間合いを詰めると、その一団を勢いよく吹き飛ばしていく。

 

 

「イリヤもミユも、やる気満々ね」

 

 

それを見ていたクロは呆れたように笑う。

 

 

「それじゃ、私も気合入れていきますか……投影(トレース)

 

 

クロは短い詠唱を唱え、両手に黒白の剣、干将(かんしょう)莫邪(ばくや)を装備すると、黒魔導師の一団に突っ込んでいく。

 

 

「はっ!」

 

 

英霊エミヤの俊敏な動きと優れた剣技を生かして、黒魔導師達を無力化していく。

 

セイバー、ランサー、アーチャーの力を宿したカレイドの魔法少女三人が暴れ回る。

 

一方、プリキュア達は人数の多さを利用して、会場の東側と南側を担当していた。

 

ハトプリの面々は、体術で黒魔導師達を吹き飛ばしていく。

 

 

「「「「はぁああああ!!!!」」」」

 

 

プリキュアに変身するとパワーや、スピード、ディフェンス能力だけでなく、戦闘感覚やセンスなども同時に強化される。

 

それ故に、彼女達の強さは並の魔導師程度では止められない。

 

 

「出来ました!発勁!!」

 

 

「私も!!」

 

 

ブロッサムとマリンが互いの手を取って喜ぶ。

 

 

「まさかちょっと教えただけで、すぐにものにするとは……」

 

 

「飲み込みが早いのね。ヒエンは何戦もしてようやく出来るようになったけど」

 

 

その様子を呆れたように見るサンシャインとムーンライト。

 

二人はブロッサムとマリンに、発勁を教えていたのだ。

 

習得すればさらに強くなれるが故に。

 

実はそれを見た他のプリキュア達も、自分達も習得しようと躍起になっていたりする。

 

ルミナスもその中の一人で、戦いが苦手な自分でも戦えるようになるために、インターミドルの期間中にリニスに教えを乞うていた。

 

そして、その成果が如実に現れていた。

 

 

「はっ!」

 

 

ルミナスが掌打を繰り出し、敵を吹き飛ばす。

 

 

「ハーティエルバトン!」

 

 

その後、彼女はハーティエルバトンを取り出し、バトンモードへと切り替えると、バトンに虹色の光が付与され、双刃刀のような形となる。

 

 

「ハーティエル・ダブルセイバー!」

 

 

そして、ルミナスはハーティエル・ダブルセイバーを構えると、黒魔導師の一団に突っ込む。

 

 

「行きます!」

 

 

ルミナスは、リニスに習った太極拳の動きの型を模倣しながら武器を振るい、敵を撃破していく。

 

それはさながら一騎当千の武将のようであった。

 

 

「凄いね……あの戦いが苦手なルミナスが短期間であそこまで戦えるようになるなんて……」

 

 

「リニスさんに色々戦い方を教わってたみたい。全く……誰の影響なのやら……」

 

 

その様子をブラックとホワイトは、苦笑いしながら見ていた。

 

なお、片手間で敵を片付ける余裕がある模様。

 

残った西側では、シンフォギア装者の六人が暴れていた。

 

 

「おりゃあああああ!」

 

 

「はっ!」

 

 

「寝てろ、馬鹿共!」

 

 

響は拳で、翼は刀で、クリスは拳銃を使って黒魔導師達を沈めていく。

 

 

「はあっ!」

 

 

「デェェェス!」

 

 

「そこっ!」

 

 

少し離れた場所では、マリアが短刀で、切歌が鎌で、調がヨーヨーで黒魔導師達を撃破する。

 

六人は戦闘経験も豊富なため、たとえ相手が魔導師であろうと安定して戦えていた。

 

特になのは達との模擬戦を経験しているのも大きい。

 

 

「なのは達に比べれば全然大したことねぇな!」

 

 

「全くだ!」

 

 

クリスと翼が背中合わせになりながら、舞うように追い打ちをかけていく。

 

 

「だだだだだだだっっっ!!!!」

 

 

響はというと、残像をも見えるスピードで放つ連続パンチを繰り出し、黒魔導師達を星にしていく。

 

 

「うわぁ……デェス」

 

 

「面白いように人が吹き飛んでいく」

 

 

「全く……三人とも飛ばし過ぎよ」

 

 

その様子を切歌、調、マリアは呆れたように見ていた。

 

そういう三人も片手間で敵を吹き飛ばしているのだが。

 

 

「ん?」

 

 

そのとき、マリアがある事に気付く。

 

 

