大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

仮面ライダー平成ジェネレーションズ見にいってきました。

かなり面白かった!
というか生身でのアクションシーンが凄かったです!!
5人ライダーが揃ったときはかなり興奮しました!!!


第四十三話 アースラでの活動

ヒエンside

 

 

 

アースラ内にて

 

「…さ、これで朝のミーティングは終わり…みんな配置に戻って。引き続きジュエルシードの位置の特定作業を…」

 

「はい」

 

「出来上がっている分はモニタールームに転送してあります」

 

リンディさんがオペレーターのランディさんとアレックスさんに指示を出す。

 

「これ以上の被害を出さないためにも…最善を尽くしましょう」

 

「「「「「はい!!!」」」」」

 

俺達はその様子を会議室の邪魔にならない端で見ていた。

 

「ねえユーノくん?」

 

「どうしたのなのは?」

 

「クロノくんやリンディさん…エイミィさんやオペレーターさん達…みんな今回のジュエルシードみたいな事件や災害が起きないように…頑張っているお仕事なんだよね…?」

 

「…そうだね。危険な事もあると思うけどやりがいのある仕事だと思う。…ジュエルシード探しも…時空管理局に任せられる事になって…きっと劇的に進展するんじゃないかな?」

 

時空管理局か…。

確かに危険な仕事ではあるけれどその分やりがいのある仕事なのだと思う。でなければこんなに働いている人もいないだろう。

 

「…なのははこういう仕事に興味があるの?」

 

「え、ええと…!」

 

ユーノがキョトンとした表情で聞き、なのははどう答えたものかとアワアワ慌てる。

 

え、なにこの可愛い生き物達…

人によっては悶絶するほどの可愛さだ。

 

「う…うん!」

 

 

コクリ

 

 

「グハッ!」

 

なのはのコクリと頷く姿は予想以上の破壊力だった。

 

「……ただただみんなすごいなぁって……。………自分の力で誰かを助ける事が出来るならそれは…すごく素敵だなって思う…」

 

そうか…

この子は前から何か悩んでる素振りはあると思ってたが…。自分のしたいことが分からなかったのか。

 

「…なのはにはそういう仕事…きっと向いてると思うよ」

 

「そ、そうかな…?」

 

「うん。ボクなんか現在進行中で…なのはと兄さんに助けてもらってばかりだしね…」

 

「……ユーノくんを助けて…レイジングハートと出会って……魔法と出会って……色々な事があって……。……将来の事…進みたい道……自分にできる事、自分にしかできない事…。自分がやりたい事がぼんやりとしか見えてこなくて…辛い時期もあったんだ…」

 

まぁ、なのはの周囲にはアリサやすずかといった自分のやりたいことをおぼろげながらにでも決めている子達がいたからな。そういったことに対して少し劣等感があったのかもしれない。

 

「………まだ道はしっかり見えていないけど…でも…はっきりわかっている事はあるんだ今、自分がやりたい事…!」

 

「……そっか」

 

なのはは何かスッキリしたような笑顔をしていた。自分の中で何か答えが出たのかもしれない。

 

うん。

悩み事が解決するのはいいことだ。

しかし思うんだ。

 

なのはよ…

 

お前さんまだ小学三年生だからね!?

 

焦らなくていいからね!?

 

俺が小学三年生のときなんて学校で何して遊ぶかとか、新しいゲームほしいなくらいしか考えてなかったぞ?

 

「兄さんは…何かしたいこととか目標とかはあるんですか?」

 

「あ、それ私も興味ある!」

 

「ん、俺?」

 

と俺が心の中で突っ込みを入れていると今度は俺に話が振られた。

 

夢ねぇ…

まあ前世から憧れてた職業はあったけど。

 

俺にはなりたかった職業がある。それが…

 

「弁護士…かな?」

 

「弁護士?」

 

なのはが首を傾げる。

 

「ああ。別に助けられたことがあるからとか、目標にしている人がついてる仕事だからとかそんな特別な理由があるわけじゃないんだけど…」

 

「うん」

 

「ただ…その…憧れたんだよ。小さなころ見てたドラマに」

 

そのときの俺はまだ幼稚園に入った頃だったと思う。当時見ていたドラマは人情味溢れる弁護士が、冤罪で苦しむ被害者達を救い、真犯人を捕まえるといった王道的な物語であった。

