大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

書けたので投稿しやす。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第五十五話 異世界の魔法少女の邂逅Ⅲ

イリヤside

 

 

 

「すみませんっ!出力は調整したつもりなんですけど…!お怪我はないですか?」

 

 

イリヤ達の前に茶髪のツインテールの少女が降り立つ。

 

 

少女の登場に二人は少なからず衝撃を受けていた。

 

 

「…………ほッ…本物だ…」

 

 

 

ザワ…ザワザワ…ザワワ…

 

 

 

「本物の魔法少女だ…」

 

 

それは某ギャンブルマンガに出てくるギャラリーの如くビックリしていた。

 

 

1分後…

 

 

「うーん…やっぱり皆さんも突然この空間に迷い込んだんですね。はぁ…困ったなあ…どうやったら元の世界に帰れるんだろう…」

 

 

白い少女はため息をつきながらうなだれる。

 

 

「あ、あのー」

 

 

そんな中、イリヤがおずおずと白い少女に話しかけた。

 

 

「それであなたはいったい…」

 

 

「あ、すみません。申し遅れましたっ」

 

 

白い少女は笑顔で告げた。

 

 

「わたし高町なのは。小学三年生です。ワケあってその…魔法少女をやっております」

 

 

ぱっ!(輝かんばかりの最高の笑顔)

 

 

イリヤ達には茶髪のツインテールの少女なのはに、なぜか後光が指しているように見えた。

 

 

「あっ、でもお二人も魔法少女なんですよね?別の世界の魔法少女に会えるなんてちょっと幸運(ラッキー)かも!」

 

 

パアアアア…(キラキラキラキラという音がつきそうな程の笑顔)

 

 

なのはが笑顔でこちらに話した瞬間、後光がさらに増した…気がした。

 

 

「お…おおお…」

 

 

イリヤとミユは、なのはの純粋すぎる笑顔に若干押されていた。

 

 

「ル、ルビー…なっ…なんでだろう…?あんなにかわいいのになぜかあの子から何か圧倒的なプレッシャーを感じる…!」(ヒソヒソ)

 

 

《ほう。感じますかイリヤさん》(ヒソヒソ)

 

 

イリヤとルビーは、なのはに背を向け小さな声で話す。そしてルビーにはなぜか某戦闘民族がつけているスカウターがついていた。どっから出したのか気になる次第である。

 

 

《まぁ、無理もありません。イリヤさんのMS力を1万とすると彼女のそれは実に53万…!しかもまだ力を隠してる風味が!》(ヒソヒソ)

 

 

「そうなんだ。というかMS力ってなによー!」(ヒソヒソ)

 

 

「あのー」

 

 

「ひゃいっ!?」

 

 

ルビーとヒソヒソ話をしていたイリヤは突然の呼び掛けにビクリとする。

 

 

「もうひとり私と同い年くらいの女の子と、高校生くらいの男の人を見かけませんでしたか?二人も一緒に巻き込まれたんですけどはぐれちゃって…」

 

 

「貴方と同い年の女の子と…高校生くらいの男の人?」

 

 

イリヤはミユに視線を向ける。

 

 

視線を受けたミユも分からないと顔を横に振る。

 

 

「ううん。私達は見てないけど…その二人は友達なの?」

 

 

「は、はい。男の人は私の初めての友達で…もう一人の女の子は…友達ってわけじゃないです…。でも」

 

 

 

 

 

 

「友達に……なれたらいいなと思ってます」

 

 

 

 

 

少女…なのはは少しだけ儚げな表情でそう告げた。

 

 

「そっか」

 

 

イリヤはなのはが何かワケありだということになんとなく気付いていたが、深くは突っ込まないことにした。しかしその代わり…

 

 

「わかった。わたしも一緒に探すよ」

 

 

一緒に行動することにしたようだ。

 

 

なのははそんなイリヤの言葉に嬉しそうに反応する。

 

 

「え、本当ですか!?」

 

 

「どっちみち犯人を捜さなきゃいけないし…いいよねミユ?」

 

 

「うん」

 

 

ミユも異論はないようだ。

 

 

「じゃあ」

 

 

イリヤは右手を三人の中心へと持っていく。

 

 

その上にミユ、なのはがそれぞれ右手を乗せていく。

 

 

「魔法少女同盟結成!目標は女の子と男の人の捜索、そしてこの世界に私達を連れてきた犯人を突き止めること!」

 

 

イリヤは二人の顔を見る。

 

 

ミユ、なのはも頷いた。

 

 

「みんなで一緒に脱出しよう!」

 

 

「はいっ!/了解!」

 

 

ここに魔法少女同盟が結成された。

 

 

そのとき…

 

 

 

 

 

 

ゴガ!