「あの男……」

 

 

会場の入口に、()()()()()()()()()()()()()()()()()()がいた。

 

すると、彼の背後に数多の黒い大きな(もや)のような物が現れると、その靄から機械兵器のような軍勢が現れる。

 

 

「あれは……?」

 

 

マリアが訝しげに見る。

 

響達もマリアの視線の先に気付いたのか、警戒する。

 

 

「まさか新手……?」

 

 

マリアが呟いた直後、機械兵器達が動き出した。

 

バラバラに散らばり、突如光のような物を発する。

 

 

「何か魔法のような物を発動した?」

 

 

その時、黒魔導師達と戦っていた若き魔導師達の様子がおかしくなる。

 

 

「あれ?魔法が上手く使えない……!?」

 

 

「え?どうなってんのこれ……??」

 

 

そのとき、動揺している若き魔導師へ向けて機械兵器がビーム攻撃を行った。

 

 

「「「「「ぐあああああ!?」」」」」

 

 

「「「「「きゃああああ!?」」」」」

 

 

吹き飛ばされる若き魔導師達。

 

 

「ぐ……くそ、この程度の攻撃でダメージを受けるなんて……」

 

 

「まさか……バリアジャケットの基礎防御力が低下してる!?」

 

 

見れば気を失って変身を解除された者までいるようだ。

 

 

「まずいわね……もしかして、あの機械兵器のせいで魔法が上手く使えないのかしら?」

 

 

「そうだろうな。奴らが妙な光を放った直後、急に使えなくなったようだからな」

 

 

マリアの呟きに、翼が補足する。

 

 

「おい、それかなりやべぇんじゃねえのか?」

 

 

「皆、やられちゃうよ!?」

 

 

「……しかもまだ増えてるみたい。早く仕留めないと犠牲者がでちゃうかも」

 

 

「デスデス!」

 

 

クリス、響、調、切歌が発言する。

 

 

「仕方がない。皆、黒い魔導師達は後回し。先にあの機械兵器達を潰すわよ。あれらを潰せば、皆の魔法も使えるようになるはず。出来るだけ迅速に片付けるわよ」

 

 

「「「「「了解!!」」」」」

 

 

マリアの指示で響達が動き出す。

 

 

(他の皆にも連絡したいところだけど……通信端末が使えなくなってる……大丈夫だとは思うけど……)

 

 

マリアは別の場所で戦っている仲間達の事を心配しつつも、攻撃を行おうとしている機械兵器達に斬り掛かった。

 

その際に彼女は気付かなかった。

 

()()()()()()()()姿()()()()()()()()……。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

中央広場にいるリニス達やヴォルケンリッターも戦闘を余儀なくされていた。

 

黒魔導師達の他にも妙な機械兵器が現れてから、エース級の魔導師達と言えど、魔法の発動がコンマ数秒程遅れたりと少なくない影響を受けていたからだ。

 

しかし、遅れるなら遅れるで、やりようはあった。

 

 

限定解除(フルドライブ)……サンダーフォーム」

 

 

リニスは新たな力、フルドライブのサンダーフォームを発動させ、魔法の威力を底上げすると同時に、全身に電気を纏い、スパークさせる。

 

 

雷の剣(サンダーセイバー)!はっ!!」

 

 

そしてストレージデバイスから雷の剣を展開させると、高速で機械兵器群に斬りかかる。

 

何体かを斬り裂いた後、射撃魔法を放つ。

 

 

「フォトンランサーセット……ファイア!」

 

 

魔力変換資質【電気】の効果を纏ったスフィアが機械兵器群に放たれると、何体かに当たり、爆発を起こす。

 

しかし、クロノのスティンガーレイは当たる直前で掻き消された。

 

 

「まさかこれは……AMF……アンチマギリングフィールド!?未確認物体がAAA(トリプルエー)ランクの魔法を!?」

 

 

クロノが驚く。

 

 

「だがやりようならある!」

 

 

《Stinger Snipe.》

 

 

「いけ!」

 

 

誘導制御型射撃魔法スティンガースナイプを発動させ、一発の魔力光弾を展開し、機械兵器群へと突っ込ませる。

 

すると、機械兵器群が展開するフィールドを突破した。

 

 

「スナイプショット!」

 

 

クロノは弾丸加速のキーワードを唱える。

 

直後、魔力光弾は少し大きくなると先程よりも早いスピードで機械兵器群へと向かう。

 

その様子を見ながらクロノは分析する。

 

 

(AMFはフィールド系の上位版。魔法を無効化するとはいえ、それは接触しなければ効果を発揮しない。ならば……攻撃魔法の弾を、AMFを突破する外殻の膜状バリアでくるみ、多重弾殻にすることで、AMFのフィールド効果を中和させ、その間に中身をフィールド内に突入させれば……この未確認を突破出来る!!)