 

だが当時の俺にはその姿が物凄くかっこよく見えたのだ。だからこそ、その職業に憧れた。

 

そのために大学も法学部に入り、法律の勉強をし、無事卒業することもできた。だが試験にはなかなか受かることができずにいた。

 

しかし生活費などを稼がなくてはならないため、大学卒業後は民間の職業についたりしていた。つまりサラリーマンをしていた。5年ほど勤めお金をある程度貯めた後、仕事をやめて勉強に集中するためにアルバイトと掛け持ちをしながら日々を過ごしていた。

 

そして死ぬ前のあの日も司法試験を控えていたのだが、日々の過労で死んでしまったというわけだ。

 

「そうだったんだ」

 

「うん。僕は兄さんにピッタリの職業だと思います」

 

その言葉に俺は思わず二人を見る。

 

「え?笑わないのか?」

 

俺の質問に二人はキョトンとなる。

 

「なんで笑うんです?」

 

「うんうん」

 

ユーノが俺に聞き返し、なのはもそれに頷く。

 

「え、だってドラマに憧れただけだぞ?」

 

「いいじゃないですか別に。立派な理由だと思いますけど…」

 

「私もそう思う。ヒエンくんは少し気にしすぎだと思うよ?」

 

なぜかなのはにだけはそのことを言われたくないと思ったが…そういうことは言わないでおこう。……もう既に怒らせてるし。

 

「二人ともサンキューな」

 

俺は少し照れくさくなったので二人の頭を少し掴むとグシャグシャと撫で回した。

 

「にゃあああああああ~」

 

「に、兄さんまた!?目が、目が回る~」

 

そしてひとしきり撫でたあと二人を解放した。

 

「うう~また髪の毛ぐしゃぐしゃなの!」

 

「まだ目が回ってる~」

 

なのはは頬を膨らませながら髪の毛を整え、ユーノはまだ少し目を回らせている。

 

ちょっとやりすぎたかもしれないが、この二人の頭が丁度撫でやすい位置にあるため、撫でずにはいられないのだ。

 

「おーい!ヒエンくん、なのはちゃん、ユーノくん!君達はこっちに来てー!」

 

すると前からエイミィが俺達を呼ぶ。

 

「はい!今行きます!」

 

ユーノが答え、俺達はエイミィがいる方向に歩いていく。その側にはリンディさんが座っていた。

 

「ジュエルシードの位置特定はこちらでするわ…。場所がわかったら現地に向かってもらいます」

 

「はいっ」

 

そのときエイミィがリンディさんにお茶を持ってきた。

 

「艦長…お茶です」

 

「ありがと」

 

だがそのお盆の上には砂糖とミルクが置いてあった。

 

リンディさんは慣れた様子でそれらを入れる。

 

喫茶店の看板娘なのははそれらを唖然とした様子で見ていた。

 

「そういえばなのはさんとヒエンくん…学校の方は大丈夫なの?」

 

「はい…家族と友達には説明してあります」

 

「あ、俺も問題ないです」

 

「…そう」

 

うん。

書類も提出したし、ノートとかも美由希さんにちゃんと言っといたから問題はないはず。

 

 

 

ヒエンside end

 

◆◆◆

 

第三者side

 

 

 

同刻

私立聖祥大付属小学校

 

休憩時間…

アリサとすずかは二人で話していた。

 

「アリサちゃんあの…」

 

「…うんわかってる。あたしにも届いたから…」

 

アリサは自分のケータイをすずかに見せる。

 

そこにはこう書かれていた。

 

《事情があって、しばらく学校をお休みする事になりました。自分なりにがんばってきます。 なのは》

 

「……なのはちゃんきっと…やりたい事見つかったんだ…」

 

「うん…」

 

すずかとアリサは少し安心したような表情となる。この二人は何かことある毎に一人で溜め込んでしまう友人が心配だったのだ。

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

チャイムがなったため二人は自分の席へと戻る。すると担任の先生が入ってきた。

 

「はーい。皆さん席についてください~」

 

先生は教壇に立つ。

 

「何人かの子はもう知っていると思いますが今日から高町さんは、ご家庭の事情で何日か学校をお休みするそうです」

 

 

ザワザワ

 

 

ガヤガヤ

 

 