 

 

 

 

 

 

突如、背後で轟音が響く。

 

 

「な、なに…!?」

 

 

三人が後ろを向くとそこには…

 

 

「岩山が…迫ってくる!?」

 

 

巨大な岩山が後ろから迫っていた。

 

 

「ひゃーーーーーっ」

 

 

なんとか前へと飛ぶことで逃れる三人。

 

 

「わわわっ…なんかアチコチ動いてる!?」

 

 

《空間全体が流動してますね。もともと不安定だったんです!長くはもちませんよ!》

 

 

イリヤは周囲を見回す。

 

 

そこでは巨大な複数の岩山がビルに激突している他、竜巻まで起こっていた。それだけでなく、先ほどイリヤ達を襲ったクリーチャーまで複数でてくる始末だ。

 

 

「でかいよ!!そして多いよ!!」

 

 

イリヤは分け目もふらず若干涙目で叫ぶ。

 

 

そしてその隣で冷や汗を流すなのはにとっては大変見慣れている化け物であった。

 

 

「すみません…。たぶんアレはわたしの世界関係のやつだと思います…」

 

 

巻き込んだことを申し訳なく思い、謝るなのは。

 

 

イリヤはそんななのはを励ますように言葉をかける。

 

 

「しゃーない!迷ってるヒマはないね。こうなったら全力全開!行くよみんな!!」

 

 

「はい!/了解!!」

 

 

イリヤの掛け声に、なのはとミユは元気よく返した。

 

 

そしてまずはなのはとイリヤが先陣を切るかのように魔力弾を放った。

 

 

「「てーーーい!!」」

 

 

二人の放った魔力弾がクリーチャーに当たり、その体に穴があく。

 

 

そこにだめ押しとばかりに…

 

 

「チャージ4倍…全力放射(シュート)!!!」

 

 

魔力砲を溜めたミユが砲撃を放った。

 

 

 

一方のイリヤはというと…

 

 

「クラスカード『ランサー』」

 

 

クラスカードを取りだし…

 

 

限定展開(インクルード)

 

 

ルビーを紅き槍へと変え…そして勢いよく放った。

 

 

 

突き穿つ死翔の槍(ゲイボルク)!!!」

 

 

 

ゲイボルクはクリーチャー達を軽く吹き飛ばす。

 

 

そしてミユと背中合わせで合流したイリヤはさらなる追撃を行うため、カレイドステッキを握る力を強めるのだった。

 

 

 

イリヤside end

 

◆◆◆

 

なのはside

 

 

 

そんな二人の戦闘の様子を、なのははクリーチャーを射撃魔法で撃ち抜きながら観察していた。

 

 

(すごい…!)

 

 

すごく輝いた笑顔で。

 

 

(わたしたちのとはまったく違う魔法体系…。より先鋭的・限定的に特化した運用みたい。ていうかお二人とも戦い慣れてるなぁ…)

 

 

「よーっし!わたしたちもいくよレイジングハート!」

 

 

《All right my master!》

 

 

なのはもレイジングハートを構え、クリーチャー達をさらに攻撃しようとしたとき…

 

 

 

 

 

 

ドゴオッ!!!

 

 

 

 

 

 

再び、爆音が響いた。

 

 

「ひゃっ…!?」

 

 

「また…!」

 

 

凄まじい揺れにビルの屋上で戦っていたイリヤとミユは体勢を崩してしまう。

 

 

《流動がさらに加速しています!!構造物に巻き込まれないよう注意して…》

 

 

ルビーが全員に注意を促そうとしているとき…イリヤはそれに気付いた。

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

「なのはちゃん!!危な…!!」

 

 

「えっ…」

 

 

なのははイリヤの叫び声に気付き、後ろを振り向く。

 

 

 

その視界一面に巨大なビルが写っていた。

 

 

 

咄嗟に、防御魔法を使おうとするなのは。

 

 

 

しかし…

 

 

 

(防御…間に合わない!)

 

 

 

コンマ一秒で間に合わない。そして巨大なビルが迫ってくる本能的な恐怖から目を閉じてしまう。

 

 

 

 

 

 

そして一秒後に襲ってくるであろう痛みに身構えた。

 

 

 

 

 

 

そのとき…

 

 

 

 

 

 

ズバアッ!!

 

 

 

 

 

 

何かを斬り裂いたような音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

 

 

「遅くなってすまなかったな」

 

 

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

その声に反応するようになのはは、そっと目を開ける。

 

 

 

 

 

 

そこには彼女の探していた二人の後ろ姿があった。

 

 

 

 

 

 

「フェイトちゃん!ヒエンくん!」

 

 

 

 

 

 

そこにはビルを斬り裂いたフェイトとヒエンの姿があった。

 




やっと合流だー!

最近思う。
ギャグかきてぇー

では、また(・∀・)ノ

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