 

 

「さらに数を増やす!スティンガースナイプ・シューティングシフト!!」

 

 

クロノは魔力光弾をさらに三つ増やし、機械兵器群へと放った。

 

四つの青い魔力光弾が多くの機械兵器群を突破する。

 

クロノは叫ぶ。

 

 

「皆、射撃魔法を放つときは、多重弾殻弾に切り替えろ!そうすればAMFは突破出来る!!」

 

 

「「「「「了解(だ)(です)!!」」」」」

 

 

クロノの言葉を聞いて、他の者達も同じように機械兵器群を破壊していく。

 

そのとき、リニスが突如上を向く。

 

 

「むっ!?」

 

 

そして、魔力刃を上段へと構えた。

 

 

 

ガキイィィィイイイイイン!!!!!!

 

 

 

甲高い音が響く。

 

 

「ぐ、ぐぅ!?」

 

 

(なんという……重さですか!?)

 

 

「は、はぁああああ!!!!」

 

 

リニスは斬り掛かってきた()()()()を弾き飛ばす。

 

その人物は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()であった。

 

 

「……やるな」

 

 

「何者です!?」

 

 

大男は黒刀を鞘にしまうと、軽やかに着地した。

 

外見は黒いコートに身を包んだ黒衣の巨漢であるが、その動きの俊敏性と柔軟性には目を見張るものがあった。

 

 

「……貴様は広域次元犯罪者、【黒影(こくえい)】ガナン・バーンだな」

 

 

いつの間にか、リニスの隣に来ていたゼストが槍を構えながら静かに告げる。

 

 

「広域次元犯罪者!?」

 

 

「そうだ。奴は裏の世界では有名な傭兵でな……依頼料は法外だが、その依頼達成率は常に九割を超えるという、謂わば何でも屋だ」

 

 

「傭兵……ですか」

 

 

「……常に黒いコートに身を包み、影のように身を潜める事から【黒影】と呼ばれている。過去に奴を利用しようとして嘘の依頼をした組織が幾つもあったが……全て奴によって滅ぼされている。だからこその依頼達成率九割なのだがな」

 

 

「そのような人物がわざわざ姿を現し、強襲してきたということは……」

 

 

「ヒエンを確保するために、プレデッドの奴らに雇われたと考えるべきだろう」

 

 

リニスとゼストはそれぞれの得物を構えながら、ガナンと対峙する。

 

ガナンはというと、静かに鞘を構えていた。

 

 

(剣士……ですか。恐らくは近代ベルカ式の使い手。近接戦闘に秀でていると見ていいでしょう)

 

 

ベルカ式魔法の魔力運用は【体内と武器を循環させながら放出する】ことに重点が置かれている。

 

このため、ベルカの術者は総じて身体強化や武器強化の技能に優れ、近接格闘を得意としている。

 

すると、ガナンが話しかけてきた。

 

 

「ヒエン・オオゾラを渡せ」

 

 

「……寝言は寝て言いなさい」

 

 

ガナンはヒエンが寝ている方向へと視線を向ける。

 

 

「その男を渡せば、こいつらもこの機械兵器共も撤退させよう。あくまで私の目的はその男だからな。たった一人を犠牲にするだけで、他の者達は助かるんだ。そちらにとっても悪い話ではあるまい」

 

 

「…………寝言は寝て言いなさいと言いました!!」

 

 

リニスが声を張り上げながら斬り掛かった。

 

 

 

ガキンッ!!!!!!

 

 

 

ガナンは鞘から黒刀を少し出して受け止める。

 

 

「そんなふざけた提案を受け入れる訳がないでしょう!少なくともここに居る者達全員、ヒエン一人が犠牲になった上の仮初の平和など……一切望みません!!」

 

 

二人は鍔迫り合いを行う。

 

 

「……ならば皆殺しになるが構わないな?」

 

 

「やれるものならやってみなさい!貴方を倒して、この馬鹿げたテロも……死ぬ気で止めます!!」

 

 

リニスは身体に纏う電気の出力を上げると、攻撃を開始した。




あと数話でインターミドル編終わりやす。

インターミドル編終わったら、番外編更新していきます。

では、またく(`・ω・´)
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