「でも病気や怪我や…不幸な事があってお休みするわけではないので…ということですから心配しなくても大丈夫ですよ」

 

先生は動揺する子供達に安心させるように笑顔で言う。

 

「えーと、高町さんがお休みの間のノートとプリントは…」

 

先生がキョロキョロと教室を見回す。そこでアリサがいち早く手をあげた。

 

「はい……あたしがやります!」

 

「アリサさん……それじゃあよろしくね」

 

「はい」

 

「さて…それじゃあホームルームをはじめましょう」

 

学級委員の少年が号令をかける。

 

「きりーつ、れい……ちゃくせーき」

 

そして授業が始まった。

 

しかし浮かない表情をする少女が二人。

 

『なのはちゃん……元気でいるかな……』

 

『なのは……しっかり頑張ってきなさいよ……』

 

白い少女の友人達は思う。

 

元気でいてと。

 

がんばってと。

 

それらの思いはしっかりと白い少女に伝わっている。だからこそ少女は行動を起こした。

 

自分の意思で

 

自分のやりたいことをやるために。

 

 

 

同時刻

風芽丘学園

 

 

 

その日、高町美由希は少し遅めに登校していた。ある友人が一ヶ月ほど休学するためその分のノートを頼まれていたのでその準備をしていたのだ。

 

美由希が教室に入ると、クラスメートはほぼ揃っていた。

 

美由希は自分の席につき、荷物を置く。

 

「おはよー美由希」

 

「おはよう」

 

そこに彼女の親友二名がやってくる。一年から同じクラスの亜衣と美羽である。

 

「今日は遅かったね美由希」

 

「うん。寝坊でもしたの?」

 

「違うよ。今日からヒエンくんが一ヶ月休学するからその分のノート準備してたの」

 

その情報を聞くのは初めてだったのか二人は驚いたような声を出す。

 

「え!?」

 

「休学!?」

 

「あー、大丈夫大丈夫。そんな病気とか怪我とかした訳じゃないし。大切な用事があるんだって。ウチの妹と一緒になんか行動してるみたい」

 

「美由希の…」

 

「妹さんと?」

 

亜衣と美羽は揃って首を傾げる。

 

「うん。私の妹も今日から休学してるから」

 

「そうなんだ。ちなみに美由希ちゃんの妹さんは年いくつ~?」

 

美羽がのほほんとした声で聞く。その脳をとろけさせるような声にクラスの男子達は今日もメロメロである。

 

「九歳。小学三年生だね」

 

「「え」」

 

そしてなぜか親友二名の空気が凍った。

 

「「も、もしかしてヒエンくん(ヒエッチ)て…」」

 

「どうしたの?」

 

二人の様子に美由希は首を傾げる。

 

「「ロリコン?」」

 

「ぶっ!?」

 

そのとき美由希は吹き出した。

 

「違う違う!妹のお手伝いというか、サポートするためだから!私もお母さんから聞いただけでよく分かってないんだけど、妹の大切な友達の話を聞くためなんだって」

 

「へぇ~よく分からないけど大切なことなんだろうね」

 

「ヒエンくんも手伝うほどだもんね?」

 

美由希の言葉に二人は納得する。

 

「うん。だから、今日からヒエンくんのノートとってあげないと」

 

「一人だけじゃ大変だろうからアタシも手伝うよ」

 

「私も私も~」

 

「あははは。ありがとうね亜衣、美羽」

 

美由希はふと窓を見る。

 

今現在、何か大切なもののために行動している二人の事を考える。

 

(二人とも無茶だけはしちゃダメだよ…それよりも)

 

美由希はある少年のこれからのことを心配する。

 

(リニス……かなり怒ってたよヒエンくん)

 

 

 

第三者side end

 

◆◆◆

 

ヒエンside

 

 

 

「はっくし!」

 

俺はくしゃみで出た鼻水を服の袖でぬぐう。バリアジャケットなので問題ない。今はそれよりも…

 

 

「ギイエエエエエエエ!!!」

 

 

バサバサバサバサと翼をはためかせるこの青色の怪鳥をなんとかせねば…

 

俺となのは、ユーノの三人はある山奥でジュエルシードの探索をしていたのだが、そのときこの青い怪鳥と遭遇したのだ。

 

でもね…

遭遇するのは仕方ないんだけどね…

 

一体ジュエルシードはこれをどんな願いと解釈したんですかねぇ!?

 

単純に考えれば強くなりたいとか、大きくなりたいとかか?

 

「チェーンバインド!」

 

そのとき緑色の鎖が怪鳥を拘束する。

 

金髪の少年ユーノがマントをはためかせながら緑色の魔方陣の上に乗り、空中に浮かんでいた。

 

というか便利だな魔法陣。

まぁ、マット代わりにも盾にも使えるしね。

 

「捕まえた……!!」

 

ユーノが鎖を弾きながら話す。

 

「なのは!バインドの練習…やってみて!」

 

「うん!」

 

なのははレイジングハートを構え、怪鳥に向ける。

 

《Restrict lock!》

 

「クエエエ!」

 

怪鳥がさらにピンク色のバインドで拘束される。

 

なんかここまでくると哀れに思えてくる。

 

「そう…!バインドを上手く使えば動きの速い相手も止められるし大型魔法も当てられる!」

 

「うん……!」

 

ユーノがなのはに実戦の経験を積ませながらアドバイスをする。手っ取り早く強くなるにはやはり実戦が一番だ。その成果がでているのか、なのはのバインドをかけるスピードも制御も上がっている。

 

これもう追い越されるのも時間の問題じゃね?

 

《Standby ready.》

 

レイジングハートの先端が淡いピンク色に光る。

 

「ジュエルシードシリアル8………」

 

《Canon mode.》

 

「封印!」

 

 

 

ドガアアアアアアンンンンン!!!!

 

 

 

「ギャアァアアアァアアア!!!」

 

爆発したあぁー!?

相変わらずスゲェ威力だ((((;゜Д゜)))

 

青い怪鳥はキラキラと光の粒子になりながらジュエルシードへと姿を戻す。

 

《Receipt No.8》

 

そしてジュエルシードはレイジングハートへとすいこまれた。

 

「やった!」

 

しかし今回俺、なんもしてねぇな。

 

「状況終了です……ジュエルシード・ナンバー8無事確保…」

 

「おつかれさま…なのはちゃん、ユーノくん」

 

「はぁい」

 

「回収完了しました」

 

なのはとユーノがオペレーターのランディさんに報告する。

 

「ヒエンくんもサポートお疲れ様」

 

「全く何もしてないですけどね…」

 

うんほんとに。

俺必要なかったんじゃね?

 

「何いってるんですか兄さん!兄さんが側で見ててくれるから安心して戦ってられたんです」

 

「うん!そうだよ!そんなに緊張もしなかったし!」

 

「そうなのか?」

 

「「そうなの!/そうなんです!」」

 

さいですか。

まあ側にいるだけで役に立ててるならそれでいいんだけどね。

 

「ゲートを作るね…そこで待って」

 

「あ、はい」

 

俺達の会話を聞いていたアレックスさんがタイミングを見計らってゲートを作ってくれた。

 

なんか気を使わせてすみません。

 

そして俺達はアースラへと戻っていった。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

ヒエン達がゲートで戻っているとき、アースラのメインルームにてリンディは先程の戦闘シーンをモニターで見ていた。

 

「んー…やっぱり二人ともなかなか優秀だわ……このままうちに欲しいくらいかも」

 

「ですねぇ」

 

リンディの言葉にランディが返す。

 

「それにヒエンくんもウチのクロノと互角に戦ってたし……本当にウチに入ってくれないかしら?ねぇランディ?」

 

「ですねぇ」

 

 

 

その頃、アースラ情報室ではクロノとエイミィがフェイトのことについて調べていた。

 

「この黒い子…フェイトって言ったっけ…?」

 

「フェイト・テスタロッサ…かつての大魔導師と同じファミリーネームだ…」

 

「ふぇ……そうなの?」

 

「だいぶ前の話だけどね…ミッドチルダの中央都市で魔法実験の最中に次元干渉事故を起こして……追放されてしまった大魔導師」

 

「その人の……関係者?」

 

「さあね…本名とも限らない」

 

その間にもエイミィはキーボードを動かし作業を続ける。

 

 

 

ビーッ

 

 

 

モニターにはnot foundと表示される。

 

「あ~やっぱりだめだ…見つからない。フェイトちゃんってばよっぽど高性能なジャマー結界を使ってるみたい…」

 

「向こうもなかなか優秀だ」

 

エイミィとクロノは、揃ってハァ~と溜め息をつきながらモニターを再度見る。

 

「使い魔の犬……多分こいつがサポートしてるんだ」

 

モニターには獣状態のアルフが映される。

 

「おかげでもう2個もこっちが発見したジュエルシードを奪われちゃってる………手強いなぁ…」

 

「しっかり探して補足してくれ…頼りにしてるんだから」

 

「はいはいっ」

 

二人は作業に戻る。

 

 

 

第三者side end

 

◆◆◆

 

ヒエンside

 

 

 

俺達がアースラに移ってから既に一週間の月日が過ぎた。最初は慣れない艦の生活に戸惑っていたが、次第に慣れていった。

 

驚くことにアースラでの居住空間はかなりしっかりしていた。個人の部屋はあるし、トイレやお風呂も完備している。食事に関しても大きな食堂があり、豊富なメニューで栄養もしっかりと考えられていた。驚いたことに日本の和食まであった。というよりも地球の日本で扱われている食事が主に取り入れられていた。

 

完全にリンディさんの采配ですねわかります。

 

だがそのおかげで食堂のおばちゃんともかなり仲良くなった。俺かなり食べるからな。

 

話は戻るが、俺達は臨時局員の扱いとはいえ一般人である。なのでアースラでの活動は制限されている。当然だ。一般人がウロチョロしていると局員の仕事の迷惑にもなるからだ。

 

だがそんな俺達でも活用できる施設がある。それが訓練用スペースだ。クロノが俺達のために魔法の訓練ができるようにと取り計らってくれたのだ。

 

そして俺となのははというと、午前はユーノの座学、午後は魔法の訓練時々模擬戦を行っている。座学は魔法初心者のなのはのために基礎的なことから教えている。俺も二年前にリニスから教えられた内容のため復習のつもりで習っている。…主に俺の部屋にて。

 

一応訓練スペースの隣に研修室がある。座学初日、そこでなのは達が朝に約束の時間まで待っていた。だが約束の時間を過ぎても俺が来ないため、様子を見に二人が来ると、未だに俺がスヤスヤと気持ちよさそうに眠っていたらしい。

 

その後は言うまでもないorz

 

それに見かねたなのはが俺にある提案をしてきた。

 

「じゃあ授業はヒエンくんの部屋でしよっか?」

 

それなら俺が寝坊してもすぐに起こせるからだとのことで。正直に言うと朝から座学は遠慮したい…がそういうわけにもいかないので俺も渋々OKした…というよりさせられた。

 

まぁ、朝から可愛らしい女の子が起こしにきてくれるというのはある意味でご褒美かもしれない。(確信)

 

座学が終わったあとは、主に俺となのはの模擬戦である。だが未だに俺は彼女に負けなしだ。戦う度に戦法を変えたり、新魔法を試していたりするので彼女が戸惑っている間に勝負をつけるのだ。

 

フフフフ…

場数が違うのだよ場数がーΣ(゜Д゜)

 

俺としても戦闘経験を積めるのはありがたかったので試せるうちに試しておきたかったのだ。

 

ちなみにクロノもタマに魔法の訓練や模擬戦に付き合ってくれる。彼からいくつか魔法を教えてもらったり、指導したりしてもらった。模擬戦では勝ったり負けたりを繰り返している。

 

しかし、俺に未だに勝てない影響なのか、最近なのはのご機嫌が大変斜めであるのだが…あえて言わせてもらおう。

 

 

 

(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァァァッ‼

 

 

 

「にゃああああ!!!」

 

 

 

ドゴーン!

 

 

 

「グフッ!!ふ、不意打ちは……ずるい」

 

 

 

ドサッ

 

 

不意打ちはあかん…

いきなりレイジングハートで殴打はいけないと思います。…というか模擬戦開始直後で油断してた俺も悪いんだけども。

 

「また私のことバカにしてたでしょー!!」

 

「な、なぜわかった!?」

 

「む~!今日こそ負けない!ギャフンと言わせてやるんだから~!!」

 

「ふははははは。やれるものならやってみたまえー!!」

 

その日の模擬戦はちなみに引き分けだった。

 




最近、戦闘シーン書いてない。
うおおおおおおおお!!!!!
戦闘シーンが書きたい書きたい書きたい書きたい!!!!ε=(ノ゚Д゚)ノ

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